JPS642864Y2 - - Google Patents

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JPS642864Y2
JPS642864Y2 JP1983147837U JP14783783U JPS642864Y2 JP S642864 Y2 JPS642864 Y2 JP S642864Y2 JP 1983147837 U JP1983147837 U JP 1983147837U JP 14783783 U JP14783783 U JP 14783783U JP S642864 Y2 JPS642864 Y2 JP S642864Y2
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JP
Japan
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vehicle body
wheel apron
bent
panel
shroud panel
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JP1983147837U
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JPS6054665U (ja
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Publication of JPS642864Y2 publication Critical patent/JPS642864Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の前部車体構造に関し、詳しく
は、車体前部に取り付けられるシユラウドパネル
とホイールエプロンとを接合するフランジを改良
した車体構造に関するものである。
〔従来の技術〕
車体前端部のシユラウドパネルとホイールエプ
ロンとの接合構造の一つに、実開昭55−27154号
公報に記載されたものがある。これは、ホイール
エプロンに該当するフロントサイドメンバを、シ
ユラウドパネルに該当するラジエタ支持パネルに
接合するため、フロントサイドメンバにその接合
部位前端で側方へ延びるフランジを設けているも
のである。そして、左右それぞれのフロントサイ
ドメンバの接合フランジをラジエタ支持パネルの
左右部において固着し、全者の一体化を図つてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような車体構造では、上述の接合フランジ
の先端が、その後に外側から取り付けられるフエ
ンダーパネル側へ、すなわち、エンジンルームの
外方へ向けられているので、フエンダーパネルと
フロントサイドメンバとの間で回転するタイヤに
より、前記接合フランジおよびその接合フランジ
の先端に泥水のかかることが多い。
ところで、車体の塗装時に上述の接合フランジ
も塗装されるが、接合フランジ先端の角部の塗膜
は平面部に比べてどうしても薄くなる。したがつ
て、泥水などがその塗膜の薄いところにかかつて
付着したりチツピングが起こると、その角部から
錆が発生する。これが徐々に成長すると、接合フ
ランジの他の個所にも及ぶといつたことが起こる
問題がある。なお、このようなタイヤからの泥が
かかることを防止するようにしたものとして、実
開昭58−75085号公報に記載された車体構造があ
る。これは、パネルの端面をL字状に折り曲げた
もので、溶着された他の2枚のパネルの先端を、
その折曲縁でもつて覆うようにしている。しか
し、この折曲縁の先端には角部があり、上記した
ごとく、その角部の塗膜はどうしても薄くなり、
泥水などが付着したときに同様の問題が残る。
本考案は上述の問題を解決するためになされた
もので、その目的は、車体の前部構造の一部であ
るシユラウドパネルとホイールエプロンとの接合
フランジの先端に、泥水がかかり難くすると共
に、泥水の付着する個所にできるだけ塗膜が均一
な厚みで施された個所がくるように、ホイールエ
プロンに形成された接合フランジを改良した自動
車の前部車体構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の自動車の前部車体構造の特徴は、車体
の前端部に取り付けられるシユラウドパネルの左
右部それぞれに、車体の前部外側のフエンダーパ
ネル内方に取り付けられるホイールエプロンを接
合する構造に適用される。その特徴とするところ
は、シユラウドパネルの側端部に車体後方へ屈曲
する屈曲部位を形成し、その屈曲部位の内側に、
上記ホイールエプロンの前端側部に形成された接
合フランジを、エンジンルーム側に折り曲げて接
合固着する一方、前記シユラウドパネルの前面下
部内側に、ホイールエプロンの前端下部に形成さ
れた接合フランジを、エンジンルーム側に折り曲
げて接合固着したことである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、シユラウドパネルに固着され
るホイールエプロンの接合フランジを、エンジン
ルーム側に折り曲げるように形成したので、塗膜
が薄い接合フランジの先端角部に、タイヤなどか
ら飛散した泥水などがかかり難くなり、接合フラ
ンジ先端での発錆を抑制することができる。
〔実施例〕
以下、本考案をその実施例の図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は本考案の前部車体構造が適用される車
体前部で、エンジンルーム1上のボンネツトと側
部外板であるフエンダーパネルなどを取り除いた
斜視図である。これは、車体の前端部に取り付け
られるシユラウドパネル2の左右部それぞれに、
車体の前部外側のフエンダーパネルの内方に取り
付けられるホイールエプロン3を接合する構造と
なつている。シユラウドパネル2は、第2図に示
すようにその中央にグリル装着孔4やランプ装着
孔5などが穿設されている。そして、ホイールエ
プロン3の下部に形成された水平部3Bの前端部
が後述するように接合されるランプ装着孔5の下
の個所2Bが、平板状に成形されている。また、
その側端部2Aは上方より見て90度屈曲するほぼ
Z形に折り曲げられており、車体後方へ屈曲する
屈曲部位2Mを形成している。一方、ホイールエ
プロン3は、タイヤを収容する空間6を確保する
ためにエンジンルーム1側に湾曲した個所7を挟
んで、ほぼ90度に折り曲げられ、その前端部には
シユラウドパネル2にホイールエプロン3を取り
付けるための接合フランジ8が設けられている。
この接合フランジ8のうちホイールエプロン3の
垂直部3Aに設けられた接合フランジ8Aは、横
方向に折り曲げられ、また、水平部3Bに設けら
れた接合フランジ8Bは上方向に折り曲げられ
て、それぞれの先端8a,8bはエンジンルーム
1側に向けられている。すなわち、上記の屈曲部
位2Mの内側には、ホイールエプロン3の前端側
部に形成された接合フランジ8Aが、エンジンル
ーム1側に折り曲げて接合固着され、シユラウド
パネル2の前面下部内側には、ホイールエプロン
3の前端下部に形成された接合フランジ8Bが、
エンジンルーム1側へ、すなわち、上方向へ折り
曲げて接合固着されている。
このような構成の実施例によれば、次のように
してシユラウドパネル2とホイールエプロン3と
が接合固着されると共に、接合フランジ8A,8
Bにおける泥水などによる発錆を抑制することが
できる。
第2図に示すように、シユラウドパネル2にホ
イールエプロン3の接合フランジ8A,8Bを当
接させる。接合フランジ8Bとシユラウドパネル
2の平板状の個所2B、すなわち、シユラウドパ
ネル2の前面下部の内側の面とが、第3図に示す
ように当接される。また、接合フランジ8Aとほ
ぼZ形に折り曲げられている側端部2Aすなわち
屈曲部位2Mの内側の面とは、第4図のように当
接される。そして、各接合フランジ8A,8Bと
シユラウドパネル2とは、ともに第2図の×点で
示したような適当な間隔を置いて、スポツト溶接
で接合固着される。
シユラウドパネル2とホイールエプロン3とを
このようにして接合すると、接合フランジ8A,
8Bの先端8a,8bはエンジンルーム1側、す
なわち、図示しないタイヤの反対側である車体の
内方へ向けられるので、タイヤによる泥水などが
先端8a,8bにかかることは極めて少なくな
る。したがつて、塗膜を十分厚く施すことの難し
い接合フランジ8の先端角部8m(第3図および
第4図参照)に泥水が付着したり、チツピングを
起こすことがほとんどなくなり、発錆を防止また
は低減できる。一方、タイヤによる泥水がかかる
のは、第3図および第4図に示すGおよびHの個
所となるが、接合フランジ8BのG部の表面は折
り曲げにより丸められ、H部のホイールエプロン
3は平板状でシユラウドパネル2の折曲部2aは
丸められ、両者ともに塗膜が均一に形成されてい
て、発錆の可能性は前述した角部に比べて極めて
低い。加えて、接合においてはスポツト溶接が可
能となり固着強度を上げることができると共に、
第4図に示すようにホイールエプロン3の接合フ
ランジ8Aに対応して、シユラウドパネル2の側
端部2AにほぼZ形のフランジを形成させること
ができる。したがつて、例えば、黒く塗りつぶし
たように接合二面9A,9Bでスポツト溶接がで
き、接合剛性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される車体前部の全体斜
視図、第2図は第1図のK部拡大斜視図、第3図
は第2図の−線断面図、第4図は第2図の
−線断面図である。 1……エンジンルーム、2……シユラウドパネ
ル、2A……側端部、2M……屈曲部位、3……
ホイールエプロン、8,8A,8B……接合フラ
ンジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体の前端部に取り付けられるシユラウドパネ
    ルの左右部それぞれに、車体の前部外側のフエン
    ダーパネル内方に取り付けられるホイールエプロ
    ンを接合する前部車体構造において、 前記シユラウドパネルの側端部が車体後方へ屈
    曲した屈曲部位が形成され、 その屈曲部位の内側に、上記ホイールエプロン
    の前端側部に形成された接合フランジが、エンジ
    ンルーム側に折り曲げられて接合固着され、 前記シユラウドパネルの前面下部内側に、上記
    ホイールエプロンの前端下部に形成された接合フ
    ランジが、エンジンルーム側に折り曲げられて接
    合固着されていることを特徴とする自動車の前部
    車体構造。
JP14783783U 1983-09-23 1983-09-23 自動車の前部車体構造 Granted JPS6054665U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14783783U JPS6054665U (ja) 1983-09-23 1983-09-23 自動車の前部車体構造

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JP14783783U JPS6054665U (ja) 1983-09-23 1983-09-23 自動車の前部車体構造

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Publication Number Publication Date
JPS6054665U JPS6054665U (ja) 1985-04-17
JPS642864Y2 true JPS642864Y2 (ja) 1989-01-24

Family

ID=30328643

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JP14783783U Granted JPS6054665U (ja) 1983-09-23 1983-09-23 自動車の前部車体構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100343362B1 (ko) * 2000-07-28 2002-07-15 이계안 자동차의 펜더실드 레인포스먼트

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5747553B2 (ja) * 1972-11-20 1982-10-09

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624039Y2 (ja) * 1980-09-01 1987-01-29
JPS5875085U (ja) * 1981-11-16 1983-05-20 スズキ株式会社 自動車の車体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5747553B2 (ja) * 1972-11-20 1982-10-09

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JPS6054665U (ja) 1985-04-17

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