JP3300291B2 - シールド型磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド及びアセンブリ - Google Patents

シールド型磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド及びアセンブリ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】関連出願:本願は、米国特許出願番号第9
57699号(出願人整理番号:AM997039)"M
AGNETIC TUNNEL JUNCTION MAGNETORESISTIVE READ HEAD
WITH SENSINGLAYER AS FLUX GUIDE"、及び同第957
788号(出願人整理番号:AM997137)"MAGNE
TIC TUNNEL JUNCTION MAGNETORESISTIVE READ HEAD WIT
H SENSING LAYER AS REAR FLUX GUIDE"に関連する。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に磁気トンネ
ル接合(MTJ)素子に関し、特に、磁気的に記録され
たデータを読出す磁気抵抗(MR)ヘッドとして使用さ
れるMTJ素子に関する。
【0003】
【従来の技術】磁気トンネル接合(MTJ)素子は、薄
い絶縁トンネル障壁層により分離される2つの強磁性層
から構成され、スピン分極電子トンネル現象にもとづ
く。強磁性層の1つは、印加磁場の1方向により高い飽
和磁場を有し、これは通常、他の強磁性層よりも高いそ
の保磁性による。絶縁トンネル障壁層は、強磁性層間で
量子力学的トンネリングが発生するように十分に薄い。
トンネル現象は電子スピン分極に依存し、MTJ素子の
磁気応答を2つの強磁性層の相対配向及びスピン分極の
関数にする。
【0004】MTJ素子は基本的に、ソリッド・ステー
ト・メモリのためのメモリ・セルとして提案された。M
TJメモリ・セルの状態は検出電流がMTJ素子を通じ
て、一方の強磁性層から他方の強磁性層に垂直方向に流
れる時の、MTJ素子の抵抗を測定することにより決定
される。絶縁トンネル障壁層を横断する電荷キャリアの
トンネリングの確率は、2つの強磁性層の磁気モーメン
ト(磁化方向)の相対アライメントに依存する。トンネ
ル電流はスピン分極され、このことは一方の強磁性層、
例えば磁気モーメントが固定される、すなわち回転を阻
止される層から流れる電流が、もっぱら1スピン・タイ
プの電子(強磁性層の磁気モーメントの配向に依存して
スピンアップまたはスピンダウン)から構成されること
を意味する。トンネル電流のスピン分極の度合いは、強
磁性層とトンネル障壁層との界面において、強磁性層を
構成する磁性材料の電子帯構造により決定される。従っ
て、第1の強磁性層はスピン・フィルタとして作用す
る。電荷キャリアのトンネリングの確率は、第2の強磁
性層内の電流のスピン分極と同一のスピン分極の電子状
態の可用性に依存する。通常、第2の強磁性層の磁気モ
ーメントが、第1の強磁性層の磁気モーメントに平行で
あるときには、第2の強磁性層の磁気モーメントが、第
1の強磁性層のそれに逆平行であるときよりも、より多
くの有効な電子状態が存在する。従って、電荷キャリア
のトンネリング確率は、両方の層の磁気モーメントが平
行の時に最高となり、磁気モーメントが逆平行の時に最
低となる。磁気モーメントが平行でも逆平行でもないと
きには、トンネリング確率は中間の値を取る。従って、
MTJメモリ・セルの電気抵抗は、両方の強磁性層内の
電流のスピン分極と、電子状態の両方に依存する。結果
的に、磁化方向が特定的に固定されない強磁性層の2つ
の可能な磁化方向が、メモリ・セルの2つの可能なビッ
ト状態(0または1)を定義する。
【0005】磁気抵抗(MR)センサは、磁性材料から
形成される検出素子の抵抗変化を通じて磁場信号を検出
する。こうした抵抗変化は、検出素子により検出される
磁束の強度及び方向の関数となる。磁気記録ディスク・
ドライブ内でデータを読出すMR読取りヘッドとして使
用されるMRセンサなどの従来のMRセンサは、バルク
磁性材料(典型的にはパーマロイ(Ni81Fe19))の
異方性磁気抵抗(AMR)効果にもとづき動作する。読
取り素子の抵抗成分は、読取り素子内の磁化方向と、読
取り素子を通じて流れる検出電流の方向との間の角度の
余弦の平方として変化する。記録データがディスク・ド
ライブ内のディスクなどの、磁気媒体から読出される。
なぜなら、記録された磁気媒体からの外部磁場(信号磁
場)が、読取り素子内の磁化方向の変化を生じて、これ
が次に読取り素子の抵抗の変化、並びに検出電流または
電圧の対応する変化を生じるからである。従来のMR読
取りヘッドでは、MTJ素子とは対照的に、検出電流が
読取り素子の強磁性層と平行な方向である。
【0006】磁気記録用の磁気抵抗読取りヘッドとして
のMTJ素子の使用については、米国特許第53900
61号で述べられている。このMTJ読取りヘッドで
は、MTJ素子の検出電流が、MTJ素子の上下に配置
される薄い金属層の形態の導体により提供される。これ
らの導体は通常、数百Åの厚さを有する。通常、磁気抵
抗(MR)読取り素子は、厚い高透磁率の磁性層または
シールド間に配置され、導体はそれらから十分に厚い非
導電層により、電気的に絶縁されなければならない(前
記米国特許第5390061号の図10参照)。高い面
密度の磁気記録アプリケーションでは、情報が記憶され
る磁気ビットのサイズが低減されるにつれ、MR読取り
ヘッド及び関連要素のサイズが低減されなければならな
い。特に、MR読取りヘッドが、ビット長が低減された
磁気ビットを検出できるように、MR読取りヘッドが通
常、配置される磁気シールド間の間隔の厚さが低減され
なければならない。MTJ素子、導電リード及び絶縁層
の厚さは、漠然と小さくすることはできないので、結
局、最大可能面密度の限界に達することになる。199
6年11月27日付けのIBMの米国特許出願番号第7
57422号は、長手方向のバイアスを有するMTJ
MR読取りヘッドについて述べており、そこではMTJ
素子が、MR検出回路に接続される電気リードを有す
る。リードが絶縁ギャップ材料と接触し、ギャップ材料
が磁気シールドと接触し、従ってリードがシールドから
電気的に絶縁される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、磁気シールド間の間隔を低減して、高い面密度を達
成するために、十分に薄く形成され得る検出リードを含
むMTJ素子を有するMR読取りヘッドを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、MTJ素子が
2つの間隔をあけて設けられる磁気シールド間に配置さ
れる、磁気記録システムのためのMTJ MR読取りヘ
ッドである。磁気シールドは、ヘッドが磁気記録媒体か
ら個々の磁気転移を隣の転移からの干渉無しに検出する
ことを可能にし、ヘッドを検出回路に接続するための電
気リードとしても機能する。導電スペーサ層がMTJ素
子の上下に配置され、MTJ素子をシールドに接続す
る。スペーサ層の厚さは、シールド間の間隔を最適化す
るように選択され、これは磁気記録媒体から読出され得
るデータの線分解能を制御するパラメータである。シー
ルド間の間隔が余りに小さい場合に、シールド間の電気
的短絡の可能性を低減するためにシールドの各々がペデ
スタル領域を有し、これら2つのペデスタル間にMTJ
素子が配置され得る。この場合、ペデスタル領域の外側
のシールド間の間隔がペデスタル領域内よりも大きい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、MRセンサを
用いるタイプの従来のディスク・ドライブの構成の断面
図が示される。ディスク・ドライブは、ディスク駆動モ
ータ12及びアクチュエータ14が固定される基部1
0、及びカバー11を含む。基部10及びカバー11
は、ディスク・ドライブのための実質的に封止されたハ
ウジングを提供する。通常、基部10とカバー11との
間に配置されるガスケット13、及びディスク・ドライ
ブの内部と外部環境との間で圧力を等しくするための小
さなブリーザ・ポート(breather port)(図示せず)
が存在する。磁気記録ディスク16はハブ18により駆
動モータ12に結合され、ハブが駆動モータ12により
回転される。薄い潤滑膜50がディスク16の表面上に
保持される。読取り/書込みヘッドまたはトランスジュ
ーサ25が、エアベアリング・スライダ20などのキャ
リアの末端部に形成される。トランスジューサ25は、
図3に関連して述べられるように、誘導書込みヘッド部
分とMR読取りヘッド部分とを含む読取り/書込みヘッ
ドである。スライダ20は剛性アーム22及びサスペン
ション24により、アクチュエータ14に接続される。
サスペンション24は、スライダ20を記録ディスク1
6の表面に押し当てるバイアス力を提供する。ディスク
・ドライブの動作中、駆動モータ12が記録ディスク1
6を一定速度で回転し、アクチュエータすなわち通常、
リニアまたはロータリ・ボイス・コイル・モータ(VC
M)が、スライダ20を一般に、記録ディスク16の表
面を横断して半径方向に移動する。それにより、読取り
/書込みヘッド25が記録ディスク16上の異なるデー
タ・トラックをアクセスし得る。
【0010】図2は、カバー11が取り外されたディス
ク・ドライブの内部の上面図であり、これはスライダ2
0を記録ディスク16に押しつける力を提供するサスペ
ンション24を詳細に示す。サスペンション24は、周
知のワトラス(Watrous)・サスペンション(IBMの
米国特許第4167765号に記載)などの、従来タイ
プのサスペンションである。このタイプのサスペンショ
ンはまた、スライダがエアベアリング上を浮上するとき
に、ピッチ及びロールすることを可能にする、スライダ
のジンバル式装着を提供する。トランスジューサ25に
より記録ディスク16から検出されるデータは、アーム
22上に配置される集積回路チップ15内の信号増幅及
び処理回路により、データ・リードバック信号に処理さ
れる。トランスジューサ25からの信号は可撓性ケーブ
ル17を介してチップ15に伝達され、チップ15がそ
の出力信号をケーブル19を介してディスク・ドライブ
電子機構(図示せず)に送信する。
【0011】図3は、MR読取りヘッド部分及び誘導書
込みヘッド部分を含む統合型読取り/書込みヘッド25
の断面図である。ヘッド25は、例えばエアベアリング
・スライダ・タイプのヘッド・キャリアのエアベアリン
グ面(ABS)など、ヘッド・キャリアの検出面を形成
するためにラップされる。上述のように、検出面または
ABSはエアベアリングにより、回転ディスク16(図
1)の表面から間隔をあけられる。読取りヘッドは、第
1及び第2のギャップ層G1及びG2の間に挟まれるM
Rセンサ40を含み、更にこれらのギャップ層が、第1
及び第2の磁気シールド層S1及びS2間に挟まれる。
MRセンサ40から伸びて、チップ15(図2)内の検
出回路と接続する電気導体(図示せず)が、MRセンサ
40と接触し、MRセンサ40とギャップ層G1、G2
との間に配置される。従ってギャップ層G1、G2は、
電気リードをシールドS1、S2から電気的に絶縁す
る。従来のディスク・ドライブでは、MRセンサ40は
AMRセンサである。書込みヘッドはコイル層C及び絶
縁層I2を含み、これらが絶縁層I1とI3との間に挟
まれる。そしてI1及びI3は更に、第1及び第2の磁
極片P1、P2の間に挟まれる。ギャップ層G3はAB
S近傍の極先端部分において、第1及び第2の磁極片P
1、P2の間に挟まれ磁気ギャップを提供する。書込み
の間、信号電流がコイル層Cを通じて伝導され、磁束が
第1及び第2の磁極層P1、P2内に誘導され、その結
果、磁束がABSにおいて極先端を横断して縁取る。こ
の磁束は書込み動作の間、回転ディスク16上の環状ト
ラックを磁化する。読出し動作の間、回転ディスク16
上の磁化領域が磁束を読取りヘッドのMRセンサ40内
に注入し、その結果MRセンサ40の抵抗が変化する。
これらの抵抗変化がMRセンサ40にかかる電圧変化を
検出することにより検出される。電圧変化がチップ15
(図2)及び駆動電子機構により処理され、ユーザ・デ
ータに変換される。図3に示される結合ヘッド25は"
併合(merged)"ヘッドであり、そこでは読取りヘッド
の第2のシールド層S2が書込みヘッド用の第1の磁極
片P1として使用される。ピギーバック・ヘッド(図示
せず)では、第2のシールド層S2及び第1の磁極片P
1が別々の層である。
【0012】AMR読取りヘッドを有する典型的な磁気
記録ディスク・ドライブの上述の説明、及び図1乃至図
3は、単に説明の都合上示されたものである。ディスク
・ドライブは多数のディスク及びアクチュエータを含み
得、各アクチュエータが多数のスライダをサポートし得
る。更にエアベアリング・スライダの代わりに、ヘッド
・キャリアが、液体ベアリング式及び他の接触式または
近接触式記録ディスク・ドライブなどのように、ヘッド
をディスクと接触または近接触させるように維持するも
のであってもよい。
【0013】本発明は、図3の読取り/書込みヘッド2
5内のMRセンサ40の代わりに使用されるMTJセン
サを有するMR読取りヘッドである。
【0014】図4は、本発明の1実施例によるMTJ
MR読取りヘッドの断面図であり、これは図3のライン
42で示されるエッジを有する平面をディスク表面から
見たものである。従って、図4の紙面はABSに平行
で、実質的にMTJ MR読取りヘッドの活性検出領
域、すなわちトンネル接合を通じる平面であり、ヘッド
を構成する層を明らかにするものである。図5は、図4
の断面に垂直な断面図であり、検出面200またはAB
Sが右側である。
【0015】図4及び図5を参照すると、MTJ MR
読取りヘッドは、第1の磁気シールドS1上に直接形成
される導電性のスペーサ層102、第2の磁気シールド
S2下において、それと直接接触する導電性のスペーサ
層104、及び電気スペーサ層102、104間にスタ
ック層として形成されるMTJ100を含む。磁気シー
ルドS1、S2は磁気シールドとして、またMTJ10
0を検出回路に接続するための導電リードとしても機能
する。これは図4において、第1のシールドS1を通じ
て、次にスペーサ層102、MTJ100及びスペーサ
層104を通じて垂直方向に流れ、最後に第2のシール
ドS2を通じて流れ出る電流の方向を示す矢印により示
される。
【0016】MTJ素子100は第1の電極多重層スタ
ック110、絶縁トンネル障壁層120、及び上部電極
スタック130を含む。電極の各々は、トンネル障壁層
120と直接接触する強磁性層、すなわち強磁性層11
8及び132を含む。
【0017】電極リード102上に形成されるベース電
極層スタック110は、リード102上のシードまた
は"テンプレート"層112、テンプレート層112上の
反強磁性材料層116、及び下側にある反強磁性層11
6上にそれと交換結合されて形成される固定強磁性層1
18を含む。強磁性層118は固定層と呼ばれる。なぜ
なら、そのネットの磁気モーメントまたは磁化方向が所
望の対象の範囲内の印加磁場の存在の下で回転を阻止さ
れるからである。上部電極スタック130は"フリー(f
ree)"または"検出(sensing)"強磁性層132、及び
検出強磁性層132上に形成される保護またはキャッピ
ング層134を含む。検出強磁性層132は反強磁性層
と交換結合されず、従ってその磁化方向は対象範囲内の
印加磁場の存在の下でも自由に回転できる。検出強磁性
層132は、印加磁場が不在の場合、その磁気モーメン
トまたは磁化方向(矢印133で示される)が、ABS
(ABSは図4の紙面に平行な面で、図5に200とし
て示される)に一般に平行になるように、且つ固定強磁
性層118の磁化方向に一般に垂直になるように形成さ
れる。トンネル障壁層120の真下の電極スタック11
0内の固定強磁性層118は、下部電極スタック110
の一部を形成する真下にある反強磁性層116との界面
交換結合により、その磁化方向を固定される。固定強磁
性層118の磁化方向は、一般にABSに垂直に、すな
わち図4の紙面から出て行くまたは入り込む方向に向け
られる(矢の尾119により示される)。
【0018】図4には更に、検出強磁性層132の磁化
を長手方向にバイアスするためのバイアス強磁性層15
0、及びバイアス層150を検出強磁性層132及びM
TJ素子100の他の層から分離及び絶縁する絶縁層1
60が示される。説明を容易にするため、バイアス強磁
性層150は図5には示されていない。バイアス強磁性
層150は、CoPtCr合金などの硬磁性材料であ
り、印加磁場が不在の時、その磁気モーメント(矢印1
51で示される)が、検出強磁性層132の磁気モーメ
ント133と同一の方向に整列される。絶縁層160
は、好適にはアルミナ(Al23)またはシリカ(Si
2)であり、これはバイアス強磁性層150をMTJ
素子100及びスペーサ層102、104から絶縁する
ために十分な厚さを有するが、検出強磁性層132との
静磁気結合(破線の矢印153で示される)を可能にす
るように十分に薄い。長手方向の安定なバイアスを保証
するために、バイアス強磁性層150の積M*t(ここ
でM*は強磁性層内の材料の1単位面積当たりの磁気モ
ーメント、tは強磁性層の厚さを示す)が、検出強磁性
層132のM*t以上でなければならない。通常、検出
強磁性層132内で使用されるNi(100-x)Fe(x)(こ
こでxは約19)の磁気モーメントは、バイアス強磁性
層150として好適な典型的な硬磁性材料(例えばCo
75Pt13Cr12)の磁気モーメントの約2倍であるの
で、バイアス強磁性層150の厚さは、検出強磁性層1
32の厚さの少なくとも約2倍である。
【0019】検出電流Iは、第1のシールドS1を形成
する導電材料から第1のスペーサ層102に進み、次に
垂直方向に反強磁性層116、固定強磁性層118、ト
ンネル障壁層120及び検出強磁性層132を通じて、
第2のスペーサ層104に達し、次に第2のシールドS
2を通じて出力される。前述のように、トンネル障壁層
120を通過するトンネル電流の量は、トンネル障壁層
120に隣接し、接触する固定強磁性層118及び検出
強磁性層132の磁化の相対方位の関数である。記録デ
ータからの磁場は、検出強磁性層132の磁化方向を矢
印方向133から離れて、すなわち図4の紙面に入り込
むまたは出て行く方向に回転させる。このことが強磁性
層118及び132の磁気モーメントの相対方位を、従
ってトンネル電流の量を変化させ、これがMTJ素子1
00の電気抵抗の変化として反映される。抵抗のこの変
化がディスク・ドライブ電子機構により検出され、ディ
スクからリードバックされるデータに処理される。シー
ルドS1及びS2を通じる検出電流は、電気絶縁層16
0により、バイアス強磁性層150に達することを阻止
される。絶縁層160はまた、バイアス強磁性層150
をMTJ素子100及びスペーサ層102、104から
絶縁する。
【0020】次に、MTJ素子100(図4及び図5)
の代表的な材料の組み合わせについて述べることにす
る。MTJ素子100の全ての層は、基板の表面に平行
に印加される磁場の存在の下で成長される。磁場は全て
の強磁性層の容易軸を方向づける役目をする。最初に、
5nmのTaシード層(図示せず)が、スペーサ層10
2として機能する10nm乃至50nmのCu層上に形
成される。スペーサ層の好適な材料は導電性であるが、
スペーサ層は非常に薄いので電導率の値に対する厳格な
要求は存在しない。従って、Cuよりも導電性の低い金
属であっても、それらがMTJ素子100を構成する様
々な薄層を以降成長させるための、適切な平滑度を有す
る層を形成するのであれば使用され得る。図4及び図5
に示される実施例に対する追加の要求は動作に際して、
ABSにおける磁気ディスクとの時折の接触の結果、ス
ペーサ層材料がエアベアリング面を横断して容易に汚れ
を生じないことである。この要求は、スペーサ層が決し
てMTJ MRヘッドが読出す磁気ディスクと直接接触
しないように、MTJ素子及びスペーサ層がABSから
引っ込んでいる場合には当てはまらない。シード層は、
面心立方(fcc)Ni81Fe19テンプレート層112
の(111)成長を促進させる材料からなる。テンプレ
ート強磁性層112は、反強磁性層116の成長を促進
させる。好適なシード層材料には、Taの他にCuなど
のfcc金属、または3nm乃至5nmのTa/3nm
乃至5nmのCuなどの層の組み合わせが含まれる。M
TJベース電極スタック110は、4nmのNi81Fe
19/10nmのFe50Mn50/8nmのNi81Fe
19(それぞれ層112、116、118に対応)のスタ
ックを含み、これらが10nm乃至20nmのCu層1
02上のTaシード層上に成長される。Cuスペーサ層
102は、基板の役目をする第1のシールドS1を形成
する材料上に直接形成される。次に、0.5nm乃至2
nmのAl層を付着し、プラズマ酸化することによりト
ンネル障壁層120が形成される。これはAl23絶縁
トンネル障壁層120を形成する。上部電極スタック1
30は5nmのNi−Fe/10nmのTa(それぞれ
層132、134に対応)のスタックである。Ta層1
34は、処理の間のMTJ素子100の腐食保護のため
のキャッピング層として機能する。上部電極スタック1
30は、スペーサ層104として機能する20nmのA
u層により接触される。
【0021】下側の電極スタック110内の層が滑らか
であり、Al23トンネル障壁層120内に、接合を電
気的に短絡するピンホールが無いことが重要である。例
えば、金属多層スタック内で良好な巨大磁気抵抗効果を
生成するための、既知のスパッタリング技術による成長
が有効である。
【0022】別の検出強磁性層132では、検出強磁性
層132とトンネル障壁層120との間の界面に、Co
若しくはCo(100-x)Fe(x)(xは約70)、またはN
(1 00-x)Fex(xは約60)の薄層を含み、層132
の大半が、Ni(100-x)Fex(xは約19)などの低磁
気ひずみ材料である。Co若しくはCo(100-x)Fe( x)
(xは約70)、またはNi(100-x)Fex(xは約6
0)の薄い界面層を有するこのタイプの検出層132の
ネットの磁気ひずみは、層132の大半の組成の僅かな
変化により、0に近い値を有するように編成される。別
の固定強磁性層118としては、主として大量のNi
(100-x)Fe(x)層(xは約19)と、トンネル障壁層1
20との界面に設けられるCo若しくはCo(100-x)
(x)(xは約70)、またはNi(100-x)Fex(xは
約60)の薄層とから構成される。最大の信号がCoに
より、または最高の分極のNi(100-x)Fex(xは約6
0)、またはCo(100-x)Fe(x)(xは約70)合金に
より獲得される。界面層は最適には約1nm乃至2nm
の厚さである。結合層のネットの磁気ひずみは組成の小
さな変化により0に近くなるように編成される。層11
8の大半がNi−Feの場合、組成はNi81Fe19であ
り、大量のNi−Feの組成が0の磁気ひずみを有す
る。
【0023】Fe−Mn反強磁性層116は、Ni−M
n層により、または固定層118内の強磁性材料を交換
バイアスし、Al23障壁層よりも実質的に小さな抵抗
を有する他の好適な反強磁性層により、置換され得る。
更に、好適な実施例では、固定強磁性層がその磁気モー
メントを、反強磁性層との界面交換結合により固定され
るが、固定強磁性層が磁気的に"硬質(hard)"の高保磁
性材料から形成され、それにより反強磁性層の必要を回
避することも可能である。従って、硬質の固定強磁性層
は様々な強磁性材料から形成され、それらにはCoと1
つ以上の他の要素から成る合金、例えばCo−Pt−C
r合金、Co−Cr−Ta合金、Co−Cr合金、Co
−Sm合金、Co−Re合金、Co−Ru合金、及びC
o−Ni−X合金(X=Pt、PdまたはCr)など、
及びCo−Ni−Cr−Pt及びCo−Pt−Cr−B
などの、様々な4元合金が含まれる。
【0024】図4及び図5に関連して述べられたMTJ
素子は、MTJ素子100の底部上に固定強磁性層を有
するが、素子は最初に検出強磁性層を付着し、次にトン
ネル障壁層、固定強磁性層及び反強磁性層の順に付着す
ることによっても、形成される。こうしたMTJ素子
は、図4及び図5に示されるMTJ素子100とは、本
質的に逆転された層を有することになる。
【0025】高面密度(ディスク表面の1単位面積当た
り記憶されるデータの量)を達成するために、MTJ素
子100及びその関連スペーサ層102、104は、図
4及び図5に示されるように、磁気シールドS1、S2
の間に直接配置され、別の電気リード層、及びリードを
シールドから分離するための絶縁ギャップ材料を必要と
しない。磁気シールドは比較的厚い高透磁率の磁性材料
からなり、MRセンサが隣の磁気転移からの干渉を受け
ること無しに、個々の磁気転移を検出することを可能に
する。従って、MRセンサは、それ以外で可能なよりも
小さなビット長で磁気ビットを検出できる。MRセンサ
の分解能は、磁気シールド層S1及びS2間の分離S
(図5参照)と、検出面200とディスク上の磁気膜と
の間の距離とにより決定される。例えば、センサ/磁気
膜間の間隔が0.02μmのディスク・ドライブにおい
て、1インチ当たり125000ビットの磁気ビット線
密度(1μm当たり5磁気転移に等価)の磁気ビットを
検出するために、シールド層間の分離Sは0.2μm以
下であることが要求される。
【0026】本発明では、シールドS1及びS2が電気
的に導電性で、適度に高い透磁率を有さなければならな
い。シールドは様々なNiFeX合金(XはTa、R
h、PtまたはNb)、若しくはCoZrNb合金また
はセンダスト(FeAlSi)合金から形成され得る。
図5に示されるように、本発明はMRセンサを電気的に
分離するために使用された絶縁ギャップ層G1及びG2
(図3)の結合厚さ分だけ、分離Sの厚さの低減を可能
にする。間隔Sは勿論、スペーサ層102及び104の
厚さを低減することにより、更に低減され得る。原則的
には、MTJ素子と直接の任意の抵抗は、MTJ素子の
信号の大きさを低減するが、本発明のMTJ MR読取
りヘッド内のスペーサ層102及び104の抵抗は無視
できる。
【0027】図3に示される従来技術では、ギャップ層
G1及びG2が余りに薄く形成されると、MRセンサ4
0のリードがシールドS1及びS2に電気的に短絡する
可能性があった。それに対して本発明のMTJ MR読
取りヘッドでは、この問題が除去される。なぜなら、シ
ールドがMTJ素子100を検出回路に接続する電気リ
ードとして機能するからである。
【0028】本発明の素子では、シールドS1、S2間
の分離の低減が、MTJ MRヘッドの線分解能の対応
する増加につながる。このことは次の例から理解され
る。典型的なMTJ素子100の厚さは、66nm以下
である(5nmのTa+15nmのPt+4nmのNi
81Fe19+10nmのFe50Mn50+6nmのNi81
19+1nmのAl23+5nmのNi81Fe19+20
nmのTa)。通常、絶縁ギャップ層G1、G2の最小
の厚さは20nm以下である。従って、MTJ素子10
0がギャップ層G1、G2を使用する構造内で使用され
る場合、S1とS2との分離は106nm以下である。
このことは(ビット長がギャップ分離よりも僅かに小さ
いだけと仮定すると、)1インチ当たり250000以
下の磁気転移に対応する線分解能を導出する。スペーサ
層102、104がそれぞれのシールドS1、S2に直
接接続される場合、ギャップ層G1及びG2が除去さ
れ、シールド間の分離は66nm以下に低減される。従
って、MRヘッドの線分解能は、1インチ当たり400
000以下の磁気転移に増加される。更に、スペーサ層
102及び104の厚さが、それぞれ7.5nm以下に
低減されると、それ以外は同一のMTJ MR素子10
0により、1インチ当たり500000以下の磁気転移
のより高い分解能が可能になる。従って、スペーサ層1
02、104を使用し、それらの厚さを選択することに
より、所望の線分解能で動作するMTJMR読取りヘッ
ドを設計するために、間隔Sが最適化され得る。
【0029】本発明のMTJ MR読取りヘッドは、超
高密度磁気記録アプリケーションに好適である。厚さ2
nmのCuスペーサ層102及び104、厚さ5nmの
IrMn交換バイアス層116、厚さ2.5nmのCo
固定強磁性層118、厚さ1nmのAl23トンネル障
壁層120、及び厚さ3nmのNi81Fe19フリー強磁
性層から成る構造により、結合厚が僅かに13.5nm
のMTJ素子及びスペーサ層が形成される。従って、1
インチ当たり1500000磁気転移を越える線密度が
可能になる。
【0030】本発明では、フリー強磁性層132が磁気
シールドS2と直接接触し得ない。なぜなら、この層の
磁気モーメントが、シールドの磁気モーメントとの交換
結合により固定されるからであり、従って、磁気ディス
ク媒体内の磁気転移からの磁束に最適に応答できない。
同様に、反強磁性交換バイアス層116がシールドS1
と直接接触しないことが好ましい。なぜなら、シールド
の磁気特性が変更されるからである。特に、シールドの
透磁率が反強磁性層の領域内で低減される。従って、ス
ペーサ層102、104は、それぞれ層116、132
との電気接続を提供する一方、これらの層をシールドS
1、S2から分離する。しかしながら、本発明では、反
強磁性層116と接触するテンプレート層112、及び
フリー強磁性層132と接触するキャッピング層134
が、適切な材料からなり、適切な厚さに形成されれば、
スペーサ層として機能し得る。例えば、スペーサ層10
2及びテンプレート112の両方は、Taにより結合厚
5nm乃至10nmで形成される。同様に、キャッピン
グ層134及びスペーサ層104の両方は、Taにより
結合厚5nm乃至10nmで形成される。本発明の素子
では、MTJ素子100の結合厚及びスペーサ層10
2、104の厚さが距離Sを決定する。本発明の素子
は、シールド間の分離が低減されるときに、導体リード
とシールドとの間の電気的短絡の可能性を除去するが、
シールド間の直接的な電気的短絡の確率が増加する。こ
のことは図6に示されるように、MTJ素子100から
離れた領域において、シールド間の分離を増加すること
により軽減される。図6では、MTJ素子100が形成
される領域内において、各シールドS1、S2がそれぞ
れのペデスタル161、163を有し、それによりこの
領域内の間隔Sが、MTJ素子100が形成される領域
の外側のシールド間の間隔S'よりも、小さくなる。こ
のようにして、大きな距離S'が、2つのシールドS
1、S2間の電気的短絡の可能性を低減する。
【0031】本発明のMTJ MR読取りヘッドの別の
利点は、MTJ素子への電気リードとしても機能するシ
ールドの電気抵抗が小さいことである。なぜなら、シー
ルドが非常に厚いからである。MTJ素子への独立の電
気リードが、シールドとMTJ素子との間に配置される
場合、これらのリードは薄い導電層から形成され、追加
の絶縁層によりシールドから分離されなければならな
い。高密度記録アプリケーションでは、MTJ素子付近
の電気リードの厚さを制限するシールド間分離Sが、小
さく保たれなければならない。従って、これらの電気リ
ードにかかる大きな電圧降下が存在し得る。この電圧降
下は所望の信号、すなわちMTJ素子にかかる電圧降下
と直列であるので、それ以外同一の検出条件に対して出
力信号が低減する。本発明のMTJ素子では、電気リー
ドとしても機能するシールドにかかる電圧降下が小さ
い。
【0032】図7乃至図11を参照して、本発明のMT
J MR読取りヘッドの形成プロセスについて述べるこ
とにする。プロセスは、図6に示されるものと類似の、
すなわち磁気シールド間の分離が、MTJ素子から離れ
た領域において大きいMTJMRヘッドの形成について
述べられる。説明を容易にするため、図4に示される長
手方向のバイアス領域150の形成については述べない
ことにする。
【0033】図7に示されるように、プロセスはシール
ドS1上に、スペーサ層102、MTJ素子100、及
び上部スペーサ層104のための材料を付着することに
より開始する。スペーサ層材料102は、Ta、Al、
Cu、Au、W及びPtなどの様々な導電材料であり
得、通常0nm乃至20nmの範囲の厚さを有する。反
強磁性層116は、Fe−Mn、Ni−Mn、Pt−M
n、Ir−Mn及びPd−Mnなどの、様々な公知の材
料から選択され得る。反強磁性層116の典型的な厚さ
は、7nm乃至30nmの範囲である。固定強磁性層1
18は好適にはNi−Fe合金か、またはNi−Fe合
金とCoの薄膜の2重層である。Ni−Fe合金層の典
型的な厚さは2nm乃至10nmであり、Co層の典型
的な厚さは0.2nm乃至2nmである。トンネル障壁
層120としてのアルミニウムの厚さは、通常0.5n
m乃至1.5nmの範囲である。フリー強磁性層132
は通常Ni−Fe合金か、またはCoとNi−Fe合金
の2重層であり、厚さ10nm乃至20nmのNi−F
e合金と、厚さ0.2nm乃至2nmのCoとから成
る。スペーサ層104は、スペーサ層102に関して上
述されたのと類似の材料及び厚さから形成される。
【0034】これらの層が、通常、イオン・ビーム付
着、若しくはRFまたはDCマグネトロン・スパッタリ
ングにより付着された後、図8に示されるように、これ
らの層がレジスト230を用いて、リソグラフィにより
パターン化される。次に図9に示されるように、イオン
・ミリングによりレジスト230により保護されない材
料を除去する。イオン・ミリング・プロシージャは、イ
オン・ミリングの時間などの好適な条件を選択すること
により、レジスト230が存在しない至る所の層10
2、100及び104を除去するだけではなしに、更に
底部シールドS1の上面からも、深さdだけ材料が除去
されるように設計される。レジスト層230は通常、ア
ンダーカットを有する2重層レジストである。図9のイ
オン・ミリング工程の後、図10に示されるように、通
常、アルミナまたはSiO2などの絶縁材料の層250
が、イオン・ビームまたはRFスパッタリングにより、
少なくともd及びスペーサ層102、MTJ素子100
及びスペーサ層104の厚さの総和よりも大きい厚さに
付着される。絶縁層250の付着後、レジスト層230
が取り去られ、スペーサ層104上に付着された絶縁材
料が除去される。最後に図11に示されるように、上部
シールド層S2が、イオン・ビーム付着若しくはRFま
たはDCマグネトロン・スパッタリングにより形成され
る。
【0035】上述のプロセスは、図4に示されるよう
に、領域150内に硬磁性材料を組み込むことにより、
フリー強磁性材料層132の長手方向のバイアスまたは
安定化を提供するためにも適応化され得る。
【0036】スペーサ層、フリー及び固定強磁性層、ト
ンネル酸化物層及び反強磁性層の全体の厚さは、50n
m乃至80nmの範囲である。下側シールドS1は、3
0nm以下の厚さdだけオーバミリングされ、図10の
工程で付着される絶縁層の厚さは、120nm以下であ
る。従って、図7乃至図11で示された形成手順を用い
るこの例は、分解能ギャップSが50nm乃至80nm
以下であるが、MTJセンサから離れた場所でのシール
ド間分離S'が、50nm乃至80nmではなしに、1
20nm以下のMTJ MR読取りヘッドを導出する。
フリー強磁性層132が、2つのシールド間のこのギャ
ップ内の中心に位置決めされる(すなわち層132をS
/2に配置する)ことが有利であるので、これはスペー
サ層102及び104の厚さ、S1のオーバミリングの
厚さ、及び図10の工程で付着される絶縁層250の厚
さを調整することにより達成される。
【0037】MTJセンサの画定及び形成の後、固定強
磁性層118の磁化方向(磁気モーメント)を適切な方
向に揃えることが依然必要である。固定強磁性層118
との交換結合のために、反強磁性層116としてFe−
Mnが使用される場合、それは付着時には反強磁性であ
る。しかしながら、その磁化方向は固定強磁性層118
を適切な方位に交換結合するように再整列されなければ
ならない。構造がアニーリング・オーブン内に入れら
れ、温度がFe−Mnの閉鎖温度(blocking temperatu
re)よりも高い、約180度まで上昇される。この温度
では、Fe−Mn層はもはや固定強磁性層118との交
換異方性を生じない。強磁性層118の交換異方性は、
磁場内で1対の層116、118を冷却することにより
発達される。固定強磁性層118の磁化方向は印加磁場
の方向に沿う。従って、アニーリング・オーブン内の印
加磁場は、図4の矢印119により示されるように、固
定強磁性層118の磁気モーメントをABSに垂直な要
求方向に沿って固定する。これが強磁性層118の存在
の下で、Fe−Mn層を冷却した結果であり、結局、強
磁性層118が印加磁場により要求方向に磁化される。
従って、Fe−Mnの閉鎖温度以下の温度では、記録媒
体からの印加磁場の存在の下で、固定強磁性層118の
磁化方向は実質的に回転しない。
【0038】図6で述べられた本発明の実施例は、MT
J素子100の面積と同一の面積を有し、MTJ素子に
位置合わせされるペデスタルを有するが、これは必要な
条件ではない。別の実施例では、ペデスタルの面積がM
TJ素子100の面積よりも大きくされ、MTJ素子が
ペデスタルの中心に位置合わせされる必要がないが、M
TJ素子の境界はペデスタルの面積内になければならな
い。同様に、MTJ素子から離れた所でのシールドS
1、S2間の分離を増加するために、MTJ素子の一方
の側のペデスタルだけが要求される。上側のペデスタル
だけを有するこうした代替実施例は、図7乃至図11で
述べられた形成プロセスと類似のプロセスにより形成さ
れ得る。しかしながら、MTJ素子100及びスペーサ
層102及び104は、図9に示されるようにオーバミ
リングされることはなく、シールドS1の表面までミリ
ングされる。従って、下側のペデスタルは形成されな
い。それ以外の残りのプロセスについては同一である。
下側のペデスタルだけが形成される実施例は、図10の
工程の後に、フォトレジスト230を除去した後、素子
の結果の面が化学機械式研磨プロセスにより平坦化され
る以外は、図7乃至図11に示される形成工程と類似の
セットにより形成される。次にシールドS2が、平坦化
された表面上に直接付着され、上側のペデスタルは形成
されない。
【0039】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0040】(1)検出回路に接続されるとき、媒体上
に磁気的に記録されたデータを検出する磁気トンネル接
合磁気抵抗読取りヘッドであって、第1の導電性の磁気
シールドと、前記第1のシールド上に配置される第1の
導電性のスペーサ層と、前記第1のスペーサ層上に配置
される磁気トンネル接合であって、前記媒体からの印加
磁場の存在の下で、磁化方向が好適な方向に沿って固定
され、回転を阻止される固定強磁性層と、前記媒体から
の印加磁場の不在の下で、磁化方向が前記固定強磁性層
の磁化方向に垂直に向けられ、前記印加磁場の存在の下
で、自由に回転することができる検出強磁性層と、前記
固定強磁性層と前記検出強磁性層との間に接触して配置
され、前記固定強磁性層及び前記検出強磁性層に垂直な
方向のトンネル電流を可能にする、絶縁トンネル障壁層
とを含む、磁気トンネル接合と、前記磁気トンネル接合
を前記第1のスペーサ層との間で挟み込む第2の導電性
のスペーサ層と、前記第2のスペーサ層上に配置される
第2の導電性の磁気シールドとを含み、前記第1のシー
ルドから前記第1のスペーサ層、前記磁気トンネル接合
及び前記第2のスペーサ層を通じて前記第2のシールド
に至る導電パスが提供される、読取りヘッド。 (2)前記磁気トンネル接合と前記第2のスペーサ層と
の間に配置され、前記磁気トンネル接合のための腐食保
護を提供するキャッピング層を含む、前記(1)記載の
読取りヘッド。 (3)前記第2のスペーサ層が、前記磁気トンネル接合
のための腐食保護を提供するキャッピング層である、前
記(1)記載の読取りヘッド。 (4)前記固定強磁性層と接触し、界面交換結合により
前記固定強磁性層の磁化方向を固定する反強磁性層を含
む、前記(1)記載の読取りヘッド。 (5)前記第1のスペーサ層が前記第1のシールド上に
直接形成され、前記反強磁性層が前記第1のスペーサ層
と前記固定強磁性層との間に配置され、前記固定強磁性
層が前記反強磁性層上に直接接触して形成される、前記
(4)記載の読取りヘッド。 (6)前記第1のスペーサ層上に配置され、前記反強磁
性層の形成を推進するテンプレート層を含み、前記反強
磁性層が前記テンプレート層上に直接接触して形成され
る、前記(5)記載の読取りヘッド。 (7)前記第1のスペーサ層が、前記反強磁性層の形成
を推進するテンプレート層であり、前記反強磁性層が前
記テンプレート層上に直接接触して形成される、前記
(5)記載の読取りヘッド。 (8)印加磁場の不在の下で、前記検出強磁性層の磁化
方向を前記固定強磁性層の磁化方向に垂直に、長手方向
にバイアスするバイアス強磁性層と、前記バイアス強磁
性層と前記検出強磁性層との間に配置され、前記バイア
ス強磁性層を前記検出強磁性層から電気的に分離する絶
縁層とを含み、前記スペーサ層が前記絶縁層により前記
バイアス強磁性層から電気的に分離され、検出電流が前
記第1及び第2のシールド間を流れるときに、前記検出
電流が前記バイアス強磁性層に流れ込むことなく、前記
磁気トンネル接合を通じて垂直方向に流れる、前記
(1)記載の読取りヘッド。 (9)前記読取りヘッドが統合型読取り/書込みヘッド
の一部である、前記(1)記載の読取りヘッド。 (10)前記第1及び第2のシールドに接続される検出
回路を含む、前記(1)記載の読取りヘッド。 (11)前記第1及び第2のシールドの各々がペデスタ
ル領域を含み、前記第1のスペーサ層が前記第1のシー
ルドの前記ペデスタル領域上に形成され、前記第2のス
ペーサ層が前記第2のシールドの前記ペデスタル領域上
に形成され、前記第1及び第2のシールド間の間隔が、
前記ペデスタル領域の外側において、前記ペデスタル領
域内よりも大きい、前記(1)記載の読取りヘッド。 (12)前記ペデスタル領域の各々の面積が、前記第1
及び第2のスペーサ層の各々の面積と同一である、前記
(11)記載の読取りヘッド。 (13)前記第1及び第2のシールドが、NiFeX合
金(XはTa、Rh、PtまたはNb)、CoZrNb
合金、及びFeAlSi合金を含むグループから選択さ
れる材料からなる、前記(1)記載の読取りヘッド。 (14)前記読取りヘッドが磁気記録ディスクからデー
タを検出するタイプであり、前記読取りヘッドが、該ヘ
ッドが前記ディスクからデータを読出すときに、前記デ
ィスクの表面と対向するエアベアリング面(ABS)
と、前記ABSに垂直なトレーリング・エンド面とを有
するエアベアリング・スライダを含み、前記スライダ・
トレーリング・エンド面が、前記第1のシールドが形成
される基板である、前記(1)記載の読取りヘッド。 (15)検出回路に接続されるとき、磁気記録ディスク
・ドライブ内の磁気記録ディスクからデータを検出する
磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド・アセンブリで
あって、前記ディスクの表面に対向する検出面、及び前
記検出面に垂直なトレーリング・エンド面を有するヘッ
ド・キャリアと、前記ヘッド・キャリアの前記トレーリ
ング・エンド面上にあって、前記検出回路への接続のた
めの電気リードを提供する第1の導電性の磁気シールド
と、前記第1のシールド上の第1の導電性のスペーサ層
と、前記第1のスペーサ層上の磁気トンネル接合であっ
て、前記媒体からの印加磁場の存在の下で、磁化方向が
好適な方向に沿って固定され、回転を阻止される、前記
第1のスペーサ層上の固定強磁性層と、前記固定強磁性
層上に接触して配置される絶縁トンネル障壁層と前記ト
ンネル障壁層上に接触して配置され、前記ディスクから
の印加磁場の不在の下で、磁化方向が前記固定強磁性層
の磁化方向に垂直に向けられ、前記印加磁場の存在の下
で、自由に回転することができる検出強磁性層とを含
む、磁気トンネル接合と、前記検出強磁性層上の第2の
導電性のスペーサ層と、前記第2のスペーサ層上に配置
され、前記検出回路との接続のための電気リードを提供
する第2の導電性の磁気シールドとを含み、前記第1の
シールドから前記第1のスペーサ層、前記磁気トンネル
接合及び前記第2のスペーサ層を通じて、前記第2のシ
ールドに至る導電パスが提供され、前記パスが前記トン
ネル障壁層を通じて垂直方向に流れるトンネル電流のた
めのパスを含む、ヘッド・アセンブリ。 (16)前記検出強磁性層と前記第2のスペーサ層との
間に配置され、前記磁気トンネル接合のための腐食保護
を提供するキャッピング層を含む、前記(15)記載の
ヘッド・アセンブリ。 (17)前記第2のスペーサ層が、前記磁気トンネル接
合のための腐食保護を提供するキャッピング層である、
前記(15)記載のヘッド・アセンブリ。 (18)前記第1のスペーサ層と前記固定強磁性層との
間に、該固定強磁性層と接触して配置され、界面交換結
合により前記固定強磁性層の磁化方向を固定する反強磁
性層を含む、前記(15)記載のヘッド・アセンブリ。 (19)前記第1のスペーサ層上に配置され、前記反強
磁性層の形成を推進するテンプレート層を含み、前記反
強磁性層が前記テンプレート層上に直接接触して形成さ
れる、前記(18)記載のヘッド・アセンブリ。 (20)前記第1のスペーサ層が、前記反強磁性層の形
成を推進するテンプレート層であり、前記反強磁性層が
前記テンプレート層上に直接接触して形成される、前記
(18)記載のヘッド・アセンブリ。 (21)印加磁場の不在の下で、前記検出強磁性層の磁
化方向を前記固定強磁性層の磁化方向に垂直に、長手方
向にバイアスするバイアス強磁性層と、前記バイアス強
磁性層と前記検出強磁性層との間に配置され、前記バイ
アス強磁性層を前記検出強磁性層から電気的に分離する
絶縁層とを含み、前記スペーサ層が前記絶縁層により前
記バイアス強磁性層から電気的に分離され、検出電流が
前記第1及び第2のシールド間を流れるときに、前記検
出電流が前記バイアス強磁性層に流れ込むことなく、前
記磁気トンネル接合を通じて垂直方向に流れる、前記
(15)記載のヘッド・アセンブリ。 (22)前記第1及び第2のシールドに接続される検出
回路を含む、前記(15)記載のヘッド・アセンブリ。 (23)前記第1及び第2のシールドの各々がペデスタ
ル領域を含み、前記第1のスペーサ層が前記第1のシー
ルドの前記ペデスタル領域上に形成され、前記第2のス
ペーサ層が前記第2のシールドの前記ペデスタル領域上
に形成され、前記第1及び第2のシールド間の間隔が、
前記ペデスタル領域の外側において、前記ペデスタル領
域内よりも大きい、前記(15)記載のヘッド・アセン
ブリ。 (24)前記ペデスタル領域の各々の面積が、前記第1
及び第2のスペーサ層の各々の面積と同一である、前記
(23)記載のヘッド・アセンブリ。 (25)前記第1及び第2のシールドが、NiFeX合
金(XはTa、Rh、PtまたはNb)、CoZrNb
合金、及びFeAlSi合金を含むグループから選択さ
れる材料からなる、前記(15)記載のヘッド・アセン
ブリ。 (26)前記ヘッド・キャリアがエアベアリング・スラ
イダであり、前記検出面が前記スライダのエアベアリン
グ面である、前記(15)記載のヘッド・アセンブリ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による凹型MTJ MR読取りヘッドと
共に使用される従来の磁気記録ディスク・ドライブの単
純化されたブロック図である。
【図2】カバーが外された図1のディスク・ドライブの
上面図である。
【図3】本発明のMTJ MR読取りヘッドが配置され
得る、誘導書込みヘッドに隣接して、シールド間に配置
されるMR読取りヘッドを有する、従来の統合型誘導書
込みヘッド/MR読取りヘッドの垂直断面図である。
【図4】本発明のMTJ MR読取りヘッドのMTJ素
子に沿う断面図、並びに電気リードとして機能する磁気
シールドを通じて、及びMTJ素子を通じて垂直方向に
流れる検出電流の方向を示す図である。
【図5】本発明のMTJ MR読取りヘッドの検出端に
対するMTJ素子及び他の層の相対位置を示す、ヘッド
の断面図である。
【図6】MTJ素子が磁気シールドのペデスタル領域間
に配置される、本発明のMTJMR読取りヘッドの実施
例を示す断面図である。
【図7】シールドS1上に、スペーサ層102、MTJ
素子100、及び上部スペーサ層104のための材料を
付着する、本発明のMTJ MR読取りヘッドの形成工
程を示す図である。
【図8】レジスト層230をパターン化する、本発明の
MTJ MR読取りヘッドの形成工程を示す図である。
【図9】イオン・ミリングによりレジスト層に覆われな
い部分を除去する、本発明のMTJ MR読取りヘッド
の形成工程を示す図である。
【図10】絶縁層250を付着する、本発明のMTJ
MR読取りヘッドの形成工程を示す図である。
【図11】シールド層S2を付着する、本発明のMTJ
MR読取りヘッドの形成工程を示す図である。
【符号の説明】
10 基部 11 カバー 12 ディスク駆動モータ 13 ガスケット 14 アクチュエータ 15 集積回路チップ 16 磁気記録ディスク 17 可撓性ケーブル 18 ハブ 19 ケーブル 20 エアベアリング・スライダ 22 剛性アーム 24 サスペンション 25 読取り/書込みヘッドまたはトランスジューサ 40 MRセンサ 50 潤滑膜 100 MTJ素子 102、104 スペーサ層 110、130 電極スタック 112 シード(またはテンプレート)層 116 反強磁性交換バイアス層 118 固定強磁性層 120 絶縁トンネル障壁層 132 フリー(または検出)強磁性層 134 キャッピング層 150 バイアス強磁性層 153 静磁気結合 160、250 絶縁層 161、163 ペデスタル 200 エアベアリング面 230 レジスト
フロントページの続き (72)発明者 フレデリック・ヘイズ・ディル アメリカ合衆国10590、ニューヨーク州 サウス・サレム、ツイン・レイクス・ロ ード 28 (72)発明者 ロバート・エドワード・フォンタナ、ジ ュニア アメリカ合衆国95120、カリフォルニア 州サン・ホセ、ノースリッジ・ドライブ 6596 (72)発明者 スチュアート・ステファン・パップワー ス・パーキン アメリカ合衆国95123、カリフォルニア 州サン・ホセ、ロイヤル・オーク・コー ト 6264 (72)発明者 チン・ホワ・ツァン アメリカ合衆国94087、カリフォルニア 州サニーベール、ヘレナ・ドライブ 882 (56)参考文献 欧州公開79196(EP,A1) IBM Tech.Dis.Bul 4.1997

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出回路に接続されるとき、媒体上に磁気
    的に記録されたデータを検出する磁気トンネル接合磁気
    抵抗読取りヘッドであって、 導電的かつ磁気的な材料により形成された第1の磁気シ
    ールドと、 前記第1のシールド上に配置される第1の導電性のスペ
    ーサ層と、 前記第1のスペーサ層上に配置される磁気トンネル接合
    であって、 前記媒体からの印加磁場の存在の下で、磁化方向が好適
    な方向に沿って固定され、回転を阻止される固定強磁性
    層と、 前記媒体からの印加磁場の不在の下で、磁化方向が前記
    固定強磁性層の磁化方向に垂直に向けられ、前記印加磁
    場の存在の下で、自由に回転することができる検出強磁
    性層と、 前記固定強磁性層と前記検出強磁性層との間に接触して
    配置され、前記固定強磁性層及び前記検出強磁性層に垂
    直な方向のトンネル電流を可能にする、絶縁トンネル障
    壁層とを含む、磁気トンネル接合と、 前記磁気トンネル接合を前記第1のスペーサ層との間で
    挟み込む第2の導電性のスペーサ層と、 前記第2のスペーサ層上に配置される導電的かつ磁気的
    な材料により形成された第2の磁気シールドとを含み、
    前記第1のシールドから前記第1のスペーサ層、前記磁
    気トンネル接合及び前記第2のスペーサ層を通じて前記
    第2のシールドに至る導電パスが提供され、前記第1及び第2のシールドの各々がペデスタル領域を
    含み、前記第1のスペーサ層が前記第1のシールドの前
    記ペデスタル領域上に形成され、前記第2のスペーサ層
    が前記第2のシールドの前記ペデスタル領域上に形成さ
    れ、前記第1及び第2のシールド間の間隔が、前記ペデ
    スタル領域の外側において、前記ペデスタル領域内より
    も大きい ことを特徴とする読取りヘッド。
  2. 【請求項2】前記磁気トンネル接合と前記第2のスペー
    サ層との間に配置され、前記磁気トンネル接合のための
    腐食保護を提供するキャッピング層を含む、請求項1記
    載の読取りヘッド。
  3. 【請求項3】前記第2のスペーサ層が、前記磁気トンネ
    ル接合のための腐食保護を提供するキャッピング層であ
    る、請求項1記載の読取りヘッド。
  4. 【請求項4】前記固定強磁性層と接触し、界面交換結合
    により前記固定強磁性層の磁化方向を固定する反強磁性
    層を含む、請求項1記載の読取りヘッド。
  5. 【請求項5】前記第1のスペーサ層が前記第1のシール
    ド上に直接形成され、前記反強磁性層が前記第1のスペ
    ーサ層と前記固定強磁性層との間に配置され、前記固定
    強磁性層が前記反強磁性層上に直接接触して形成され
    る、請求項4記載の読取りヘッド。
  6. 【請求項6】前記第1のスペーサ層上に配置され、前記
    反強磁性層の形成を推進するテンプレート層を含み、前
    記反強磁性層が前記テンプレート層上に直接接触して形
    成される、請求項5記載の読取りヘッド。
  7. 【請求項7】前記第1のスペーサ層が、前記反強磁性層
    の形成を推進するテンプレート層であり、前記反強磁性
    層が前記テンプレート層上に直接接触して形成される、
    請求項5記載の読取りヘッド。
  8. 【請求項8】印加磁場の不在の下で、前記検出強磁性層
    の磁化方向を前記固定強磁性層の磁化方向に垂直に、長
    手方向にバイアスするバイアス強磁性層と、 前記バイアス強磁性層と前記検出強磁性層との間に配置
    され、前記バイアス強磁性層を前記検出強磁性層から電
    気的に分離する絶縁層とを含み、前記スペーサ層が前記
    絶縁層により前記バイアス強磁性層から電気的に分離さ
    れ、検出電流が前記第1及び第2のシールド間を流れる
    ときに、前記検出電流が前記バイアス強磁性層に流れ込
    むことなく、前記磁気トンネル接合を通じて垂直方向に
    流れる、請求項1記載の読取りヘッド。
  9. 【請求項9】前記読取りヘッドが統合型読取り/書込み
    ヘッドの一部である、請求項1記載の読取りヘッド。
  10. 【請求項10】前記第1及び第2のシールドに接続され
    る検出回路を含む、請求項1記載の読取りヘッド。
  11. 【請求項11】前記ペデスタル領域の各々の面積が、前
    記第1及び第2のスペーサ層の各々の面積と同一であ
    る、請求項記載の読取りヘッド。
  12. 【請求項12】前記第1及び第2のシールドが、NiF
    eX合金(XはTa、Rh、PtまたはNb)、CoZ
    rNb合金、及びFeAlSi合金を含むグループから
    選択される材料からなる、請求項1記載の読取りヘッ
    ド。
  13. 【請求項13】前記読取りヘッドが磁気記録ディスクか
    らデータを検出するタイプであり、前記読取りヘッド
    が、該ヘッドが前記ディスクからデータを読出すとき
    に、前記ディスクの表面と対向するエアベアリング面
    (ABS)と、前記ABSに垂直なトレーリング・エン
    ド面とを有するエアベアリング・スライダを含み、前記
    スライダ・トレーリング・エンド面が、前記第1のシー
    ルドが形成される基板である、請求項1記載の読取りヘ
    ッド。
  14. 【請求項14】検出回路に接続されるとき、磁気記録デ
    ィスク・ドライブ内の磁気記録ディスクからデータを検
    出する磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド・アセン
    ブリであって、 前記ディスクの表面に対向する検出面、及び前記検出面
    に垂直なトレーリング・エンド面を有するヘッド・キャ
    リアと、 前記ヘッド・キャリアの前記トレーリング・エンド面上
    にあって、前記検出回路への接続のための電気リードを
    提供する導電的かつ磁気的な材料により形成された第1
    の磁気シールドと、 前記第1のシールド上の第1の導電性のスペーサ層と、 前記第1のスペーサ層上の磁気トンネル接合であって、 前記媒体からの印加磁場の存在の下で、磁化方向が好適
    な方向に沿って固定され、回転を阻止される、前記第1
    のスペーサ層上の固定強磁性層と、 前記固定強磁性層上に接触して配置される絶縁トンネル
    障壁層と前記トンネル障壁層上に接触して配置され、前
    記ディスクからの印加磁場の不在の下で、磁化方向が前
    記固定強磁性層の磁化方向に垂直に向けられ、前記印加
    磁場の存在の下で、自由に回転することができる検出強
    磁性層とを含む、磁気トンネル接合と、 前記検出強磁性層上の第2の導電性のスペーサ層と、 前記第2のスペーサ層上に配置され、前記検出回路との
    接続のための電気リードを提供する導電的かつ磁気的な
    材料により形成された第2の磁気シールドとを含み、 前記第1のシールドから前記第1のスペーサ層、前記磁
    気トンネル接合及び前記第2のスペーサ層を通じて、前
    記第2のシールドに至る導電パスが提供され、前記パス
    が前記トンネル障壁層を通じて垂直方向に流れるトンネ
    ル電流のためのパスを提供し、前記第1及び第2のシールドの各々がペデスタル領域を
    含み、前記第1のスペーサ層が前記第1のシールドの前
    記ペデスタル領域上に形成され、前記第2のスペーサ層
    が前記第2のシールドの前記ペデスタル領域上に形成さ
    れ、前記第1及び第2のシールド間の間隔が、前記ペデ
    スタル領域の外側において、前記ペデスタル領域内より
    も大きい ことを特徴とする、ヘッド・アセンブリ。
  15. 【請求項15】前記検出強磁性層と前記第2のスペーサ
    層との間に配置され、前記磁気トンネル接合のための腐
    食保護を提供するキャッピング層を含む、請求項14
    載のヘッド・アセンブリ。
  16. 【請求項16】前記第2のスペーサ層が、前記磁気トン
    ネル接合のための腐食保護を提供するキャッピング層で
    ある、請求項14記載のヘッド・アセンブリ。
  17. 【請求項17】前記第1のスペーサ層と前記固定強磁性
    層との間に、該固定強磁性層と接触して配置され、界面
    交換結合により前記固定強磁性層の磁化方向を固定する
    反強磁性層を含む、請求項14記載のヘッド・アセンブ
    リ。
  18. 【請求項18】前記第1のスペーサ層上に配置され、前
    記反強磁性層の形成を推進するテンプレート層を含み、
    前記反強磁性層が前記テンプレート層上に直接接触して
    形成される、請求項17記載のヘッド・アセンブリ。
  19. 【請求項19】前記第1のスペーサ層が、前記反強磁性
    層の形成を推進するテンプレート層であり、前記反強磁
    性層が前記テンプレート層上に直接接触して形成され
    る、請求項17記載のヘッド・アセンブリ。
  20. 【請求項20】印加磁場の不在の下で、前記検出強磁性
    層の磁化方向を前記固定強磁性層の磁化方向に垂直に、
    長手方向にバイアスするバイアス強磁性層と、 前記バイアス強磁性層と前記検出強磁性層との間に配置
    され、前記バイアス強磁性層を前記検出強磁性層から電
    気的に分離する絶縁層とを含み、前記スペーサ層が前記
    絶縁層により前記バイアス強磁性層から電気的に分離さ
    れ、検出電流が前記第1及び第2のシールド間を流れる
    ときに、前記検出電流が前記バイアス強磁性層に流れ込
    むことなく、前記磁気トンネル接合を通じて垂直方向に
    流れる、請求項14記載のヘッド・アセンブリ。
  21. 【請求項21】前記第1及び第2のシールドに接続され
    る検出回路を含む、請求項14記載のヘッド・アセンブ
    リ。
  22. 【請求項22】前記ペデスタル領域の各々の面積が、前
    記第1及び第2のスペーサ層の各々の面積と同一であ
    る、請求項14記載のヘッド・アセンブリ。
  23. 【請求項23】前記第1及び第2のシールドが、NiF
    eX合金(XはTa、Rh、PtまたはNb)、CoZ
    rNb合金、及びFeAlSi合金を含むグループから
    選択される材料からなる、請求項14記載のヘッド・ア
    センブリ。
  24. 【請求項24】前記ヘッド・キャリアがエアベアリング
    ・スライダであり、前記検出面が前記スライダのエアベ
    アリング面である、請求項14記載のヘッド・アセンブ
    リ。
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