JP3331193B2 - 遊戯台 - Google Patents

遊戯台

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JP3331193B2
JP3331193B2 JP20969699A JP20969699A JP3331193B2 JP 3331193 B2 JP3331193 B2 JP 3331193B2 JP 20969699 A JP20969699 A JP 20969699A JP 20969699 A JP20969699 A JP 20969699A JP 3331193 B2 JP3331193 B2 JP 3331193B2
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義雅 小出
卓郎 西村
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株式会社大都技研
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊戯媒体(メダ
ル、玉等)を投入し、複数の種類の絵柄からなるリール
を移動(回転)させ、それを停止した際にリール絵柄表
示窓上に停止した絵柄の組み合せから入賞が定められ、
所定の遊戯媒体の払い戻しを受けることを楽しむ遊戯台
(スロットマシン、パチンコ等)に関する。
【0002】
【従来の技術】<スロットマシン> スロットマシンは、従来、複数の絵柄よりなるリールを
複数列(通常3列)備え、メダルを投入しスタートレバ
ーを操作すると、このリールが回転を開始しゲームが始
まる。
【0003】制御部は、ゲームの開始時と同時に内部的
に抽選を行い、抽選の結果当選すると、内部入賞状態と
する。
【0004】次に遊戯者が各リールに対応するストップ
ボタンを押す操作をすると、制御部は、対応するリール
の押された絵柄位置(箇所)と、制御部の内部入賞状態
に応じて、予め定められた所定の絵柄の組み合せがリー
ル絵柄表示窓上に表示されるように制御してリールを停
止する。全てのリールが停止した後、リール絵柄表示窓
上に表れる絵柄の組み合せに応じて、所定の数のメダル
を払い戻しゲームが終了する。
【0005】ここで、全リールが停止した後、リール絵
柄表示窓上に表示された絵柄が、特定絵柄の組合になっ
ているときは、ボーナスゲームが開始され、遊戯者は、
多くのメダルを獲得できるという特典が与えられてい
る。
【0006】従って、遊戯者にとってゲームの興趣を決
める大きな要因の1つとして、ボーナスゲームを入賞さ
せることによって、如何に多くのメダル獲得することが
できるかにある。
【0007】<従来の問題点> しかしながら、従来のスロットマシンではボーナスゲー
ムで獲得できるメダル枚数があらゆる遊戯台において均
等になっているために、射幸性の面白さを得る面では問
題があり、この点を改善することを目標として種々の技
術的改良がなされてきた。
【0008】例えば、ビックボーナス(以下、BB)に
入賞し、BBゲーム中になったときの一般ゲーム(以
下、BB中の一般ゲーム)では、ボーナスゲーム(以
下、SRB)が3回終了するか、SRB以外の一般ゲー
ムが30回終了すると、BBゲームを終了する。
【0009】ここで、SRBの入賞確率を低く抑えるこ
とによって、通常ゲームよりも高確率なゲームができる
「BB中の一般ゲーム」のゲーム回数を増し、遊戯者の
メダル獲得枚数を多くすることが考えられていた。
【0010】しかし、SRBの入賞確率は、遊戯台の内
部にある乱数抽選により完全確率方式になっているた
め、(実際には、乱数のバラツキが発生する)SRBの
入賞確率を低く抑えると、所定回数(例えば3回)のS
RBに入賞できないまま、SRB以外の一般ゲームが所
定の回数(例えば30回)に達し、BBゲームが終了し
てしまうという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】また従来の遊戯台で
は、遊戯者による停止操作でストップボタンを操作する
各順序にかかわらず、制御部の内部状態に対応して予め
定められた絵柄がリール絵柄表示窓上に表示されるよう
にリールの停止を制御していたので、ゲームの変化の面
白さが欠けていた。
【0012】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
み提案されるものであって、遊戯者にとってゲームが更
に面白い、ゲーム性の増した遊戯台で、従来にない新規
なゲーム性を楽しむことができる遊戯台を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するためになされたものであって、本発明によれば、
複数種類の絵柄よりなるリールを複数列備え、メダルま
たは玉等の遊戯媒体を投入し、ゲームの開始操作により
前記複数列のリールをリール絵柄表示窓上で移動を開始
させると同時に、抽選により内部入賞の当否を確定し、
各リールに対応して設けられたストップボタンの操作に
対して、前記抽選の結果に応じた絵柄組み合せが前記リ
ール絵柄表示窓上に表示されるように前記リールを停止
させ、停止した前記リール絵柄表示窓上の絵柄組み合せ
から入賞を定め、所定の数の遊戯媒体を払い出す遊戯台
であって、前記リール絵柄表示窓上に特定の絵柄組み合
せが表示されるとビッグボーナスゲームを開始し、前記
ビッグボーナスゲームにおいて、2つの入賞役に前記内
部入賞している場合は、最初に操作された前記ストップ
ボタンが、どのストップボタンかに基づいて、前記リー
ルを、前記2つの入賞役のうち、一方の前記入賞役に対
応する絵柄の組み合せが前記絵柄表示窓上に表示される
ように停止制御するか、又は、他方の前記入賞役に対応
する絵柄の組み合せが前記絵柄表示窓上に表示されるよ
うに停止制御することを特徴とする遊戯台が提供され
る。
【0014】また、本発明によれば、複数種類の絵柄よ
りなるリールを複数列備え、メダルまたは玉等の遊戯媒
体を投入し、ゲームの開始操作により前記複数列のリー
ルをリール絵柄表示窓上で移動を開始させると同時に、
抽選により内部入賞の当否を確定し、各リールに対応し
て設けられたストップボタンの操作に対して、前記抽選
の結果に応じた絵柄組み合せが前記リール絵柄表示窓上
に表示されるように前記リールを停止させ、停止した前
記リール絵柄表示窓上の絵柄組み合せから入賞を定め、
所定の数の遊戯媒体を払い出す遊戯台であって、 前記リ
ール絵柄表示窓上に特定の絵柄組み合せが表示されると
ビッグボーナスゲームを開始し、 前記ビッグボーナスゲ
ームにおいて、ボーナスゲームを開始させる入賞役に内
部入賞した場合、前記ボーナスゲームを開始させる入賞
役の絵柄組み合せが、前記リール絵柄表示窓上に表示さ
れるまで、当該内部入賞の状態を保持し、 前記ビッグボ
ーナスゲームにおいて、前記ボーナスゲームを開始させ
る入賞役の前記内部入賞の状態を保持している場合に、
他の入賞役に前記内部入賞した場合は、 最初に操作され
た前記ストップボタンが、どのストップボタンかに基づ
いて、前記リールを、前記ボーナスゲームを開始させる
入賞役に対応する絵柄の組み合せが前記絵柄表示窓上に
表示されるように停止制御するか、又は、前記他の入賞
役に対応する絵柄の組み合せが前記絵柄表示窓上に表示
されるように停止制御することを特徴とする遊戯台が提
供される
【0015】<スロットマシンの外観構成> 図1は本発明を適用した実施の形態例におけるスロット
マシンの外観を示す斜視図である。
【0016】図に示すスロットマシン本体100の中央
部には、各々の外周面に(特定絵柄を含む)複数種類の
絵柄を配列したリールが3個(左リール101、中リー
ル102、右リール103)収納され、本体100の内
部で回転できるように構成されている。
【0017】各リール101〜103の絵柄は、本体1
00の正面のリール絵柄表示窓131〜133より、各
リール毎に縦方向に3つの絵柄を表示し、遊戯者が観る
ことができるようになっている。従って、リールが停止
した時にはリール絵柄表示窓131〜133には、3×
3の合計9個の絵柄が遊戯者に表示されることになる。
【0018】<リールマウント> 次に、リールマウントについて説明する。
【0019】図1に示したリール絵柄表示窓131〜1
33の内側に収納されている3個のリール101〜10
3は、1つリールマウントに組み込まれている。各リー
ルが停止した時にリール絵柄表示窓上に絵柄が表示され
る位置に対応して、各リール毎に3個の絵柄を裏側から
制御に基づいて選択的に照らすように構成されたバック
ライトが取り付けられている。
【0020】バックライトは、リールが停止した時にリ
ール絵柄表示窓上に表示される絵柄を、後ろから照らす
ように基板(プリント基板)に縦方向に配置される。ま
た、バックライトは、左リール101のバックライトと
して上から下へ3つあり、中央リール102のバックラ
イトとして上から下へ3つあり、更に、右リール103
のバックライトとして上から下へ3つあり、合計9セッ
トのバックライトが設けられる。
【0021】以上説明したバックライトの点灯/点滅の
動作により、後述する遊戯台の内部情報として、BBゲ
ーム中の獲得枚数、遊戯回数、またはゲーム状態等を遊
戯者に報知の表示を行なう。
【0022】図に記す参照番号105は遊戯者によりリ
ール101〜103の回転を開始させゲームを始めるた
めのスタートレバーであり、106はゲームを開始する
に当たって遊戯者がメダルを投入するメダル投入口であ
る。107はメダルの払い出し口であり、108は払い
出されたメダルの受け皿である。
【0023】参照番号109、110、111はクレジ
ットからのクレジットベットボタンで、109はメダル
最大3枚掛ボタン、110はメダル最大2枚掛ボタン、
111はメダル1枚掛ボタンで、押しボタン操作により
1回のゲームに1〜3枚のメダルをクレジットのメダル
残枚数表示器114に表示されている中から投入(ベッ
ト)できる。
【0024】参照番号112はクレジットのメダル精算
ボタン及びクレジット切替えボタンで、遊戯者が獲得し
たメダルを最大50枚までクレジットとして内部に蓄積
するか、またはメダル残枚数表示器114に表示されて
いるメダルを排出し、以後クレジットとして貯えないか
を決めるボタンである。
【0025】参照番号113は音声を出力するスピーカ
からの音を出力する音孔であり、ゲームの経過に応じて
遊戯者に効果音を発生し出力する。115はメダル払い
出し枚数表示器で、リール101〜103が停止した時
に、リール絵柄表示窓131〜133に表示された絵柄
の組み合せが入賞の組み合せとなり、遊戯者へ獲得した
メダルが排出されると、その排出されたメダル払い出し
枚数を表示する。
【0026】116はメダルインサートランプで、ゲー
ム開始のために遊戯者にメダルの投入を促すランプであ
る。117はリプレイ開始ランプ、即ちリプレイに入賞
した時に遊戯者へリプレイを知らせるランプである。
【0027】118は告知ランプで、内部抽選の結果、
ボーナス(ビッグボーナス:以下BB、レギュラーボー
ナス:以下RB、シフトレギュラーボーナス:以下SR
B)に内部入賞し内部ボーナス入賞状態となったこと
(「ボーナスフラグ成立」ともいう)ことを、内部情報
として遊戯者に報知する告知ランプである。
【0028】参照番号119は入賞配当表示板で、オッ
ヅパネルのことである。120は入賞有効ライン表示ラ
ンプであり、メダルの投入枚数に対応して、絵柄が揃っ
た時に有効(入賞)となるライン、即ちゲームで有効と
なる入賞ラインを示す。入賞有効ラインは、一般にメダ
ルを1枚投入した時は中段の水平ライン1ライン、メダ
ルを2枚投入した時は中段の水平ラインに上下の水平ラ
イン2ラインを加えて3ライン、メダルを3枚投入した
時は更に左上から右下への斜めの線、並びに左下から右
上への斜めの線を加えて5ラインが入賞有効ラインとな
る。但し、リール絵柄表示窓131〜133に表示され
る絵柄の組合せにより、入賞有効ライン数を定義するこ
とはこの実施の形態に制限されることはない。
【0029】参照番号121〜123はストップボタン
で、各リールに対応して備えてあり、遊戯者が希望する
リールを停止するために設けてある。左リール101に
対しては左リールストップボタン121、中リール10
2に対して中リールストップボタン122、右リール1
03に対して右リールストップボタン123が対応して
いる。
【0030】参照番号140はフリッカー表示ランプ
で、ビッグボーナスに入賞した時、BB、RB,SRB
フラグ持ち越し中等に点滅し、ゲーム全体を盛り上げる
ようにする。
【0031】<ゲーム操作の概略> 以下図1に示すスロットマシンによるゲームの概略につ
いて説明する。ゲームの開始は、遊戯者がメダル投入口
106からメダルを投入し、スタートレバー105を操
作することにより開始する。
【0032】ゲームが開始すると、3つのリール101
〜103が一斉に回転を開始し、各リールの回転速度が
所定の速度に達した後に、各リールに対応して設けられ
たストップボタン121〜123の操作が有効化される
ので、遊戯者はこれらのボタンを押下し、対応するリー
ルの回転を停止させる。
【0033】各リールが停止した時に、メダルの投入枚
数によって決まる入賞有効ライン上で停止した絵柄の組
合せが所定の入賞組合せに該当していれば、入賞の種類
に応じた枚数のメダルが受皿108に払出され1回のゲ
ームが終了する。
【0034】また、内部抽選の結果、ボーナスフラグが
成立している場合には、告知ランプ118を点灯または
点滅させて、ボーナスフラグが成立していることを遊戯
者へ報知する。
【0035】<制御部の構成> 図2は、本実施の形態例におけるスロットマシン100
のマイクロプロセッサにより制御される制御部の構成例
を示す。以下図2を用いて、制御部の構成例を説明す
る。
【0036】図2の参照番号22で示される部分は、本
実施の形態例におけるスロットマシンの制御動作の中枢
となるマイクロプロセッサ(CPU)で、バス50を介
して周辺部との制御信号やデータの受け渡しを行う。
【0037】参照番号23は図1に示すメダル投入口1
06より投入された遊戯メダルを感知するメダルセン
サ、24は各リールを停止させるリールストップボタン
121〜123が押されたときに作動するストップボタ
ンスイッチからのスイッチ入力、25はスタートレバー
105が操作されたことを感知するセンサ、26はクレ
ジットベットボタン109〜111のいずれかが押され
たときに作動するクレジットベットボタンスイッチから
のスイッチ入力であり、これらは入力インターフェース
27を経て、バス50を介し、CPU22と接続されて
いる。
【0038】参照番号28はROM(リード・オンリー
・メモリ)であり、本スロットマシンの制御を行うため
のプログラムや、前記リール101〜103の停止制御
を行うための制御データやテーブル等を含んでいる。2
9はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)であり、プ
ログラムのワークエリアや可変データ等を記憶する部分
である。ROM28ならびにRAM29のメモリは、バ
ス50を介してCPU22に接続されている。
【0039】参照番号30はリール101〜103の回
転、停止を行うためのモータ制御部、31はメダル払い
出しを行うためのホッパー制御部で、これらは入出力イ
ンターフェース32を経てバス50を介してCPU22
へ接続されている。
【0040】参照番号33はリール絵柄表示窓上のリー
ル101〜103を前面の上側又は下側から照らす照明
や、リールの絵柄を裏から照明するバックライトの点
灯、点滅、消灯の制御や、スロットマシン100の制御
の状態を内部情報として遊戯者へ知らせる告知ランプ1
18や、フリッカー表示ランプ140等のランプをボー
ナスに入賞したとき、またはゲーム状態に応じて演出ま
たは装飾用として点灯、点滅、消灯の制御を行うランプ
制御部であり、バス50と出力インターフェース34を
介してCPU22と接続され、CPU22の制御に従
い、点灯、点滅、消灯の制御がなされる。
【0041】参照番号35はスピーカであり、36のサ
ウンド出力部の制御により、CPU22の指示に従い、
数々の音声(効果音)を出力する。
【0042】参照番号37は抽選に用いる乱数発生器で
あり、バス50を介して、CPU22と接続されてい
る。
【0043】<絵柄配列> 図3は、本実施の形態例で用いられている各リール10
1〜103に対応する各絵柄配列を平面に展開した図で
ある。図3に示す絵柄配列は、各リールに複数種類の絵
柄が21個配列されている。各絵柄配列には0〜20の
絵柄位置番号が付けてあり、各リールの絵柄配列は図の
矢印の方向に駆動モータ30により回転される。
【0044】<入賞役の構成> 図4〜図6は、本発明の実施の形態例におけるスロット
マシンのオッズパネルに表示されている入賞役の絵柄組
合せ、および各入賞役の配当率(払い戻しメダル枚数)
を示す。
【0045】以下図4〜図6を用いて本例における各ゲ
ームの種類(通常ゲーム、BBゲーム、ボーナスゲー
ム)に対する各入賞役を説明する。
【0046】(通常ゲームでの入賞役) 図4は「通常ゲーム」のときに、リール101〜103
が停止し、リール絵柄表示窓131〜133の入賞有効
ライン上にこれらの絵柄が揃った場合に、入賞と判定さ
れる絵柄組合せを示したものである。
【0047】「通常ゲーム」での入賞には、ボーナス入
賞(入賞役)の種類(グループ)と、フルーツ入賞(入
賞役)の種類(グループ)がある。
【0048】ボーナス入賞の種類: ボーナス入賞役の種類は、本例では3種類の入賞役が用
意されていて、次の特典が与えられるようになってい
る。
【0049】1)ビックボーナス入賞(BB入賞) 入賞有効ライン上に「7−7−7」の絵柄組合せが揃っ
て停止した場合(図4のBIGの部分参照)、15枚の
メダルがメダル払出口107からメダル受皿に払い戻さ
れた後、「ビックボーナスゲーム」が開始される。
【0050】2)レギュラーボーナス入賞(RB入賞) 入賞有効ライン上に「B−B−B」の絵柄組合せが揃っ
て停止した場合(図4のREGの部分参照)、15枚の
メダルがメダル払出口107からメダル受皿に払い戻さ
れた後、「レギュラーボーナスゲーム」が開始される。
【0051】3)シングルボーナス入賞(SB入賞) 入賞有効ライン上に「7−S−S」、または「S−S−
S」の絵柄組合せが揃って停止した場合(図4のSIN
GLEの部分参照)、各々1枚、または3枚のメダルが
メダル払出口107からメダル受皿に払い戻された後、
「シングルボーナスゲーム」が開始される。
【0052】フルーツ入賞の種類: 本実施の形態例におけるフルーツ入賞の種類には、入賞
有効ライン上に揃った場合に12枚のメダルを払い出す
BELL(ベル)の絵柄(絵柄としてはフルーツではな
いが、本例ではフルーツ入賞のグループに入れる)と、
10枚のメダルを払い出すORG(オレンジ)の絵柄
と、リプレイが行なえる絵柄であるリプレイ絵柄と、左
リールの有効ライン上に出現すれば良く2枚のメダルを
払い出すチェリーの絵柄がある。
【0053】(ビッグボーナスゲームでの入賞役) 図5は後述するBBゲーム中に、入賞役と判定される絵
柄組合せ、および配当率を示す図である。BBゲーム中
は、本例では例えばBELLやORGやチェリーのよう
な「通常ゲーム」と同じ絵柄の組合せが入賞有効ライン
上に揃っても、通常ゲームとは配当率が違っている。本
例の場合、BELLとORGは15枚、チェリーは3枚
払い出される。勿論、通常ゲームと同じ配当率に設定し
ても何ら問題はない。
【0054】また、後述するシフトレギュラーボーナス
(SRB)の入賞役は、本例では「Rep−Rep−R
ep」(Repはリプレイのときと同じ絵柄を指す:以
下同じ)が入賞有効ライン上に揃った場合、15枚のメ
ダル払い出しがあり、SRBゲームが開始される。
【0055】(ボーナスゲームでの入賞役) 図6は、後述する「ボーナスゲーム」中に、入賞役と判
定される絵柄組合せ、および配当率を示す。例えば図6
に示すように「Rep−Rep−Rep」や、「7−R
ep−Rep」)が入賞有効ライン上に揃うと15枚の
メダルが払い出される。
【0056】<各ボーナスゲームの構成> 次に、本実施の形態におけるBBゲーム、RBゲーム、
ボーナスゲーム、シングルボーナスゲームの構成例を説
明する。
【0057】(BBゲームの構成) 通常ゲームにおいて、入賞有効ライン上に所定の絵柄
(例えば「7−7−7」)の組み合せが、リール絵柄表
示窓131〜133上に揃って停止するとBBの入賞と
なり、BBゲームが開始される。
【0058】BBゲーム中は、「通常ゲーム」に比べ
て、所定の入賞役が入賞し易くなる高確率ゲーム(「B
B中の一般ゲーム」という)を所定の回数(例えば30
回)行うか、あるいは後述の「ボーナスゲーム」を3回
行うことによってBBゲームを終了する。
【0059】(RBゲームの構成) 通常ゲームにおいて、入賞有効ラインに所定の絵柄(例
えば「B−B−B」)の組み合せが、リール絵柄表示窓
131〜133上に揃って停止するとRBの入賞とな
り、後述の「ボーナスゲーム」が1回に限って行なえ
る。
【0060】(ボーナスゲームの構成/JACゲームの
説明) 通常ゲーム中、またはBB中の一般ゲームにおいて、各
々所定の絵柄組合せ(例えば「B−B−B」、または
「Rep−Rep−Rep」、「7−Rep−Rep」
の絵柄組み合せ)がリール絵柄表示窓131〜133上
の所定のライン上に揃って停止すると、ボーナスゲーム
が開始される。
【0061】ボーナスゲームは、BBゲーム中の一般ゲ
ームで開始されるボーナスゲームのことを「シフトレギ
ュラーボーナス(SRB)ゲーム」と称し、また通常ゲ
ーム中のレギュラーボーナスの入賞により開始されるボ
ーナスゲームを「レギュラーボーナス(RB)ゲーム」
と称して区別する。
【0062】SRBであってもRBであっても、ボーナ
スゲーム中のゲームでは、例えば、1回のゲームにメダ
ルを1枚だけ投入してゲームが行われ、所定の回数(例
えば最大12回)まで継続するか、あるいは所定の絵柄
組み合せ(例えば図6に示す「Rep−Rep−Re
p」や「7−Rep−Rep」というJAC絵柄)が、
所定の回数(例えば8ゲーム)入賞することによって終
了する。
【0063】また、制御部は、例えばリール絵柄表示窓
131〜133の中段横一列を入賞有効ラインとして、
JAC絵柄が入賞有効ライン上に揃い易くなるように制
御する。ボーナスゲームにおいて、メダルを1枚投入し
て行われる1ゲームのことを「JACゲーム」という。
【0064】(シングルボーナスの構成) 通常ゲーム、またはBB中の一般ゲームに、所定の絵柄
の組み合せ(例えば図4に示すように「7−S−S」や
「S−S−S」)がリール絵柄表示窓131〜133上
に揃って停止すると、シングルボーナスの入賞となり、
JACゲームを1回(ゲーム)に限って行うことがで
き、シングルボーナスを終了する。
【0065】<ボーナスフラグの持越し> 以下ボーナスフラグの持越しについて説明する。通常ゲ
ームにおいて、制御部による内部抽選の結果、所定の絵
柄に内部当選すると、制御部は、内部当選した絵柄を、
リール絵柄表示窓上の所定の入賞有効ラインに揃って停
止するように、各リールを停止制御する。
【0066】ところが、所定の絵柄に内部当選している
にもかかわらず、遊戯者がリールの停止操作時に、制御
部の制御によってもリール絵柄表示窓上に所定の絵柄を
揃えて停止させることができない絵柄位置でストップボ
タンを押下した場合には、内部当選している入賞役をリ
ール絵柄表示窓上に揃え、入賞させることができない場
合がある。
【0067】特に、ボーナスに内部当選しているときに
は、多くのメダルを獲得できるチャンスを見逃すことに
なる。そこで、制御部は、遊戯者が目的の絵柄を揃える
ことができるまで、ボーナスのフラグを保持するように
制御している。これを「ボーナスフラグの持越し」、ま
たは「内部フラグの持越し」という。
【0068】従来の遊戯台では「内部フラグの持越し」
を、通常ゲームに限られて行われていた。つまり、「B
B中の一般ゲーム」におけるボーナスの内部フラグの持
越しは行われていなかった為、後述するように、BBゲ
ームで獲得できるメダル枚数を最大限に引き出すことが
できなかった。
【0069】即ち、従来の方法では、次の獲得メダル枚
数の説明から判るように、最大獲得メダル枚数には限界
があった。
【0070】<SRBゲーム、BBゲーム獲得枚数> 次に、SRBゲーム、並びにBBゲームにおける遊戯者
の獲得できるメダル枚数を計算する。
【0071】(SRBゲームの獲得枚数) SRBゲームでのメダルの獲得枚数を以下計算してみ
る。JAC出現確率Pnは、前述のことから、入賞回数
Xが0≦X≦7の場合と、ゲーム回数Xが8≦X≦12
の場合とに場合分けして次の式で表現できる。
【0072】 P12・PX(1−P)12−X|(0≦X≦7、Xは入賞回数) P8・P8(1−P)X−8|(8≦X≦12、Xはゲーム回数) 従って、SRBゲームで獲得できるメダルの枚数Otr
bは、1例として計算すると、最大ゲーム数を12回、
最大ヒット数を8回、JAC払出枚数をN=15枚、J
AC入賞確率をP=0.9とすると、次のようになる。
【0073】 Otrb=(NΣ(P)|(n=0〜7)) +(8Σ(P)|(n=8〜12)) =119.93枚。
【0074】(BBゲームの獲得枚数) 次にBBゲームでのメダルの獲得枚数を計算してみる。
BBゲームは、前述したように、「BB中の一般ゲー
ム」が30回、または「ボーナスゲーム(SRBゲー
ム)」を3回行なうことで終了する。各パラメータを次
のように仮定して、計算を試みて見る。
【0075】・SRBゲームでのメダル獲得枚数:Ot
rb=119.93枚 ・SRBの入賞払出:N=5枚 ・SRB入賞確率:P=0.3 ・1ゲーム投入枚数:3枚 ・「BB中の一般ゲーム」における1ゲーム当たりの払
出枚数に対する期待値: (H1g)=(2.0−N・P/3)枚。
【0076】SRB出現確率Pmは、SRB入賞回数Y
が0≦Y≦2の場合と、ゲーム回数Yが3≦Y≦30の
場合とに場合分けして次の式で表現できる。
【0077】P30・P(1−P)30−Y
|(0≦Y≦2、YはSRB入賞回数) P30・P(1−P)Y−3|(3≦Y≦3
0、Yはゲーム回数) 従って、BBゲームで獲得できるメダルの枚数Otbb
は次のようになる。
【0078】 Otbb=(3(H1g)Σ(30−n)(Pn)|(n=0〜30)) +(N+Otrb)[(Σ(n)(Pn)|(n=0〜2)) +(3Σ(n)(Pn)|(n=3〜30))] =415.28枚。
【0079】以上詳細に説明したように、BBゲームで
獲得できるメダル枚数は、次の式で表すように、2つの
要素からなっている。
【0080】 (BBゲームの獲得メダル枚数)=(BB中の一般ゲームでの獲得枚数) +(SRBゲームでの獲得枚数) 従って、BBゲームで獲得できるメダル枚数を調整する
ときは、この式の右辺で表される獲得枚数を調整すれば
よい。即ち、右辺を制御するファクタを調整すればよい
ことになる。
【0081】ところが、1ゲーム当たりの最大払出し枚
数に制約がある場合などでは、右辺第2項目の要素が制
限されることになり、右辺第2項のSRBゲームで獲得
できるメダルの枚数Otrbの値が最大値になってい
る。
【0082】従って、右辺第1項目の要素がBBゲーム
での獲得メダル枚数を増減させるためのに大きな要因に
なることは容易に判る。
【0083】本発明は、前述の点に注目して提案される
発明であり、BBゲームで遊戯者が獲得できるメダル枚
数を、単に払戻し枚数の増減によるものだけでなく、制
御部の制御により「BB中の一般ゲーム」で遊戯者が獲
得できるメダル枚数を多くする所にある。
【0084】即ち、BBゲームで遊戯者がSRBゲーム
を容易に最大値の3回まで行うことができるようにする
ことで、従来のスロットマシンにはない、新たなゲーム
性を提供することにある。
【0085】本発明の実施の形態における制御方法は、
「BB中の一般ゲーム」において、乱数の抽選結果、S
RBに内部当選したときは、遊戯者がSRBの入賞役の
絵柄組合せをリール絵柄表示窓上に揃えて入賞するま
で、制御部の制御により「SRBフラグの持越し」を行
うようにし、更に「SRBフラグの持越し」を制御部が
内部的に行っている場合には、内部情報として、報知装
置により「SRBフラグの持越し」をしていることを遊
戯者へ知らせることにより、遊戯者は制御部が「SRB
フラグの持越し」の状態にあることを知ることができ
る。
【0086】本実施の形態における報知装置は、遊戯台
の前面に設けてある告知ランプ118を点灯することに
より、遊戯者へ制御部が「SRBフラグの持越し」をし
ていることを報知する制御を行なっている。
【0087】以上の制御により、例えば「BB中の一般
ゲーム」を29回までフルに行ったあと、遊戯者の技量
により、目的のSRB入賞の絵柄をリール絵柄表示窓に
揃うようにストップ操作をすることが可能になる。この
ように制御することにより、遊戯者は最も効率的なゲー
ム方法として、例えば、「BB中の一般ゲーム」にSR
Bの入賞を2回まで終了させ、残り27回までは、「通
常ゲーム」を行ない、より高確率なゲームを実行した後
に、最後の1ゲームで3回目のSRBを入賞させること
ができる。
【0088】また、乱数抽選の結果SRBに内部当選し
た場合に、SRBに内部入賞の数をカウントするカウン
タ値をインクリメントして、所定の回数(例えば3回)
までカウンタの値を更新して記憶し、カウント値がある
ことを遊戯者へ報知装置により報知し、遊戯者によりS
RBへ入賞することができる毎にこれをデクリメントす
れば、SRBに内部入賞したことを全て記憶しておくこ
とができ、遊戯者によっては安心してゲームを進めるこ
とができる。
【0089】前記カウンタ値の報知装置の1例として
は、遊戯台の前面に設けたフリッカー表示ランプ140
を3ブロックに分割して、SRB内部当選する毎に、1
ブロックずつ点灯し遊戯者に報知する。
【0090】そして、遊戯者はSRBに内部入賞してい
ることを確認できるので、「BB中の一般ゲーム」を希
望するゲーム回数を行った後に、遊戯者の技量によりS
RBの入賞を3回まで入賞させSRBゲーム行うことが
できる。
【0091】ここで、「BB中の一般ゲーム」中に、S
RBが入賞するたびに、SRB入賞カウンタ値を最小値
のゼロになるまでデクリメントし、デクリメントする度
にフリッカー表示ランプ140を順次消灯して行き、S
RBの入賞があったことを遊戯者に報知することができ
る。
【0092】以上の幾つかの例で示した、SRBに内部
入賞した場合にこれをカウントして記憶するか、あるい
は入賞するまで保持し、これを遊戯者に知らせることに
より、遊戯者は、BBゲーム中により多くのメダルを獲
得することができる。
【0093】上述のように、SRBに内部入賞したこと
や、BBゲーム終了後にBBゲーム中に獲得できたメダ
ル枚数を、遊戯台の前面に設けたランプ類(ランプ、L
ED、プラズマ、蛍光燈、液晶、CRT、EL、バック
ライト、冷陰極管、ネオン管等)による表示装置での点
灯、点滅、消灯による報知や、文字・絵柄の表示による
報知や、音声出力装置による報知や、スタートレバーや
特別に設けた振動部を振動させ、遊戯者に報知すること
で、遊戯者は、SRBに内部入賞したことや、目標にし
ていたメダル枚数を獲得できたかどうかの確認ができ、
ゲームに満足感を持ったり、または他の遊戯者に対する
優越感などを持つことができ、ゲームをさらに面白いも
のとすることができる。
【0094】<リールの停止方法> 次に、図7〜図9の例を用いて、本発明の実施の形態例
におけるスロットマシンの各リールを停止する方法につ
いての具体例を説明する。
【0095】図7は各リールの絵柄に対応して、その右
側に、全リールが回転してから、遊戯者が最初に押した
(第1リール停止)ストップ操作をしたときに、各絵柄
番号(0〜20)に対応して制御によりリール絵柄表示
窓上に停止することが可能な絵柄の停止位置(●印で示
す)と、リール絵柄表示窓上に最初に停止操作をした絵
柄位置に対して、以降のリールを停止させる制御に使用
するテーブル番号(3)からなる第1リール停止テーブ
ルを示している。
【0096】図8は、リール停止方法を具体的に示した
例で、遊戯者が各リールに対応したストップボタンを押
下して、(左リール)→(中リール)→(右リール)の
順番でリールを停止させた場合について説明している。
【0097】図8(1)の「(左リール)停止テーブル
IDの格納テーブル」は、左リールの「絵柄番号」(0
〜20)に対応して、左リールがリール絵柄表示窓上に
停止可能である停止位置の情報が格納されている「停止
テーブルID」を示している。
【0098】図8(1)の「停止テーブルID」部に示
してある数字は、図7の第1リール停止テーブルに示し
た、左リールの各絵柄の番号に対応してその絵柄を停止
すること可能であるか否かを示している。即ち、「0」
はその絵柄位置で停止が不可能であることを示し、その
他の数字(1〜3)はその絵柄の位置で停止が可能であ
ることを示している。
【0099】また、この「停止テーブルID」は図8
(2)にあるように、左リールを停止した後にリールを
停止させる制御を行なうための停止テーブルの数と、そ
の番号(中リール、並びに右リールを停止させる制御を
行なうためのテーブル番号)をポイントしている。
【0100】図8の例で制御部は、左リールの停止操作
に対して、図8(1)の「(左リール)停止テーブルI
Dの格納テーブル」を参照し、左リールが絵柄番号
「4」の停止する制御を行う。
【0101】図8(1)の左リールの絵柄番号「4」に
対応する停止テーブルIDの「3」より、図8(2)の
「(中、右リール)停止テーブル数の格納テーブル」に
示す「停止テーブルID」の「3」をポイントする。
【0102】図8(2)の「(中、右リール)停止テー
ブル数の格納テーブル」には、図8(1)によりポイン
トされた「停止テーブルID」(本例では、1〜7の中
の1つをポイント)「3」に対応して、以降のリール
(中、右リール)を停止させるのに使用することが可能
な「停止テーブル数」が格納されており、本例では、
「停止テーブル数」の「2」が選択される(矢印参
照)。即ち、複数(本例では2つ)の停止テーブルが選
択される。
【0103】ここで、複数の停止テーブルが格納されて
いる場合は、図8(3)の「(中、右リール)抽選対象
となる停止テーブル」をサーチした後、乱数抽選によ
り、図8(4)に示す実際に停止させる中リール、およ
び右リールの停止テーブル「(中、右リール)抽選結果
より確定した停止テーブル」を選択する。
【0104】制御部は、この選択した図8(4)の停止
テーブルにしたがって、中リール、および右リールを停
止させる停止制御を行なう。
【0105】<BBゲーム中のリール停止方法> 図9〜図11は、BBゲーム中のリール停止方法を説明
するための図である。
【0106】特に、「SRBフラグの持越し」中に、フ
ルーツの入賞役に内部当選して、回転している全リール
の中から、最初に押下されたストップボタンに対する第
1のリールを停止させることによって、残りの第2、3
のリールを停止させるリール停止方法が、異なっている
様子を示したものである。
【0107】図9の上図は、「SRBフラグの持越し&
フルーツ内部当選」中に、遊戯者の停止操作により、最
初に左リールの絵柄番号7が所定の停止基準位置(例え
ば、図1のリール絵柄表示窓上の中段横一列)を通過し
た瞬間に、ストップボタンが押下された場合、左リール
101のリール絵柄表示窓131上に停止した3個の絵
柄(図9上図では絵柄番号4〜6)と、これらの最初の
停止操作で停止しリール絵柄表示窓上131に表示した
絵柄に対応して、以降の遊戯者の停止操作によりのリー
ル102、103のリール絵柄表示窓132、133上
に停止した場合の6個の絵柄が表示されている例を示し
ている。
【0108】図9の上図の例では、リール絵柄表示窓1
31〜133上の中段横一列に「○−○−○」が揃って
停止しており、制御部は、SRBの入賞と判断し、SR
Bゲームを開始する例を示している。
【0109】図9の下図は、前述と同様に、「SRBフ
ラグの持越し&フルーツ内部当選中に、中リール102
の絵柄番号7、または右リール103の絵柄番号17が
所定の停止基準位置(例えば、図1のリール絵柄表示窓
上の中段横一列)を通過した瞬間に、ストップボタンが
押下された場合、リール絵柄表示窓131、132,1
33に停止した絵柄を示す。
【0110】この場合は、リール絵柄表示窓上の中段横
一列に「△−△−△」が揃って停止しており、制御部
は、ORGの入賞と判断して、メダル15枚をメダル払
出口107からメダル受皿108に払い戻す。
【0111】以上説明したように、「BB中の一般ゲー
ム」において、「SRBフラグの持越し」中に、フルー
ツ入賞役に内部当選したときは、最初に停止するリール
に対応して、リール絵柄表示窓上に引込み制御するリー
ルの絵柄に、優先度をつけるようにする。
【0112】本発明の実施の形態例では、図9(上)に
示すように、左からリールを停止させたときには、優先
的に「○」の絵柄をリール絵柄表示窓上に引込み制御
し、また左リールに対応したストップボタン以外を操作
してリールを停止させたときは図9(下)に示すよう
に、優先的に、「△」の絵柄をリール絵柄表示窓上に引
込み制御している。勿論、停止順序によりリール絵柄表
示窓上に入賞させる絵柄の優先度を変える方法は、これ
以外であっても良いことはいうまでもない。
【0113】以上詳細に説明したように、本発明によれ
ば、制御部の制御がSRBのフラグ持ち越しおよび前述
のリール停止方法を用いることにより、従来のスロット
マシンにはない、BBゲーム中の獲得メダル数を多くす
る機能を達成でき、遊戯者はゲームをより多く楽しむこ
とができる。
【0114】すなわち、BB中の一般ゲームでは、SR
Bゲームを2回まで終了させたのち、残りの1回のSR
Bの入賞を内部的に保持したままの状態で、本発明の特
徴である前述のリール停止方法で、フルーツの入賞役を
優先的に制御するように遊戯者がゲームを行って、BB
ゲーム中の一般ゲーム(高確率ゲーム)をフルに消化し
た後、最後の1ゲームで残りのSRB入賞させることが
できる。
【0115】このようにすると、例えば、BB中の一般
ゲームの払い出し枚数に対する期待値を2.0枚、平均
払い出し枚数を6枚とした場合、遊戯者がBBゲーム獲
得できるメダル枚数Qは、BB中にできる一般ゲームの
回数を27回(目いっぱい)、SRBの入賞回数を3回
とし、1回のボーナスでの獲得メダル枚数を120枚と
すると、次のように100枚以上多くのメダルが獲得で
きるようになる。
【0116】 Q=27回×6枚+120枚×3回=522枚。
【0117】<ゲーム制御> 次に、本発明の実施形態におけるスロットマシンの制御
の例を、図10、図11に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0118】ステップS40:(メダルの投入:ベッ
ト) 遊戯者の選択により1〜3枚の遊戯メダルをメダル投入
口106から投入するか、またはクレジットベットボタ
ン(メダル最大3枚掛ボタン109、メダル最大2枚掛
ボタン110、メダル1枚掛ボタン111)から選択し
て押下する。この時、投入する遊戯メダルの枚数に応じ
て入賞有効ライン表示ランプ120が点灯し、ゲームが
できる状態であることを遊戯者に報知する。
【0119】ステップS41:(スタート操作) 遊戯者がスタートレバー105を操作することにより、
スタートレバーセンサー25がONになり、CPU22
はスタート操作の受付を認知し、ゲームが開始される。
【0120】ステップS42:(乱数取得) 遊戯者によるスタート操作と同時に、後述する、所定の
入賞役に対して、当選しているか否かの抽選を行うため
に、乱数発生器37から乱数を取得し、RAM29に格
納する。
【0121】ステップS43:(BB、RBゲーム中
?) ゲーム状態が、BBゲーム中、またはRBゲーム中であ
るか否かの判断を行う。BBゲーム、またはRBゲーム
中のときは、ステップS47へ進み、それ以外は、ステ
ップS44の処理を実行する。
【0122】ステップS44:(通常ゲーム中の入賞抽
選) ステップS42で、乱数RAM29に格納した取得乱数
と、予めROM28に格納してある、通常ゲーム中での
入賞役に対する抽選データとを比較して入賞の当否を決
定(抽選)し、その結果をRAM29に格納する。
【0123】ステップS45:(BB、RB内部当選の
有無?) ステップS44の入賞抽選の結果、BBまたはRBのい
ずれかに内部当選した否かの判定を行う。抽選の結果が
BB、RBに内部当選している場合には、ステップS4
6へ進み、内部当選していない場合には、ステップS5
1の処理へ進む。
【0124】ステップS46:(BB、RBフラグO
N) ステップS44の入賞抽選の結果、BBまたはRBに内
部当選している場合の処理であって、BBまたはRB内
部フラグをONにし、RAM29に格納する。 ステップS47:(BB、RBゲーム中の入賞抽選) ステップS42でRAM29に格納した取得乱数と、予
めROM28に格納してある、BBゲーム中、またはR
Bゲーム中での入賞役に対する抽選データとを比較し
て、入賞当否の抽選を行う。そして、その結果をRAM
29に格納する。ステップS48:(SRB内部当選の
有無?) ステップS47の入賞抽選の結果、SRBに、内部当選
したか否かの判定を行う。抽選の結果がSRBに内部当
選している場合には、ステップS49へ進み、内部当選
していない場合には、ステップS51の処理を行う。
【0125】ステップS49:(SRBフラグON) ステップS47の抽選の結果、SRBに内部当選してい
る場合には、本発明の特徴の1つである、RAM29上
のデータ値、すなわちSRBフラグをONに更新する。
【0126】ステップS50:(告知ランプの点灯) ステップS47の抽選の結果、SRBに内部当選してい
る場合には、遊戯台の前面に設けられた告知ランプ11
8を点灯することで、遊戯者に内部状態を報知する。
【0127】ステップS51:(リール回転開始) 遊戯者のスタート操作に伴い、リール絵柄表示窓131
〜133上に表示される絵柄が上から下へ移動するよう
に、各リール101〜103の回転駆動を開始する。
【0128】ステップS52:(リール停止制御) 遊戯者により、左リールストップボタン121、または
中リールストップボタン122、または右リールストッ
プボタン123を順不同に押し、対応する左リール10
1、中リール102、右リール103をストップ操作す
ることにより、リール絵柄表示窓131〜133上の所
定の箇所に所定の絵柄が表示されるように、各リールを
停止制御する。
【0129】ステップS53:(入賞判定?) 全てのリールが停止したときに、入賞有効ライン上に所
定の入賞役の絵柄が揃っているか否かの入賞判定を行
い、入賞している場合は、ステップS53へ処理を進め
る。入賞していない場合には1ゲームの処理を終了す
る。
【0130】ステップS54:(メダル払出) 前記入賞判定の結果、所定の入賞役がリール絵柄表示窓
131〜133上に停止していると判断された場合は、
その入賞役に対する所定の配当率(メダル数)のメダル
を、メダル払出口107から、メダル受皿108へ払い
出す。
【0131】ステップS55:(BBゲーム中?) BBゲーム中であるか否かの判定を行う。BBゲーム中
の場合は、ステップS56の判定を行う。BBゲーム中
でない場合には、1ゲームの処理を終了する。 ステップS56:(SRB入賞の有無?) BBゲーム中において、リール絵柄表示窓131〜13
3上に揃った入賞役の種類が、SRB入賞役であるか否
かの判定を行う。入賞役の種類が、SRB入賞役である
場合には、ステップS57へ処理を進める。SRB入賞
役でない場合には、1ゲームの処理を終了する。
【0132】ステップS57:(SRBフラグのクリ
ア) 入賞判定の結果、リール絵柄表示窓131〜133上に
入賞した、入賞役の種類が、SRB入賞役であった場合
には、ステップS49でONにしたSRBフラグをクリ
アする。
【0133】ステップS58:(告知ランプの消灯) 前記SRBフラグのクリアに伴って、ステップS50で
点灯させた告知ランプ118を消灯した後、1ゲームの
処理を終了する。
【0134】以上説明した、本発明の実施例において
は、告知ランプ118で遊戯者に報知しているが、報知
装置としては、表示装置の他に、音声出力装置や、振動
装置によるものであってもよい。
【0135】表示装置は、ランプ、LED、プラズマ、
蛍光燈、液晶、CRT、EL、バックライト、冷陰極
管、ネオン管などがある。
【0136】振動装置は、とくにゲームの進行と合わせ
て用いると、視覚障害者や、聴覚障害者にとって、有益
となる。
【0137】<リール停止制御> 次に、本発明の実施形態におけるスロットマシンのリー
ル停止制御、即ち前述したゲーム制御のステップS52
にあるリール停止制御を、図12、図13に示すフロー
チャートを用いて詳細に説明する。
【0138】ステップS100:(第1ストップ操作) 遊戯者は、左リールに対応したストップボタン121、
または中リールに対応したストップボタン122、また
は右リールに対応したストップボタン123のいずれか
1つのストップボタンを押下することにより、全リール
が回転してから最初のリールを停止させる操作を行う。
【0139】ステップS101:(BBゲーム中?) 第1ストップ操作の後、現在のゲームモードが、BBゲ
ーム中であるか否かの判定を行う。
【0140】BBゲーム中である場合には、ステップS
102の判定を行い、BBゲーム中でない場合は、ステ
ップS103の処理へ進む。 ステップS102:(SRBフラグON?) BBゲーム中において、SRBフラグがONになってい
るか否かの判定を行う。
【0141】SRBフラグがONになっている場合に
は、ステップS104の判定を行い、SRBフラグがO
Nになっていない場合には、ステップS103の処理へ
進む。 ステップS103:(ハズレを含む停止テーブル取得) 乱数抽選により、ハズレを含む入賞の種類に対応して、
全リールが回転してから遊戯者が最初に押下したストッ
プボタンのリールを停止する制御を行うための停止テー
ブルを取得する。
【0142】ステップS104:(左リールストップ操
作?) SRBフラグがONである場合、全リールが回転してか
ら最初に押下されたストップボタンが左リール101に
対応したストップボタン121であるか否かの判定を行
う。
【0143】最初に押下されたストップボタンが左リー
ル101に対応したストップボタン121である場合に
は、ステップS106の処理へ進む。最初に押下された
ストップボタンがストップボタン121以外の場合は、
ステップS105の判定を行う。
【0144】ステップS105:(フルーツ内部入賞
?) 左リール101に対応したストップボタン以外が押下さ
れた場合に、乱数抽選の結果、フルーツの入賞役に内部
当選しているか否かについて判定を行う。
【0145】フルーツの入賞役に内部当選している場合
には、ステップS107の処理へ進む。内部当選してい
ない場合は、ステップS106の処理へ進む。
【0146】ステップS106:(SRB入賞テーブル
取得) ステップS105の判定の結果、フルーツ入賞役に内部
当選していないと判断させた場合には、最初のストップ
操作が左リールに対応していないにも係らず、ステップ
S102の判定からSRB内部フラグがONになってい
るため、SRB入賞役をリール絵柄表示窓131〜13
3上に入賞させることを目的として、SRB入賞テーブ
ルを取得する。
【0147】ステップS107:(フルーツ入賞テーブ
ル取得) ステップS105の判定の結果、フルーツ入賞役に内部
当選していると判断された場合には、最初のストップ操
作が左リールでないため、ステップS102からSRB
フラグがONになっているにも係らず、優先的にフルー
ツ入賞役をリール絵柄表示窓131〜133上に入賞さ
せるため、フルーツ入賞テーブルを取得する。
【0148】ステップS108:(第1リールで停止さ
せる絵柄位置の抽選) 図8の停止テーブルIDの格納テーブル(全リールが回
転してから最初に押下されたストップボタンに対応して
リール絵柄表示窓131〜133上に最初に停止させる
リールの停止位置格納テーブル)から、ストップ操作時
にリール絵柄表示窓131〜133の所定の基準位置を
通過した絵柄位置から5駒先の絵柄位置までの間に、リ
ール絵柄表示窓131〜133上の所定の基準位置に停
止させることが可能な絵柄位置を抽出して、乱数抽選に
より停止させる絵柄位置を決定する。
【0149】ステップS109:(第1リール停止) ステップS108の記停止絵柄位置の抽選結果に伴っ
て、全リールが回転してが最初に押下されたストップボ
タンに対応したリールをリール絵柄表示窓131〜13
3上に停止させる。
【0150】ステップS110:(停止絵柄番号より停
止テーブルID取得) リール絵柄表示窓131〜133上の所定の基準位置に
停止した絵柄の絵柄番号に対応して格納してある、全リ
ールが回転してから最初に停止したリール以外のリール
を停止させるための停止テーブルIDを取得する。
【0151】ステップS111:(ID番号より第2、
3停止テーブル取得) ステップS110で取得した停止テーブルID番号に対
応した、全リールが回転してから最初に停止したリール
以外のリール(第2リール、第3リール)を停止させる
ための停止テーブルを取得する。
【0152】ステップS112:(第2リールストップ
操作?) 全リールが回転してから最初のリールが停止した後に、
次のリールを停止させるための次のストップ操作(第2
リールストップ操作)があるか否かの判定を行う。スト
ップ操作がない場合には、ストップ操作の受付待ちをす
る。
【0153】ステップS113:(第2リール停止) 遊戯者による2番目のストップ操作の受付に伴い、次の
リール(第2リール)をリール絵柄表示窓131〜13
3上に停止させる。
【0154】ステップS114:(第3リールストップ
操作?) 回転している最後のリールに対応したストップ操作(第
3リールのストップ操作)があるか否かの判定を行う。
ストップ操作がない場合には、ストップ操作の受付待ち
をする。
【0155】ステップS115:(第3リール停止) 遊戯者による3番目のストップ操作の受付に伴い、回転
している最終リール(第3リール)をリール絵柄表示窓
131〜133上に停止させる。
【0156】以上詳細に説明したように、本発明によれ
ば、通常ゲームにおいて、特定絵柄の1例として、ビッ
クボーナスに入賞してその特典が与えられたとき、「B
B中の一般ゲーム」において、入賞絵柄の乱数抽選によ
り、SRBの入賞役に内部当選した場合には、SRBに
入賞するまでSRBフラグの持越しを行い、「BBの一
般ゲーム」において、入賞役に対する抽選の結果、SR
Bの入賞役に内部当選しているときは、内部抽選の結果
を遊戯台の前面に設けてある報知装置により遊戯者に知
らせる。
【0157】更に、SRBフラグを保持した状態で、フ
ルーツの入賞役の抽選を「BBゲーム中の一般ゲーム」
において行い、抽選の結果、フルーツの入賞役に当選し
た場合には、全リールが回転してから最初に停止させる
リールに(左か、中か、右のリール)よって、リール絵
柄表示窓上に優先的に入賞させる入賞役を制御するリー
ル停止制御を行うことにより、初心者にとっても、熟練
者にとってもゲームを面白いものとすることができる。
【0158】即ち、本発明によれば、遊戯者は、従来の
スロットマシンに対して、「BB中の一般ゲーム」とい
う通常ゲームに比べて高確率ゲームであるゲーム中にお
けるゲーム回数を、遊戯者の意志により調整でき、BB
ゲーム中で獲得できるメダルを増やすことができるの
で、従来にない新規なゲーム性を楽しむことができる遊
戯台を提供することができる。
【0159】
【発明の効果】本発明によれば、各リールに対応したス
トップボタンのうち、どのストップボタンが最初に操作
されたか否かに基づいて該リールの停止制御が行われ、
入賞が左右される。このため、ゲームに変化が出て、遊
戯者にとってゲームが更に面白い、ゲーム性の増した遊
戯台となり、従来にない新規なゲーム性を楽しむことが
できる遊戯台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例におけるスロットマシンの斜視
図である。
【図2】本実施の形態例におけるスロットマシンの制御
部のブロックダイヤグラムである。
【図3】本実施の形態例におけるスロットマシンのリー
ル絵柄の組合せを示す図である。
【図4】本実施の形態例におけるスロットマシンの通常
ゲームの入賞役および配当率を示す図である。
【図5】本実施の形態例におけるスロットマシンのBB
ゲームの入賞役および配当率を示す図である。
【図6】本実施の形態例におけるスロットマシンのボー
ナスゲームの入賞役および配当率を示す図である。
【図7】本実施の形態例におけるスロットマシンの第1
リール停止テーブルを示す図である。
【図8】本実施の形態例におけるスロットマシンでのリ
ール停止方法を説明する図である。
【図9】 本実施の形態例におけるスロットマシンで
の、BB中の一般ゲームにおけるリール停止の方法につ
いて説明する図である。
【図10】 本実施の形態例におけるスロットマシンの
ゲーム制御を説明する制御フローチャートである。
【図11】 本実施の形態例におけるスロットマシンの
ゲーム制御を説明する制御フローチャートである。
【図12】 本実施の形態例におけるスロットマシンの
リール停止制御を詳細に説明する制御フローチャートで
ある。
【図13】 本実施の形態例におけるスロットマシンの
リール停止制御を詳細に説明する制御フローチャートで
ある。
【符号の説明】
22 CPU 23 メダルセンサー 24 停止ボタンスイッチ 25 スタートレバーセンサー 26 クレジットベットボタンスイッチ 27 入力インターフェース 28 ROM 29 RAM 30 モータ制御部 31 ホッパー制御部 32 入出力インターフェース 33 ランプ制御部 34 出力インターフェース 35 スピーカ 36 サウンド出力部 37 乱数発生器 50 バス 100 スロットマシン 101 左リール 102 中リール 103 右リール 105 スタートレバー 106 メダル投入口 107 メダル払出口 108 メダル受け皿 109 メダル最大3枚掛ボタン 110 メダル最大2枚掛ボタン 111 メダル1枚掛ボタン 112 メダル精算ボタン/クレジット切替ボタン 113 音孔 114 クレジット残枚数表示器 115 メダル払出枚数表示器 116 メダルインサートランプ 117 リプレイ開始ランプ 118 ボーナスフラグ告知ランプ 119 入賞配当表示板(オッズパネル) 120 入賞有効ライン表示ランプ 121 左リールストップボタン 122 中リールストップボタン 123 右リールストップボタン 131〜133 リール絵柄表示窓 140 フリッカー表示ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 5/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の絵柄よりなるリールを複数列
    備え、メダルまたは玉等の遊戯媒体を投入し、ゲームの
    開始操作により前記複数列のリールをリール絵柄表示窓
    上で移動を開始させると同時に、抽選により内部入賞の
    当否を確定し、各リールに対応して設けられたストップ
    ボタンの操作に対して、前記抽選の結果に応じた絵柄組
    み合せが前記リール絵柄表示窓上に表示されるように前
    記リールを停止させ、停止した前記リール絵柄表示窓上
    の絵柄組み合せから入賞を定め、所定の数の遊戯媒体を
    払い出す遊戯台であって、 前記リール絵柄表示窓上に特定の絵柄組み合せが表示さ
    れるとビッグボーナスゲームを開始し、 前記ビッグボーナスゲームにおいて、2つの入賞役に前
    記内部入賞している場合は、 最初に操作された前記ストップボタンが、どのストップ
    ボタンかに基づいて、前記リールを、前記2つの入賞役
    のうち、一方の前記入賞役に対応する絵柄の組み合せが
    前記絵柄表示窓上に表示されるように停止制御するか、
    又は、他方の前記入賞役に対応する絵柄の組み合せが前
    記絵柄表示窓上に表示されるように停止制御することを
    特徴とする遊戯台。
  2. 【請求項2】 複数種類の絵柄よりなるリールを複数列
    備え、メダルまたは玉等の遊戯媒体を投入し、ゲームの
    開始操作により前記複数列のリールをリール絵柄表示窓
    上で移動を開始させると同時に、抽選により内部入賞の
    当否を確定し、各リールに対応して設けられたストップ
    ボタンの操作に対して、前記抽選の結果に応じた絵柄組
    み合せが前記リール絵柄表示窓上に表示されるように前
    記リールを停止させ、停止した前記リール絵柄表示窓上
    の絵柄組み合せから入賞を定め、所定の数の遊戯媒体を
    払い出す遊戯台であって、 前記リール絵柄表示窓上に特定の絵柄組み合せが表示さ
    れるとビッグボーナスゲームを開始し、 前記ビッグボーナスゲームにおいて、ボーナスゲームを
    開始させる入賞役に内部入賞した場合、前記ボーナスゲ
    ームを開始させる入賞役の絵柄組み合せが、前記リール
    絵柄表示窓上に表示されるまで、当該内部入賞の状態を
    保持し、 前記ビッグボーナスゲームにおいて、前記ボーナスゲー
    ムを開始させる入賞役の前記内部入賞の状態を保持して
    いる場合に、他の入賞役に前記内部入賞した場合は、 最初に操作された前記ストップボタンが、どのストップ
    ボタンかに基づいて、前記リールを、前記ボーナスゲー
    ムを開始させる入賞役に対応する絵柄の組み合せが前記
    絵柄表示窓上に表示されるように停止制御するか、又
    は、前記他の入賞役に対応する絵柄の組み合せが前記絵
    柄表示窓上に表示されるように停止制御することを特徴
    とする遊戯台。
  3. 【請求項3】 前記ビッグボーナスゲームにおいて、前
    記ボーナスゲームを開始させる入賞役が内部入賞の状態
    にあることを、前記遊戯台に設けた報知装置により報知
    することを特徴とする請求項2に記載の遊戯台。
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