JPH0631054B2 - 車両における燃料系部品の取り付け構造 - Google Patents

車両における燃料系部品の取り付け構造

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JPH0631054B2
JPH0631054B2 JP59261779A JP26177984A JPH0631054B2 JP H0631054 B2 JPH0631054 B2 JP H0631054B2 JP 59261779 A JP59261779 A JP 59261779A JP 26177984 A JP26177984 A JP 26177984A JP H0631054 B2 JPH0631054 B2 JP H0631054B2
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信祐 岡田
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば自動二輪車等の車両において、そのフレ
ームに燃料ポンプや燃料フィルタ等の小形の各種機能部
品を取り付けるための構造に関する。
〔従来技術〕
従来、例えば燃料タンク内の燃料を、燃料ポンプを用い
て気化器に供給するようにした自動二輪車においては、
この燃料ポンプやそれに連なる燃料フィルタ等は、フレ
ームに対し夫々専用のブラケットを介して取り付けられ
ていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このような従来構成によると、燃料ポンプ等
の部品は通常フレームの下方でしかも奥方に設置される
ことが多いため、この取り付けに当たっては、フレーム
の下方でしかも奥まった位置まで手指や工具類を挿入す
る必要があった。したがって、取り付け作業に手間を要
するとともに、手指の挿入が不可能な奥まった場所に
は、機能部品を配置することができなかった。
また、これら機能部品は個々に専用のブラケットを介し
てフレームに取り付けられているため、部品点数が多く
なり、フレームの構造が複雑化する等の問題もあった。
このようなことから、予め燃料タンクの下部に燃料系の
小形機能部品を直接取付けておき、この燃料タンクをフ
レームに取り付けた場合に、上記予め取着しておいた上
記機能部品がフレームの下方でしかも奥まった位置に挿
入されるようにし、これにより上記機能部品を所定の奥
まった位置に配置する手段が考えられる。
しかしこの場合、燃料タンクの下部に燃料系の機能部品
を取付けるためのブラケット部を設けなければならな
い。一般に燃料タンクは板金製が多く、その板金からな
る平坦面にブラケットを溶接すると、機能部品の荷重が
ブラケットを通じて燃料タンクの平坦面に加わるので、
変形し易い不具合がある。
〔発明の目的〕
そこで、本発明は、燃料系機能部品を燃料タンクに取り
付けてこの燃料系機能部品をフレームの下方でしかも奥
まった場所に容易に設置することができるとともに、上
記燃料系機能部品を燃料タンクに取り付けるに際して燃
料タンクの変形が生じないようにした車両における燃料
系部品の取り付け構造を提供しようとする。
〔発明の構成〕
本発明は上記目的を達成するため、燃料タンクを、左右
に分割されたタンクハーフ部材相互をそれぞれに形成し
たフランジ部同志で溶接することにより構成し、この燃
料タンクには左右一対のフレーム部材よりも下方に突出
する出っ張り部を設け、この出っ張り部のフランジ部に
ブラケット部を設け、このブラケット部に小形の燃料系
機能部品を取着し、この燃料系機能部品を上記左右一対
のフレーム部材よりも下方に設置したことを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明によれば、燃料タンクが左右に分割されたタンク
ハーフ部材相互を接合した構造であるから、幅方向の中
間部に接合フランジ部が形成され、この接合フランジ部
は上下に沿う全周に亘り存在する。したがって、この接
合フランジ部にブラケットを一体または連結して設け、
このブラケット部に小形の燃料系機能部品を取り付ける
ようにしたから、上記機能部品の荷重は強度の大きなフ
ランジ部で支持することができ、強度の信頼性が得ら
れ、燃料タンクの変形が防止される。しかも、燃料タン
クには左右一対のフレーム部材よりも下方に突出する出
っ張り部を設け、この出っ張り部に上記ブラケット部を
設けたので、燃料系機能部品は燃料タンクの下方でこの
燃料タンクに支持されるようになり、この燃料タンクを
フレーム部材に固定した場合に上記燃料系機能部品をフ
レーム部材の下方でしかも奥まった箇所に自動的に配置
することができる。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を、自動二輪車に適用した図面に
もとづいて説明する。
図中1 はクレードル型のフレームであり、その前端のス
テアリングヘッドパイプ2 にはフロントフォーク3 が枢
支されている。ステアリングヘッドパイプ2 には後方に
延びる左右一対のメインパイプ4 ,4 と下向きに延びる
ダウンチューブ5 ,5 が連結され、これらメインパイプ
4 ,4 とダウンチューブ5 ,5 の後端部相互を連結する
リヤアームブラケット6 ,6 間にはリヤアーム7 が枢支
されている。またメインパイプ4 ,4 にはシート8 を支
持するシートレール9 ,9 が連結され、これらシートレ
ール9 ,9 とリヤアームブラケット6 ,6 との間にはバ
ックステー10,10が架設されている。
メインパイプ4 ,4 、ダウンチューブ5 ,5 およびリヤ
アームブラケット6 ,6 とで囲まれる空間部分には、エ
ンジン11が搭載されている。本実施例のエンジン11は4
サイクル四気筒エンジンであり、そのシリンダ12が第5
図に示したように大きく前傾されている。シリンダ12の
後面には上方に延びる吸気管13を介してダウンドラフト
型の気化器14が接続されており、この気化器14はメイン
パイプ4 ,4 の前半部上に設置したエアクリーナ15に連
通されている。
そして、このエアクリーナ15とシート8 との間には燃料
タンク16が設置されている。燃料タンク16は第4図に示
したように、鋼板をプレス成形してなる左右のタンクハ
ーフ17,17を備え、これらタウンハーフ17,17の開口周
縁部に設けたフランジ部17a ,17b を突き合わせて溶接
することにより構成されている。このような燃料タンク
16は、メインパイプ4 ,4 とシートレール9 ,9 との接
合部分間に設置されており、その底部はシートレール9
,9 よりも下方に突出されて、上記シリンダ12および
気化器14の直後に位置されている。そして、この燃料タ
ンク16は上記メインパイプ4 ,4 およびシートレール9
,9 の上方からこれらの間に挿入され、その前後両端
がメインパイプ4 ,4 およびシートレール9 ,9 に対し
てブラケット18,19を介して連結されているとともに、
左右の両側がダンパ20,20を介してシートレール9 ,9
間に挟み込まれている。
ところで、燃料タンク16のシートレール9 ,9 よりも下
方に出っ張る部分における前面下部に位置する一方のフ
ランジ部17a には、前方および下方に向って張り出すブ
ラケット部21,22が一体に形成されている。前方のブラ
ケット部21には、機能部品としての燃料ポンプ23を保持
したポンプ支持金具24が、ボルト25およびナット26を介
して締付け固定されているとともに、下方のブラケット
部21には燃料フィルタ27を保持したフィルタ支持金具28
が、同じくボルト25およびナット26を介して締付け固定
されている。これら燃料ポンプ23や燃料フィルタ27は、
燃料タンク16をフレーム1 に装着する以前に、予め燃料
タンク16に対して組み付けられ、かつ燃料ポンプ23と燃
料フィルタ27およびこの燃料フィルタ27と燃料タンク16
の底面の燃料コック29とを結ぶ燃料パイプ30も、燃料タ
ンク16をフレーム1 に装着する以前に配管される。そし
て、燃料ポンプ23や燃料フィルタ27等の燃料系部品は、
燃料タンク16をフレーム1 に装着した状態では、エンジ
ン11のシリンダ12と燃料タンク16との間の狭い空間部分
に配置されている。また、燃料ポンプ23と気化器14とは
他の燃料パイプ31を介して接続されている。
なお、第1図中符号32はタンクキャップ、33はオーバフ
ローパイプを示す。
このような本発明の一実施例によれば、燃料タンク16に
燃料ポンプ23や燃料フィルタ27を取り付けるブラケット
部21,22を設けたので、これら燃料ポンプ23や燃料フィ
ルタ27、さらには燃料パイプ30等からなる燃料系部品
を、予め燃料タンク16に対しユニット化して組み付けて
おくことができる。したがって、この状態で燃料タンク
16をフレーム1 に取り付ければ、この燃料タンク16の取
り付けと同時に燃料系部品の取り付けが完了するととも
に、この際、シリンダ12と燃料タンク16との間の狭い空
間部分に手指を挿入する必要もなく、取り付け作業を容
易に行なうことができる。加えて、燃料タンク16には左
右のシートレール9 ,9 下方に突出する出っ張り部を設
け、この出っ張り部にブラケット部21,22を介して燃料
ポンプ23や燃料フィルタ27などのような機能部品を取着
したので、燃料タンク16をフレーム部材に固定した場合
は、上記機能部品がシートレール9 ,9 の下方でしかも
奥まった箇所に自動的に設置されることになり、手指の
挿入し難い手狭な空間部分に燃料系部品を配置すること
ができ、限られたスペースを有効に活用することができ
る。
しかも、燃料タンク16に燃料系部品の支持機能を兼用さ
せることができるので、フレーム1 側に部品支持用のブ
ラケットを設ける必要もなく、その分、フレーム1 の構
造を簡略化できる利点もある。
また、本実施例では、タンクハーフ17,17の合わせ面の
フランジ部17a をブラケット21,22として利用している
ので、燃料タンク16に別体のブラケットを設ける必要も
なく、このため部品点数が少なくて済み、コストの低減
や軽量化に寄与するとともに、フランジ部17aは燃料タ
ンク16において強度の大きな箇所であるため、強度の信
頼性が高く、よって機能部品の荷重が加わっても変形す
る虞れがない。
なお、本発明は上記実施例に限らず、燃料タンクの設置
位置は例えばシートの前方に連続して設置しても良い。
さらに、本発明に係る車両は自動二輪車に特定されず、
後輪が二輪の自動三輪車あるいは前輪および後輪が共に
二輪の自動四輪車であっても同様に実施できる。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明によれば、機能部品の取り付けを容
易に行なえるとともに、手指の挿入が不可能な奥まった
部分にも機能部品を配置することができ、限られたスペ
ースを有効に活用できる。しかも、機能部品を燃料タン
クの接合フランジ部に形成したブラケット部で支えるの
で、強度が大きくて燃料タンクの変形を防止するととも
に、フレームに各機能部品専用のブラケットを設ける必
要もないから、部品点数を削減でき、フレーム構造を簡
略化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は燃料タンク回
りの側面図、第2図は第1図中II線方向から見た矢視
図、第3図は第1図中III−III線に沿う断面図、第4図
は第1図中IV−IV線に沿う断面図、第5図は自動二輪車
の側面図である。 1……フレーム、16……燃料タンク、21,22……ブラケ
ット部、23,27,30……機能部品(燃料ポンプ,燃料フ
ィルタ,燃料パイプ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクを、左右一対のフレーム部材に
    取り付けた車両において、 上記燃料タンクは、左右に分割されたタンクハーフ部材
    相互をそれぞれに形成したフランジ部同志で溶接するこ
    とにより構成し、 この燃料タンクには上記左右一対のフレーム部材よりも
    下方に突出する出っ張り部を設け、この出っ張り部のフ
    ランジ部にブラケット部を設け、このブラケット部に小
    形の燃料系機能部品を取着し、この燃料系機能部品を上
    記左右一対のフレーム部材よりも下方に配置したことを
    特徴とする車両における燃料系部品の取り付け構造。
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