JP3165943B2 - 自動車の横開きバックドアのチェッカー取付け構造 - Google Patents

自動車の横開きバックドアのチェッカー取付け構造

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JP3165943B2 JP11260894A JP11260894A JP3165943B2 JP 3165943 B2 JP3165943 B2 JP 3165943B2 JP 11260894 A JP11260894 A JP 11260894A JP 11260894 A JP11260894 A JP 11260894A JP 3165943 B2 JP3165943 B2 JP 3165943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車の横開きバッ
クドアのチェッカー取付け構造、さらに詳しくは、自動
車の横開きバックドアに、このバックドアを全開あるい
は半開き状態で止めておくためのチェッカーを取付けた
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチェッカー取付け構造の
一例としては、たとえば実開平2−129913号公報
に開示されたものがある。この従来のものは、同公報の
図5および図8に示されているように、バックドアのド
アヒンジが取付けられている車体の後部開口部の側縁部
にチェッカーを取付けた構造である。そして、このチェ
ッカーは、バックドアが閉じられたときには、ウェザー
ストリップによって形成されたバックドアのシール箇所
よりも車体の外側へ配置されるように設けられている。
【0003】また、従来では、上記とは異なるタイプと
して、たとえばチェッカーを車体の後部開口部の下端側
あるいは上端側に取付けたものもあるが、これらの何れ
のものも、バックドアを閉じると、やはりこれらの各チ
ェッカーがウェザーストリップで形成されたシール箇所
よりも外側に配置される構造となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、い
ずれもチェッカーがバックドアのシール箇所よりも外側
に配置される構造であるために、このチェッカーが風雨
などに直接晒されてしまう事態を生じる。したがって、
防錆上好ましくなく、チェッカーに錆が発生することに
より、バックドアの開閉時の動作が円滑に行えなくなっ
たり、あるいはチェッカーの見栄えが悪くなるといった
難点を生じていた。
【0005】また、従来の車体の後部開口部の下端側に
チェッカーを取付けるタイプでは、バックドアの下部に
チェッカーの一端部をそのまま連結させることが困難で
あるため、バックドアとは別体に形成されたパッチをバ
ックドアの下部に取付け、このパッチにチェッカーの一
端部を連結させていた。したがって、従来では、チェッ
カー取付け部の部品点数が増え、その取付け作業が煩雑
化するという難点もあった。
【0006】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、チェッカーの取付け部分の部品
点数が増加するような不具合を生じさせず、横開きバッ
クドアに取付けられるチェッカーの防錆が適切に図れる
ようにすることをその課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、本願発明は、車体の後部開口部
の左右いずれかの側縁部に枢着された横開きバックドア
のチェッカー取付け構造であって、上記車体の後部開口
部の周縁下部に位置するロアバックの外側面部には、上
記バックドアが閉じられたときに、このバックドアの下
縁部に形成されたフランジ部と当接するシール面部が設
けられているとともに、上記フランジ部は、相互に接合
されてバックドアを形成するバックドアインナーとバッ
クドアアウターとをバックドア全体各所の厚みより薄く
なるように形成してなり、記フランジ部よりも上側の
ドア内面側には、このバックドアを閉じたときに上記ロ
アバックの上面側へチェッカーを配置させるための空隙
部を形成する水平部が設けられ、かつ、この空隙部を形
成するロアバックの上面部と上記バックドアの水平部と
がチェッカーによって連結されていることを特徴として
いる。
【0009】
【発明の作用および効果】本願発明に係る自動車の横開
きバックドアのチェッカー取付け構造においては、バッ
クドアを閉じたときには、バックドアの下縁部のフラン
ジ部がロアバックの外側面部のシール面部に当接し、こ
れら両者間のシールが図られる。また、ロアバックの上
面部とバックドアの水平部との両者間に形成された間隙
部にはチェッカーが配置される。すなわち、バックドア
と車体のロアバックとのシール箇所よりも内側の位置へ
チェッカーが配置された構造となる。
【0010】したがって、バックドアを閉じた状態にお
いて、雨水などが外部からチェッカーの取付け位置まで
浸入してくる虞れを解消し、または抑制することがで
き、チェッカーの防錆が図れる。その結果、バックドア
の開閉動作時のチェッカーの動作を長期にわたって円滑
な状態に維持でき、またチェッカーの見栄えも良好に保
つことができるという効果が得られる。
【0011】さらに、本願発明では、ロアバックの上面
部とバックドアの水平部とをチェッカーによって連結さ
せているために、チェッカーの動作に何ら不具合を生じ
させないことは勿論のこと、このチェッカーの取付けに
際しては、従来とは異なり、バックドアに別部材(パッ
チ)を取付けるような必要もなくなり、チェッカーの取
付け作業の簡素化が図れるという利点も得られる。
【0012】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0013】図1は、本願発明に係る自動車の横開きバ
ックドアのチェッカー取付け構造の一例を示す斜視図で
ある。同図に示す構造では、自動車の車体Aの後部開口
部1の左右両側縁部2,2aのうち、いずれか一方の側
縁部2(又は2a)に、バックドア3がドアヒンジ6,
6を介して枢着され、これによりバックドア3が横開き
可能である。また、車体Aの後部開口部1の周縁下部に
位置するロアバック4にはチェッカー8が取付けられ、
このチェッカー8の一端部がバックドア3の内面側に形
成された凹状部9の上面側に位置する水平部31Aに連
結されている。
【0014】上記ロアバック4は、たとえば図2に示す
ように、所望の形状に折曲加工されたロアバックインナ
ー4aとロアバックアウター4bとが接合して形成され
ている。これらロアバックインナー4aとロアバックア
ウター4bとの接合部40は、車体後方(図2では右側
方向)へ面するロアバック4の外側面部4Aに配され、
この接合部40にウェザーストリップ5が取付けられて
いる。本実施例では、このウェザーストリップ5によっ
てシール面部が形成されている。
【0015】なお、このウェザーストリップ5は、ロア
バック4の長手方向に沿って一連に設けられていること
は勿論のこと、図1における後部開口部1の左右両側縁
部2,2aや、周縁上部7にも一連に設けられている。
【0016】上記バックドア3は、図2に示すように、
バックドアインナー3aとバックドアアウター3bとを
接合して形成されている。このバックドア3は、ドア全
体の各所が所定の厚みtを有するように形成されている
が、このバックドア3の下縁部には、それら各所よりも
かなり薄く形成されたフランジ部30が形成されてい
る。このフランジ部30は、バックドア3を閉じたとき
に、ロアバック4のウェザーストリップ5に当接するよ
うに設けられている。
【0017】また、上記バックドア3のフランジ部30
の上側には、バックドアインナー3aが水平状または略
水平状に折曲された水平部31Aが設けられている。こ
の水平部31Aは、バックドア3を閉じたときに、ロア
バック4の上面部4Bとの相互間に、チェッカー8を取
付け配置させるための空隙部Hを形成可能な高さに設定
されている。
【0018】ただし、上記のような空隙部Hを形成可能
な水平部31Aは、本実施例では、図1で示した凹状部
9の箇所へ部分的に形成されているに過ぎない。すなわ
ち、凹状部9が形成されていないバックドア3の他の箇
所の水平部31は、たとえば図3に示すように、バック
ドア3を閉じたときに、ロアバック4と僅かな寸法Sを
隔ててその上方へ配置されるように構成されている。
【0019】上記チェッカー8は、図2に示すように、
バックドア3の水平部31Aとロアバック4の上面部4
Bとの間に形成される間隙部H内に位置するようにロア
バック4の上面部4Bに取付けられている。そして、そ
の一端部がバックドア3の水平部31Aに連結されてい
る。
【0020】具体的には、チェッカー8としては、たと
えば図4に示すように、一端側に支点ピン80を有する
チェッカーアーム81にばね板82を連結し、このバネ
板82とチェッカーアーム81の両者間のガイド溝85
内に係合ピン83を設けた構造のものを採用することが
できる。このチェッカー8では、バネ板82の一端部8
2aがバネ84によってチェッカーアーム81側へ弾発
付勢されており、またバネ板82の内面側には、係合ピ
ン83を係合させるための凸部86a,86bが設けら
れている。
【0021】上記チェッカー8は、図2に示すように、
その係合ピン83がロアバック4の上面部4Bに取付け
られて固定されるとともに、その支点ピン80がバック
ドア3の水平部31Aに取付けられている。
【0022】上記したチェッカー8の取付け構造では、
図4において、バックドア3を開けると、このバックド
ア3に連結されたチェッカー8の支点ピン80がドアヒ
ンジ6の回転中心軸60を中心として矢印a方向に回転
し、チェッカーアーム81とバネ板82とが係合ピン8
3を挟んだまま移動する。したがって、係合ピン83が
チェッカー8の最端部に到達すれば、もはやそれ以上バ
ックドア3を回転させることが不可能となる。また、こ
の際には、係合ピン83が凸部86bと係合する。した
がって、バックドア3を全開状態で位置決めすることが
できる。
【0023】さらに、バックドア3を半開きにしたとき
には、係合ピン83を2つの凸部86a,86b間に配
置させ、これら凸部86a,86bの両者に係合させて
おくことができる。したがって、バックドア3を半開き
状態で位置決め保持することも適切に行える。
【0024】上記のようなチェッカー8の動作がなされ
る状態において、バックドア3を閉じたときには、図2
で説明したように、このチェッカー8は、バックドア3
とロアバック4との相互間に形成される空隙部H内に収
容される。また、この際には、チェッカー8よりも外側
寄りの位置において、ウェザーストリップ5とバックド
ア3のフランジ部30によるシール部が形成される。
【0025】したがって、上記チェッカー8が配置され
ている位置へ外部から水滴などが浸入してくる虞れがな
くなり、チェッカー8に汚れや錆を生じることが適切に
防止されることとなる。
【0026】なお、上記実施例では、バックドア3のド
ア内面側に凹状部9を形成して、この凹状部9の水平部
31Aにチェッカー8を連結させているために、チェッ
カー8の取付け部位の見栄えを良好にでき、しかもこの
取付け部位の剛性を高めることができるという利点が得
られる。しかし、本願発明は決してこれに限定されず、
たとえば図1に示すバックドア3の他の水平部31の高
さを、チェッカー8が取付けられる水平部31Aの高さ
に揃えても何ら構わない。
【0027】また、本願発明では、バックドア3の下縁
部についてはフランジ部30を形成した上で、このフラ
ンジ部30をロアバック4のシール面部(上記実施例で
はウェザーストリップ5)に当接させる必要があるもの
の、バックドア3の側縁部の具体的なシール構造は問わ
ない。バックドア3の側縁部については、たとえば上記
フランジ部30と同様なフランジ部を形成することな
く、バックドア3の内面の非フランジ部分を車体側のシ
ール面部に当接させるようにしてもよい。
【0028】その他、本願発明では、チェッカー8、バ
ックドア3、ロアバック4などの各部の具体的な構成も
上記実施例のように限定されず、これらは種々に設計変
更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る自動車の横開きバックドアのチ
ェッカー取付け構造の一例を示す斜視図。
【図2】バックドアを閉じた状態を示す要部断面図。
【図3】チェッカーが取付けられていない箇所における
バックドアの閉じ状態を示す要部断面図。
【図4】チェッカーの一例を示す平面図。
【符号の説明】
1 後部開口部 3 バックドア 4 ロアバック 4A 外側面部(ロアバック) 4B 上面部(ロアバック) 5 ウェザーストリップ(シール面部) 6 ドアヒンジ 8 チェッカー 30 フランジ部(バックドア) 31A 水平部(バックドア) H 空隙部 A 車体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部開口部の左右いずれかの側縁
    部に枢着された横開きバックドアのチェッカー取付け構
    造であって、 上記車体の後部開口部の周縁下部に位置するロアバック
    の外側面部には、上記バックドアが閉じられたときに、
    このバックドアの下縁部に形成されたフランジ部と当接
    するシール面部が設けられているとともに、上記フランジ部は、相互に接合されてバックドアを形成
    するバックドアインナーとバックドアアウターとをバッ
    クドア全体各所の厚みより薄くなるように形成してな
    り、記フランジ部よりも上側のドア内面側には、このバッ
    クドアを閉じたときに上記ロアバックの上面側へチェッ
    カーを配置させるための空隙部を形成する水平部が設け
    られ、かつ、 この空隙部を形成するロアバックの上面部と上記バック
    ドアの水平部とがチェッカーによって連結されているこ
    とを特徴とする、自動車の横開きバックドアのチェッカ
    ー取付け構造。
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