JP3163067B2 - 遊戯台 - Google Patents

遊戯台

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JP3163067B2
JP3163067B2 JP32565498A JP32565498A JP3163067B2 JP 3163067 B2 JP3163067 B2 JP 3163067B2 JP 32565498 A JP32565498 A JP 32565498A JP 32565498 A JP32565498 A JP 32565498A JP 3163067 B2 JP3163067 B2 JP 3163067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊戯媒体(メダ
ル、玉等)を投入し、複数の種類の絵柄からなる絵柄列
(リール)を移動(回転)させ、それを停止した際に絵
柄表示窓上に停止した絵柄の組み合せから入賞が定めら
れ、所定の遊戯媒体の払い戻しを受けることを楽しむ遊
戯台(回胴式遊戯機/スロットマシン、弾球遊戯機/パ
チンコ等)に関する。
【0002】
【従来の技術】<スロットマシン>従来、複数の絵柄よ
りなる絵柄列(リール)を複数列(通常3列)備えるス
ロットマシンでは、メダルを投入しスタートレバーを操
作すると、この絵柄列が回転を開始し遊戯が始まる。こ
の遊戯開始と同時に、制御部は内部的に抽選を行う。抽
選の結果当選すると、内部入賞状態とする。次に遊戯者
が各絵柄列に対応するストップボタンを押す操作をする
と、制御部は、対応する絵柄列が押された位置(個所)
と、前記の内部入賞状態に応じて、予め定められた所定
の絵柄の組み合せが絵柄表示窓上に表示されるように制
御して絵柄列を停止する。全ての絵柄列を停止した後、
絵柄表示窓上に表れる絵柄の組み合せに応じて、所定の
数のメダルを払い戻す。
【0003】<特定遊戯状態:ビッグボーナス>抽選の
結果、所定の入賞に当選すると内部入賞状態は、内部特
定入賞状態(通常ビッグボーナスの内部入賞状態または
内部当り状態、またはビッグボーナスの内部フラグ成立
という)となる。内部特定入賞状態で、絵柄列を目的の
組み合せ(例えば、777)に揃えて停止させることが
できると、制御は特定遊戯状態、即ちビッグボーナス
(BBまたはBIGと略す)状態(BBゲーム)に入
る。BB状態での一般遊戯では、所定の絵柄の入賞確率
が所定の回数(例えば30回)に限って高くなる。この
状態を「ビックボーナス作動装置作動中の一般遊戯」の
状態という。
【0004】<特別遊戯状態1:BB中のレギュラーボ
ーナス>BB状態のときに、抽選により所定の入賞に当
選すると内部特別入賞状態(通常レギュラーボーナスの
内部入賞状態、またはレギュラーボーナスの内部フラグ
成立という)となる。内部特別入賞状態で、絵柄列を目
的の組み合せ(例えば、リプレイ絵柄)に揃えて停止さ
せることができると、制御は特別遊戯状態、即ちレギュ
ラーボーナス(RBまたはREGと略す)状態(RBゲ
ーム)に入る。RB状態を「レギュラーボーナス作動装
置の作動」の状態という。RB状態では、例えば、メダ
ルを1枚だけ投入して遊戯をする状態となり、停止操作
により絵柄表示窓上の中段横一列にリプレイの絵柄が揃
い易く制御する。このリプレイの絵柄が揃った場合に限
って、例えば15枚のメダルが払い戻される。この遊戯
を所定の回数(例えば8回)繰り返すことができ、RB
状態を終了する。BB状態では、このRB状態を所定の
回数(例えば3回)繰り返して行うことができる。
【0005】<特別遊戯状態2:通常遊戯中のRB>ま
た、BB状態でない通常遊戯中に、一般にBB状態の場
合と異なる所定のRBの絵柄の組み合せが、絵柄表示窓
上に揃って停止するとRB状態になり、前述のRB状態
の場合と同じRBを1回に限って行うことができる。
【0006】<内部入賞の保持> 一般に、制御が上述の内部入賞状態のうち、内部特定遊
戯状態(BB状態)または内部特別遊戯状態(RB状
態)の内部入賞状態になっているにもかかわらず、遊戯
者が絵柄列の停止操作時に、遊戯台の制御によっても絵
柄表示窓上に所定の絵柄を揃えて停止させることができ
ない位置でストップボタンを操作した場合、この内部入
賞状態を消し去ることをせず、遊戯者が絵柄を揃えて停
止できるまで保持する。
【0007】<内部情報の報知>更に、この内部入賞状
態を内部情報として遊戯者に分かるように、絵柄列(リ
ール)の停止制御により、通常とは異なる所定の組合せ
の絵柄(リーチ目)が前記絵柄表示窓上に停止するよう
に制御して報知することが一般的である。遊戯者は、リ
ーチ目を見たならば、内部特定遊戯状態に入賞している
か、あるいは内部特別遊戯状態に入賞しているかを判断
または推定し、該当する特定の絵柄が絵柄表示窓上に揃
うようにストップボタンを押し(狙い打ち)ていた。
【0008】<従来の問題点> しかしながら、一般には、前記絵柄列の中の絵柄の配列
並びに絵柄列の停止条件が法令で制限されているため、
抽選に当選し内部入賞状態になっていても、遊戯者が、
リールの停止制御で前記絵柄表示窓上に入賞予定の絵柄
組み合わせを制御して停止させる(引込み制御という)
範囲でストップボタンを操作することができず、絵柄表
示窓上に所定の絵柄を揃えることができない場合が生じ
ていた。
【0009】また、BBの内部入賞状態で、制御部の制
御により、リーチ目を絵柄表示窓上に停止し表示して
も、そのリーチ目が、種類の異なる遊戯台毎に固有であ
るため、初めて遊戯を行う遊戯台では、そのリーチ目が
遊戯者に分からず、無駄にメダルを消費してしまう問題
があった。
【0010】特に、初めて遊戯を行う遊戯者にとって
は、リーチ目が分からず、折角のBBを行えるチャンス
を他の遊戯者に与えてしまう欠点があった。
【0011】即ち、従来の遊戯台では、遊戯者にとって
初めての遊戯台で遊戯を行う場合や、熟練していない遊
戯者にとって不利な状況を作り出すことになり、遊戯を
つまらないものとする欠点があった。
【0012】更に、遊戯者にとって初めての遊戯台で遊
戯を行う場合や、熟練していない遊戯者にとって、前記
BB状態での一般ゲームで、RBに内部入賞した場合、
この状態を判断せずにストップボタンを操作して絵柄を
停止させてしまうので、通常いう「リプレイ外し」が行
えず、すぐにRBが絵柄表示窓上に揃ってしまい、折角
の高確率状態(通常ゲームより高確率)のゲーム回数が
少なくなり、BB中に獲得できるメダルの枚数が少なく
なる欠点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の問題点に鑑み提案されるものである。
【0014】即ち、本発明の解決しようとする課題は、
内部情報が分かり易く、かつ変化に富んだ遊戯台を提供
するところにある。
【0015】更に、本発明の目的は、初心者にも遊戯を
楽しむことができ、内部の抽選に当選し内部入賞状態、
特にBBまたはRBの内部入賞状態になった時は、無駄
にメダルを使うことが少なくなり、さらに獲得できるメ
ダルの枚数が多く、変化に富んだ遊戯機を提供し、遊戯
者の遊戯意欲を高め、遊戯者が遊戯を楽しめる遊戯台を
提供する所にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、特定絵
柄を含む複数種類の絵柄よりなる絵柄列を複数列備え、
メダルまたは玉等の遊戯媒体を投入し、遊戯の開始操作
により前記複数列の絵柄列を絵柄表示窓上で移動を開始
させると同時に、抽選により内部入賞の当否を確定し、
前記内部入賞した場合を内部入賞状態とし、各絵柄列に
対応した停止操作に対して、前記各絵柄列を前記内部入
賞状態に基づいた所定の組み合せで絵柄が絵柄表示窓上
に表示されるように制御して停止させ、停止した前記絵
柄表示窓上の絵柄の組み合わせから入賞を定め、所定の
数の遊戯媒体を払い戻す遊戯台であって、 1)所定の絵柄の組み合せが前記絵柄表示窓上に揃った
場合には特定遊戯状態の制御を行い、前記特定遊戯状態
では通常遊戯の状態よりも所定の遊戯回数に限って所定
絵柄の入賞確率が高くなる制御を行い、前記特定遊戯状
態における一般遊戯中に、所定の絵柄の組み合せが前記
絵柄表示窓上に揃った場合には特別遊戯の行える特別遊
戯状態の制御を行い、 2)前記特定遊戯状態での一般遊戯の回数が所定の回数
を経過するか、または前記特別遊戯の回数が所定の回数
を経過した場合、前記特定遊戯状態を解除し、 3)また、特定遊戯状態でない時に特別遊戯の行える所
定の絵柄の組み合せが前記絵柄表示窓上に揃って停止し
た場合には特別遊戯を1度限り行える特別遊戯状態の制
御を行い、 4)制御部が前記特定遊戯状態になるように絵柄列の停
止位置を制御する内部特定入賞状態と、前記特定遊戯状
態でない時に制御部が前記特別遊戯状態になるように制
御する内部特別入賞状態は前記内部入賞状態に含まれ、 5)制御部は、前記内部特定入賞状態または内部特別入
賞状態を、前記絵柄列の停止時に絵柄表示窓上に表示さ
れる絵柄列の組み合せが前記特定遊戯状態になる組み合
せまたは前記特別遊戯状態になる組み合せになるまで保
持し、 6)前記内部特定入賞状態または前記内部特別入賞状態
の内部入賞状態を、内部入賞状態が成立した時に、該内
部入賞状態が成立した時より所定の遅れをもって前記内
部入賞の状態を遊戯者に物理的手段により報知し、か
つ、前記所定の遅れは、内部入賞状態が成立した後、予
め定めた複数の遊戯回数より抽選により選択された遊戯
回数の経過を遅れとしたことを特徴とする遊戯台が提供
される。
【0017】本発明において、前記物理的手段は、照
明、音源、振動、固体の突出動作、またはこれらの組み
合せによる物理的手段を含むこともできる。また、本発
明において、前記所定の遅れが、各リールの回転開始時
まで、各リールの停止過程まで、全リールの停止時ま
で、若しくは、全リール停止後の所定の時間経過時まで
のいずれかの期間であってもよい。
【0018】また、本発明において、前記内部特定入賞
状態、または前記内部特別遊戯状態に内部入賞し、前記
内部状態の報知を行った後、前記絵柄列の停止時に絵柄
表示窓上に表示される絵柄列の組み合せが、前記特定遊
戯状態になる組み合せまたは前記特別遊戯状態になる組
み合せになるまで、前面パネル上のボーナスフラグ告知
ランプを点灯することもできる。この場合、前記ボーナ
スフラグ告知ランプの点灯は、前記内部特定入賞状態で
あるか、前記内部特別遊戯状態であるかの区別がつくよ
うにしてもよい。
【0019】また、本発明において、前記遊戯台は回胴
式遊戯機、または弾球遊戯機とすることもできる。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施の形態を、スロ
ットマシンを例にとって、添付図面を用い詳細に説明す
る。
【0021】<スロットマシンの外観構成> (構成)図1は本発明を適用した一実施例のスロットマ
シンの外観を示す斜視図である。このスロットマシン本
体100の中央部には、各々の外周面に複数種類の絵柄
を配列した絵柄列、即ちリールが3個(101〜10
3)収納され、本体100の内部で回転できるように構
成されている。各リール101〜103の絵柄は、本体
100の正面の絵柄表示窓131〜133より、各リー
ル毎に縦方向に3つの絵柄が表示され、遊戯者が見るこ
とができるようになっている。従って、リールが停止し
た時には絵柄表示窓には、3×3の合計9個の絵柄が遊
戯者に表示されることになる。
【0022】105は遊戯者によるリール101〜10
3の回転を開始させるためのスタートレバーであり、1
06は遊戯を開始するに当たって遊戯者がメダルを投入
するメダル投入口である。107はメダルの払い出し口
であり、108は払い出されたメダルの受け皿である。
【0023】109、110、111はクレジットより
のクレジットベットボタンで、109はメダル最大3枚
がけボタン、110はメダル最大2枚がけボタン、11
1はメダル1枚がけボタンで、押しボタン操作により1
回のゲームに1〜3枚のメダルを、クレジットのメダル
残枚数表示器114に表示されている中から投入(ベッ
ト)できる。
【0024】112はクレジットのメダル清算ボタン及
びクレジット切替えボタンで、遊戯者が獲得したメダル
を最大50枚までクレジットとして内部に蓄積するか、
またはメダル残枚数表示器114に表示されているメダ
ルを排出し、以後クレジットとして貯えないかを決める
ボタンである。
【0025】113は音声を出力するスピーカからの音
を出力する音孔であり、遊戯の経過に応じて遊戯者に効
果音を発生し出力する。
【0026】115はメダル払い出し枚数表示器で、リ
ール101〜103が停止した時に、絵柄表示窓101
〜103に表示された絵柄の並びが入賞し、遊戯者が獲
得したメダルが排出されると、その排出されたメダル払
い出し枚数を表示する。116はメダルインサートラン
プで、遊戯開始のために遊戯者にメダルの投入を促すラ
ンプである。117は再遊戯開始ランプ、即ちリプレイ
に入賞した時に遊戯者にリプレイを知らせるランプであ
る。
【0027】118告知ランプで、抽選に当選し、内部
特定遊戯状態(内部がビッグボーナス/BBに入賞した
状態)、又は内部特別遊戯状態(内部がレギュラーボー
ナス/RBに入賞した状態)になっていることを、内部
情報として遊戯者に報知するランプである。
【0028】119は入賞配当表示板で、表示窓上の有
効な入賞ライン(入賞有効ライン)上に所定の絵柄が揃
った場合に対応するメダル払い出し枚数、即ちオッヅの
定めが表示してあるパネルである。120は入賞有効ラ
イン表示ランプであり、メダルの投入枚数に対応して、
絵柄が揃った時に有効(入賞)となるライン、即ち遊戯
で有効となる入賞ラインを示す。入賞の有効ラインは、
一般にメダルを1枚投入した時は中段の水平ライン1
本、メダルを2枚投入した時は中段の水平ラインに上下
の水平ライン2本を加えて3本、メダルを3枚投入した
時は更に左上から右下への斜めの線並びに左下から右上
への斜めの線を加えて5ラインが入賞有効ラインとな
る。
【0029】121〜123はストップボタンで、各リ
ールに対応して各リールを遊戯者が停止するために設け
てあり、リール101に対してストップボタン121、
リール102に対してストップボタン122、リール1
03に対してストップボタン123が対応している。
【0030】140はフリッカー表示ランプで、ビッグ
ボーナスに入賞した時に点滅する。 <遊戯操作の概略> 1)遊戯の開始は、遊戯者がメダル投入口106からメ
ダルを投入し、 2)スタートレバー105を操作することにより開始す
る。
【0031】3)遊戯が開始すると、3つのリール10
1、102、103が一斉に回転を開始する。同時に制
御部が内部で抽選を行い、ハズレまたは入賞(入賞の種
類も含む)が内部的に定まる。
【0032】この時、遊戯者はBBまたはRBに入賞す
ることを期待する。
【0033】また、BBまたはRBに内部入賞した場合
は、前述のように制御部は、表示窓上の入賞有効ライン
上にBBまたはRBの絵柄が揃うまで、この内部入賞の
状態を保持する。
【0034】4)次いで、各リールの回転速度が所定の
速度に達した後に、ストップボタン121〜123の押
下の操作が可能となる。
【0035】5)遊戯者は、各リールに対応して設けら
れたストップボタン121〜123を押下し、対応する
リールの回転を停止させる。このとき遊戯者は、所定の
絵柄を表示窓上の入賞有効ライン上に停止させることを
目標として、特定の絵柄を狙って、各ストップボタン1
21〜123を押下する。つまり、制御部、は停止の時
に、3)での抽選で内部入賞になっていると、所定の規
格の範囲でその入賞役(種類)の絵柄が揃い得るように
制御する。
【0036】6)各リールが停止した時に、メダルの投
入枚数によって決まる入賞有効ライン上に停止した絵柄
の組合せが所定の入賞組合せに該当していれば、入賞の
種類に応じた枚数のメダルが受皿108に払い出され、
1回の遊戯が終了する。
【0037】<リールマウント>図1に示した絵柄表示
窓131、132、133の内側に収納されている3個
のリール101、102、103は、図2に示すように
1つリールマウントに組み込まれている。各リールが停
止した時に絵柄表示窓に絵柄が表示される位置に対応し
て、各リール毎に3個の絵柄を裏側から制御に基づいて
選択的に照らすように構成されたバックライトが取り付
けられている。
【0038】600、601、602は、リールが停止
した時に絵柄表示窓に表示される絵柄を後ろから照らす
ようにバックライト610を縦方向に配置した基板(プ
リント基板)である。バックライトは、左リール101
のバックライトとして左基板600に上から下へL1、
L2、L3があり、中央リールのバックライトとして中
央基板601のL4、L5、L6、があり、右リールの
バックライトとして右基板602のL7、L8、L9の
合計9セットのバックライトが設けられている。
【0039】なお、図2ではバックライトを配列した基
板並びにバックライトが実線で描かれているが、実際に
は各リールの裏側より照らすようになっている。
【0040】以上説明したバックライトL1〜L9の点
灯、点滅の動作により、後述するバックライトによるパ
ターンの演出が実行される。
【0041】<絵柄配列>図3は、本実施例で用いられ
ている各リール101、102、103に対応する各絵
柄配列を平面に展開した図である。図3に示す絵柄配列
は、各リール複数種類の絵柄が21個配列されている。
各絵柄配列には20〜0のコード番号が付けてあり、対
応してコード番号として制御部に記憶されている。各リ
ールの絵柄配列は図の矢印の方向にの駆動モータ30に
より回転される。
【0042】図3から判るように、遊戯者のメダルの投
入枚数と、各リールの停止操作により、各リールに対応
するストップボタンが押されたときに、例えば、左、
中、並びに右のリールのコード番号20の3個の「7」
が表示窓上の有効な入賞ライン上に揃ったときは、「ビ
ックボーナス作動装置の作動」となり、BB状態(BB
ゲーム)となる。
【0043】BB状態では、通常遊戯状態よりも入賞確
率が高く設定され、一般遊戯が所定遊戯回数(例えば3
0回)に達するか(BB状態中の一般遊戯)、あるいは
特別遊戯(RB)を所定の回数(例えば、3回)行うこ
とで終了となる。
【0044】図11は、通常遊戯(通常ゲーム)中の各
入賞の当選確率とメダルの払い出し枚数と、BB中の一
般ゲームでの各入賞の当選確率とメダルの払い出し枚数
を示している。
【0045】例えば、通常ゲーム中に「ベルーベルーベ
ル」と入賞する確率は、15分の1であり、メダルの払
い出し枚数は8枚となる。また、BB中の一般ゲームで
は、同じ「ベルーベルーベル」と入賞する確率は、3分
の1となり、メダルの払い出し枚数は8枚であることを
示している。
【0046】なお、図11での「7」はBBであり図3
の左リールでいうとコード番号20番、アーサー王はR
Bでありコード番号15番、マーリンはコード番号18
番、ドラゴンはコード番号17番、ベルはコード番号1
4番、チェリーはコード番号6番、聖杯はコード番号1
6番を示し、ANYはどれでもよいことを示している。
また、「再遊戯」はリプレイを示している。
【0047】<演出:遅れ表示>さて、遊戯者が例えば
3枚のメダルを投入口106から投入し、スタートレバ
ー105を操作することにより、リールが回転を開始
し、遊戯が始まる。同時に抽選により入賞の可否が定め
られる。
【0048】ここで、抽選によりBBまたはRBに当選
し、BBまたはRBの内部入賞状態になった場合、即
ち、BB(BIGともいう)またはRB(REGともい
う)の内部フラグが成立した場合、この内部フラグ成立
の内部情報を前面パネル上に表示するにあたって、すぐ
に表示せずに、何回かの遊戯(ゲーム)を経過した(遅
れ回数)後に前面パネル上に表示(遅れ表示)するよう
に制御し、演出することにより遊戯者に遅れ表示が何時
されるかという期待感を持たす演出ができる。この遅れ
のゲーム回数は一定でも良く、更に幾つかの遅れ回数を
用意し、抽選により定めるというように変化をもたせる
ことにより、ゲームに変化を持たすことができ、ゲーム
に深さを持たせることができる。
【0049】また、前記遅れは、ゲームの回数でなくと
も、内部での抽選に当選してから、ある予め定めた時間
を経過した後(遅れ時間)に前面パネル上に表示するこ
とによっても遊戯者に期待感を持たす演出ができる。こ
こで、この遅れの時間は、一定でも良く、更に幾つかの
遅れ時間を用意し、抽選により定めるいうように変化を
もたせることにより、ゲームに変化を持たすことがで
き、ゲームに深さを持たせることができる。
【0050】更に、上述した遅れ回数と遅れ時間を組み
合わせることにより、ゲームにいっそう大きな変化を持
たすことができ、更に遊戯者へ、ゲーム意欲の沸く変化
と期待感に富んだ遊戯台を提供することができる。以上
説明したように、本実施例での特徴は、内部の抽選でB
BまたはRBに当選し、内部入賞状態となった時に、そ
の内部情報を所定のゲーム回数、または所定の期間の遅
れを経過してから遊戯者に知らせるところにある。
【0051】また、前記内部入賞の状態を遊戯者に知ら
せる(報知)表示方法は、遊戯者の感知できる物理的手
段であればよい。物理的手段としては、健常者の遊戯者
には、照明(光)や、音(音源)や、これらの組み合せ
があり、また、目や耳に障害のある遊戯者向けには、振
動や固体の突出動作や、これらの組み合せがある。 (照明による報知)照明による報知は、ただ単にランプ
を点灯することによる報知や、所定の絵や文字や図形、
またはこれらの組み合せで表示することができ、更にこ
れらのランプに照明の消灯、点灯、点滅、またはこれら
の組み合せの表示をさせることもできる。
【0052】また、照明の個所も、絵柄の前面からの照
明、絵柄の背面からの照明(バックライト)、遊戯台も
前面のパネル上(入賞配当表示板119上や、フリッカ
ー表示ランプ140)、または特別にボーナス告知ラン
プ118を設け、これを点灯し報知するなど、またはこ
れらの組み合せにより報知することができる。
【0053】絵柄の背後からの照明(バックライト)に
は、表示窓上の各絵柄の停止位置のバックライトを組み
合わせて固定表示してもよいし、所定の順序にしたがっ
て前記バックライトの組み合せを表示してもよいし、こ
れらを組み合わせること、即ち、所定の順序に従ってバ
ックライトの組み合せを表示し、その後、所定の組み合
せのバックライトを点灯してもよい。
【0054】特に、ボーナスフラグ告知ランプによる点
灯の場合は、遊戯者が表示窓上の入賞有効ライン上にに
BB、またはRBの絵柄の並びを揃えられるまで、照明
を点灯しておく。 (音による報知)音による報知には、音楽や、声、鳥や
動物の鳴き声、騒音、擬音、またはこれらの組み合せに
より報知することができる。 (振動や固体の突出動作による報知)スタートレバーの
振動や、特別に振動伝達手段を設けてもよい、また固体
の突出動作としては、点字を用いたり、所定の1個また
は複数のボタンが突出したり、これらの組み合せにより
報知することができる。
【0055】<バックライトによる演出>本実施例での
バックライトによる演出を、以下更に詳細に説明する。
【0056】抽選の結果と現在の制御の状態、即ち通常
遊戯状態[図10Aの<通常ゲーム>を使用]にあるか、
BBまたはRBの内部入賞状態[図10Bの<BIG/
REGフラグ成立プレイ>を使用か、図10Cの<パタ
ーンゲーム>か、図10Dの<BB中の一般遊戯(BB
一般ゲーム)>を使用、のいずれかの演出を行う状態]
にあるかのいずれかの状態により、図12に示すよう
に、0から19の各演出番号(演出No)に応じて、前
兆、リーチ消灯、フラッシュの組み合せにより演出を行
う。
【0057】ここで、パターンゲームとは、内部フラグ
が成立してからボーナス絵柄組合わせがリール表示窓の
有効ライン上に揃うまでのゲームをいう。
【0058】但し、BBまたはRBの内部入賞状態で
は、前述のように遅れ表示を行う。 (前兆の演出)「前兆」の演出は、遊戯者がスタートレ
バーを操作してリールが回転し、リールの回転速度が一
定速度に到達するまでの間に、バックライトを点灯、消
灯、点滅させることにより遊戯者に、入賞判定の結果を
報知するために行う。演出は、図12に示すように、
A、B、Cの3種類の前兆点滅パターン演出モード(演
出と呼ぶ)の応じて、図6に示すように、図2にある
L1〜L9のバックライトのランプを図6の縦の方向に
所定の時間に従って、ステップ順に表示する。なお、図
6から図9−Bのパターンの白い部分はバックライトの
点灯を示している。
【0059】(リーチ消灯の演出)「リーチ消灯」の演
出は、リール回転中にストップボタンが操作され、最初
のリールが停止したとき又は2番目のリールが停止した
ときに、全回胴停止後のバックライトによる点灯パター
ンが、図7のリール停止時消灯パターン演出モード(演
出と呼ぶ)に示す「基本パターン」なるように制御
し、第1停止又は第2停止後に、図7のリール消灯第
一、リール消灯第二に応じて、バックライトを点灯、消
灯させることにより、遊戯者が現在のゲーム状況を把握
し易い様に報知する。
【0060】(フラッシュの演出)「フラッシュ」の演
出は、図8(図8A、図8B)の全リール停止時点滅パ
ターン演出モード(演出ーA)ならびに、図9(図9
A、図9B)の全リール停止時点滅パターン演出モード
(演出ーB)に示すように、ストップ操作により全リ
ールが停止した時に、フラッシュ1〜10から選択され
たフラッシュが、ステップに従って所定の順序で表示さ
れる。ここで本実施例では、フラッシュ(パターン)の
1〜4(図8)の時に、特にリーチ消灯の発生と同時に
音源装置による効果音を発生させ、遊戯者に期待感を持
たせると共に現在のゲーム状況を提供している。また、
フラッシュ1と2の演出は、BIGまたはREGのフラ
グが成立しているとき、またはパターンゲーム中のとき
だけに起こる演出であり、同時に遊戯台の前面パネルの
告知ランプ118を点灯または点滅させ、ボーナスフラ
グが成立していることを遊戯者に知らせる。従って、初
めて遊戯をする人でも、ボーナスフラグが成立している
ことが容易にわかり、初心者に現在ボーナスフラグが立
っているか否かが判り難いという不利益を与えない。
【0061】<点灯パターンの組み合せ演出>本実施例
では、上述のように各点灯パターンを組み合わせて遊戯
者に内部状況を報知提供している。即ち、各ゲームモー
ドにおける点灯パターンの組み合せを、抽選の結果なら
びに現在の制御の状態、即ち通常遊戯状態(通常ゲー
ム)にあるか、BBまたはRB等の内部入賞状態(BI
G/REGフラグ成立プレイ、パターンゲーム、BB中
の一般遊戯/一般ゲームの何れか)にあるかのいずれか
の状態により図10A〜10Dに示すように制御してい
る。
【0062】図10は、図10Aの通常ゲーム状態にあ
る場合と、図10BのBIG/REGフラグが成立して
いる場合と、図10Cのパターンゲームの場合と、図1
0DのBB中の一般ゲームの場合の表より成る。
【0063】図10の各表は、更に、例えば図10Aの
ように、No1:ハズレA、No2:ハズレB、No
3:12枚,No4:8枚、No5:チェリー、No
6:リプレイの表からなる。
【0064】更に、各表は、例えば、図10Aの通常ゲ
ーム状態におけるNo1のハズレAの場合を例に取る
と、左端が抽選確率、隣が図6に示す前兆点滅のパター
ン演出、次が図7に示すリール停止時消灯パターン演
出、次が図8、図9の全リール停止に点滅パターン演
出、告知ランプ118による告知を示し、右端は図12
に示す演出Noを示す。
【0065】例えば、「通常ゲーム」の状態にあり、抽
選の結果、コード番号20の「ベル」に入賞していた場
合は、図10Aの通常ゲームのNo4:8枚(8枚入賞
のテーブル)から抽選を行う。抽選の結果、表の最上段
の右端に示す演出No7(128/256の確率)に当
選した時は、図10AのNo4:8枚の表の一番上の欄
より、図6の前兆Aのパターンを演出することになる。
【0066】以上説明した演出の効果は、初心者にも遊
戯を楽しいものとし、獲得できるメダルの枚数もより多
くなるチャンスを与える。
【0067】BB中の一般ゲームでは、通常ゲームより
も高い確率で所定の絵柄が入賞有効ライン上に揃い易い
ので、BB中の3回のRBに加えて、一般ゲームでのメ
ダルの獲得ができ、総合してメダルの獲得枚数を多くす
ることができる機会が判りやすい。
【0068】即ち、BB中の一般ゲームで、RBの抽選
を引いた場合、図10Dの「No6:SRB」の演出が
あるので、所定の絵柄を目押しすることによりRBに入
ることを回避でき、BB中の一般ゲームの回数を多くす
ることができ、BBに当選した場合のメダルの獲得枚数
を増やすことが可能となり、従って、初心者にも遊戯の
楽しめるスロットマシンを提供できる。
【0069】なお、BB状態は、BB中の一般ゲームが
30回に達するか、またはBB中のRBが3回終了した
時点で、通常遊戯状態となる。
【0070】<報知のタイミング>以上詳細に説明した
報知の演出を行うタイミングは、 1)所定のゲーム回数の遅れに対しては: ・ゲーム開始時の各リールの回転開始時、 ・または各リールの停止過程、 ・または全リールが停止した時、 ・または全リール停止後、所定の時間遅れて、 ・またはこれらの組み合せによるタイミングに報知の演
出を行う場合と、 2)所定の時間の遅れに対しては: ・所定の時間だけ遅れてゲームの途中で突然報知する場
合と、 ・所定の時間遅れ以降の各ゲームの、1)項と同様のタ
イミングに報知の演出を行う場合等が考えられる。
【0071】<制御部の構成>以下、本実施例のスロッ
トマシン100のマイクロプロセッサにより制御される
制御部の構成を図4に示す。
【0072】図4の参照番号22で示される部分は本実
施例のスロットマシンの制御動作の中枢となるマイクロ
プロセッサ(CPU)で、バス50を介して周辺部との
制御信号やデータの受け渡しを行う。
【0073】23はメダル投入口106より投入された
遊戯メダルを感知するメダルセンサ、24はリールを停
止させる停止ボタン121、122、123が押された
ときに作動する停止ボタンスイッチからのスイッチ入
力、25はスタートレバー105が操作されたことを感
知するセンサ、26はクレジットベットボタン109、
110、111のいずれかが押されたときに作動するク
レジットベットボタンスイッチからのスイッチ入力であ
り、これらは入力インターフェース27を経て、バス5
0を介してCPU22と接続されている。
【0074】28はリード・オンリー・メモリ(RO
M)であり、本スロットマシンの制御を行うためのプロ
グラムや、前記リール101、102、103の停止制
御を行うための制御データやテーブル等を含んでいる。
29はランダム・アクセス・メモリ(RAM)であり、
プログラムのワークエリアや可変データ等を記憶する部
分である。ROM28ならびにRAM29のメモリは、
バス50を介してCPU22に接続されている。
【0075】30はリール101、102、103の回
転、停止を行うためのモータ制御部、31はメダル払い
出しを行うためのホッパー制御部で、これらは入出力イ
ンターフェース32を経てバス50を介してCPU22
へ接続されている。
【0076】33は遊戯者にスロットマシン100の制
御の内部情報として制御の状態を知らせたりするのに必
要とする種々のランプの点灯/消灯の制御を行うランプ
制御部でありCPU22よりバス50と出力インターフ
ェース34を介してCPU22と接続され、CPU22
の制御に従い、点灯/消灯が制御される。
【0077】35はスピーカであり、36のサウンド出
力部の制御に従い、CPU22の指示に従い、数々の効
果音を出力する。
【0078】37は抽選に用いる乱数発生器である。
【0079】<制御>次に、本発明の実施形態における
スロットマシンの制御の一例について、図5のフローチ
ャートを用いて詳細に説明する。
【0080】本実施例の制御では、BBまたはRBに入
賞(内部あたり)していることを、「ボーナスフラグ告
知ランプ118」を遅れてON(オン:点灯)すること
で表示(報知)する制御を説明しているが、これに限定
されることはなく、前述した各種の報知のタイミングが
ある。
【0081】ステップS40:(メダルの投入:ベッ
ト) 遊戯者の選択により1〜3枚の遊戯メダルをメダル投入
口106から投入するか、またはクレジットベットボタ
ン(メダル最大3枚掛けボタン109、メダル最大2枚
掛けボタン110、メダル1枚掛けボタン111)から
選択して押下する。この時投入する遊戯メダルの枚数に
応じて入賞有効ライン表示ランプ120が点灯し、遊戯
ができる状態であることを遊戯者に報知する。
【0082】ステップS41:(ゲーム開始) 遊戯者がスタートレバー105を操作することにより、
乱数発生器37から取得された乱数値(抽選)を用い
て、予めROM28に格納されている数値とを比較して
所定の絵柄組合せに当選しているか否かを判定し、その
結果をRAM29に記憶する。
【0083】ステップS42:(ボーナス当選の判定) ゲーム開始のステップS41での抽選の結果がボーナス
(BB、またはRB)に当選しているか否かを判定す
る。当選していない場合は、一般ゲームとしてゲームを
進行させるので、一般ゲーム用の停止制御を行う選択を
するためにステップS43へ進む。ボーナスに当選して
いた場合(内部入賞の場合:内部当たり)は、内部当た
りとしてゲームを進行させるので、内部当たり用の停止
制御を行う選択をするためにステップS44へ進む。
【0084】ステップS43:(一般ゲーム用停止制御
選択) 制御部は、BBまたはRB以外のゲーム、即ち一般ゲー
ム中の制御を行う。通常、一般ゲームは、図示していな
い一般ゲーム用のリール停止制御テーブルを使用できる
ように選択する。
【0085】ステップS44:(内部当たり停止制御:
BB、RB内部入賞状態の制御選択) 制御部は、抽選で、BBまたはRBに内部入賞(当選)
していると、ストップボタン121から123が操作さ
れた時に、RBまたはRBの入賞している方のボーナス
の絵柄が絵柄表示窓上の入賞有効ラインに揃うように制
御するために、図示していないボーナスゲーム用(BB
とRBは別の物となる)のリール停止制御テーブルを使
用できるように選択する。ただし、BBとRBは、別の
テーブルである。
【0086】ここで選択したテーブルは、ボーナス絵柄
が絵柄表示窓上の有効入賞ライン上に揃い易くなるか、
ストップボタン121〜123を操作したときに、規約
上、有効入賞ライン上にボーナス絵柄を引き込み制御で
きない時には、ボーナスゲームに内部当たりしているこ
とが遊戯者に判るように、絵柄表示窓上の絵柄停止パタ
ーンを制御できる停止制御テーブルを選択する。
【0087】ステップS45:(所定ゲーム数のセッ
ト) 抽選に入賞してボーナスの内部当たりとなった場合に、
そのことを遊戯者に報知するまでのゲーム回数を、ボー
ナスの内部当たりに成った時にセットする。(例えば
「5」回)
【0088】ステップS46〜ステップS48:(リー
ルストップ操作) 遊戯者により、左リールストップボタン121、または
中リールストップボタン122、または右リールストッ
プボタン123を順不同に押し、対応する左リール10
1、中リール102、右リール103をストップ操作す
ることにより、各リールを停止させる。
【0089】ステップS49:(全回胴停止) 前記各ストップボタンが操作される度に、ストップボタ
ンに対応するステップ(S46〜S48)が実行され、
その後、全回胴(リール)が停止したか否かを検知し、
全回胴が停止していない場合は、ステップS45の次へ
進み、全てのストップボタンが押され、全てのリールが
ストップすると、ステップS50へ進む。
【0090】ステップS50:(ボーナス入賞判定) 全回胴停止後、ボーナス絵柄がリール表示窓上の有効入
賞ライン上に揃っているか否かの判定を行う。ボーナス
絵柄が、有効入賞ライン上に揃っている場合には、ステ
ップS52に進む。ボーナス絵柄が有効入賞ライン上に
揃っていない場合(リーチ目が出現するように制御して
ある状態)は、ステップS51へ進む。
【0091】ステップS51:(所定のゲーム回数終了
判定) ゲームの回数が、ステップS45でセットした所定ゲー
ム回数(パターンゲーム数)だけ経過したか否かの判定
を行う。所定の回数を経過したときには、ステップS5
2へ進む。所定の回数を経過していないときには、ステ
ップS53に進み、ゲームが終了する。ステップS53
へ進むときは、同時にゲーム回数をカウントする。(実
際には、ステップS45でセットした数より減算する)
【0092】ステップS52:(報知:告知ランプの点
灯) ボーナス絵柄が絵柄表示窓上の有効入賞ラインに揃った
とき、または所定のパターンゲーム回数(内部フラグ成
立からボーナス絵柄がリール表示窓上に揃うまでのゲー
ム)経過後に、遊戯台前面パネルの告知ランプ118を
点灯または点滅させ、内部当たり状態にあることを遊技
者に知らせる。
【0093】ステップS53:(メダル払出) ステップS52まで終了し、絵柄表示窓上に所定の絵柄
が表示され、入賞であると判定された場合は、所定枚数
のメダルをメダル払い出し口107より、メダル受け皿
108に払い出し、ゲームを終了する。
【0094】本実施例のスロットマシンの1回のゲーム
の制御の流れは、以上詳細に説明したように、遊戯者の
操作に対応する制御を行い終了する。以下同様に、遊戯
者の次の操作に対応して制御を繰り返すよう構成されて
いる。
【0095】以上詳細に説明したように、ボーナス(B
BまたはRB)に内部入賞していることを、所定のゲー
ム回数または、所定の時間遅れて報知することにより、
既に入賞しているかも知れないということを遊戯者に考
えさせ、遊戯者(特に習熟者)にとって、一つ一つの停
止操作に工夫ができ、ゲームに面白味と深みを備えるこ
とができる。更に、これに加えて、ストップボタンを操
作する毎に、また全リールが停止した時に演出を与える
ことにより更に大きな期待感と興味を与えるスロットマ
シンを提供する。
【0096】ここで、内部情報(BBまたはRB)の遅
れ報知の手段としては、リールのバックライトのパター
ン表示やパネル上の告知ランプを含む照明あるいは音
や、振動や、固体の突出動作等の物理的手段またはこれ
らの組み合せを採用できる。
【0097】また、上記の照明には、絵や文字や図形や
これらの組み合せによる表示によりいっそうゲームを面
白いものとすることができる。更に、音により盲人にも
ゲームが可能となり、また、振動や突出物により報知す
ることにより難聴者にもゲームが可能となる。更に盲人
や難聴者に対しては、ゲームの途中の状態も、振動や、
音や、突出物で知らせることにより、多くの人がゲーム
を楽しめるスロットマシンを提供できる。更に、必要に
応じ前記突出物は、点字の表示を行う突出物であるとな
お効果は大きい。
【0098】また、振動による報知機能をスタートボタ
ンに持たせることにより、操作ボタンやスイッチの数を
減らすこともできる。
【0099】以上、本発明の一実施例をスロットマシン
を用いて説明したが、パチンコ等の打球遊技機に回転リ
ールを設ける場合(例えば所定の入賞口に打球が入る或
いは通過した場合に回転する等)にも適用できるので、
本実施例によって本願発明が限定されるものではない。
【0100】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、内部当たり(BBまたはRB)の状態は、所定の
ゲーム回数を経過した後、または所定の時間が経過した
後に遊戯者に報知されるので、遊戯者(特に習熟者)に
とっては通常のゲームの中でも既に入賞しているかも知
れないという期待感を持ってゲームができ、一つ一つの
停止操作に工夫ができ、ゲームに面白味と深みを持た
せ、より遊戯意欲を高める。更に、内部当たりが、音ま
たは遊戯台の前面に設けられた特定のランプ等で容易に
認識することができるように報知されるので、初心者で
も安心して遊戯ができる遊戯台を提供する。
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のスロットマシンの斜視図であ
る。
【図2】本実施の形態のスロットマシンにおけるリール
マウントの外観図である。
【図3】本実施の形態のスロットマシンにおけるリール
絵柄の組合せを示す図である。
【図4】本実施の形態のスロットマシンの制御部のブロ
ックダイヤグラムである。
【図5】本実施の形態のスロットマシンの制御を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】本実施の形態のスロットマシンにおける「前兆
点滅パターン演出モード(演出)」の演出パターンを
示す図である。
【図7】本実施の形態のスロットマシンにおける「リー
ル停止時消灯パターン演出モード(演出)」の演出パ
ターンを示す図である。
【図8A】本実施の形態のスロットマシンにおける「全
リール停止時点滅パターン演出モード(演出−A)」
の演出パターンを示す図である。
【図8B】本実施の形態のスロットマシンにおける「全
リール停止時点滅パターン演出モード(演出−A)」
の演出パターンを示す図である。
【図9A】本実施の形態のスロットマシンにおける「全
リール停止時点滅パターン演出モード(演出−B)」
の演出パターンを示す図である。
【図9B】本実施の形態のスロットマシンにおける「全
リール停止時点滅パターン演出モード(演出−B)」
の演出パターンを示す図である。
【図10A】本実施の形態のスロットマシンにおける
「各ゲームモードにおける点灯パターン組合せ」を示す
図である。
【図10B】本実施の形態のスロットマシンにおける
「各ゲームモードにおける点灯パターン組合せ」を示す
図である。
【図10C】本実施の形態のスロットマシンにおける
「各ゲームモードにおける点灯パターン組合せ」を示す
図である。
【図10D】本実施の形態のスロットマシンにおける
「各ゲームモードにおける点灯パターン組合せ」を示す
図である。
【図11】本実施例の通常ゲームとBB中の一般ゲーム
の入賞確率とメダルの払い出し枚数の例を説明する表で
ある。
【図12】本実施例の演出番号と、前兆、リーチ消灯、
フラッシュの演出の組み合せ例を示す表である。
【符号の説明】
22 CPU 23 メダルセンサー 24 停止ボタンスイッチ 25 スタートレバーセンサー 26 クレジットベットボタンスイッチ 27 入力インターフェース 28 ROM 29 RAM 30 モータ制御部 31 ホッパー制御部 32 入出力インターフェース 33 ランプ制御部 34 入出力インターフェース 35 スピーカ 36 サウンド出力部 37 乱数発生器 50 バス 100 スロットマシン 101 左リール 102 中リール 103 右リール 105 スタートレバー 106 メダル投入口 107 メダル払出口 108 メダル受け皿 109 メダル最大3掛けボタン 110 メダル最大2枚掛けボタン 111 メダル1枚掛けボタン 112 メダル精算ボタン及びクレジット切り替えボタ
ン 113 音孔 114 クレジット残枚数表示器 115 メダル払出枚数表示器 116 メダルインサートランプ 117 再遊戯開始ランプ 118 ボーナスフラグ告知ランプ 119 入賞配当表示板 120 入賞有効ライン表示ランプ 121 左リールストップボタン 122 中リールストップボタン 123 右リールストップボタン 131〜133 リール表示窓 140 フリッカー表示ランプ 600〜602 バックライト基板 610 バックライト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−99137(JP,A) パチスロ完全攻略事典vol.9 (1998−9−25)株式会社日本文芸社、 p.108−110 パチスロ必勝ガイド、9[14](1998 −11−1)株式会社白夜書房、p.6− 10 パチスロ必勝ガイド、9[14](1998 −11−1)株式会社白夜書房、p.36− 37 パチスロ完全攻略事典vol.9 (1998−9−25)株式会社日本文芸社、 p.68−83 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 5/04 A63F 7/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定絵柄を含む複数種類の絵柄よりなる
    絵柄列を複数列備え、メダルまたは玉等の遊戯媒体を投
    入し、遊戯の開始操作により前記複数列の絵柄列を絵柄
    表示窓上で移動を開始させると同時に、抽選により内部
    入賞の当否を確定し、前記内部入賞した場合を内部入賞
    状態とし、各絵柄列に対応した停止操作に対して、前記
    各絵柄列を前記内部入賞状態に基づいた所定の組み合せ
    で絵柄が絵柄表示窓上に表示されるように制御して停止
    させ、停止した前記絵柄表示窓上の絵柄の組み合わせか
    ら入賞を定め、所定の数の遊戯媒体を払い戻す遊戯台で
    あって、 1)所定の絵柄の組み合せが前記絵柄表示窓上に揃った
    場合には特定遊戯状態の制御を行い、前記特定遊戯状態
    では通常遊戯の状態よりも所定の遊戯回数に限って所定
    絵柄の入賞確率が高くなる制御を行い、前記特定遊戯状
    態における一般遊戯中に、所定の絵柄の組み合せが前記
    絵柄表示窓上に揃った場合には特別遊戯の行える特別遊
    戯状態の制御を行い、 2)前記特定遊戯状態での一般遊戯の回数が所定の回数
    を経過するか、または前記特別遊戯の回数が所定の回数
    を経過した場合、前記特定遊戯状態を解除し、 3)また、特定遊戯状態でない時に特別遊戯の行える所
    定の絵柄の組み合せが前記絵柄表示窓上に揃って停止し
    た場合には特別遊戯を1度限り行える特別遊戯状態の制
    御を行い、 4)制御部が前記特定遊戯状態になるように絵柄列の停
    止位置を制御する内部特定入賞状態と、前記特定遊戯状
    態でない時に制御部が前記特別遊戯状態になるように制
    御する内部特別入賞状態は前記内部入賞状態に含まれ、 5)制御部は、前記内部特定入賞状態または内部特別入
    賞状態を、前記絵柄列の停止時に絵柄表示窓上に表示さ
    れる絵柄列の組み合せが前記特定遊戯状態になる組み合
    せまたは前記特別遊戯状態になる組み合せになるまで保
    持し、 6)前記内部特定入賞状態または前記内部特別入賞状態
    の内部入賞状態を、内部入賞状態が成立した時に、該内
    部入賞状態が成立した時より所定の遅れをもって前記内
    部入賞の状態を遊戯者に物理的手段により報知し、
    つ、前記所定の遅れは、内部入賞状態が成立した後、予
    め定めた複数の遊戯回数より抽選により選 択された遊戯
    回数の経過を遅れとしたことを特徴とする遊戯台。
  2. 【請求項2】 前記物理的手段は、照明、音源、振動、
    固体の突出動作、またはこれらの組み合せによる物理的
    手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の遊戯台。
  3. 【請求項3】 前記所定の遅れが、各リールの回転開始
    時まで、各リールの停止過程まで、全リールの停止時ま
    で、若しくは、全リール停止後の所定の時間経過時まで
    のいずれかの期間であることを特徴とする請求項1に記
    載の遊戯台。
  4. 【請求項4】 前記内部特定入賞状態、または前記内部
    特別遊戯状態に内部入賞し、前記内部状態の報知を行っ
    た後、前記絵柄列の停止時に絵柄表示窓上に表示される
    絵柄列の組み合せが、前記特定遊戯状態になる組み合せ
    または前記特別遊戯状態になる組み合せになるまで、前
    面パネル上のボーナスフラグ告知ランプを点灯すること
    を特徴とする請求項1に記載の遊戯台。
  5. 【請求項5】 前記ボーナスフラグ告知ランプの点灯
    は、前記内部特定入賞状態であるか、前記内部特別遊戯
    状態であるかの区別がつくことを特徴とする請求項4に
    記載の遊戯台。
  6. 【請求項6】 前記遊戯台は回胴式遊戯機、または弾球
    遊戯機であることを特徴とする請求項1に記載の遊戯
    台。
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