JPH017615Y2 - - Google Patents

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JPH017615Y2
JPH017615Y2 JP1982021112U JP2111282U JPH017615Y2 JP H017615 Y2 JPH017615 Y2 JP H017615Y2 JP 1982021112 U JP1982021112 U JP 1982021112U JP 2111282 U JP2111282 U JP 2111282U JP H017615 Y2 JPH017615 Y2 JP H017615Y2
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JP
Japan
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fuel tank
cover plate
pair
fuel
brackets
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JP1982021112U
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JPS58124326U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [9業上の利用分野] 本考案は主としてトラツクに取り付けられる燃
料タンクの保持装置に関するものである。
[従来の技術] 第1図に示すように、従来の燃料タンク10は
前後方向に延びる車枠2の外側壁に、前後1対の
L字形に折り曲げられた断面ほぼU字形のブラケ
ツト3を固定し、この水平に延びる腕3aの上に
燃料タンク10を載置したうえ、前後1対の金属
バンド5により燃料タンク10の上壁と側壁を押
え、金属バンド5の一端に溶接により結合したT
字形ロツド6を、ブラケツト3の上端部に設けた
長穴へ挿通したうえ90゜回して係止し、金属バン
ド5の他端に結合したボルト7を腕3aの端部に
ナツトにより締結した構造となつている。燃料タ
ンク10の燃料は上壁から車枠2の穴を貫通して
延びる燃料ホース4によりエンジンへ供給され
る。
燃料タンク10は幅の広い板を断面ほぼ長方形
の筒形に巻いて形成したドラムの両端部に、補強
リブ13を成形した端板11を嵌合し、かつ溶接
により結合してなる。ほぼ長方形をなす端板11
の全周縁に沿つて板面に対して直角をなす筒形の
フランジ8が絞り加工により形成され、フランジ
8が前述のドラムに嵌合される。
上述した燃料タンクの保持装置では、車両の衝
突時、燃料タンク10が車枠2に対し前後に移動
し、燃料ホース4が抜けて燃料が洩れ、車両火災
を発生する危険がある。
実開昭55−47405号公報に開示される燃料タン
クタンクでは、燃料タンクの底部に、1対の凹溝
を備えた保護板が溶接により結合される。この燃
料タンクを、L字形のブラケツトに、保護板の凹
溝が係合するように載せ、金属バンドにより捕縛
すれば、燃料タンクの前後移動が完全に抑えられ
る。しかし、保護板が燃料タンクと一体に結合さ
れているので、過大な衝撃荷重を吸収する機能が
なく、衝突時の衝撃荷重により燃料タンクと保護
板との溶接部が剥離されると、剥離部分に亀裂が
生じる恐れがある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は、車両の衝突時燃料タンクに加
わる過大な衝撃荷重を吸収しつつ、燃料タンクの
前後移動を制限する、燃料タンクの保持装置を提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は車
枠に固定した前後1対のL字形のブラケツトの上
に、断面L字形のカバー板を挟んで燃料タンクを
載せ、かつ金属バンドにより締結し、カバー板の
前後端縁に形成した端部フランジを燃料タンクの
前後端壁に当接し、カバー板の中央部を外側へ膨
出させて形成した段部を1対のブラケツトの縁部
に当接してなるものである。
[作用] 燃料タンク10に過大な衝撃荷重が作用する
と、燃料タンク10の前後移動に伴い、燃料タン
ク10によりカバー板21の端部フランジ24が
変形され、同時にカバー板21の段部25,25
aがブラケツト3に対して変形されるので、衝撃
が吸収される。したがつて、燃料ホースの脱落や
燃料タンク10の亀裂破損が防止され、燃料洩れ
が回避される。
[考案の実施例] 第2図に示すように、燃料タンクの一側壁と底
壁とを覆うカバー板21は、断面ほぼL字形の板
により燃料タンクの側壁に衝合される垂直な側壁
26と、燃料タンクの底壁と重ね合される底壁2
6aとが形成される。カバー板21の両端部に側
壁26と底壁26aに連続するフランジ24が一
体に形成される。
カバー板21の中央部分は側壁26と底壁26
aを外方へ押し出して、押出壁27と押出壁27
aが形成され、側壁26と押出壁27の間に段部
25が、底壁26aと押出壁27aの間に段部2
5aがそれぞれ形成される。段部25と段部25
aは横方向に連続して形成される。押出壁27a
に水抜き穴20が設けられる。
前後のフランジ24の間隔は燃料タンクの前後
方向の寸法とされる。また、段部25,25aの
相互間隔は1対のブラケツト3の互いに対向する
側壁間隔と等しくされる。
段部25,25aは、側壁26と底壁26aに
対して直角に折り曲げるよりは、第3,4図に示
すようにやや傾斜したものとすることが好まし
い。
第3,4図に示すように、カバー板21は1対
のブラケツト3に載置され、カバー板21の上に
燃料タンク10が載置され、金属バンド5により
締結される。カバー板21は段部25をブラケツ
ト3の側壁に当接され、段部25aをブラケツト
3の腕3aの側壁26に当接され、これにより前
後方向(第4図で左右方向)の移動が抑えられ
る。カバー板21の両端フランジ24に燃料タン
ク10の端部フランジ8に当接され、燃料タンク
10の前後移動が抑えられる。
本考案によれば、燃料タンク10に過大な衝撃
荷重が作用すると、燃料タンク10の前後移動に
伴い、燃料タンク10によりカバー板21の端部
フランジ24が変形され、同時にカバー板21の
段部25,25aがブラケツト3に対して変形さ
れるので、衝撃が吸収される。したがつて、燃料
ホースの脱落や燃料タンク10の亀裂破損が防止
され、燃料洩れが回避される。
[考案の効果] 本考案は上述のように、車枠に固定した前後1
対のL字形のブラケツトの上に、断面L字形のカ
バー板を挟んで燃料タンクを載せ、かつ金属バン
ドにより締結し、カバー板の前後端縁に形成した
端部フランジを燃料タンクの前後端壁に当接し、
カバー板の中央部を外側へ膨出させて形成した段
部を1対のブラケツトの縁部に当接してなるか
ら、従来の燃料タンクの保持装置をそのまま使用
でき、燃料タンクがカバー板に押えられ、カバー
板がブラケツトに押えられるので、燃料タンクの
前後移動が押えられる。
燃料タンクへの過大な衝撃荷重に対し、燃料タ
ンクによりカバー板の端部フランジが変形され、
同時にカバー板の段部がブラケツトにより変形さ
れるので、衝撃が吸収され、燃料タンクの移動が
制限される。したがつて、燃料ホースの脱落や燃
料タンクの亀裂破損が防止され、燃料洩れが回避
される。
カバー板は燃料タンクに溶接結合されるもので
はないから、衝撃による結合部からの亀裂の恐れ
がなく、製作が簡単であり、コストが節減され、
組付作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の燃料タンクの保持装置の斜視
図、第2図は本考案に係る燃料タンクの保持装置
におけるカバー板の斜視図、第3図は同燃料タン
クの保持装置の平面図、第4図は同正面図、第5
図は同側面図である。 2……車枠、3……ブラケツト、3a……腕、
4……燃料ホース、5……金属バンド、10……
燃料タンク、11……端板、12……底壁、21
……カバー板、24……フランジ、25,25a
……段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車枠に固定した前後1対のL字形のブラケツト
    の上に、断面L字形のカバー板を挟んで燃料タン
    クを載せ、かつ金属バンドにより締結し、カバー
    板の前後端縁に形成した端部フランジを燃料タン
    クの前後端壁に当接し、カバー板の中央部を外側
    へ膨出させて形成した段部を1対のブラケツトの
    縁部に当接してなる燃料タンクの保持装置。
JP2111282U 1982-02-17 1982-02-17 燃料タンクの保持装置 Granted JPS58124326U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2111282U JPS58124326U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 燃料タンクの保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2111282U JPS58124326U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 燃料タンクの保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58124326U JPS58124326U (ja) 1983-08-24
JPH017615Y2 true JPH017615Y2 (ja) 1989-03-01

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ID=30033243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2111282U Granted JPS58124326U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 燃料タンクの保持装置

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JP (1) JPS58124326U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547405B2 (ja) * 1976-10-01 1980-11-29
JPS5616469U (ja) * 1979-07-18 1981-02-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547405U (ja) * 1978-09-22 1980-03-28

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547405B2 (ja) * 1976-10-01 1980-11-29
JPS5616469U (ja) * 1979-07-18 1981-02-13

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JPS58124326U (ja) 1983-08-24

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