JP2516896Y2 - 自動車の燃料タンク装置 - Google Patents

自動車の燃料タンク装置

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JP2516896Y2
JP2516896Y2 JP7006391U JP7006391U JP2516896Y2 JP 2516896 Y2 JP2516896 Y2 JP 2516896Y2 JP 7006391 U JP7006391 U JP 7006391U JP 7006391 U JP7006391 U JP 7006391U JP 2516896 Y2 JP2516896 Y2 JP 2516896Y2
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JP
Japan
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fuel tank
outward flange
body frame
reinforcing member
clip
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JP7006391U
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伸一 野村
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車の燃料タンク
に補強部材を取り付けるようにした燃料タンク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記燃料タンク装置には、従来、実開昭
58‐147823号公報で示されるものがある。これ
によれば、この装置は外周に外向きフランジを備えた燃
料タンクと、上記外向きフランジにスポット溶接される
補強部材とで構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記燃料タ
ンク装置の外面塗装は、上記燃料タンクの外向きフラン
ジに補強部材をスポット溶接した後に行われるが、この
場合、上記外向きフランジと補強部材との間の隙間を十
分に塗装することは極めて困難であり、このため、上記
隙間に錆が生じ易くなるという問題がある。
【0004】
【考案の目的】この考案は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、燃料タンクの外向きフランジに補強
部材を取り付けた場合において、これら両者間の隙間に
錆が生じないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの考案の特徴とするところは、外面が個々に塗装さ
れた燃料タンクの外向きフランジと補強部材とをクリッ
プにより互いに連結し、車体フレームに形成されたビー
ドの凹所に上記クリップを位置させて、上記外向きフラ
ンジを同上車体フレームにねじ止めした点にある。
【0006】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。外面
が個々に塗装された燃料タンク10の外向きフランジ1
1a,12aと補強部材15とをクリップ16により互
いに連結してある。このため、上記外向きフランジ11
a,12aと補強部材15との間の隙間も十分に塗装さ
れた状態になっている。また、車体フレーム2に対し上
記燃料タンク10を固定する場合、同上車体フレーム2
に形成されたビード20の凹部19に上記クリップ16
を位置させて、上記外向きフランジ11a,12aを車
体フレーム2にねじ止めしてある。このため、上記のよ
うにして車体フレーム2に燃料タンク10を固定したと
き、同上車体フレーム2にクリップ16が圧接すること
が防止される。つまり、外向きフランジ11a,12a
と補強部材15とが上記クリップ16により互いに連結
された部分に、車体フレーム2側からの外力が大きく作
用することが防止されて、この部分の塗料にクラックな
どの生じることが防止される。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。図において、符号1は自動車の車体で、この車体1
の車体フレーム2は、左右一対のサイドメンバ(図示せ
ず)と、これら左右サイドメンバを互いに連結させる前
部クロスメンバ3と後部クロスメンバ4とで構成されて
いる。上記前部クロスメンバ3と後部クロスメンバ4は
それぞれ板金製で側面断面がほぼU字状をなすクロスメ
ンバ本体3a,4aと、これら各クロスメンバ本体3
a,4aの前、後上縁にそれぞれ一体成形される外向き
フランジ3b,4bとで構成されている。6はフロアパ
ネルで、このフロアパネル6は上記前部クロスメンバ3
と後部クロスメンバ4上に設けられ、各外向きフランジ
3b,4bとスポット溶接7されている。
【0008】10は板金製の燃料タンクであり、この燃
料タンク10は倒立椀状の上部タンク11と、椀状の下
部タンク12とを有し、これら両タンク11,12の各
外向きフランジ11a,12aが互いに接合されてシー
ム溶接13されている。上記のように互いに溶接された
外向きフランジ11a,12aにおける前、後部下面に
それぞれ補強部材15,15が取り付けられている。こ
れら各補強部材15は板金製で、その断面は偏平な倒立
U字状をなし、樹脂製クリップ16によって上記外向き
フランジ11a,12aに取り付けられている。この場
合、図1と図3とで示すように上記外向きフランジ11
a,12aを含む燃料タンク10と、補強部材15とは
その各外面が予め個々に塗装されており、この塗装が完
了した状態で上記燃料タンク10と補強部材15とがク
リップ16により互いに連結されている。
【0009】図3と図4において、上記したように燃料
タンク10に補強部材15が取り付けられた状態のまま
で、ボルト17とナット18とにより外向きフランジ1
1a,12aがクロスメンバ本体3a,4aの各底板に
ねじ止めされ、この際、各補強部材15,15も共締め
されている。そして、これによって、燃料タンク10が
車体フレーム2に固定されると共に、この固定が補強部
材15によって十分に補強されている。
【0010】上記の場合、外面が個々に塗装された燃料
タンク10の外向きフランジ11a,12aと補強部材
15とがクリップ16により連結されているため、上記
外向きフランジ11a,12aと補強部材15との間の
隙間も十分に塗装された状態となっているのであり、こ
のようにして、これら両者間の隙間における発錆が防止
されている。
【0011】図1と図3において、上記クロスメンバ本
体3a,4aの各底板にはそれぞれその下面が凹部19
となるビード20が形成されている。このビード20
は、上記前部クロスメンバ3や後部クロスメンバ4と、
上部タンク11との各対向面間の空間21に入り込んだ
雨水や泥を上記凹部19を通し排出させるために設けら
れている。
【0012】そして、上記したように燃料タンク10を
固定させる場合に、クリップ16は上記凹部19に位置
させられており、これにより、上記ビード20位置を除
くクロスメンバ本体3a,4aの下面に対し上記外向き
フランジ11aの上面が密着させられると共に、上記車
体フレーム2に対するクリップ16の圧接が防止されて
いる。このため、外向きフランジ11a,12aと補強
部材15とが上記クリップ16により互いに連結された
部分に、車体フレーム2側からの外力が大きく作用する
ことが防止されて、この部分の塗料にクラックなどの生
じることが防止され、上記外向きフランジ11a,12
aと補強部材15との間の隙間における発錆がより確実
に防止されている。
【0013】
【考案の効果】この考案によれば、外面が個々に塗装さ
れた燃料タンクの外向きフランジと補強部材とをクリッ
プにより互いに連結したため、上記外向きフランジと補
強部材との間の隙間も十分に塗装された状態になってい
るのであり、よって、これら両者間の隙間における発錆
が防止される。また、車体フレームに対し上記燃料タン
クを固定する場合、車体フレームに形成されたビードの
凹部に上記クリップを位置させて、上記外向きフランジ
を車体フレームにねじ止めしてあるため、上記のように
して車体フレームに燃料タンクを固定したとき、同上車
体フレームにクリップが圧接することが防止される。つ
まり、外向きフランジと補強部材とが上記クリップによ
り互いに連結された部分に、車体フレーム側からの外力
が大きく作用することが防止されて、この部分の塗料に
クラックなどの生じることが防止される。よって、上記
外向きフランジと補強部材との間の隙間における発錆が
より確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップで連結した部分の側面断面図である。
【図2】全体側面図である。
【図3】展開斜視図である。
【図4】ボルトによりねじ止めした部分の側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 車体 2 車体フレーム 10 燃料タンク 11a 外向きフランジ 12a 外向きフランジ 15 補強部材 16 クリップ 19 凹部 20 ビード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に外向きフランジを備えこの外向き
    フランジが車体フレームにねじ止めされる燃料タンク
    と、上記外向きフランジに取り付けられる補強部材とを
    設けた自動車の燃料タンク装置において、外面が個々に
    塗装された燃料タンクの外向きフランジと補強部材とを
    クリップにより互いに連結し、上記車体フレームに形成
    されたビードの凹所に上記クリップを位置させて、上記
    外向きフランジを同上車体フレームにねじ止めした自動
    車の燃料タンク装置。
JP7006391U 1991-08-06 1991-08-06 自動車の燃料タンク装置 Expired - Lifetime JP2516896Y2 (ja)

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JPH0513823U JPH0513823U (ja) 1993-02-23
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JPH04201630A (ja) * 1990-11-29 1992-07-22 Central Japan Railway Co インシュレータセクションの構造
JPH0672189A (ja) * 1992-05-25 1994-03-15 Central Japan Railway Co インシュレータセクションの構造
JP5271135B2 (ja) * 2009-03-26 2013-08-21 東京ラヂエーター製造株式会社 車両用燃料タンク

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