JP2000203281A - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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JP2000203281A
JP2000203281A JP873799A JP873799A JP2000203281A JP 2000203281 A JP2000203281 A JP 2000203281A JP 873799 A JP873799 A JP 873799A JP 873799 A JP873799 A JP 873799A JP 2000203281 A JP2000203281 A JP 2000203281A
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JP
Japan
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fuel tank
baffle plate
tank
fixed
fuel
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JP873799A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Suzuki
利幸 鈴木
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の燃料タンクの強度向上と取り付け性の
向上と、外力作用時におけるタンクの変形や前後方向の
ズレを低減し得る燃料タンクを提供する。 【解決手段】 燃料タンク4の取り付けはその凹溝5を
サイドメンバ13に固定される燃料タンク取り付けブラ
ケット11に合わせて燃料タンク取り付けバンド7を緊
締することにより容易に行われる。また、バッフルプレ
ート1は凹溝5の内面のほぼ全面に当接して配設され、
そのフランジ面2をスポット溶接により凹溝5の内面に
固定する。以上により、燃料タンク4はブラケット11
に確実に固持され外力作用時の前後方向のズレが低減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフレームに
固持され、前後方向の慣性力の影響を受ける燃料タンク
に係り、特に、変形し難く、比較的安価に実施できる燃
料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の燃料タンクとしては、所定の位置
に確実に、かつ安定状態で取り付けられ、外力作用時に
おける慣性力による前後方向のズレが少なく燃料の供給
が常時円滑に行われることが要請される。この要請に相
応すべく従来より数多くの公知技術がある。例えば、実
開平4−122223号公報、特開平9−263148
号公報、実開平6−45828号公報等が挙げられる。
実開平4−122223号公報の「燃料タンク」は、燃
料タンクのボディとこれを補強するバッフルプレートと
の当接部に凸部又は凹部を互いに嵌合し得るように形成
し、溶接箇所をなくし溶接欠陥を有しないようにしたも
のである。なお、この燃料タンクのボディには後に説明
する本発明のような凹溝は形成されていない。特開平9
−263148号公報の「中仕切板を有するタンク」は
前記の公知技術とほぼ同様にタンクの周壁とこれに当接
する中仕切板との当接部に凸部又は凹部を形成し互いに
嵌め合わせて中仕切板を固持せしめるものであり、中仕
切板はタンク側に少なくとも一箇所は溶着するようにし
ている。なお、このものにも本発明のような凹溝は形成
されていない。実開平6−45828号公報の「車両用
燃料タンク」は燃料タンクの外板に凹状溝を部分的に形
成し、その部位にバッフルプレートを設けると共に、凹
状溝に係合するラバーシート部を有する金属ハンドで燃
料タンクをL字形ブラケットを介してシャーシ側に固定
するものであり、後に説明する本発明と比較的類似する
構造のものからなる。しかしながら、この公知技術で
は、ラバーシート部を凹状溝内に固持するための凸条が
突出形成される点に特徴を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の公知技術に開示
されているように、燃料タンクはシャーシフレーム側に
バンドで固持されると共に燃料タンク内にはバッフルプ
レート(中仕切板等)が設けられ、広容積の燃料タンク
を補強する構造のものからなり、全体構造としてはそれ
ぞれ近似するものが多い。しかしながら、公知技術にも
あるように、燃料タンクの構造上重要な点の1つとして
バッフルプレートが補強部材として十分に機能すること
が挙げられ、各公知技術ともバッフルプレートの位置決
めや固定方法について色々工夫している。前記したよう
に、凸部や凹部をタンク側やバッフルプレート側に設け
るものは勿論前記機能に対して効果的ではあるが、それ
等の成形が比較的コスト高のものになる。また、バッフ
ルプレートはタンク側にスポット溶接等の簡単な手段に
より固定されるのが作業コスト上では好ましいが、バッ
フルプレートの剥離が生じ易いため前記のように凸部や
凹部を形成する複雑な構造を採用している。更に、バッ
フルプレートは補強部材として機能すると共に、タンク
内の燃料の移動や燃料残存量の不足による吸引不良を防
止するための囲み板として機能するものである。以上の
両機能を満足させるためバッフルプレートはタンク内の
全面に当接することが好ましく、前記公知技術ではそれ
ぞれ前記したような構造が採用されている。一方、バッ
フルプレートはタンク側にあまり押圧されずに簡単に固
定され、衝突時等の外力作用時においてタンクの前後方
向のズレを極力低減し得る簡便構造のものが望まれる。
また、燃料タンクはシャシフレームの所定位置に正しく
セットされることが好ましいが、この取り付け作業に時
間を要すると組み付け作業性が低下し、コンベアライン
等における組み付け作業の不円滑化の原因にもなり易
い。そのため、取り付け構造は簡単で、かつ確実なもの
がよい。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みて発明された
ものであり、タンク自体の強度の向上が図れると共に、
外力作用時における燃料タンクの前後端のズレが低減し
バッフルプレートの変形,剥離等が少なく、組み付け作
業が容易に、かつ確実に行われ、比較的,簡便で低コス
トで実施できる燃料タンクを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、フレームに固定され車幅方向に沿って
配設される燃料タンク取付けブラケットに燃料タンク取
付けバンドによって固持される燃料タンクであって、該
燃料タンクの外板には前記燃料タンク取付けブラケット
及びバンドが係合する部位に外板の輪郭に沿う凹溝が全
体的又は部分的に形成されると共に、前記凹溝の形成さ
れる部位における燃料タンクの内部には燃料タンクの
上,下面,側面のすべてに当接する形状のバッフルプレ
ートが設けられる燃料タンクを構成するものである。
【0006】燃料タンクは、その外板の輪郭に沿って凹
溝が全体的又は部分的に形成され、この凹溝をシャシフ
レーム側に固定されている燃料タンク取付けブラケット
に位置合わせするだけで取り付け位置が決まり、この状
態で燃料タンク取付けバンドを凹溝内に係合せしめて緊
締することにより燃料タンクは確実に、かつ容易にシャ
シフレームの所定位置に固定できる。バッフルプレート
は燃料タンクの外板の内面の上面,下面,側面のすべて
に当接して配置されるため、補強部材として十分に機能
すると共にその当接面を凹溝形成位置に当接せしめて概
略位置合わせしてスポット溶接すればよく、取り付けは
簡単にできる。また、構造は極めて簡便なものからな
る。以上により、タンクは所定位置に確実に固持され、
外力作用時における前後方向のズレが低減すると共に、
バッフルプレートがタンク内を仕切るためタンク内の燃
料の移動や燃料残存量の不足時においても吸引不足が生
じない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燃料タンクの実施
の形態を図面を参照して詳述する。図1及び図2は本実
施の形態の燃料タンク4の概要構造とその取り付け構造
の概要を示すものである。燃料タンク4は適宜量の燃料
を蓄溜する密閉容器状のタンク本体6と、その内部に配
置され、内部を画成するバッフルプレート1と、吸引用
パイプ12等からなる。また、タンク本体6には凹溝5
がタンク本体6の外板の輪郭に沿って凹設される。な
お、本実施の形態では凹溝5は輪郭の全周に沿って全体
的に形成されているが部分的でもよい。
【0008】車両の前後方向に沿って配置されているシ
ャシフレームのサイドメンバ13の側面には燃料タンク
取り付けブラケット11がボルト等により固定される。
なお、この燃料タンク取り付けブラケット11は車両の
前後方向と直交する車幅方向に沿って配設され、その横
断面はハット型の形状からなる。燃料タンク4を燃料タ
ンク取り付けブラケット11に固定するための燃料タン
ク取り付けバンド7は金属バンド材等からなり、基端側
に係止部8、先端側にねじ部9を形成するものからな
る。その基端側の係止部8を燃料タンク取り付けブラケ
ット11に係着すると共に、その先端側のねじ部9を燃
料タンク取り付けブラケット11に挿入してナット10
等により締結することにより燃料タンク4は燃料タンク
取り付けブラケット11に固定される。なお、燃料タン
ク4と燃料タンク取り付けブラケット11との位置合わ
せは凹溝5を目安すとすることにより容易に行われる。
【0009】図3,図4に示すように、バッフルプレー
ト1は、平板状の適宜剛性を有する補強板からなり、燃
料タンク4の凹溝5の形成されている内面に配設され
る。本実施の形態では、バッフルプレート1は平板状の
バッフルプレート本体1aと、その外縁に形成されるフ
ランジ面2と、バッフルプレート本体1aとフランジ面
2との間に形成される可撓部3とからなる。なお、フラ
ンジ面2は凹溝5の内面の上面,下面及び両側面のすべ
てに当接する。勿論、燃料タンク4内の燃料の流通をさ
またげない程度の切欠き部14(図2)は形成されてい
る。燃料タンク4とバッフルプレート1との固定は、簡
単なスポット溶接により行われるため製作コストは安価
となる。また、本実施の形態では図4に示すように可撓
部3による適度の押圧力がフランジ面2と凹溝5の内面
の当接部に作用する。
【0010】燃料タンク4内に燃料が充填されている場
合において、車両に大きな外力が作用すると燃料タンク
4に大きな慣性力が作用する。この慣性力は燃料タンク
4の全体に作用し凹溝5の形成されている固定箇所に加
わる。この部分の支持剛性が低いと燃料タンク4は前後
方向に大きくズレる。しかしながら、この部分には前記
のようにバッフルプレート1が設けられているため燃料
タンク4の前後方向のズレが防止される。
【0011】以上の説明において、バッフルプレート1
を図示の構造のものとしたがこれに限定されるものでは
なく、また可撓部3の形状も図示の形状に限定するもの
ではなく、各種の手段が採用される。
【0012】
【発明の効果】本発明の燃料タンクによれば、燃料タン
クの取り付けは燃料タンク取り付けブラケットと凹溝を
位置合わせして燃料タンク取り付けバンドを緊締すれば
よく、位置決め,固定が容易に、かつ確実に行われる。
また、慣性力作用時においてバッフルプレートがタンク
本体の変形や前後方向のズレを低減するように作用す
る。また、バッフルプレートは燃料の移動や燃料残量の
少ない場合にも吸引用パイプからの燃料供給を確保すべ
く機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料タンクの概要構造とサイドメンバ
への取り付け状態を示す平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明の燃料タンクのバッフルプレートの構造
とタンク本体への固定形態を示す部分断面図。
【図4】本発明の燃料タンクのバッフルプレートの詳細
構造とタンク本体との係合状態を示す拡大部分断面図。
【符号の説明】
1 バッフルプレート 2 フランジ面 3 可撓部 4 燃料タンク 5 凹溝 6 タンク本体 7 燃料タンク取り付けバンド 8 係止部 9 ねじ部 10 ナット 11 燃料タンク取り付けブラケット 12 吸引用パイプ 13 サイドメンバ 14 切欠き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに固定され車幅方向に沿って配
    設される燃料タンク取付けブラケットに燃料タンク取付
    けバンドによって固持される燃料タンクであって、該燃
    料タンクの外板には前記燃料タンク取付けブラケット及
    びバンドが係合する部位に外板の輪郭に沿う凹溝が全体
    的又は部分的に形成されると共に、前記凹溝の形成され
    る部位における燃料タンクの内部には燃料タンクの上,
    下面,側面のすべてに当接する形状のバッフルプレート
    が設けられることを特徴とする燃料タンク。
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