JPH0333531Y2 - - Google Patents

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JPH0333531Y2
JPH0333531Y2 JP1982115357U JP11535782U JPH0333531Y2 JP H0333531 Y2 JPH0333531 Y2 JP H0333531Y2 JP 1982115357 U JP1982115357 U JP 1982115357U JP 11535782 U JP11535782 U JP 11535782U JP H0333531 Y2 JPH0333531 Y2 JP H0333531Y2
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JP
Japan
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fuel tank
fuel
bottom wall
steel plate
reservoir
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JP1982115357U
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JPS5918623U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は主としてトラツクに使用される用いら
れる自動車用燃料タンクに関するものである。
〈従来の技術〉 第1図の示すように、一般にトラツクに使用さ
れる燃料タンク2は、シヤシフレーム23の外側
に結合したL字形のブラケツト25上に載置さ
れ、上記ブラケツト25の上端部にピン24によ
り一端22を係止した金属ベルト21を燃料タン
ク2に掛け回し、金属ベルト21の他端に結合し
たボルト26を、ブラケツト25の外端部の穴に
挿通してナツトをかけ締付けて固定される。
上記燃料タンク2は、一般に深絞り加工により
形成された上下一対の箱形の鋼板製分割体2A,
2Bを、これらの開口縁に設けたフランジ27を
互いに重ね合わせて結合して構成されている。
燃料タンク2では、内部の燃料が少なくなる
と、車両の旋回や車体振動などにより燃料が移動
し、エンジンへの燃料供給が一時的に遮断される
ので、これを防止するため、第2図に示すよう
に、上記鋼板製燃料タンク2の底壁6にカツプ状
の鋼板製燃料溜5を溶接により結合せしめ、上記
燃料溜5の内部へ燃料管3の一端を挿入すること
が行われており、燃料管の他端側は燃料タンク2
の上壁に支持金具4により貫通支持され、エンジ
ン側へ延長される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前記のように鋼板製燃料溜5を溶接により鋼板
製燃料タンク2に結合する場合には、その底壁1
5を燃料タンク2の底壁6に直接重ね合わせ、複
数のスポツト溶接部7により結合されるので、次
のような問題がある。即ち、燃料タンク2は比較
的薄い鋼板から成形されているから、車両の衝突
等による衝突荷重が燃料タンク2に作用して変形
した場合に、強度上の不均衡から、第4図に示す
ように、燃料タンク2の底壁6と燃料溜5の底壁
15とのスポツト溶接部7付近で、燃料タンク2
の変形に伴つて破断亀裂し、この結果燃料タンク
内の燃料が洩れて車両火災を引き起こすおそれが
ある。
実開昭56−138717号公報に開示される樹脂製燃
料タンクでは、樹脂製燃料溜の底部から下方へ突
出する突起を樹脂製タンクの底部へ結合して、底
部と底部との間に隙間を設けることにより、衝突
時の衝撃荷重が燃料タンクの燃料溜との結合部へ
集中するのを排除し、燃料タンクの破損を防止せ
んとしているが、金属製燃料タンクの場合に上述
の如き突起を設けることは製作上難しい。また、
上述の燃料溜は突起の1点で燃料タンクに結合さ
れているだけであるから、その結合強度が弱く、
結合部の変形により燃料溜が傾くおそれがある。
本考案は上記に鑑み、鋼板製燃料溜が燃料タン
クに安定的に結合され、過大な衝撃荷重に対し鋼
板製燃料タンクが燃料溜との結合部に拘束されず
に変形して衝撃を吸収し、これにより亀裂を防止
し得る、製作容易で且つ燃料溜と燃料タンクの結
合強度も充分な、自動車用燃料タンクを提供する
ことを目的とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案自動車用燃料
タンクの構成は、燃料管の吸込み端部を取り囲む
カツプ状の鋼板製燃料溜の底壁に、周縁部を底壁
より薄肉とした複数のくぼみを底壁より下方に突
出するよう形成し、前記くぼみの下面を鋼板製燃
料タンクの底壁に接合してなるものである。
〈作用〉 鋼板製燃料溜がくぼみの部分で鋼板製燃料タン
クの底壁に結合されているので、過大な衝撃荷重
が燃料タンクに加わりこれが変形した時、くぼみ
の周縁部に形成された薄肉部が破壊され、これに
より燃料溜の燃料タンクに及ぼす拘束力が開放さ
れ、燃料タンクが全体で変形して衝撃が吸収さ
れ、燃料タンクに亀裂・破損等を生ずることが回
避される。
〈実施例〉 第5図に示すように、本考案では鋼板製燃料溜
5の底壁15に内面から下方へ突出するよう、プ
レスにより複数のくぼみ13が成形される。プレ
ス成形時、くぼみ13の周縁部14が底壁より薄
肉とされ、くぼみ13が鋼板製燃料タンク2の底
壁6に重ね合わされ、くぼみ13の下面が例えば
スポツト溶接等の接合部17で結合される。
本考案は上述のように構成した結果、車両の衝
突等による衝撃荷重が鋼板製燃料タンク2に加わ
り、これが変形したときは、第6図に示すよう
に、くぼみ13の薄肉の周縁部に応力が集中して
例えばこれが切断し、これにより燃料タンク2は
燃料溜5による拘束力から開放され、燃料タンク
2の底壁6の自由な変形が許される。従つて、燃
料タンク2の底壁6の破損が防止され、燃料洩れ
が回避される。
〈考案の効果〉 上述のように本考案自動車用燃料タンクは、燃
料管の吸込み端部を取り囲むカツプ状の鋼板製燃
料溜の底壁に、周縁部を底壁より薄肉とした複数
のくぼみを底壁より下方に突出するよう形成し、
前記くぼみの下面を鋼板製燃料タンクの底壁に接
合してなるので、次の効果がある。
(1) 鋼板製燃料タンクの底壁に接合される鋼板製
燃料溜の底壁に周縁部を底壁より薄肉とした複
数のくぼみを形成することにより、車両の衝突
等によつて燃料タンクが変形したときは、燃料
溜におけるくぼみの薄肉の周縁部が切断し、燃
料タンクの自由な変形が許されるので、燃料タ
ンクの底壁の破損が防止され、燃料洩れとこれ
による火災が回避し得る。
(2) 鋼板製燃料溜の底壁より下方へ突出するくぼ
みとその薄肉部は、燃料溜のプレス成形と同時
に形成されるからコストが安く、またくぼみに
より燃料溜の底部と燃料タンクとの間に隙間が
形成されるので、鋼板製燃料タンクの変形の自
由度を増加させることができる。
(3) 鋼板製燃料溜は複数のくぼみにより鋼板製燃
料タンクに接合されるから、燃料溜が燃料タン
クに安定して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な自動車用燃料タンクの装着状
態を示す正面図、第2図は同燃料タンクの一部破
断して示す側面図、第3図は燃料タンクに対する
燃料溜の従来の取付状態を示す縦断面図、第4図
は従来の燃料タンクの変形による破損状態を示す
縦断面図、第5図は本考案に係る燃料タンクの要
部を示す縦断面図、第6図は同燃料タンクの変形
状態を示す縦断面図である。 2;燃料タンク、3;燃料管、5;燃料溜、
6;燃料タンクの底壁、13;くぼみ、14;周
縁部、15;燃料溜の底壁、17;接合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料管の吸込み端部を取り囲むカツプ状の鋼板
    製燃料溜の底壁に、周縁部を底壁より薄肉とした
    複数のくぼみを底壁より下方に突出するよう形成
    し、前記くぼみの下面を鋼板製燃料タンクの底壁
    に接合してなる自動車用燃料タンク。
JP11535782U 1982-07-29 1982-07-29 自動車用燃料タンク Granted JPS5918623U (ja)

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JP11535782U JPS5918623U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 自動車用燃料タンク

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JP11535782U JPS5918623U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 自動車用燃料タンク

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JPS5918623U JPS5918623U (ja) 1984-02-04
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JPS5943131Y2 (ja) * 1980-03-24 1984-12-20 トヨタ自動車株式会社 合成樹脂製燃料タンク

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JPS5918623U (ja) 1984-02-04

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