JP3299622B2 - エアクリーナ装置 - Google Patents

エアクリーナ装置

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JP3299622B2
JP3299622B2 JP04099094A JP4099094A JP3299622B2 JP 3299622 B2 JP3299622 B2 JP 3299622B2 JP 04099094 A JP04099094 A JP 04099094A JP 4099094 A JP4099094 A JP 4099094A JP 3299622 B2 JP3299622 B2 JP 3299622B2
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/52Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material
    • B01D46/521Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/02Air cleaners
    • F02M35/0201Housings; Casings; Frame constructions; Lids; Manufacturing or assembling thereof
    • F02M35/0202Manufacturing or assembling; Materials for air cleaner housings
    • F02M35/0203Manufacturing or assembling; Materials for air cleaner housings by using clamps, catches, locks or the like, e.g. for disposable plug-in filter cartridges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
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    • B01D2271/02Gaskets, sealings
    • B01D2271/022Axial sealings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S55/00Gas separation
    • Y10S55/28Carburetor attached

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアクリーナ装置に関
するものであり、特に、フィルタエレメントを収容する
第1,第2ハウジングの組付け時におけるシール部材の
弾性変形に起因するシール不良の発生防止に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】分離可能な2つのハウジング内にフィル
タエレメントを収容する形式のエアクリーナ装置とし
て、実開平4−79958号公報記載の装置が知られて
いる。この公報記載の装置は、第1開口と空気流入口と
を有する第1ハウジングと、シール面で縁取られた第2
開口と空気流出口とを有する第2ハウジングと、外周に
シール部材が取り付けられ、そのシール部材が第1ハウ
ジングと第2ハウジングとで挟持されるフィルタエレメ
ントと、第1開口より外周側において第1ハウジングに
設けられた第1係合部と、シール面より外周側において
第2ハウジングに設けられ、その第2ハウジングのシー
ル面にほぼ平行な方向の係合移動に伴って第1係合部と
係合し、第1ハウジングと第2ハウジングとの前記第1
開口に直角な方向における離間限度を規定する第2係合
部と、第1ハウジングと第2ハウジングとの第1係合部
と第2係合部とから離れた部分同士を解除可能にクラン
プして両係合部の係合との共同によりシール面とシール
部材とを密着させるクランプ装置とを備えている。
【0003】上記公報記載のエアクリーナ装置では、一
側壁部において第1,第2係合部が係合させられ、それ
と向かい合う側壁部においてクランプ装置によって第1
ハウジングと第2ハウジングとがクランプされる。この
場合、係合部においては両ハウジングをクランプするた
めのクランプ装置が必要ないため、例えば、両ハウジン
グが向かい合う両側壁部においてクランプ装置によりク
ランプされる場合に比べてクランプ装置を削減でき、コ
ストダウンを図り得る。また、両ハウジングの開閉が容
易になってエレメントの清掃,交換を迅速に行うことが
可能になる。
【0004】なお、空気流出口から流出する空気に塵埃
が混入しないようにするために、第2ハウジングのシー
ル面をフィルタエレメントのシール部材に密着させるこ
とが必要であるが、そのためには、上記のようにフィル
タエレメントのシール部材を第1ハウジングと第2ハウ
ジングとに挟持させることは不可欠ではなく、フィルタ
エレメント自体を第1ハウジングに支持させるなどによ
り、フィルタエレメントの第1ハウジング内への進入限
度が規定されており、第1ハウジングと第2ハウジング
とが閉じられた状態ではフィルタエレメントのシール部
材に第2ハウジングのシール面が密着することが保証さ
れていればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のエアク
リーナ装置では、両ハウジングの組付け時に、図20に
矢印で示すように第2係合部200が第1ハウジング2
02の内側から外側に向けて移動して第1係合部204
と係合するように第2ハウジング206が移動させられ
る。この第2ハウジング206の係合移動の過程で第2
係合部200が第1係合部204に向けてはめ込まれる
が、その際、シール面208の縁210でシール部材2
12がめくり上がるように弾性変形させられてシール性
を保証し得ない状態となり、そのまま両ハウジング20
2,206が組み付けられてしまう恐れがある。
【0006】本発明はこの問題を解決するためになされ
たものであり、本発明の課題は、分離可能な第1ハウジ
ングと第2ハウジングとの内部にフィルタエレメントを
収容する形式のエアクリーナ装置において、シール部材
を弾性変形させたままで両ハウジングを組み付けること
を不可能にすることによって、シール不良の発生を回避
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、第1開口と空気流入口とを有する
第1ハウジングと、シール面で縁取られた第2開口と
空気流出口とを有する第2ハウジングと、外周にシー
ル部材が取り付けられるとともに、第1ハウジングに、
その第1ハウジング内への進入限度が規定された状態で
収容されたフィルタエレメントと、第1開口より外周
側において第1ハウジングに設けられた第1係合部と、
シール面より外周側において第2ハウジングに設けら
れ、その第2ハウジングのシール面にほぼ平行な方向の
係合移動に伴って第1係合部と係合し、第1ハウジング
の第2ハウジングに対する前記第1開口に直角な方向に
おける離間限度を規定する第2係合部と、第1ハウジ
ングと第2ハウジングとの、第1係合部と第2係合部と
から離れた部分同士を解除可能にクランプし、両係合部
の係合との共同によりシール面とシール部材とを密着さ
せるクランプ装置とを含むエアクリーナ装置において、
第1ハウジングと第2ハウジングとの、第1係合部と第
2係合部とにそれぞれ近接した位置に第1案内部および
第2案内部を設ける一方、第1係合部および第2係合部
から第2ハウジングの係合移動の方向と平行な方向にお
いて隔たった位置にそれぞれ第3案内部および第4案内
部を設け、それら4つの案内部の形状を、第2ハウジン
グの係合移動時にシール面の縁がシール部材に干渉して
シール部材をシール不良状態に弾性変形させることを防
止しつつ係合移動を案内するとともに、第1係合部と第
2係合部との係合状態ではシール面のシール部材への密
着を許容する形状としたことを要旨とする。以下の第2
および第3の発明については、上記番号に対応する構成
要素と同じ構成を有する構成要素については、その番号
および構成要素名のみ記載する。
【0008】第2の発明は、第1ハウジングと、第
2ハウジングと、フィルタエレメントと、第1係合
部と、第2係合部と、クランプ装置とを含み、か
つ、シール部材が、第2ハウジングの係合移動時にシー
ル面の縁との干渉によりシール不良状態に弾性変形させ
られる可能性のある干渉可能性部を有するエアクリーナ
装置において、第1ハウジングと第2ハウジングとの第
1係合部と第2係合部とにそれぞれ近接した位置に、そ
れぞれ第1開口と第2開口とに直角な方向に突出した第
1突部と第2突部とを設け、それら両突部の形状を、互
いに当接した状態でシール部材の干渉可能性部とシール
面の縁とを第1開口に直角な方向において離間させ、第
1係合部と第2係合部との係合状態においてはシール面
とシール部材との密着を許容する形状としたことを要旨
とする。
【0009】第3の発明は、第1ハウジングと、第
2ハウジングと、フィルタエレメントと、第1開口よ
り外方において第1ハウジングに設けられた第1係合部
とシール面より外方において第2ハウジングに設けられ
て第1係合部と離脱可能かつ相対回動可能に係合する第
2係合部とを備えてそれら両係合部の係合により両ハウ
ジングをほぼ一軸線のまわりに相対回動可能に結合する
ヒンジ装置と、クランプ装置とを含み、かつ、シール
部材が、少なくともシール面と対向する対向端面に外周
側に向かうに従ってその対向端面から離れる向きに傾斜
したシールリップを有するエアクリーナ装置において、
第1ハウジングと第2ハウジングとに、第2ハウジング
が第1ハウジングに対して少なくともシール面がシール
部材から離れる位置まで回動させられていない状態では
互いに干渉して第1係合部と第2係合部との係合,離脱
を阻止するとともに両係合部が係合した状態ではシール
面とシール部材との密着を許容する第1干渉部と第2干
渉部とを設け、かつ、両ハウジングの相対回動軸線をシ
ールリップの先端に接する接平面より第2ハウジング側
に設定したことを要旨とする。
【0010】フィルタエレメントの第1ハウジング内へ
の進入限度の規定は種々の手段で行い得る。例えば、フ
ィルタエレメントの外周部を強化したり、あるいは補助
部材を設けたりして、それら強化部分や補強部材と第1
ハウジングとを当接させることにより進入限度を規定す
ることができる。また、ファイルタエレメントに取り付
けられたシール部材を第1ハウジングに当接させて、進
入限度を規定することもできる。この場合には、前記従
来技術におけるように、第1ハウジングと第2ハウジン
グとでシール部材が挟持されることになる。上記両手段
を併用してもよい。第1ハウジングと第2ハウジングと
にシール部材を挟持させる場合、第1ハウジングの第1
開口に沿ってシール面を設け、そのシール面と第2ハウ
ジングに設けたシール面とにシール部材を挟持させれ
ば、シール部材と第2ハウジングのシール面との密着を
特に良好に保ち易い。
【0011】
【作用】第1の発明では、第1〜第4案内部が、第1係
合部と第2係合部とを係合させるための第2ハウジング
の係合移動を案内する。第1〜第4案内部は、第2ハウ
ジングのシール面の外周側の縁であるシール面縁部と第
1ハウジングに収容されたフィルタエレメントに取り付
けられたシール部材との干渉、特に、シール部材をシー
ル不良が発生する状態に弾性変形させる恐れのある干渉
を回避しつつ、第2ハウジングの係合移動を案内するの
である。そのため、第1〜第4案内部の案内にまかせて
両ハウジングの組付けを行えば、シール部材にシール不
良の原因となるような弾性変形は起こらない。そして、
シール面縁部とシール部材との、シール不良の原因とな
る干渉の可能性がなくなった段階で、第1〜第4案内部
はシール面のシール部材への密着を許容する状態とな
り、第1係合部と第2係合部とが係合する。この係合の
後、クランプ装置によって第1ハウジングと第2ハウジ
ングとがクランプされれば、クランプ装置と両係合部と
の共同によりシール部材がシール面と密着し、第1ハウ
ジングと第2ハウジングとはシール部材のシール性を損
なうことなく組み付けられる。
【0012】係合移動の方向は、前記実開平4−799
58号公報記載の装置におけるように第2係合部が第1
ハウジングの内方から外方に向けて移動する場合と、逆
に第1ハウジングの外方から内方に向けて移動する場合
とがあるが、いずれの方向であっても本第1の発明は適
用できる。第1ハウジングの外方から内方に向かう場合
においては、シール部材がシール面と対向する対向端面
に、外周側に向かうに従ってその対向端面から離れる向
きに傾斜したシールリップを有している場合に特に有効
である。
【0013】第1係合部と第2係合部とが係合し、クラ
ンプ装置により第1ハウジングと第2ハウジングとがク
ランプされた状態においては、第1案内部と第2案内
部、第3案内部と第4案内部とは係合していても、係合
していなくてもよい。また、係合している場合の係合形
態も特に限定されるものではない。しかし、クランプが
なされた状態で、第1案内部と第2案内部、および第3
案内部と第4案内部の少なくとも一方を係合させること
によって第1,第2ハウジングのずれを制限することは
エアクリーナ装置の作動の安定性の点から好ましい。こ
の際、ずれを制限する方向はシール面と平行なあらゆる
方向であってもよく、特定の方向であってもよい。例え
ば、第3案内部と第4案内部とを、両案内部が互いに係
合することによって少なくとも係合移動方向前後の少な
くとも一方の方向へのずれを制限する形状として係合移
動方向前後へのずれを制限するのである。
【0014】第1,第2案内部および第1,第2係合部
は、係合移動を案内し、クランプ装置と共同してシール
部材をシール面と密着させるとともに、ヒンジ装置とし
ても機能するように構成することも可能である。すなわ
ち、後に実施例として詳述するように、第1,第2案内
部および第1,第2係合部が共同して第1ハウジングと
第2ハウジングとをほぼ一軸線まわりに回動可能に結合
するように構成するのである。
【0015】第2の発明では、第2ハウジングが係合移
動する際、第1係合部近傍と第2係合部近傍とに形成さ
れた第1突部と第2突部とによってシール面縁部とシー
ル部材の干渉可能性部との干渉が回避される。第2ハウ
ジングが係合移動することによってシール面縁部と干渉
可能性部とが次第に接近するが、シール面縁部と干渉可
能性部とが干渉する前に第1突部と第2突部とが接触
し、シール面縁部と干渉可能性部とを第1開口に直角な
方向に離間させるように形成されているため、シール面
縁部と干渉可能性部とが干渉することはない。係合移動
がさらに進行すれば、第1突部と第2突部とが互いに通
過し合い、シール面とシール部材との接近を許容する状
態になるが、この時期にはすでにシール面縁部と干渉可
能性部とは互いに通過し合った状態にあるため、両者が
干渉し、干渉可能性部が弾性変形させられてシール不良
状態になることはない。ただし、第2ハウジングの係合
移動中に第1突部と第2突部とは必ずしも接触する必要
はなく、もし第1突部と第2突部とがなければシール面
縁部と干渉可能性部とが干渉する状態で第2ハウジング
が係合移動させられた場合に、両突部が接触してシール
面縁部と干渉可能性部との干渉を防止する状態になって
いればよい。第1突部と第2突部とが通過し合った後に
第1係合部と第2係合部とが係合し、クランプ装置によ
って第1ハウジングと第2ハウジングとがクランプされ
ると、シール部材とシール面とが密着した状態で第1ハ
ウジングと第2ハウジングとが組み付けられる。
【0016】第1および第2の発明は、それぞれ単独で
実施してもよく、合わせて実施してもよいが、合わせて
実施すれば、係合移動の際のシール部材の弾性変形を一
層良好に防止することができる。
【0017】第3の発明では、第2係合部と第1係合部
とが相対回動可能に係合し、第1,第2ハウジングをほ
ぼ一軸線のまわりに相対回動可能に結合するヒンジ装置
の機能を果たす。相対回動軸線を中心にシール面とシー
ル部材とが接するまで両ハウジングを相対回動させるこ
とによってハウジングの開閉が行われるのである。その
際、両ハウジングの相対回動軸線がシールリップの先端
に接する接平面より第2ハウジング側にあり、かつ、シ
ール面およびシール部材より外方に設定されているた
め、両ハウジングが閉じられる際にシールリップとシー
ル面とが接する状態になってもシールリップはシール面
の回動方向、すなわち、第1開口に直交して第1ハウジ
ング側に向かう方向と第1開口の外周側に向かう方向と
の合成方向に押されることとなり、シールリップは順方
向に押し倒されるのみで、逆方向にめくり上げられ、シ
ール不良が発生することはない。
【0018】また、第1ハウジングと第2ハウジングと
が組み付けられる際には、第1ハウジングと第2ハウジ
ングとにそれぞれ設けられた2つの干渉部の干渉によ
り、シール不良発生につながるシール部材の弾性変形が
防止される。第2ハウジングが第1ハウジングに対し
て、シール面がシール部材から離れる位置まで回動させ
られていない状態、すなわち、第1開口と第2開口とが
平行状態で向き合っている状態では、第1係合部と第2
係合部との係合が2つの干渉部の干渉により阻止される
のである。
【0019】したがって、例えば、第2ハウジングを第
1ハウジングに組み付ける際には、第2ハウジングを第
1ハウジングに対して、両ハウジングのクランプ装置に
よりクランプされる部分同士が離れ、第1係合部と第2
係合部とが接近した状態に回動させられた上で、第2ハ
ウジングに係合移動を与えることが必要であり、この状
態ではシール面がシール部材と干渉してそれを弾性変形
させる恐れはない。
【0020】
【発明の効果】第1ないし第3の発明によれば、第1係
合部と第2係合部との係合時におけるシール部材の弾性
変形によるシール不良発生を回避し得る。第3の発明に
よれば、さらに第1ハウジングと第2ハウジングとが相
対回動により閉じられる際に、シールリップが逆方向に
めくり上げられてシール不良が発生することも防止し得
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3に示すように、本エアクリーナ装置
は、空気流入口10および開口12を有するケース14
と、空気流出口16および開口18を有するキャップ2
0と、フィルタエレメント22と、ヒンジ装置24とク
ランプ装置26とを備えている。開口12およびケース
14がそれぞれ第1開口および第1ハウジングに当た
り、開口18およびキャップ20がそれぞれ第2開口お
よび第2ハウジングに当たる。以下の説明は、特に必要
がない限り、便宜的に、ケース14側を下方、キャップ
20側を上方、ケース14,キャップ20の中心に近い
側を内側、中心から遠い側を外側と称する。
【0022】開口12,18のまわりには、第1,第2
開口周縁部としてのフランジ状の開口周縁部28,30
が形成されており、互いに対向している。ケース14と
キャップ20とのヒンジ装置24が設けられた側の側面
を除く面においては、開口周縁部28,30にはそれぞ
れ下方に延びる折返し部32と外壁34(図2,3参
照)とが形成されており、ヒンジ装置24が形成された
側面には開口周縁部28,30からそれぞれ上方に延び
る外壁36と折返し部38とが、それぞれ折返し部32
と外壁34とに連続して形成されている。外壁34は、
ケース14とキャップ20とが閉じられた状態で折返し
部32の外側に嵌合して、振動等によるケース14とキ
ャップ20との間のずれ、この場合図1,2における右
方へのずれおよび図3における左右方向へのずれを防止
する役割を果たす。なお、図1,2における左方へのず
れの防止は、クランプ装置26において行われるが、そ
れについては後に説明する。
【0023】開口周縁部28,30の間には、シール部
材40が配設されており、ケース14とキャップ20と
が閉じられた状態で開口周縁部28,30によって挟ま
れる。このシール部材40は概してU字状の断面形状を
有しており、U字の内側にフィルタエレメント22に取
り付けられたシール保持部材42の外向きフランジ44
が嵌入した状態で保持されている。このシール部材40
のU字の両腕部の外側面にはU字の底部側に向かうに従
って外側面から離れる向きに傾斜したシールリップ46
が設けられている。シール部材40は、ケース14とフ
ィルタエレメント22とで形成される空間48から、キ
ャップ20とフィルタエレメント22とで形成される空
間50へのフィルタエレメント22をバイパスする空気
の流れを防止するとともに、エアクリーナ装置外部から
空間50への空気の流入を防止するためのものである。
【0024】ヒンジ装置24は、図5〜7に示すよう
に、外壁36に設けられたヒンジ構成部52と、折返し
部38に設けられたヒンジ構成部54とで構成されてい
る。ヒンジ構成部52とヒンジ構成部54とは外壁36
の長手方向に距離を隔てて一対ずつ設けられており、そ
れぞれ対応するヒンジ構成部52とヒンジ構成部54と
が互いに係合して、1対のヒンジ装置24を構成する。
【0025】各ヒンジ構成部52は、外壁36の長手方
向に隔たった1対の受け部55,56とそれらの間に形
成された案内部57とを備えている。受け部55,56
は互いに面対称である以外は同じ構成であるので、受け
部55について代表的に説明する。受け部55は、図4
に示すように、外壁36より外側において、外壁36に
平行にかつ外壁36より概して上方に形成された背壁5
9と、その背壁59の上端から内側へ屈曲した係合部6
0とを有し、2枚のリブ62,63によりケース14に
結合されている。リブ63は上方に延長され、受け部5
5の側壁を兼ねている。
【0026】ヒンジ構成部52は合成樹脂によりケース
14と一体に成形されるのであるが、受け部55,56
と案内部57とは水平方向において食い違わされ、受け
部55,56は下方に向かって開放されて、成形時にお
ける型抜きの容易が図られている。外壁36の上端の、
受け部55,56に対応する部分から、突部65が上方
に延び出させられている。この突部65の形成位置は、
上記係合部60の内側の端からさらに一定距離内側の位
置とされている。
【0027】ヒンジ構成部54は、折返し部38から外
方へ延び出させられた1対のアーム部67と、それらア
ーム部67の先端部に支持された軸機能部68とを備え
ている。折返し部38の長手方向に平行な方向における
1対のアーム部67の外のり寸法は、上記1対の受け部
55,56間の内のり寸法よりやや小さく、アーム部6
7は受け部55,56間に嵌入可能である。軸機能部6
8の長さは、1対のアーム部67の外のり寸法より大き
く、1対のリブ63間の内のり寸法より小さい。また、
軸機能部68の上下方向の寸法は、係合部60と案内部
57との間の上下方向の距離と、背壁59と突部65と
の間の左右方向の距離とのいずれよりも小さい。したが
って、軸機能部68は、受け部55,56,案内部57
および突部65によって構成される軸受部内で回動可能
である。
【0028】さらに、軸機能部68の左右方向の寸法
は、係合部60の内側の端と突部65との間の左右方向
の距離より小さい。したがって、軸機能部68は係合部
60と突部65との間へ上方から嵌入することが可能で
あり、上方へ離脱することも可能である。後の説明から
明らかなように、軸機能部68の上端部は係合部60と
係合する係合部70を構成し、下端部は突部65と接触
可能な突部72を構成している。
【0029】クランプ装置26は、ばね座80と、円弧
ばね82と、接近限度規定部84とを備えている。ばね
座80はケース14と一体に形成され、円弧ばね82を
回動可能に支持するピン86とピン86を支持する台座
88とを有している。接近限度規定部84は、台座88
の上部に形成され、折返し部32の下端から外方に延び
出した規定部90と、外壁34から下方に延び出た規定
部92とを有している。折返し部32と規定部90とそ
の外側端から上方に立ち上がる壁93とが共同してU字
溝状の凹部94を形成しており、その凹部94の外方に
は案内部96が形成されている。案内部96は壁93の
上端から斜め上方へ延び出させられている。
【0030】本エアクリーナ装置においては、ヒンジ装
置24とクランプ装置26とが共同してケース14,2
0を図1に示す組付状態に保ち、開口周縁部28と開口
周縁部30とにシール部材40を挟持させる。この状態
においては、シール部材40の1対の厚肉部がシール保
持部材42の外向きフランジ44を間に挟んで開口周縁
部28の上面と開口周縁部30の下面とにより圧縮され
るとともに、これら両面にシールリップ46が弾性的に
接触した状態となって、気密が保持される。開口周縁部
28の上面と開口周縁部30の下面とがそれぞれシール
面として機能するのであるが、説明の都合上、開口周縁
部30の下面をシール面98と称する。
【0031】この状態に組み立てるためには、ケース1
4内にフィルタエレメント22を納め、シール部材40
を開口周縁部28の上面に支持させた状態で、その上か
らキャップ20を被せ、ケース14とキャップ20とを
ヒンジ構成部52,54において互いに係合させるとと
もに反対側の部分をクランプ装置24によってクランプ
することが必要である。この際のヒンジ構成部52,5
4の係合は、図6に示すように開口12にほぼ直角な方
向に移動させるか、図7に示すようにキャップ20をケ
ース14の開口12に平行な方向に移動させるか、それ
らの中間の方向に斜めに移動させることにより行うこと
ができる。
【0032】図6の場合には、図4において、軸機能部
68が水平方向において突部65と係合部60との間に
位置するように、キャップ20をケース14に対して位
置決めし、そのまま真下に下降させて図4の状態とす
る。この状態においては、図1に二点鎖線で示すよう
に、クランプ装置26側において規定部92の下端が案
内部96に当接するため、キャップ20が案内部96と
案内部57とに支持されて、ケース14からわずかに浮
き上がるとともに小角度傾いた状態になる。その結果、
クランプ装置26側においてはシール面98がシール部
材40から完全に離れ、ヒンジ装置24側においてはわ
ずかに離れるか軽く接触する状態に保たれる。
【0033】この状態からキャップ20を矢印で示す方
向に移動させて軸機能部68を係合部60の下方位置へ
移動させるのであるが、その際、ヒンジ装置24側では
上述のようにシール面98がシール部材40と強く接触
してはいないため、摩擦力によりシール部材40を弾性
変形させる恐れはなく、また、クランプ装置26側では
シール面98がシールリップ46と接触していないため
これを逆方向にめくり上げる恐れはない。そして、矢印
で示す移動の最終段階において規定部92が案内部96
から外れて凹部94内に嵌入し、キャップ20が下降す
るが、キャップ20はシール部材40に対してほぼ真上
から降りてくるため、シール面98がシールリップ46
にシール不良の原因となる弾性変形を起こさせることな
くシール部材40に密着する。
【0034】規定部92の下端が案内部96と当接して
いる間は、軸機能部68は案内部57に支持された状態
にあるが、上述のように規定部92が凹部94に嵌入
し、シール面98がシール部材40に密着すると同時に
案内部57から浮き上がり、係合部70が係合部60に
当接して開口周縁部28と開口周縁部30との離間限度
を規定する状態となる。また、規定部92が凹部94内
へ嵌入すると、規定部92の図1中左右方向への移動が
制限され、外壁34と折返し部32との嵌合による図3
中左右方向へのずれ防止効果と相まって、ケース14と
キャップ20とのずれが防止される。
【0035】円弧ばね82を規定部92の上端に係合さ
せれば、開口周縁部28と開口周縁部30とでシール部
材40が挟持されて両周縁部28,30とシール部材4
0とが密着し、エアクリーナ装置の組み立てが終了す
る。この状態では、両周縁部28,30間の距離が、ク
ランプ装置26側においては規定部90,92の当接に
より、ヒンジ装置24側においては係合部60,70の
当接により、それぞれ規定され、開口周縁部28,30
とシール部材40との接触圧が適切な大きさに保たれ
る。
【0036】次に、キャップ20が図7の方向あるいは
斜め方向の移動によりケース14に接近させられる場合
について説明する。この場合には、通常であれば、キャ
ップ20の移動に伴って開口周縁部30の外周縁、すな
わちシール面98の外周縁が図20に示したようにシー
ル部材40の内周縁と干渉し、これを弾性変形させてシ
ール不良を発生させる恐れがあるのであるが、本実施例
においては突部65,72の存在によってシール不良の
発生が防止される。シール面98の外周縁とシール部材
40の内周縁とが互いに干渉を起こす干渉位置において
は、両突部65,72が規定部92と案内部96との共
同によりシール面98とシール部材40とを強制的に離
間させ、シール面98とシール部材40との干渉を回避
するのである。
【0037】キャップ20が適正な軌跡を描いて移動さ
せられる場合には両突部65,72は互いに干渉しない
が、シール面98の外周縁とシール部材40の内周縁と
が互いに干渉する恐れのある軌跡を描いて移動させられ
る場合には、図8に示すように、両突部65,72の方
が先に干渉し、軸機能部68を受け部55,56に係合
させる方向へのキャップ20の移動を妨げる。また、ク
ランプ装置26側におけるケース14とキャップ20と
の接近し過ぎは、規定部92と案内部96との当接によ
り防止される。そのため、エアクリーナの組み立てを行
う作業者は、両突部65,72の干渉がなくなる方向に
キャップ20を移動させる。この移動によってシール面
98の外周縁とシール部材40の内周縁との干渉も必然
的に回避され、シール部材40にシール不良発生の原因
となるような弾性変形がない状態でヒンジ構成部52,
54が図4の相対位置になることが保証される。図4の
状態からの組立作業は先に図6に基づいて説明した通り
である。
【0038】フィルタエレメント22の交換等は、キャ
ップ20がケース14から取り外されて行われる場合
と、ケース14に対する相対回動により開かれて行われ
る場合とがある。キャップ20が取り外される場合、ク
ランプ装置26によるクランプが解除されて、規定部9
2の凹部94への嵌入が解かれ、軸機能部68が受け部
55,56から引き出される。
【0039】それに対し、キャップ20がケース14に
対する相対回動により開かれる場合には、当初、シール
部材40を支点としてキャップ20が回動して軸機能部
68の係合部70が係合部60から離れ、軸機能部68
が案内部57に支持される。この状態からキャップ20
がさらに開かれると、軸機能部68が背壁59と係合
し、キャップ20の回動の進行につれて軸機能部68と
案内部57との接触位置が図1において左方へずれると
同時に、軸機能部68と背壁59との接触位置が下方に
ずれることによって相対回動が許容される。また、キャ
ップ20を上記の如く回動させる際にキャップ20に対
して図中左方への力が加わる場合があるが、この移動は
突部65が軸機能部68の下端部である突部72に当接
することによって妨げられ、軸機能部68が案内部57
から外れることが防止される。
【0040】軸機能部68は、受け部55,56,案内
部57および突部65により構成される軸受部内で安定
に回転するのであり、これらを備えたヒンジ構成部5
2,54が、ケース14,20をほぼ一軸線まわりに相
対回動可能に結合するヒンジ装置24を構成しているの
である。また、ヒンジ構成部52,54は、前述のよう
に互いに離脱可能であり、ケース14とキャップ20と
の組付状態においてはケース14とキャップ20との離
間限度を規定する係合部60,70を備えている。これ
ら係合部60,70が第1発明における第1,第2係合
部に当たるのである。そして、これら係合部60,70
に近接して設けられた案内部57と突部72とが第1発
明における第1,第2案内部に当たり、クランプ装置2
6側に設けられた案内部96と規定部92とが第3,第
4案内部に当たる。
【0041】ヒンジ構成部52,54はさらに、シール
面98と、シール部材40の干渉可能性部としての内周
縁との干渉を回避するために、突部65,72を備えて
おり、これら突部が第2発明における第1突部および第
2突部に当たる。
【0042】別の実施例を図9乃至図11に示す。本実
施例は、ヒンジ装置24およびクランプ装置26の構成
が異なる他は、上記実施例と同じ構成を有する。したが
って、符号は、原則として前記実施例と同じものを使用
することとする。ヒンジ装置24は、図12に示すよう
に、受け部55,56が背壁59の上端からケース14
の外側に延び出た係合部60を有して外向きとされてい
る点と、案内部57に円柱状の軸機能部68を支承する
軸受凹部102が形成されている点と、外壁36上部に
突部65に相当するものが形成されていない点とを除い
ては上記実施例のヒンジ装置24と同じ構成を有し、ク
ランプ装置26は、凹部94および案内部96に相当す
るものを備えていない点を除いては、上記実施例のクラ
ンプ装置26と同じ構成を有する。
【0043】本実施例では、軸機能部68と折返し部3
8との隙間が、受け部55,56の外壁36に直角な方
向の寸法より小さくされているため、図12の如くキャ
ップ20をケース14の上方から移動させて軸機能部6
8の上端で形成される係合部70を係合部60と係合さ
せることはできず、キャップ20を図12において右か
ら左へ移動させることによってのみ係合させ得る。しか
も、キャップ20の開口周縁部30と受け部55,56
との干渉を避けるために、図13に示すように、キャッ
プ20をケース14に対して相対的に回動させた状態で
移動させることが必要である。したがって、この係合移
動時に開口周縁部30が開口周縁部28に支持されたシ
ール部材40に接触してこれを弾性変形させる恐れはな
い。
【0044】もし、キャップ20が、図9に示すように
開口周縁部30がシール部材40のシールリップ46に
接触した状態で左方へ移動させられるとすれば、シール
リップ46が逆方向にめくり上げられ、シール不良が発
生する恐れがあるのであるが、本実施例においては、上
記隙間と寸法との関係が上記のように決定されることに
よって、そのようなキャップ20の係合移動が不可能と
されているのである。シールリップ46がシール部材4
0の干渉可能性部であり、ケース14の受け部55,5
6とキャップ20の開口周縁部30に近接した部分とが
それぞれ第1干渉部と第2干渉部とを構成しているので
あり、本実施例は第3発明の一実施例である。
【0045】キャップ20を、開口周縁部30に近接し
た部分と受け部55,56とが干渉しない角度まで回動
させた状態で、ケース14の外方から内方に向けて係合
移動させれば、軸機能部68が受け部55,56内に進
入する。軸機能部68が背壁59に当接した後、キャッ
プ20を下方へ移動させれば、図14に示すように軸機
能部68が軸受凹部102に支承され、キャップ20
は、軸機能部68の軸線まわりに回動可能となる。キャ
ップ20を軸機能部68の軸線まわりに回動させれば、
開口周縁部30がシール部材40に接近するが、回動軸
線である軸機能部68の軸線はシール部材40のシール
リップ46先端より上方にあるため、開口周縁部30に
よりシールリップ46が押さえられる際には、シールリ
ップ46には右下方向に力が加えられる。そのため、シ
ールリップ46は順方向に押し倒されるのみであって逆
方向にめくり上げられることがなく、良好なシール性が
得られた状態でケース14とキャップ20とが閉じられ
る。
【0046】開口周縁部30がシール部材40に当接し
た後は、キャップ20がシール部材40を支点として回
動することとなり、軸機能部68は上方に移動する。こ
の移動は、図15に示すように、係合部70が係合部6
0に係合したとき停止する。その後、クランプ装置26
によりケース14とキャップ20とをクランプすれば、
開口周縁部28,30がシール部材40を挟持する状態
となる。なお、クランプ装置26においては、規定部9
2の下端が台座88の上面に当接することによって開口
周縁部28と開口周縁部30との接近限度を規定する。
【0047】本発明は、以上の実施例に限定されるもの
ではない。例えば、シール部材40は必ずしも開口周縁
部28と開口周縁部30とで挟持させる必要はなく、図
16に示すように、フィルタエレメント22の外周部分
がケース14と当接することによって支持され、シール
部材40は開口周縁部30とのみ密着するようにしても
良い。また、クランプ装置26とヒンジ装置24とがそ
れぞれ2個ずつ設けられていたが、これは不可欠ではな
い。例えば、ヒンジ装置24を2個のままとし、クラン
プ装置26を1個としてもよい。ヒンジ装置24とクラ
ンプ装置26との配設位置も、ケース14,20の反対
側の側面に限定されず、クランプ装置26はヒンジ装置
24からケース14の開口に平行な方向に隔たった位置
に設ければよい。クランプ装置26では円弧ばね82等
の弾性部材によるクランプの他、ボルト,ナット等によ
ってクランプを行ってもよい。
【0048】また、上記実施例のうちの最初に説明した
実施例は、第1の発明と第2の発明とを共に実施するこ
とにより特に良好にシール部材の弾性変形を回避したも
のであるが、第1,第2発明をそれぞれ独立に実施して
もよい。図17は第1の発明のみの実施例を示し、最初
に説明した実施例から突部65を除いたものに相当す
る。したがって、対応する構成要素に同じ符号を付して
説明を省略するが、本実施例においては、規定部92が
案内部96に当接し、軸機能部68が案内部57に当接
した状態では、シール面98の外周縁がシール部材40
の干渉可能性部としての内周縁から離れており、これら
の干渉によりシール部材40にシール不良の原因となる
弾性変形が生じさせられる恐れはない。案内部96の高
さがそのように決定されているのである。
【0049】また、最初に説明した実施例においては、
キャップ20がケース14の内側から外側へ移動させら
れることによって、軸機能部68と受け部55,56と
が係合させられるようになっており、この係合移動が案
内部により案内されるようになっていたが、図18に示
すように、外側から内側への係合移動を案内する案内部
を設けることも可能である。図18の実施例において
は、係合移動の際、キャップ20が案内部57と軸機能
部68、案内部106とシール面98とにより案内され
る。案内部57と軸機能部68とによる案内は、図9の
実施例と同様である。一方、案内部106とシール面9
8とにおいては、ケース14に取り付けられたシール保
持部42から上方へ案内部106が突出させられてシー
ル面98を案内するようにされている。案内部57,軸
機能部68,案内部106およびシール面98がそれぞ
れ第1発明における第1〜第4案内部を構成しているの
である。
【0050】キャップ20が図中左方に向けて係合移動
させられる際には、これら4つの案内部によりシール面
98とシール部材40とが離間状態に保たれ、係合移動
終了時にシール面98と案内部106との係合が外れて
シール面98のシール部材40への接触を許容する。も
し、これら案内部による案内がなければ、キャップ20
が左方へ移動させられる際、シール面98の内周縁とシ
ールリップ46とが干渉し、シールリップ46が逆方向
にめくり上げられてシール不良が発生する恐れがあるの
であるが、本実施例においては、両者が干渉する可能性
がある間は4つの案内部によって両者が離間状態に保た
れ、シール不良の発生が確実に回避されるのである。
【0051】図19の実施例は、外向きの受け部55,
56を備えたヒンジ装置24に突部65が付加されたも
のである。この突部65の付加により、軸機能部68の
下端部が突部72として機能することになる。突部65
と突部72とは、キャップ20の左方への係合移動に際
してシール面98の内周縁とシールリップ46との干渉
を回避し得る相対位置で形成されている。キャップ20
の係合移動中に、もしシール面98の内周縁とシールリ
ップ46とが近接した場合には、両者が干渉する前に両
突部65,72が干渉してそれまでの移動方向には移動
できなくなる。よって、作業者は必然的に両突部65,
72の当接を回避する方向にキャップ20を移動させ、
それに伴ってシール面98の内周縁とシールリップ46
との干渉も回避されるのである。突部65は、キャップ
20が回動により開かれる際に軸機能部68が案内部5
7から外れることを防止する機能も果たす。
【0052】その他、特許請求の範囲を逸脱すること無
く、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエアクリーナ装置の正
面断面図である。
【図2】上記エアクリーナ装置の正面図である。
【図3】上記エアクリーナ装置の側面図である。
【図4】上記エアクリーナ装置のヒンジ装置の正面断面
図である。
【図5】図4のヒンジ装置の斜視図である。
【図6】図4のヒンジ装置を構成するヒンジ構成部の組
付け時における相対移動方向の一例を示す図である。
【図7】上記相対移動方向の別の例を示す図である。
【図8】図7の相対移動の一段階を示す正面断面図であ
る。
【図9】本発明のさらに別の実施例であるエアクリーナ
装置の正面断面図である。
【図10】図9のエアクリーナ装置の正面図である。
【図11】図9のエアクリーナ装置の側面図である。
【図12】図9のエアクリーナ装置のヒンジ装置を構成
するヒンジ構成部の斜視図である。
【図13】図12のヒンジ装置の組付作業の一段階を示
す正面断面図である。
【図14】図12のヒンジ装置の組付作業の別の段階を
示す正面断面図である。
【図15】図12のヒンジ装置の組付作業のさらに別の
段階を示す図である。
【図16】本発明のさらに別の実施例であるエアクリー
ナ装置の一部の正面断面図である。
【図17】本発明のさらに別の実施例であるエアクリー
ナ装置の要部のみを示す正面断面図である。
【図18】本発明のさらに別の実施例であるエアクリー
ナ装置の要部のみを示す正面断面図である。
【図19】本発明のさらに別の実施例であるエアクリー
ナ装置の要部のみを示す正面断面図である。
【図20】従来のエアクリーナ装置におけるヒンジ装置
の組付作業時にシール部材にシール不良の原因となる弾
性変形が生じる状況を示す正面断面図である。
【符号の説明】
10 空気流入口 12 開口 14 ケース 16 空気流出口 18 開口 20 キャップ 22 フィルタエレメント 24 ヒンジ装置 26 クランプ装置 40 シール部材 42 シール保持部材 46 シールリップ 57 案内部 59 背壁 60 離間限度規定部 65 突部 68 軸機能部 70 離間限度規定部 72 突部 90 規定部 92 規定部 96 案内部 98 シール面 102 軸受凹部 106 案内部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井野 正夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−34752(JP,U) 実開 平4−79958(JP,U) 実開 平2−90354(JP,U) 実開 昭64−41660(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/024 B01D 46/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1開口と空気流入口とを有する第1ハ
    ウジングと、 シール面で縁取られた第2開口と空気流出口とを有する
    第2ハウジングと、 外周にシール部材が取り付けられるとともに、第1ハウ
    ジングに、その第1ハウジング内への進入限度が規定さ
    れた状態で収容されたフィルタエレメントと、 前記第1開口より外周側において第1ハウジングに設け
    られた第1係合部と、 前記シール面より外周側において第2ハウジングに設け
    られ、その第2ハウジングのシール面にほぼ平行な方向
    の係合移動に伴って第1係合部と係合し、第1ハウジン
    グと第2ハウジングとの前記第1開口に直角な方向にお
    ける離間限度を規定する第2係合部と、 第1ハウジングと第2ハウジングとの、第1係合部と第
    2係合部とから離れた部分同士を解除可能にクランプ
    し、両係合部の係合との共同によりシール面とシール部
    材とを密着させるクランプ装置とを含むエアクリーナ装
    置において、 第1ハウジングと第2ハウジングとの、第1係合部と第
    2係合部とにそれぞれ近接した位置に第1案内部および
    第2案内部を設ける一方、第1係合部および第2係合部
    から第2ハウジングの前記係合移動の方向と平行な方向
    において隔たった位置にそれぞれ第3案内部および第4
    案内部を設け、それら4つの案内部の形状を、第2ハウ
    ジングの前記係合移動時にシール面の縁がシール部材に
    干渉してシール部材をシール不良状態に弾性変形させる
    ことを防止しつつ係合移動を案内するとともに、第1係
    合部と第2係合部との係合状態ではシール面のシール部
    材への密着を許容する形状としたことを特徴とするエア
    クリーナ装置。
  2. 【請求項2】 第1開口と空気流入口とを有する第1ハ
    ウジングと、 シール面で縁取られた第2開口と空気流出口とを有する
    第2ハウジングと、 外周にシール部材が取り付けられるとともに、第1ハウ
    ジングに、その第1ハウジング内への進入限度が規定さ
    れた状態で収容されたフィルタエレメントと、 前記第1開口より外周側において第1ハウジングに設け
    られた第1係合部と、 前記シール面より外周側において第2ハウジングに設け
    られ、その第2ハウジングのシール面にほぼ平行な方向
    の係合移動に伴って第1係合部と係合し、第1ハウジン
    グと第2ハウジングとの前記第1開口に直角な方向にお
    ける離間限度を規定する第2係合部と、 第1ハウジングと第2ハウジングとの、第1係合部と第
    2係合部とから離れた部分同士を解除可能にクランプ
    し、両係合部の係合との共同によりシール面とシール部
    材とを密着させるクランプ装置とを含み、かつ、シール
    部材が、第2ハウジングの前記係合移動時にシール面の
    縁との干渉によりシール不良状態に弾性変形させられる
    可能性のある干渉可能性部を有するエアクリーナ装置に
    おいて、 第1ハウジングと第2ハウジングとの第1係合部と第2
    係合部とにそれぞれ近接した位置に、それぞれ第1開口
    と第2開口とに直角な方向に突出した第1突部と第2突
    部とを設け、それら両突部の形状を、互いに当接した状
    態でシール部材の前記干渉可能性部とシール面の前記縁
    とを前記第1開口に直角な方向において離間させ、第1
    係合部と第2係合部との係合状態においてはシール面と
    シール部材との密着を許容する形状としたことを特徴と
    するエアクリーナ装置。
  3. 【請求項3】 第1開口と空気流入口とを有する第1ハ
    ウジングと、 シール面で縁取られた第2開口と空気流出口とを有する
    第2ハウジングと、 外周にシール部材が取り付けられるとともに、第1ハウ
    ジングに、その第1ハウジング内への進入限度が規定さ
    れた状態で収容されたフィルタエレメントと、 第1開口より外方において第1ハウジングに設けられた
    第1係合部と、シール面より外方において第2ハウジン
    グに設けられて第1係合部と離脱可能かつ相対回動可能
    に係合する第2係合部とを備え、それら両係合部の係合
    により両ハウジングをほぼ一軸線のまわりに相対回動可
    能に結合するヒンジ装置と、 第1ハウジングと第2ハウジングとの、第1係合部と第
    2係合部とから離れた部分同士を解除可能にクランプ
    し、ヒンジ装置との共同によりシール面とシール部材と
    を密着させるクランプ装置とを含み、かつ、シール部材
    が、少なくとも前記シール面と対向する対向端面に外周
    側に向かうに従ってその対向端面から離れる向きに傾斜
    したシールリップを有するエアクリーナ装置において、 第1ハウジングと第2ハウジングとに、第2ハウジング
    が第1ハウジングに対して少なくともシール面がシール
    部材から離れる位置まで回動させられていない状態では
    互いに干渉して第1係合部と第2係合部との係合,離脱
    を阻止するとともに両係合部が係合した状態ではシール
    面とシール部材との密着を許容する第1干渉部と第2干
    渉部とを設け、かつ、前記両ハウジングの相対回動軸線
    を前記シールリップの先端に接する接平面より第2ハウ
    ジング側に設定したことを特徴とするエアクリーナ装
    置。
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