JP3261261B2 - 浴室の開口部の排水構造 - Google Patents
浴室の開口部の排水構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室の開口部の排水構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室出入口Aの排水構造として、例えば
図14に示すように、洗い場側床パン12の浴室出入口
A側の端部に排水溝18を形成し、排水溝18の上面に
洗い場側床パン12の床面12aと略面一となるように
簀の子33′を設置して、簀の子33′の端部33aを
引き戸3の下方に延ばして引き戸3からの水を簀の子3
3′の端部33aの間隙Gから排水溝18内に排水させ
るようにし、一方、引き戸3の上ランナー12を上枠6
に設置された上レール10に走行自在に吊り下げ支持す
ると共に、この引き戸3の下端に取付けた下ランナー4
0を簀の子33′の端部33aの間隙G内に走行自在に
嵌め込むことにより、該間隙Gがレール溝を兼ねるよう
にした構造が知られている。
図14に示すように、洗い場側床パン12の浴室出入口
A側の端部に排水溝18を形成し、排水溝18の上面に
洗い場側床パン12の床面12aと略面一となるように
簀の子33′を設置して、簀の子33′の端部33aを
引き戸3の下方に延ばして引き戸3からの水を簀の子3
3′の端部33aの間隙Gから排水溝18内に排水させ
るようにし、一方、引き戸3の上ランナー12を上枠6
に設置された上レール10に走行自在に吊り下げ支持す
ると共に、この引き戸3の下端に取付けた下ランナー4
0を簀の子33′の端部33aの間隙G内に走行自在に
嵌め込むことにより、該間隙Gがレール溝を兼ねるよう
にした構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
簀の子33′と引き戸3とを一体化させて、簀の子3
3′の端部33aの間隙Gを引き戸3の下ランナー40
のレール溝として使用しているため、排水溝18を掃除
する際には、一旦引き戸3を取外し、その後、簀の子3
3′を排水溝18から取外す必要があり、また掃除後に
は再び引き戸3を取付け直さなければならないという煩
わしさがあり、排水溝18の掃除に時間と手間がかかる
という問題があった。
簀の子33′と引き戸3とを一体化させて、簀の子3
3′の端部33aの間隙Gを引き戸3の下ランナー40
のレール溝として使用しているため、排水溝18を掃除
する際には、一旦引き戸3を取外し、その後、簀の子3
3′を排水溝18から取外す必要があり、また掃除後に
は再び引き戸3を取付け直さなければならないという煩
わしさがあり、排水溝18の掃除に時間と手間がかかる
という問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、排水溝内の掃除を
簡単に行なうことができ、しかも作業時の安全性を確保
できる浴室の開口部の排水構造を提供するにある。
たもので、その目的とするところは、排水溝内の掃除を
簡単に行なうことができ、しかも作業時の安全性を確保
できる浴室の開口部の排水構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、引き戸3の開口枠9の下枠8が脱衣室17
側の下枠体15と浴室1側の下枠体16とで構成され、
上記浴室1側の下枠体16は間隙Gをあけて並設される
複数の簀の子材20,21から成り、簀の子材20,2
1間の間隙G内には開口枠9を開閉自在とする引き戸3
の下端部の走行体40が走行自在に嵌め込まれ、上記間
隙Gの下方は浴室1内の排水溝18に連通していると共
に、簀の子材20,21の左右両端部は上記開口枠9の
縦枠7の下端部に夫々固定され、浴室1内の排水溝18
の上面側には上記簀の子材20,21の上面と略面一に
連続する簀の子本体32が着脱自在に取付けられると共
に、上記排水溝18の内壁18aの一部には、簀の子材
20,21の中央側の下面と、この簀の子材20,21
と隣合う浴室1側の簀の子本体32の端部中央32b側
の下面とが夫々載置される載置部35aが形成されて成
ることに特徴を有している。
に本発明は、引き戸3の開口枠9の下枠8が脱衣室17
側の下枠体15と浴室1側の下枠体16とで構成され、
上記浴室1側の下枠体16は間隙Gをあけて並設される
複数の簀の子材20,21から成り、簀の子材20,2
1間の間隙G内には開口枠9を開閉自在とする引き戸3
の下端部の走行体40が走行自在に嵌め込まれ、上記間
隙Gの下方は浴室1内の排水溝18に連通していると共
に、簀の子材20,21の左右両端部は上記開口枠9の
縦枠7の下端部に夫々固定され、浴室1内の排水溝18
の上面側には上記簀の子材20,21の上面と略面一に
連続する簀の子本体32が着脱自在に取付けられると共
に、上記排水溝18の内壁18aの一部には、簀の子材
20,21の中央側の下面と、この簀の子材20,21
と隣合う浴室1側の簀の子本体32の端部中央32b側
の下面とが夫々載置される載置部35aが形成されて成
ることに特徴を有している。
【0006】
【0007】
【作用】本発明によれば、引き戸3の開口枠9の下枠8
を脱衣室17側の下枠体15と浴室1側の下枠体16と
に分け、浴室1側の下枠体16を間隙Gをあけて並設さ
れる複数の簀の子材20,21により形成し、浴室1側
の簀の子本体32を排水溝18に着脱自在に取付けたこ
とにより、排水溝18を掃除する際には、簀の子本体3
2を開口枠9の簀の子材20,21から切り離して排水
溝18から取外すことができると共に、簀の子材20,
21は開口枠9の下枠8の領域内に位置しているので、
掃除の際に簀の子材20,21が邪魔にならず、排水溝
18の掃除を簡単且つスムーズに行なうことができる。
しかも、上記簀の子材20,21の両端部は開口枠9の
縦枠7に夫々固定されているので、掃除の際に簀の子材
20,21を足で踏んでも横ずれする心配がなく、作業
の安全性を確保できるものである。
を脱衣室17側の下枠体15と浴室1側の下枠体16と
に分け、浴室1側の下枠体16を間隙Gをあけて並設さ
れる複数の簀の子材20,21により形成し、浴室1側
の簀の子本体32を排水溝18に着脱自在に取付けたこ
とにより、排水溝18を掃除する際には、簀の子本体3
2を開口枠9の簀の子材20,21から切り離して排水
溝18から取外すことができると共に、簀の子材20,
21は開口枠9の下枠8の領域内に位置しているので、
掃除の際に簀の子材20,21が邪魔にならず、排水溝
18の掃除を簡単且つスムーズに行なうことができる。
しかも、上記簀の子材20,21の両端部は開口枠9の
縦枠7に夫々固定されているので、掃除の際に簀の子材
20,21を足で踏んでも横ずれする心配がなく、作業
の安全性を確保できるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。浴室出入口Aの開口部は、図2及び図3に示すよ
うに、全体の約3分の1が袖パネル4で閉塞され、残り
の部分が2枚の引き戸3で開閉自在とされる。図2中、
5は引き戸3の把手である。
する。浴室出入口Aの開口部は、図2及び図3に示すよ
うに、全体の約3分の1が袖パネル4で閉塞され、残り
の部分が2枚の引き戸3で開閉自在とされる。図2中、
5は引き戸3の把手である。
【0009】上記開口部の内周側には、上枠6と左右の
縦枠7A,7Bと下枠8とを備えた開口枠9が取付けら
れている。開口枠9の上枠6には、図1に示すように、
袖パネル4の上端部4aが固定されると共に、その内側
には2本の上レール10が隙間をあけて並設され、各上
レール10に引き戸3の上端にランナー取付片11を介
して取付けられた上ランナー12が走行自在に吊り下げ
支持されている。
縦枠7A,7Bと下枠8とを備えた開口枠9が取付けら
れている。開口枠9の上枠6には、図1に示すように、
袖パネル4の上端部4aが固定されると共に、その内側
には2本の上レール10が隙間をあけて並設され、各上
レール10に引き戸3の上端にランナー取付片11を介
して取付けられた上ランナー12が走行自在に吊り下げ
支持されている。
【0010】開口枠9の下枠8は、脱衣室17側の下枠
体15と浴室1側の下枠体16とで構成されている。こ
こで、脱衣室17側の下枠体15は、その左右両端部が
縦枠7A,7Bの下端部に形成された切欠孔50(図
9、図10)に夫々挿入された状態で、脱衣室17側の
床面17aと面一となるように浴室出入口Aの床面に固
定される水平片15aを備え、この水平片15aの上面
に袖パネル4の下端が固定されている。また水平片15
aの前端には浴室1内の排水溝18の内壁18a上面に
沿って垂下する垂直片15bが連設され、この垂直片1
5bの外側面に、図8に示すように、先端側が下り傾斜
した舌片状の水返しパッキン19が垂直片15bの略全
長に亘って突設されている。この水返しパッキン19
は、浴室1側の下枠体16の側面に弾接して引き戸3側
からの水を下方へ流す一方で、下方からの水が上方へ逆
流するのを防ぐ働きをする。図8(c)中、20は簀の
子端材15の背面側からの水洩れを防ぐための防水シー
トである。
体15と浴室1側の下枠体16とで構成されている。こ
こで、脱衣室17側の下枠体15は、その左右両端部が
縦枠7A,7Bの下端部に形成された切欠孔50(図
9、図10)に夫々挿入された状態で、脱衣室17側の
床面17aと面一となるように浴室出入口Aの床面に固
定される水平片15aを備え、この水平片15aの上面
に袖パネル4の下端が固定されている。また水平片15
aの前端には浴室1内の排水溝18の内壁18a上面に
沿って垂下する垂直片15bが連設され、この垂直片1
5bの外側面に、図8に示すように、先端側が下り傾斜
した舌片状の水返しパッキン19が垂直片15bの略全
長に亘って突設されている。この水返しパッキン19
は、浴室1側の下枠体16の側面に弾接して引き戸3側
からの水を下方へ流す一方で、下方からの水が上方へ逆
流するのを防ぐ働きをする。図8(c)中、20は簀の
子端材15の背面側からの水洩れを防ぐための防水シー
トである。
【0011】浴室1側の下枠体16は、図4に示すよう
に、引き戸3の走行方向と直交する方向(図4の左右方
向)に間隙Gをあけて並設される2本の簀の子材20,
21から成り、各簀の子材20,21は連結材22を介
して互いに連結されている。この連結材22は、各簀の
子材20,21の下面側に架け渡されるものであり、図
5に示すように、連結材22の長さ方向に沿う2箇所に
固定用孔28が設けられ、各固定用孔28の下方から上
方へ貫通するネジを簀の子材20,21の下面側に形成
された固定用孔29,30(図6(b)、図7(b))
に螺合させることによって、2本の簀の子材20,21
は連結材22を介して互いに固定されると共に、連結材
22によって簀の子材20,21間に一定の間隙Gが確
保される。この間隙Gの下方は浴室1内の排水溝18に
開口するものであり、引き戸3のレール溝として利用で
きる以外に、引き戸3側からの水を排水溝18内に導く
排水通路として利用できるようになっている。
に、引き戸3の走行方向と直交する方向(図4の左右方
向)に間隙Gをあけて並設される2本の簀の子材20,
21から成り、各簀の子材20,21は連結材22を介
して互いに連結されている。この連結材22は、各簀の
子材20,21の下面側に架け渡されるものであり、図
5に示すように、連結材22の長さ方向に沿う2箇所に
固定用孔28が設けられ、各固定用孔28の下方から上
方へ貫通するネジを簀の子材20,21の下面側に形成
された固定用孔29,30(図6(b)、図7(b))
に螺合させることによって、2本の簀の子材20,21
は連結材22を介して互いに固定されると共に、連結材
22によって簀の子材20,21間に一定の間隙Gが確
保される。この間隙Gの下方は浴室1内の排水溝18に
開口するものであり、引き戸3のレール溝として利用で
きる以外に、引き戸3側からの水を排水溝18内に導く
排水通路として利用できるようになっている。
【0012】また、上記簀の子材20,21は、例えば
金属材料から成り、開口枠9の下枠として十分な強度を
有している。本実施例では、簀の子材21の長手方向の
両端部に突出部25(図6)が突設され、この突出部2
5にて縦枠7A,7Bの浴室1側の下部側面7b(図
9、図10)が覆われる点を除いて、簀の子材20,2
1は同じ筒形状の断面形状を有しており、また、これら
簀の子材20,21の左右両端部は、左右の縦枠7A,
7Bの下部内面7a(図9、図10)に夫々当接した状
態で、簀の子材20,21の両端部の固定用孔23から
縦枠7A,7Bの固定用孔24に螺合するネジによって
縦枠7A,7Bの下端部に夫々固定されている。尚図9
中、26,27は防水シートである。
金属材料から成り、開口枠9の下枠として十分な強度を
有している。本実施例では、簀の子材21の長手方向の
両端部に突出部25(図6)が突設され、この突出部2
5にて縦枠7A,7Bの浴室1側の下部側面7b(図
9、図10)が覆われる点を除いて、簀の子材20,2
1は同じ筒形状の断面形状を有しており、また、これら
簀の子材20,21の左右両端部は、左右の縦枠7A,
7Bの下部内面7a(図9、図10)に夫々当接した状
態で、簀の子材20,21の両端部の固定用孔23から
縦枠7A,7Bの固定用孔24に螺合するネジによって
縦枠7A,7Bの下端部に夫々固定されている。尚図9
中、26,27は防水シートである。
【0013】一方、浴室1内の排水溝18は、図11乃
至図13に示すように、上部外周に洗い場床パン12の
床面12aよりも低くなった段差面31が形成され、こ
の段差面31上に浴室1側の簀の子本体32及び開口枠
9の簀の子材20,21が夫々載置されるようになって
いる。また、排水溝18の脱衣室17側の内壁18a中
央には、排水溝18内に突出する突出部35が突設され
ており、この突出部35の上面に排水溝18の段差面3
1と面一となった載置部35aが形成されている。この
載置部35aは、開口枠9の簀の子材20,21の端部
中央側の下面を載置でき、さらに簀の子材21と隣合う
浴室1側の簀の子本体32の端部中央32bの下面を同
時に載置できるスペースを有している。図12中、Pは
簀の子材21と簀の子本体32の端部32bとの突き合
わせ位置、36はトラップを介して床下排水管に連通す
る排水孔である。
至図13に示すように、上部外周に洗い場床パン12の
床面12aよりも低くなった段差面31が形成され、こ
の段差面31上に浴室1側の簀の子本体32及び開口枠
9の簀の子材20,21が夫々載置されるようになって
いる。また、排水溝18の脱衣室17側の内壁18a中
央には、排水溝18内に突出する突出部35が突設され
ており、この突出部35の上面に排水溝18の段差面3
1と面一となった載置部35aが形成されている。この
載置部35aは、開口枠9の簀の子材20,21の端部
中央側の下面を載置でき、さらに簀の子材21と隣合う
浴室1側の簀の子本体32の端部中央32bの下面を同
時に載置できるスペースを有している。図12中、Pは
簀の子材21と簀の子本体32の端部32bとの突き合
わせ位置、36はトラップを介して床下排水管に連通す
る排水孔である。
【0014】上記浴室1側の簀の子本体32は、図4に
示すように、その上面が開口枠9の簀の子材20,21
の上面と略面一に連続するように段差面31に着脱自在
に設置されている。この簀の子本体32は、例えば発泡
体やPVC等のプラスチック製のように足で踏んでも冷
たさを感じさせない材質より成る複数の簀の子材32a
と、各簀の子材32aの下面側に架け渡されて各簀の子
材32aを間隙G1 をあけて固定するための簀の子桟材
32bとから成り、この簀の子本体32と上記開口枠9
の簀の子材20,21とで簀の子33が構成される。
示すように、その上面が開口枠9の簀の子材20,21
の上面と略面一に連続するように段差面31に着脱自在
に設置されている。この簀の子本体32は、例えば発泡
体やPVC等のプラスチック製のように足で踏んでも冷
たさを感じさせない材質より成る複数の簀の子材32a
と、各簀の子材32aの下面側に架け渡されて各簀の子
材32aを間隙G1 をあけて固定するための簀の子桟材
32bとから成り、この簀の子本体32と上記開口枠9
の簀の子材20,21とで簀の子33が構成される。
【0015】しかして、排水溝18内を掃除する際に
は、簀の子本体32を簀の子材20,21から切り離し
て排水溝18から取外すことができる。つまり、開口枠
9の簀の子材20,21は左右の縦枠7A,7Bの下端
部に固定され、一方、浴室1内の簀の子本体32は排水
溝18の上面の段差面31に単に載置されているにすぎ
ないため、引き戸3を取り外すことなく簀の子本体32
を排水溝18から取外すことができる。しかも、簀の子
材20,21は開口枠9の下枠8の領域内に位置してい
るので、排水溝18内の掃除の際に簀の子材20,21
が邪魔になることもない。従って、従来のように簀の子
を取外すたびに、引き戸3をいちいち取り外す手間が省
かれるので、排水溝18の掃除を簡単にしかもスムーズ
に行なえるようになる。そのうえ、簀の子材20,21
の両端部は開口枠9の縦枠7A,7Bに夫々固定され、
掃除の際に簀の子材20,21を足で踏んでも横ずれを
防止できるので、作業中の安全性が確保できる。
は、簀の子本体32を簀の子材20,21から切り離し
て排水溝18から取外すことができる。つまり、開口枠
9の簀の子材20,21は左右の縦枠7A,7Bの下端
部に固定され、一方、浴室1内の簀の子本体32は排水
溝18の上面の段差面31に単に載置されているにすぎ
ないため、引き戸3を取り外すことなく簀の子本体32
を排水溝18から取外すことができる。しかも、簀の子
材20,21は開口枠9の下枠8の領域内に位置してい
るので、排水溝18内の掃除の際に簀の子材20,21
が邪魔になることもない。従って、従来のように簀の子
を取外すたびに、引き戸3をいちいち取り外す手間が省
かれるので、排水溝18の掃除を簡単にしかもスムーズ
に行なえるようになる。そのうえ、簀の子材20,21
の両端部は開口枠9の縦枠7A,7Bに夫々固定され、
掃除の際に簀の子材20,21を足で踏んでも横ずれを
防止できるので、作業中の安全性が確保できる。
【0016】また、上記排水溝18の内壁18a中央
に、簀の子材20,21の中央側の下面が載置される載
置部35aを形成したことにより、排水溝18の掃除の
際に簀の子材20,21を足で踏んでも、簀の子材2
0,21に加わる荷重は載置部35aにて受け止められ
るので、排水溝18から浮かして配置される簀の子材2
0,21に撓みや変形が発生するのを未然に防止でき、
簀の子材20,21の強度向上を図ることができ、作業
の一層の安全性を確保できる。さらに、上記載置部35
aには、簀の子材20,21と隣合う浴室側の簀の子本
体32の端部中央32b側の下面も載置されているよう
になっているので、入浴動作時に簀の子本体32の端部
側を足で踏んでも、簀の子本体32に撓みや変形が発生
するのをより確実に防止でき、簀の子33全体の強度向
上を図ることができるという利点がある。
に、簀の子材20,21の中央側の下面が載置される載
置部35aを形成したことにより、排水溝18の掃除の
際に簀の子材20,21を足で踏んでも、簀の子材2
0,21に加わる荷重は載置部35aにて受け止められ
るので、排水溝18から浮かして配置される簀の子材2
0,21に撓みや変形が発生するのを未然に防止でき、
簀の子材20,21の強度向上を図ることができ、作業
の一層の安全性を確保できる。さらに、上記載置部35
aには、簀の子材20,21と隣合う浴室側の簀の子本
体32の端部中央32b側の下面も載置されているよう
になっているので、入浴動作時に簀の子本体32の端部
側を足で踏んでも、簀の子本体32に撓みや変形が発生
するのをより確実に防止でき、簀の子33全体の強度向
上を図ることができるという利点がある。
【0017】また本実施例では、引き戸3側からの水は
簀の子材20,21の間隙Gから排水溝18に流れ落ち
るので、簀の子材20,21間の間隙Gを排水溝として
利用できる以外に、引き戸3の下端の走行体(下ランナ
ー)40のレール溝としても利用できるので、下レール
無しで引き戸3を安定走行させることができる。従っ
て、下レールで足がつまずく心配がなくなると共に、簀
の子材20,21の上面と簀の子本体32の上面は略面
一に形成されているので、簀の子33で足がつまずく心
配もなくなり、入浴動作時の安全性も向上する。そのう
え簀の子33(簀の子材20,21、簀の子本体32)
を脱衣室17側の床面17a及び洗い場側床パン12の
床面12aと夫々略面一に設置しているので、簀の子3
3を含めた浴室出入口Aのまたぎ高さを低くすることが
でき、特に高齢者やハンディキャップ者の浴室出入りに
対して十分な配慮を施すことができるものである。
簀の子材20,21の間隙Gから排水溝18に流れ落ち
るので、簀の子材20,21間の間隙Gを排水溝として
利用できる以外に、引き戸3の下端の走行体(下ランナ
ー)40のレール溝としても利用できるので、下レール
無しで引き戸3を安定走行させることができる。従っ
て、下レールで足がつまずく心配がなくなると共に、簀
の子材20,21の上面と簀の子本体32の上面は略面
一に形成されているので、簀の子33で足がつまずく心
配もなくなり、入浴動作時の安全性も向上する。そのう
え簀の子33(簀の子材20,21、簀の子本体32)
を脱衣室17側の床面17a及び洗い場側床パン12の
床面12aと夫々略面一に設置しているので、簀の子3
3を含めた浴室出入口Aのまたぎ高さを低くすることが
でき、特に高齢者やハンディキャップ者の浴室出入りに
対して十分な配慮を施すことができるものである。
【0018】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明によ
れば、引き戸の開口枠の下枠が脱衣室側の下枠体と浴室
側の下枠体とで構成され、上記浴室側の下枠体は間隙を
あけて並設される複数の簀の子材から成り、簀の子材間
の間隙内には開口枠を開閉自在とする引き戸の下端部の
走行体が走行自在に嵌め込まれ、上記間隙の下方は浴室
内の排水溝に連通していると共に、簀の子材の左右両端
部は上記開口枠の縦枠の下端部に夫々固定され、浴室内
の排水溝の上面側には上記簀の子材の上面と略面一に連
続する簀の子本体が着脱自在に取付けられて成るもので
あるから、例えば浴室内の排水溝を掃除する際には、従
来のように引き戸を取外すことなく、簀の子本体を開口
枠の簀の子材から切り離して排水溝から取外すことがで
きると共に、開口枠の簀の子材は開口枠の下枠の領域内
に位置しているので、簀の子材が邪魔にならず、排水溝
内の掃除を簡単に且つスムーズに行なうことができる。
また、簀の子材は開口枠の縦枠に夫々固定されているた
めに、作業中に開口枠の簀の子材を足で踏んでも簀の子
材が横ずれする心配がなく、作業時の安全性を確保でき
るという効果を奏する。
れば、引き戸の開口枠の下枠が脱衣室側の下枠体と浴室
側の下枠体とで構成され、上記浴室側の下枠体は間隙を
あけて並設される複数の簀の子材から成り、簀の子材間
の間隙内には開口枠を開閉自在とする引き戸の下端部の
走行体が走行自在に嵌め込まれ、上記間隙の下方は浴室
内の排水溝に連通していると共に、簀の子材の左右両端
部は上記開口枠の縦枠の下端部に夫々固定され、浴室内
の排水溝の上面側には上記簀の子材の上面と略面一に連
続する簀の子本体が着脱自在に取付けられて成るもので
あるから、例えば浴室内の排水溝を掃除する際には、従
来のように引き戸を取外すことなく、簀の子本体を開口
枠の簀の子材から切り離して排水溝から取外すことがで
きると共に、開口枠の簀の子材は開口枠の下枠の領域内
に位置しているので、簀の子材が邪魔にならず、排水溝
内の掃除を簡単に且つスムーズに行なうことができる。
また、簀の子材は開口枠の縦枠に夫々固定されているた
めに、作業中に開口枠の簀の子材を足で踏んでも簀の子
材が横ずれする心配がなく、作業時の安全性を確保でき
るという効果を奏する。
【0019】また、上記排水溝の内壁の一部に、簀の子
材の中央側の下面が載置される載置部を形成したことに
より、排水溝の掃除の際に開口枠の簀の子材を足で踏ん
でも、簀の子材に加わる荷重は載置部にて受け止められ
るので、排水溝から浮かして配置される簀の子材に撓み
や変形が発生するのを未然に防止でき、簀の子材の強度
向上を図ることができ、より一層の作業安全性を確保す
ることができる。しかも、上記載置部には、開口枠の簀
の子材と隣合う浴室側の簀の子本体の端部中央側の下面
も載置されているようになっているので、簀の子本体の
端部中央の補強効果も得られ、簀の子全体の強度向上を
図ることができるものである。
材の中央側の下面が載置される載置部を形成したことに
より、排水溝の掃除の際に開口枠の簀の子材を足で踏ん
でも、簀の子材に加わる荷重は載置部にて受け止められ
るので、排水溝から浮かして配置される簀の子材に撓み
や変形が発生するのを未然に防止でき、簀の子材の強度
向上を図ることができ、より一層の作業安全性を確保す
ることができる。しかも、上記載置部には、開口枠の簀
の子材と隣合う浴室側の簀の子本体の端部中央側の下面
も載置されているようになっているので、簀の子本体の
端部中央の補強効果も得られ、簀の子全体の強度向上を
図ることができるものである。
【図1】本発明の一実施例に用いられる浴室出入口の側
面断面図である。
面断面図である。
【図2】同上の浴室出入口の正面図である。
【図3】同上の浴室出入口の平面断面図である。
【図4】同上の簀の子付近の拡大断面図である。
【図5】(a)(b)(c)は同上の連結材の側面図、
底面図及び側面図である。
底面図及び側面図である。
【図6】(a)(b)は同上の一方の簀の子材の平面図
及び側面断面図である。
及び側面断面図である。
【図7】(a)(b)は同上の他方の簀の子材の平面図
及び側面断面図である。
及び側面断面図である。
【図8】(a)(b)(c)は同上の脱衣室側の下枠体
の正面図及び底面図及び側面断面図である。
の正面図及び底面図及び側面断面図である。
【図9】(a)(b)(c)は同上の左側の縦枠の正面
図、側面図及び平面断面図である。
図、側面図及び平面断面図である。
【図10】(a)(b)(c)は同上の右側の縦枠の正
面図、側面図及び平面断面図である。
面図、側面図及び平面断面図である。
【図11】同上の排水溝の正面断面図である。
【図12】同上の排水溝の平面図である。
【図13】同上の排水溝の側面断面図である。
【図14】従来の浴室出入口の側面断面図である。
1 浴室 3 引き戸 7 縦枠 8 下枠 9 開口枠 15 脱衣室側の下枠体 16 浴室側の下枠体 17 脱衣室 18 排水溝 18a 内壁 20,21 簀の子材 32 簀の子本体32b 端部中央 35a 載置部40 走行体 G 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/26 E06B 7/14 E06B 1/52 E06B 1/70
Claims (1)
- 【請求項1】 引き戸の開口枠の下枠が脱衣室側の下枠
体と浴室側の下枠体とで構成され、上記浴室側の下枠体
は間隙をあけて並設される複数の簀の子材から成り、簀
の子材間の間隙内には開口枠を開閉自在とする引き戸の
下端部の走行体が走行自在に嵌め込まれ、上記間隙の下
方は浴室内の排水溝に連通していると共に、簀の子材の
左右両端部は上記開口枠の縦枠の下端部に夫々固定さ
れ、浴室内の排水溝の上面側には上記簀の子材の上面と
略面一に連続する簀の子本体が着脱自在に取付けられる
と共に、上記排水溝の内壁の一部には、簀の子材の中央
側の下面と、この簀の子材と隣合う浴室側の簀の子本体
の端部中央側の下面とが夫々載置される載置部が形成さ
れて成ることを特徴とする浴室の開口部の排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14516194A JP3261261B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 浴室の開口部の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14516194A JP3261261B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 浴室の開口部の排水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0813927A JPH0813927A (ja) | 1996-01-16 |
JP3261261B2 true JP3261261B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=15378844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14516194A Expired - Fee Related JP3261261B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 浴室の開口部の排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3261261B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14516194A patent/JP3261261B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0813927A (ja) | 1996-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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