JP2717301B2 - 自動車の燃料タンク - Google Patents

自動車の燃料タンク

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JP2717301B2
JP2717301B2 JP1061740A JP6174089A JP2717301B2 JP 2717301 B2 JP2717301 B2 JP 2717301B2 JP 1061740 A JP1061740 A JP 1061740A JP 6174089 A JP6174089 A JP 6174089A JP 2717301 B2 JP2717301 B2 JP 2717301B2
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fuel tank
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典之 兼子
清 藤井
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、自動車の燃料タンク、特に、もなか型の燃
料タンクの構造に関する。
b. 従来の技術 従来より薄鋼板をプレスして、もなかの皮のようなシ
ェルに絞り、二つのシェルをシーム溶接で結合したもな
か型の燃料タンクが存在する。
かかる燃料タンク101は、第7図に示すように、その
内部に燃料の揺動音を防止するバッフルプレート102
や、自動車の旋回時等における燃料切れを防止するサブ
タンク103が取りつけられている。
これらのバッフルプレート102及びサブタンク103は、
その取付作業性を考慮し、タンク101を構成する上方ケ
ース101a及び下方ケース101bに各々独立して溶接結合さ
れているのが一般的である。
c. 発明が解決しようする課題 しかしながら、上述した従来の燃料タンク101にあっ
ては、その結合が、上方ケース101aと下方ケース101bの
合せ面101cにおけるシーム溶接のみによって行なわれて
いるため、衝撃が加わった場合等において、タンク101
の変形が生じ易く、つぶれによる内圧の上昇により、フ
ィラーキャップ104等からの燃料漏れの恐れがあった。
また、タンク101の変形が、上方ケース101aに取付け
られた様々のパイプ105あるいはポンプ吊下げブラケッ
ト106等の近傍まで及んだ場合、それらの取付部に亀裂
が生じ、またスポット溶接がはがれる等の恐れがあっ
た。
本発明は、上述した従来の燃料タンクが有する課題に
鑑みなされたものであって、その目的は、部品点数を増
加することなく、また鋼板の板厚を厚くすることなく、
剛性の高い自動車用の燃料タンクを提供することにあ
る。
d. 課題を解決するための手段 本発明は、上述した課題を解決するため、その要旨
は、上方ケースと下方ケース間にバッフルプレートとサ
ブタンクとから成る内部部材を溶接結合して成る燃料タ
ンクにおいて、上記内部部材の立壁部をポンプ吊下げブ
ラケットの取付け用穴の両側に位置させ、上記内部部材
の立壁部の途中に、屈曲部またはビードを設け、さら
に、上記内部部材のバッフルプレートの先端部を、上記
ポンプ吊下げブラケットの取付け用穴にはまり込むよう
に上方に反らしたことにある。
e. 作用 本発明は、タンクの内部部材を、該タンクを構成する
上方ケース及び下方ケースの両者に跨がって溶接結合し
たため、部品点数を増加させることなく、また鋼板の板
厚を厚くすることなくタンクの剛性を向上させることが
でき、衝撃が加わった場合等においても、タンクに変形
が生じにくい。
f. 実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に従って詳細に説明
する。
ここで、第1図は本発明にかかる燃料タンクの斜視
図、第2図は断面図である。図中1は燃料タンクであ
り、該タンク1は薄鋼板をシェル状にプレス成型して製
造した上方ケース1aと、下方ケース1bとをシーム溶接で
結合したもなか型の燃料タンクである。該燃料タンク1
内には、内部部材2が上記上方ケース1aと下方ケース1b
との両者に跨がって溶接結合されている。
内部部材2は、第3図に示す如く、燃料の揺動音を防
止するためのバッフルプレート3と、自動車の旋回時等
における燃料切れを防止するサブタンク4とを結合した
ものであり、その上・下部においてタンク1内に溶接結
合されている。
タンク1への溶接方法は、まず一体化したバッフルプ
レート3とサブタンク4との内部部材2を、下方ケース
1bに溶接し、次に、上方ケース1aを下方ケース1bに被
せ、合せ面である両者の外周フランジ1c部分を、シーム
溶接する。そして、上方ケース1a上に穿設されたポンプ
吊下げブラケット5の取付け用穴1dを利用して、第4図
に示すように、バッフルプレート3の上端フランジ3a
を、上方ケース1aに溶接する。この場合、前記上端フラ
ンジ3aの先端部3bは、取付け用穴1dにはまり込むよう上
方に反っており、上方ケース1aとの位置決めを容易にし
ている。このとき、内部部材2の立壁部2c,2dをポンプ
吊下げブラケット5の取付け用穴1dの両側に位置させて
いる。また、バッフルプレート3とサブタンク4とを一
体化した内部部材2には、横ビード2aや屈曲部2bが任意
の位置に設けられており上方ケース1aとの溶接時、ある
いは製作誤差による集中荷重の発生を防止している。内
部部材2をタンク1内に溶接結合した後、ポンプ吊下げ
ブラケット5を、第5図に示すように、パッキン6を介
在させてボルト・ナット7によって上方ケース1aの取付
け用穴1d周囲に固定する。
尚、内部部材2の形状は、第6図の如く箱形状のもの
とすれば、更に燃料タンク1の剛性を高めることができ
る。第6図中、第3図と同一符号を付したものは同一部
品であり、同一の作用を果すものである。8はサブタン
ク4の下方に穿設された燃料が流入する小孔であり、9
はサブタンク4の上方に設けられた同じく燃料が流入す
る開口である。更に、図中10は燃料タンク1内に燃料を
供給するフィラパイプ、11は燃料ポンプである。
本発明にかかる燃料タンク1は、上述した如く、タン
ク1内の内部部材2を、タンク1を構成する上方ケース
1a及び下方ケース1bの両者に跨がって溶接結合したた
め、衝撃を受けた際においても、両ケース1a,1bが相対
的に移動することは少なく、大きく変形することはな
い。
以上、本発明の一実施例につき説明したが、本発明は
既述の実施例に限定されるものでははく、本発明の技術
的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、タンク内部部材2と
して、バッフルプレート3及びサブタンク4とを一体成
型、あるいは互いに溶接結合したものにつき説明した
が、これに限らず、例えばバッフルプレート3を下方に
延長し、その上端及び下端を各々タンク1を構成する上
方ケース1a及び下方ケース1bに溶接結合するか、あるい
は、バッフルプレート3の側端にフランジを形成し、該
フランジをタンクの上方ケース1a及び下方ケース1bに跨
がって溶接結合する構造としてもよい。
g. 発明の効果 以上説明したように、本発明に係る自動車の燃料タン
クによれば、上方ケースと下方ケース間に、バッフルプ
レートとサブタンクとから成る内部部材を溶接結合して
成る燃料タンクにおいて、上記内部部材の立壁部をポン
プ吊下げブラケットの取付け用穴の両側に位置させ、上
記内部部材の立壁部の途中に、屈曲部またはビードを設
け、さらに、上記内部部材のバッフルプレートの先端部
を、上記ポンプ吊下げブラケットの取付け用穴にはまり
込むように上方に反らした構成としているので、次のよ
うな効果を得ることができる。
すなわち、本発明では、上記内部部材の立壁部によっ
て燃料タンク内を3個の小室に分割したので、該燃料タ
ンクの剛性を向上させることができる。
また、上記内部部材の立壁部の途中に設けた屈曲部ま
たはビードにより、燃料タンクに局部的な上下方向の集
中荷重が発生するのを防止することができ、したがっ
て、該燃料タンクの長寿命化を図ることができる。
さらに、上記内部部材のバッフルプレートの先端部を
上方に反らしたことにより、上記内部部材の位置決めを
容易に行うことができる。
以上の構成により、本発明によれば、補強のための部
品を新たに設けることなく、また燃料タンクの板厚を厚
くすることなく、剛性の高い燃料タンクが得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示したものであっ
て、第1図は燃料タンクを示す斜視図、第2図は第1図
のA−A線に沿う断面図である。第3図は燃料タンクの
内部部材の一実施例を示す斜視図、第4図は内部部材の
溶接方法を示す断面図、第5図はポンプ吊下げブラケッ
トの固定方法を示す要部拡大断面図である。第6図は燃
料タンクの内部部材の他の実施例を示す斜視図である。 第7図は従来の燃料タンクの構造を示す第1図のA−A
線に相当する部分の断面図である。 1……燃料タンク、1a……上方ケース、 1b……下方ケース、2……内部部材、 2a……横ビード、2b……屈曲部、 3……バッフルプレート、 4……サブタンク、 5……ポンプ吊下げブラケット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方ケースと下方ケース間に、バッフルプ
    レートとサブタンクとから成る内部部材を溶接結合して
    成る燃料タンクにおいて、 上記内部部材の立壁部をポンプ吊下げブラケットの取付
    け用穴の両側に位置させ、 上記内部部材の立壁部の途中に、屈曲部またはビードを
    設け、 さらに、上記内部部材のバッフルプレートの先端部を、
    上記ポンプ吊下げブラケットの取付け用穴にはまり込む
    ように上方に反らしたことを特徴とする自動車の燃料タ
    ンク。
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JPH02241827A JPH02241827A (ja) 1990-09-26
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