JPH065235Y2 - 車両用ガソリンタンク装置 - Google Patents

車両用ガソリンタンク装置

Info

Publication number
JPH065235Y2
JPH065235Y2 JP1985065219U JP6521985U JPH065235Y2 JP H065235 Y2 JPH065235 Y2 JP H065235Y2 JP 1985065219 U JP1985065219 U JP 1985065219U JP 6521985 U JP6521985 U JP 6521985U JP H065235 Y2 JPH065235 Y2 JP H065235Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
fuel
pipe
side pipe
fuel tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985065219U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61179123U (ja
Inventor
正雄 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1985065219U priority Critical patent/JPH065235Y2/ja
Publication of JPS61179123U publication Critical patent/JPS61179123U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH065235Y2 publication Critical patent/JPH065235Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用ガソリンタンク装置に関し、詳しくは、
燃料注入系統に、アウタホースとインナホースからなる
連結ホースが採用された燃料タンクに関するものであ
る。
(従来の技術) 自動車の燃料タンクは、通常車体の前後方向におけるフ
レームに強固に取り付けられ、車体側部のフェンダなど
に開口する燃料注入口とは、パイプやホースなどを介し
て接続される。このパイプは通常鋼管などであり、燃料
タンクに一体化されていたり、燃料注入口においてはフ
ィラーパイプを形成したりしている。このようなパイプ
を相互に接続するホースは一般にゴムホースが採用さ
れ、その端部はパイプに嵌合された上でホースクリップ
などで止着される。
このように燃料注入口と燃料タンクとをゴムホースで連
結する場合には、比較的固いゴムホースが採用される。
その結果、燃料タンクと燃料注入口との相対位置がずれ
た場合、ゴムホースがその変形に追従できず、ホースが
止着部から外れて、燃料が洩れ出す事態が生じる。ま
た、上記ゴムホースの接続作業にあっては、車体に取り
付けられた燃料タンクと燃料注入口とに組み付け位置の
誤差がある場合、この誤差を固いホースで吸収すること
は難しく、また各種部品の入り組んだ狭い空間に手を入
れてゴムホースを組み付けるには多大の手間と時間を要
する。
このような難点を解消するために、変形の容易な蛇腹状
ホースが採用されたりしている。しかし、注入された燃
料がその蛇腹部において偏流するなどして、泡立ち現象
が生じたり逆流が起こったりする。その結果、燃料の吹
き返しで燃料注入口において燃料溢れが生じ、燃料の注
入に使用されるフューエルガンが満タン以前に自動的に
停止するなど、誤作動の起こることが避けられない。
そこで、蛇腹状ホースを採用しながらもその欠点を補う
ことができるようにした一例として、実公昭54−59
33号公報に記載された自動車の燃料注油ホースがあ
る。これは、蛇腹状ホースの中に硬質のゴムホースをイ
ンナホースとして介装し、その一端部を蛇腹状ホースの
一端部と重ねて一方のパイプに嵌合止着し、蛇腹状ホー
スの他端のみが嵌合止着された他方のパイプの中にイン
ナホースの他端部を挿抜自在に配置したものである。こ
れによれば、インナホースが他方のパイプに対して変位
可能であるので、燃料タンクと燃料注入口との相対位置
関係が変わっても、蛇腹状ホースの変形と同時にインナ
ホースがパイプに対して挿抜方向に動くことができ、そ
れぞれのホースや燃料タンクの損傷の虞れが少なくな
る。しかも、インナホースがパイプから抜けても、蛇腹
状ホースにより燃料洩れが防止される。さらに、燃料注
入時に、インナホースが燃料を燃料タンクのパイプまで
案内する経路を滑らかにするので、蛇腹部による泡立ち
などは抑制され、円滑な注入が可能となる。
しかしながら、インナホースの他端部がパイプに挿入さ
れた正常状態において、そのホースの自由度が挿抜方向
のみであり、折角蛇腹状ホースを採用しながらもその利
点を十分に発揮させることができない。このような観点
から、蛇腹状ホースの全方向における柔軟性を発揮させ
ることができるようにしたものとして、実開昭59−9
9825号公報に記載された車両用フューエルインレッ
トホース装置がある。これは、蛇腹状ホース内のインナ
ホースの一端を蛇腹状ホースより短くし、さらにその個
所において蛇腹状ホースが嵌合止着されているパイプの
端面に対向するようにインナホースの端部を臨ませ、パ
イプとインナホースとが当接または近接するように配置
されているものである。これによれば、上述した例のよ
うにインナホースとパイプとの嵌合関係は無くなり、そ
の個所でインナホースの軸方向の変位や全方向への曲げ
変形が許容され、蛇腹状ホースが変形する場合にそれに
応じてインナホースも動くことができる。このようにし
て燃料タンクと燃料注入口とを接続するホースが、全ゆ
る方向に変位したり、装着品の組付け誤差を吸収しなが
ら接続することができる利点はあるが、組み付け作業上
以下のような問題を含んでいる。
それは、前述した先行技術例の場合も同じであるが、蛇
腹状ホースをパイプに嵌合止着する際、インナホースを
上記蛇腹状ホースとパイプとの間に挾み込むようにして
ホースクリップで止着しなければならない個所が存在す
ることである。これは、両パイプを接続するホースが二
重構造となっているからであるが、それぞれのホースが
別体で準備されていることに基づくもので、それが故
に、部品点数が増えてコストアップを招くだけでなく、
組み付け手間も増大する。とりわけ、この種のホースの
取り付けは、狭い上に他の部品も装着された極めて余裕
の少ないスペースでの手作業に委ねられるので、作業性
の善し悪しは生産性を大きく左右する。それに加えて、
蛇腹状ホース、インナホース及びパイプとの止着は三重
の多重連結構造となり、嵌合止着部における液密性を高
く保持することは容易でない。即ち、ホースクリップに
よる止着が完全でなかったり、経年変化によりクリップ
の締め付けが弱まったりすると、止着部から燃料洩れが
起こり易くなるので、燃料供給系統における最も重要か
つ基本的な問題の解消が十分でなく、その解決を図るこ
とが強く望まれる。
(考案の目的) 本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、その目的
は、先ず、燃料タンクと燃料注入口とを接続するホース
に全方向に対する柔軟性を持たせ、変形に対する追従を
如何なる方向に対しても可能にすると共に、蛇腹状ホー
スから燃料洩れの発生するのを回避し、さらには、各部
品の組付け誤差を吸収しながらホースによる接続作業を
円滑にし、部品点数を低減して生産性を向上させること
である。加えて、燃料注入時にあっては泡立ち現象など
による燃料溢れを防止でき、さらに、パイプとの嵌合止
着部におけるシール性を向上させ、燃料注入系統の信頼
性を一段と高めることができる車両用ガソリンタンク装
置を提供することである。
(考案の構成) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、燃料
タンクに通じるフューエルタンク側パイプと車体に設け
られた燃料注入口に通じるフューエルインレット側パイ
プとが、アウタホースとインナホースとからなる連結ホ
ースによって液密に接続された車両用ガソリンタンク装
置を前提とする。そして、上記アウタホースはそのフュ
ーエルタンク側パイプとフューエルインレット側パイプ
との間に位置する部分が伸縮自在でかつ可撓性を有する
蛇腹部に形成されている。上記インナホースは、上記ア
ウタホースの蛇腹部内方側に配置され、かつインナホー
スの一端部が上記蛇腹部の一端側に係止されてアウタホ
ースに組み付けられている。上記フューエルタンク側パ
イプ及びフューエルインレット側パイプに対して、上記
アウタホースのみの両端部がそれぞれ外嵌合されて止着
されている。上記インナホースの他端部は、上記フュー
エルタンク側パイプ及びフューエルインレット側パイプ
のいずれか一方の開口縁に臨むように設けられているも
のとする。
(作用) これにより、本考案では、インナホースの他端部とフュ
ーエルタンク側パイプ又はフューエルインレット側パイ
プの一方との間において、インナホースと該パイプとの
折れ曲がり変化などが可能となる。即ち、燃料注入系統
に歪が生じ、フューエルタンク側パイプとフューエルイ
ンレット側パイプが変位したとしても、蛇腹状のアウタ
ホースがそれに追従して変形することは勿論のこと、イ
ンナホースがパイプにより拘束されることなく、パイプ
の軸方向の変位や全方向への曲げが許容されて動くこと
ができる。そして、蛇腹状のアウタホースはもともと全
ゆる方向へ変形できるので、パイプなどの変形が如何な
る方向に起こっても、それに応じて連結ホースは対応で
きることになる。このような場合のみならず、燃料タン
クの装着や燃料注入口の設置において組み付け誤差が生
じても、上記連結ホースの変形によりそれを吸収する必
要がある場合に、同様に対応させることができる。
一方、燃料を注入する場合には、上記アウタホースの蛇
腹部内方側に位置するインナホースにより、フューエル
インレット側パイプからフューエルタンク側パイプに向
かう燃料の流れが案内されるので、燃料がアウタホース
の蛇腹部によって泡立てられたり吹き返されたりするこ
とがなく、それによってフューエルガンが所望外の注入
状態で自動的に停止してしまうといったことは防止さ
れ、円滑な燃料供給が維持される。
さらに、連結ホースによるフューエルタンク側パイプと
フューエルインレット側パイプとの接続にあっては、イ
ンナホースはその一端部がアウタホースの蛇腹部の一端
側にて係止されてアウタホースに組み付けられていて、
アウタホースのみの両端部がそれぞれ両パイプに外嵌合
されて止着されるだけで、インナホースは挟み込まれな
いので、その嵌合接続部における三重となるような多重
化が避けられて液密性は高まり、経年変化などによる止
着の緩みは少なくなり、連結ホースとして必要とされる
燃料のシール性は向上されるとともに、連結ホースのパ
イプへの組み付け作業も単純化され、生産性がよくな
る。
(実施例) 以下、本考案をその実施例に基づいて詳細に説明する。
第2図は本考案の車両用ガソリンタンク装置が適用され
た全体外観図で、燃料タンク1の側部上縁に、燃料であ
るガソリンなどが導入される燃料注入系統2を構成する
フューエルタンクパイプ3が突設され、その側部にタン
ク内の呼吸を可能にするブリーザパイプ4が設けられて
いる。このような燃料タンク1の上部には、燃料をエン
ジンに供給するためのメインパイプ5、過剰に供給され
た燃料を帰還させるリターンパイプ6、さらには蒸発し
た燃料を回収するための回収パイプ7などが取り付けら
れ、それぞれには所望の個所と結合するためのホース4
a,5aなどが接続されている。この燃料タンク1は図
示しないが、車体の前後方向などに設けられたフレーム
に強固に取り付けられる。
上述したフューエルタンクパイプ3には連結ホース8が
接続され、本例においてはそれが中間パイプ9を挟んで
二つ取り付けられ、最終的にはフューエルインレットパ
イプ10に接続されている。このフューエルインレット
パイプ10は円板状の取付座11を介して車体に固定さ
れ、図示しないフェンダアウタパネルなどにおいて燃料
注入口12が開口され、それがキャップ13で閉止され
るようになっている。尚、この例からも判るように、燃
料タンク1と燃料注入口12とを接続する一つの燃料注
入系統2に、連結ホース8が一個所に限らず、場合によ
っては二個所以上採用されるので、以下においては、連
結ホース8から見てそれぞれ燃料タンク1側に通じるパ
イプをフューエルタンク側パイプ2A、燃料注入口12
に通じるパイプをフューエルインレット側パイプ2Bと
称して(第3図参照)説明することにする。従って、中
間パイプ9は、連結ホース8Mから見るとフューエルイ
ンレット側パイプであり、連結ホース8Nから見るとフ
ューエルタンク側パイプとなる。
第3図は連結ホース8Nにおける外観図で、その内部
は、第1図に示すようになっている。即ち、フューエル
タンク側パイプ2Aとフューエルインレット側パイプ2
Bとが、アウタホース15とインナホース16とからな
る連結ホース8によって接続されている。その嵌合接続
部は、第3図に示したホースクリップ17,18により
締め付けられ、両パイプ2A,2Bに嵌合された連結ホ
ース8から燃料が洩れないように液密に止着されてい
る。
上記連結ホース8を構成するインナホース16は例えば
硬質のゴムホースであり、アウタホース15はそのフュ
ーエルタンク側パイプ2Aとフューエルインレット側パ
イプ2Bとの間に位置する部分が伸縮自在でかつ可撓性
を有する蛇腹部15Aとなっている。そして、両ホース
15,16は独立して成形され、インナホース16はア
ウタホース15の上記蛇腹部15A内方側に配置され、
かつその一端部が連結ホース8の一端側8aにおける蛇
腹部15Aの一端側で係止されてアウタホース16に組
み付けられている。即ち、インナホース16の一端部1
6aには例えば一つの蛇腹状突起20が形成され、その
突起20をアウタホース15の蛇腹の一つに嵌合させた
ものである。この突起20の内側にはほぼ円環状の溝2
1が形成されており、第4図に示すように、その中に拡
径するスナップリングなどのCリング22が介装され、
両ホース15と16の一体的な組み付けが図られてい
る。そして、アウタホース15のみの両端部15a,1
5bが、それぞれフューエルタンク側パイプ2A及びフ
ューエルインレット側パイプ2Bに外嵌合されて止着さ
れている。インナホース16の他端部16bは、フュー
エルタンク側パイプ2Aの開口縁2aに、当接又は近
接、さらにはある程度離隔した状態で対向し、総じてそ
の開口縁2aに臨むように設けられている。尚、アウタ
ホース15の両端部15a,15bは、上述したホース
クリップ17,18の締めネジ23(第3図参照)を回
すことにより強固に止着される。
このような構成の実施例によれば、インナホース16の
他端側16bとフューエルタンク側パイプ2Aの開口縁
2aとの間において、インナホース16とフューエルタ
ンク側パイプ2Aとの折れ曲がり変形などが可能とな
る。即ち、燃料注入系統2に歪が生じてフューエルタン
ク側パイプ2Aとフューエルインレット側パイプ2Bが
変位したとしても、蛇腹状のアウタホース15がそれに
追従して変形することは勿論のこと、インナホース16
がフューエルタンク側パイプ2Aにより拘束されること
なく、パイプの軸方向の変位や全方向への曲げが許容さ
れて動くことができる。そして、蛇腹状のアウタホース
15はもともと全ゆる方向へ変形できるので、パイプ2
A,2Bなどの変形が如何なる方向に起こっても、それ
に応じて連結ホース8は対応できることになる。このよ
うな場合のみならず、燃料タンク1の装着や燃料注入口
12の設置において組み付け誤差が生じていても、連結
ホース8の変形によりそれを吸収する必要がある場合
に、同様に対応することができる。
一方、燃料を注入する場合には、アウタホース15の蛇
腹部15A内方側に配置されたインナホース16によ
り、フューエルインレット側パイプ2Bからフューエル
タンク側パイプ2Aに向かう燃料の流れが案内されるの
で、燃料がアウタホース15の蛇腹部15Aによって泡
立てられたり吹き返されたりすることがなく、それによ
ってフューエルガンが所望外の注入状態で自動的に停止
してしまうといったことは防止され、円滑な燃料供給が
維持される。
それのみならず、連結ホース8のフューエルタンク側パ
イプ2Aとフューエルインレット側パイプ2Bとの接続
にあっては、アウタホース15のみの両端部15a,1
5bがそれぞれ両パイプ2A,2Bに嵌合止着されるだ
けで、インナホース16は挟み込まれないので、その嵌
合接続部における多重化が避けられて液密性は高まり、
経年変化などによる止着の緩みは少なくなり、連結ホー
スとして必要とされる燃料のシール性は向上する。もち
ろん、連結ホース8のパイプ2A,2Bへの組み付け作
業も単純化され、生産性がよくなる。尚、上記のような
インナホース16のアウタホース15への係止構造によ
れば、場合によっては一方のホースのみを交換すること
ができ、保守性がよくなる利点もある。
ちなみに、インナホース16の他端部16bにおける上
縁が斜めに切除されたようになっているのは、連結ホー
ス8を車体に取り付けるときの作業性をより一層よくす
るためのものである。即ち、通常は連結ホース8をフュ
ーエルインレット側パイプ2Bに止着し、そのアウタホ
ース15の蛇腹を縮めた状態で、連結ホース8はフュー
エルタンク側パイプ2Aの止着部に寄せられる。その
際、作業者がスペースの狭い空間において自由状態にあ
るアウタホース15を縮めるとき、インナホース16の
他端部16bが蛇腹の内面にひっかかったりすることを
避けることができ、作業性が改善される。
第5図は異なる実施例で、インナホース21の一端部2
1aに中実状突起25を形成し、その突起25を連結ホ
ース8の一端側8aにおける一つの蛇腹部15Aに嵌合
させたものである。突起25の剛性は高いので、蛇腹部
15Aとの係止にスナップリングなどのCリングを必要
とせず、ホース15と16の一体的な組み付けが図られ
ている。
このような一体化構造を採用すると、両ホースをCリン
グで緊張させる場合よりも手軽に一体的な組み付けが図
られ、しかも部品点数を少なくすることができ都合がよ
い。
以上説明した実施例は、インナホースとアウタホースが
一体的に組み付けられた一端側が、フューエルインレッ
ト側になっているが、連結ホースは両パイプを接続でき
れば十分であるので、その一端側がフューエルタンク側
となるように取り付けることもできる。
(考案の効果) 本考案は以上の説明から判るように、フューエルタンク
側パイプとフューエルインレット側パイプとを接続する
連結ホースをアウタホースとインナホースとから構成
し、このアウタホースの両パイプ間に位置する部分を蛇
腹状に形成する一方、上記インナホースを上記アウタホ
ースの蛇腹部内方側に配置し、かつその一端部を該蛇腹
部の一端側に係止せしめてアウタホースに一体的に組み
付け、アウタホースのみの両端部をフューエルタンク側
及びフューエルインレット側パイプに外嵌合止着し、イ
ンナホースの他端部をパイプの開口縁に臨ませたので、
燃料タンクと燃料注入口を接続する連結ホースに、全方
向に対する柔軟性を持たせることができる。その結果、
変形に対する追従が可能となり、ホースの破損を招くこ
となく燃料洩れを回避できる。そして、各部品の装着に
誤差がある場合にはそれを吸収しながら、ホースの組み
付け作業が円滑でかつ多重な嵌合止着が回避され、工数
低減が可能で生産性の向上に大きく寄与することができ
る。しかも、連結ホースそれ自体の形成が係止機構で実
現され、手軽に一体化を図ることができる。また、燃料
注入時にあっては泡立ち現象などによる燃料注入口での
燃料溢れが防止され、さらに、パイプとの嵌合止着部に
おけるシール性が向上し、燃料注入系統の信頼性を一段
と高めることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の車両用ガソリンタンク装置における要
部断面図、第2図は本考案が適用されるタンク装置の全
体斜視図、第3図は連結ホースの取付け位置における下
方から見た外観図、第4図は第1図のM部拡大図、第5
図は第1図のM部相当個所における異なる実施例の拡大
断面図である。 1……燃料タンク、2A……フューエルタンク側パイ
プ、2B……フューエルインレット側パイプ、2a……
開口縁、8,8M,8N……連結ホース、8a……一端
側、12……燃料注入口、15……アウタホース、15
A……蛇腹部、15a,15b……両端部、16……イ
ンナホース、16b……他端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクに通じるフューエルタンク側パ
    イプと車体に設けられた燃料注入口に通じるフューエル
    インレット側パイプとが、アウタホースとインナホース
    とからなる連結ホースによって液密に接続された車両用
    ガソリンタンク装置であって、 上記アウタホースはそのフューエルタンク側パイプとフ
    ューエルインレット側パイプとの間に位置する部分が伸
    縮自在でかつ可撓性を有する蛇腹部に形成されており、 上記インナホースは、上記アウタホースの蛇腹部内方側
    に配置され、かつインナホースの一端部が上記蛇腹部の
    一端側に係止されてアウタホースに組み付けられてお
    り、 上記フューエルタンク側パイプ及びフューエルインレッ
    ト側パイプに対して、上記アウタホースのみの両端部が
    それぞれ外嵌合されて止着されており、 上記インナホースの他端部は、上記フューエルタンク側
    パイプ及びフューエルインレット側パイプのいずれか一
    方の開口縁に臨むように設けられている、 ことを特徴とする車両用ガソリンタンク装置。
JP1985065219U 1985-04-30 1985-04-30 車両用ガソリンタンク装置 Expired - Lifetime JPH065235Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985065219U JPH065235Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30 車両用ガソリンタンク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985065219U JPH065235Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30 車両用ガソリンタンク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61179123U JPS61179123U (ja) 1986-11-08
JPH065235Y2 true JPH065235Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=30597018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985065219U Expired - Lifetime JPH065235Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30 車両用ガソリンタンク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065235Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544270Y2 (ja) * 1991-08-01 1997-08-13 堀江金属工業株式会社 インレットパイプと燃料タンクの接続構造
JP2007076391A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Toyota Motor Corp 給油部の構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999825U (ja) * 1982-12-24 1984-07-05 トヨタ自動車株式会社 車両用フユ−エルインレツトホ−ス装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61179123U (ja) 1986-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3322516B2 (ja) グロメット
JP5647104B2 (ja) 自動車用給油管
CN108930840B (zh) 管保持装置
JPH065235Y2 (ja) 車両用ガソリンタンク装置
KR19980033107A (ko) 연료 탱크의 필러 튜브 접속부 구조
JPH065236Y2 (ja) 車両用ガソリンタンク装置
JPH065234Y2 (ja) 車両用ガソリンタンク装置
JP2000203281A (ja) 燃料タンク
JPH0542891Y2 (ja)
JP2850700B2 (ja) ホース
JP2544270Y2 (ja) インレットパイプと燃料タンクの接続構造
JP3817925B2 (ja) 車両用コンデンサ
JP2516894Y2 (ja) フューエルインレットボックスの取付け構造
JP2579846Y2 (ja) 逆止弁
JPS6029331A (ja) エンジン吸気ダクトの取付構造
JPH0451155Y2 (ja)
JP2585997Y2 (ja) トランクルームのトリム支持構造
JPH0528731U (ja) フユーエルインレツトボツクスのシール構造
JP3906945B2 (ja) 車両用のパイプ支持構造
JPS637533Y2 (ja)
JP3035770B2 (ja) 燃料タンク用バルブのシール構造
JPH08118974A (ja) 燃料タンク
JPH08230715A (ja) オーバフェンダの取付構造
JPH06307583A (ja) ホース
JPS6039309Y2 (ja) 注液ホ−スの車体取付構造