JP3802634B2 - 二輪車及びその車体フレーム構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車、自動二輪車等の二輪車、及びその車体フレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の二輪車の車体フレーム構造は、メインパイプその他のフレーム本体に、フロントフォークのステアリングステムを内周面で支持するヘッドパイプや、ステップを支持するステップブラケット、リアフォークを支持するリアフォークブラケット等を溶接して構成される(特公昭56−50650号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような二輪車の車体フレーム構造では、ヘッドパイプや各種ブラケットのフレーム本体への溶接が不可欠であるため、その製作時には溶接工程のみならず、その溶接部の防錆処理工程をも経なければならず、製作に多くの手間がかゝり、コストの低減が困難であった。
【0004】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、車体フレームを、溶接に頼ることなく一本の鋼管で形成できて、コストの低減に寄与し得る二輪車の車体フレーム構造を提供すること、及びその車体フレームにフロントフォークを簡単に取付け得る二輪車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、フロントフォークを支持するヘッドチューブ部と、このヘッド部の下端から後下がりに傾斜して延びるダウンチューブ部と、このダウンチューブ部の下端から後方へ略水平に延びてステップを支持するボトムチューブ部と、このボトムチューブ部の後端から後上がりに傾斜して延びてリアフォーク及びサドルを支持するリアチューブ部とからなる、溶接部を持たない車体フレームを一本の鋼管を曲げて形成した二輪車の車体フレーム構造であって、前記車体フレームには、その左右両側壁を同軸に貫通する左右一対の貫通孔と、その両貫通孔の開口縁より該車体フレームの内方側に各々延びて同軸に並ぶ左右一対の内向きボスとがプレス成形され、これら内向きボスの外側に同軸で並ぶ外向きボスを各々有する左右一対の挟持部材が、その両挟持部材間に前記車体フレームを挟持するように配置され、前記貫通孔、内向きボス及び外向きボスに挿通した共通の連結ボルトにより、前記左右一対の挟持部材間を結合すると共に前記ステップ、リアフォーク等の付属部品を前記車体フレームに取付けるようにしたことを特徴とする。
【0006】
この特徴によれば、一本の鋼管により、溶接部の無い車体フレームを形成したことにより、フロントフォーク支持用のヘッドパイプやステップ、リアフォーク等の取付け用ブラケットを溶接する必要がなくなる。また特に車体フレームに、それの左右の貫通孔の開口縁より該車体フレームの内方側に各々延びて同軸に並ぶ左右一対の内向きボスがプレス成形され、これら内向きボスの外側に同軸で並ぶ外向きボスを各々有する左右一対の挟持部材が、その両挟持部材間に車体フレームを挟持するように配置され、貫通孔、内向きボス及び外向きボスに挿通した共通の連結ボルトにより、左右一対の挟持部材間を結合すると共にステップ、リアフォーク等の付属部品を車体フレームに取付けるようにしたので、付属部品を、溶接によらずに車体フレームに簡単、確実に取付けることができる。
【0007】
さらに請求項2の発明は、請求項1の発明の特徴に加えて、前記リアチューブ部の上端部を略水平に屈曲させて、サドルクッションで被覆されるサドル本体に形成したことを特徴とする。
【0008】
この特徴によれば、車体フレームとサドル本体との一体化により、構造の簡素化とコストの低減を図ることができる。
【0009】
さらにまた請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の車体フレーム構造を備えた二輪車であって、前記ダウンチューブ部の上端から連続して上方へ延びる前記ヘッドチューブの外周に、フロントフォークに形成された支持ボスを回動可能に嵌合、支持したことを特徴とする。
【0010】
この特徴によれば、ヘッドチューブ部の外周にフロントフォークを簡単に取付けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、添付図面に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0012】
図1ないし図11は、本発明を原動機付き二輪車に適用した第1実施例を示す。先ず図1及び図6において、原動機付き二輪車1の車体フレーム2は、前下がりに傾斜して配置されるヘッドチューブ部2hと、このヘッドチューブ部2hの下端から後下がりに傾斜して延びるダウンチューブ部2dと、このダウンチューブ部2dの下端から後方へ略水平に延びるボトムチューブ部2bと、このボトムチューブ部2bの後端から後上がりに傾斜して延びるリアチューブ部2rとからなる、溶接部の無い略U字状をなすもので、1本の鋼管をそのように曲げて構成される。ヘッドチューブ部2hには、前輪3fを支持するフロントフォーク4が、ボトムチューブ部2bにはステップ5が、リアチューブ部2rの下部には、後輪3rを支持し且つ駆動するパワーユニット6と、このパワーユニット6を緩衝的に支持するクッション7とがそれぞれ次のように取付けられる。またリアチューブ部2rの上端にはサドル8の支持ポスト8aが挿入され、クランプされる。
【0013】
先ず図2〜図5により、フロントフォーク4及びそのヘッドチューブ部2hへの取付構造について説明する。フロントフォーク4は、支持ボス10の両側に固設されて、支持ボス10と略平行に下方へ延びる左右一対のフォーク脚11とから構成され、また各フォーク脚11は、円筒状の脚基部12と、その下端に嵌着された上部パイプ13と、それに下方から摺動自在に嵌合、連結された下部パイプ14と、上部パイプ13内で脚基部12及び下部パイプ14間に介裝されたコイルばね15とから伸縮型に構成される。左右の下部パイプ14の下端部前面にはブラケット16がそれぞれ溶接され、これによって前輪3fが軸支される。支持ボス10及び左右の脚基部12は、鋳造により一体に成形される。
【0014】
支持ボス10は、前記ヘッドチューブ部2hの外周に上下一対のアンギュラコンタクトベアリング17a,17bを介して回動可能に嵌合される。その際、支持ボス10の上下両端部内周に形成されたベアリングハウジング18a,18bにアンギュラコンタクトベアリング17a,17bのアウタレースが嵌装される。また下部のアンギュラコンタクトベアリング17bのインナレースは、前記ヘッドチューブ部2h及びダウンチューブ部2dの境界に形成された上向きの環状段部19に支承され、上部のアンギュラコンタクトベアリング17aのインナレースは、ヘッドチューブ部2hの上端部外周に螺着されたリングナット20により固定される。リングナット20には、上部のアンギュラコンタクトベアリング17aと共に支持ボス10の上端を覆うダストカバー21が設けられている。
【0015】
こうして、フロントフォーク4は、ダウンチューブ部2dに連続するヘッドチューブ部2hに操向可能に支持される。したがって、従来のようにフロントフォークのステアリングステムを内周面で支承するヘッドパイプをダウンチューブ部に溶接したフレーム構造を採用せずに済み、構造及び製作工程の簡素化に寄与し得る。
【0016】
支持ボス10の前面に操向用バーハンドル23が取付けられる。即ち支持ボス10の前面には左右一対のハンドル取付座24が一体に形成され、これらと、これらにボルト結合される左右一対のキャップ25とでバーハンドル23の中央部が挟持される。而して、バーハンドル23を左右に回動操作することにより、フロントフォーク4を介して前輪3fを左右に転向させることができる。
【0017】
図6及び図7により、ボトムチューブ部2bへのステップ5の取付構造について説明する。ボトムチューブ部2bには、その左右両側壁を同軸に貫通する左右一対の貫通孔と、その両貫通孔の開口縁より該ボトムチューブ部2bの内方側に各々延びて同軸に並ぶ左右一対の内向きボス26とがプレス成形される。これらボス26の外側に同軸で並ぶボス27を有してボトムチューブ部2bの一側半周及び他側半周外面にそれぞれ嵌合する左右一対の挟持部材28が配置され、また左右のステップ5の取付けボス5aが上記ボス27の両外側に同軸で配置される。そして、これら取付ボス5aと、その内側の二対のボス26,27に挿通された連結ボルト29の先端にナット30を螺合、緊締することにより、両挟持部材28がボトムチューブ部2bにこれを挟持するようにして固着されると共に、両挟持部材28にステップ5が固着される。こうして、ボトムチューブ部2bには、溶接ブラケットを用いることなく、ステップ5を強固に取付けることができる。
【0018】
図6及び図8により、リアチューブ部2rへのパワーユニット6の取付構造について説明する。リアチューブ部2rには、上記ステップ5の取付構造と同様に、その左右両側壁を同軸に貫通する左右一対の貫通孔と、その両貫通孔の開口縁より該リアチューブ部2rの内方側に各々延びて同軸に並ぶ左右一対の内向きボス26とがプレス成形される。これらボス26の外側に同軸で並ぶボス27を有してリアチューブ部2rの一側半周及び他側半周外面にそれぞれ嵌合する左右一対の挟持部材28が配置される。これら挟持部材28は上記ステップ5の取付構造で使用するものと同様のものである。これら挟持部材28のボス2の両外側に、パワーユニット6から延出したリアフォーク31の左右一対のボス32が同軸で配置される。これらボス32の内周面には、ゴム製の弾性ブッシュ33の外周に焼き付けた外環34が圧入されており、弾性ブッシュ34の内周に焼き付けた内環35と、その内側の二対のボス26,27に挿通された連結ボルト36の先端にナット37を螺合、緊締することにより、両挟持部材28がリアチューブ部2rにこれを挟持するようにして固着されると共に、両挟持部材28に外環34が固着される。リアフォーク31は、弾性ブッシュ33の捩じり変形により連結ボルト36周りの揺動が可能となる。こうして、リアチューブ部2rにも、溶接ブラケットを設けることなく、パワーユニット6を上下揺動可能に支持させることができる。
【0019】
図6及び図9により、リアチューブ部2rへのクッション7の取付け構造について説明する。リアチューブ部2rの一側半周及び他側半周外面にそれぞれ嵌合するようにして左右一対の挟持部材40が配置される。両挟持部材40には、その上端で互いに小間隙をおいて対向するボス41と、その下端で互いに大間隙をおいて対向するボス42とが一体に形成されており、下方の両ボス42間にクッション7の上部取付環7aが配置される。この上部取付環7aの内周にはゴム製の弾性ブッシュ43が、またこのブッシュ43の内周には内環44がそれぞれ焼き付けられており、先ず下方の両ボス42及び内環44の三者が、これらに挿通された連結ボルト47の先端にナット48を螺合、緊締することにより、相互に固着され、次いで上方の両ボス41が、これらに挿通された連結ボルト45の先端にナット46を螺合、緊締することにより、相互に固着される。こうして、両挟持部材40はリアチューブ部2rにこれを挟持するようにして固着されると共に、両挟持部材40にクッション7の上部取付環7aが弾性支持される。したがって、その支持のための溶接ブラケットは不要となる。
【0020】
次に図10及び図11において、パワーユニット6及び後輪3rについて説明する。パワーユニット6は、クランク軸51を車体の左右方向に配置するエンジン50と、このエンジン50のクランクケース52と一体に成形されたミッションケース53に収容される変速機54とから構成される。変速機54の入力軸55及び出力軸56は、クランク軸51と平行に配置される。
【0021】
一方、後輪3rのリム57及びハブ58間は、リム57の一側方に膨出した椀状スポーク59を介して一体に連結されており、この椀状スポーク59及びリム57により画成される収容部60にパワーユニット6が収容され、そして出力軸56にハブ58がスプライン嵌合され、ナット61で固着される。
【0022】
エンジン本体、即ちエンジン50のシリンダブロック62、シリンダヘッド63又はクランクケース52に、リム57の一側を迂回して前方へ延びる前記リアフォーク31が一体に形成される。またエンジン50の、出力軸56との反対側にキックスタータ65が設けられる。尚、図中の符号66は燃料タンク、67は排気マフラである。
【0023】
図12及び図13は本発明の第2実施例を示すもので、車体フレーム2において、リアチューブ部2rの上端を後方へ略水平に曲げてサドル本体70に形成し、これにウレタンフォーム製の筒状サドルクッション71を被覆してサドル8を構成した点を除けば、前実施例と同様の構成であり、図中、前実施例と対応する部分には、それと同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0024】
また図14及び図15は本発明の第3実施例を示すもので、車体フレーム2において、リアチューブ部2rの上端を左右方向へU字状に屈曲させてサドル本体70に形成した点を除けば、上記第2実施例と同様の構成であり、図中、第2実施例と対応する部分には、それと同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0025】
上記第2及び第3実施例によれば、車体フレーム2とサドル本体70との一体化により、サドル8の構造の簡素化を図ることができる。
【0026】
本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、フロントフォーク4を一脚式に構成して前輪3fを片持ちで支持することもできる。また本発明は自転車にも適用可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、二輪車のヘッドチューブ部とダウンチューブ部とボトムチューブ部とリアチューブ部とからなる、溶接部を持たない車体フレームを一本の鋼管を曲げて形成したので、フロントフォーク支持用のヘッドパイプやステップ、リアフォーク等の取付け用ブラケットを溶接する必要がなくなり、構造及び製作工程の簡素化、延いてはコストの低減を図ることができる。また車体フレームには、その左右両側壁を同軸に貫通する左右一対の貫通孔と、その両貫通孔の開口縁より該車体フレームの内方側に各々延びて同軸に並ぶ左右一対の内向きボスとがプレス成形され、貫通孔及び内向きボスに挿通した連結ボルトによりステップ、リアフォーク等の付属部品を取付け可能である。また上記内向きボスの外側に同軸で並ぶ外向きボスを各々有する左右一対の挟持部材が、その両挟持部材間に車体フレームを挟持するように配置され、貫通孔、内向きボス及び外向きボスに挿通した共通の連結ボルトにより、左右一対の挟持部材間が結合されると共に上記付属部品が車体フレームに取付けられるので、付属部品を、溶接によらずに車体フレームに簡単、確実に取付けることができる。
【0028】
また特に請求項2の発明によれば、リアチューブ部の上端部を略水平に屈曲させて、サドルクッションで被覆されるサドル本体に形成したので、車体フレームとサドル本体との一体化により、更なる構造の簡素化とコストの低減を図ることができる。
【0029】
また特に請求項3の発明によれば、車体フレームのダウンチューブ部の上端から連続して上方へ延びるヘッドチューブの外周に、フロントフォークに形成された支持ボスを回動可能に嵌合、支持したので、ヘッドチューブ部の外周にフロントフォークを簡単に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る原動機付き二輪車の側面図。
【図2】 図1の2矢視図。
【図3】 図2の3−3線断面図。
【図4】 図2の4−4線断面図。
【図5】 図2の5矢視図。
【図6】 図1の6部拡大図
【図7】 図6の7−7線断面図。
【図8】 図6の8−8線断面図。
【図9】 図6の9−9線断面図。
【図10】 図6の10矢視図。
【図11】 図6の11−11線断面図。
【図12】 本発明の第2実施例を示す、図1と同様な側面図。
【図13】 図12の13矢視図。
【図14】 本発明の第3実施例を示す、図1と同様な側面図。
【図15】 図14の15矢視図。
【符号の説明】
1・・・・二輪車
2・・・・車体フレーム
2b・・・ボトムチューブ部
2d・・・ダウンチューブ部
2h・・・ヘッドチューブ部
2r・・・リアチューブ部
4・・・・フロントフォーク
5・・・・ステップ
8・・・・サドル
10・・・支持ボス
26・・・内向きボス
27・・・外向きボス
28・・・挟持部材
29,36・・連結ボルト
31・・・リアフォーク
40・・・挟持部材
70・・・サドル本体
71・・・サドルクッション
Claims (3)
- フロントフォーク(4)を支持するヘッドチューブ部(2h)と、このヘッド部(2h)の下端から後下がりに傾斜して延びるダウンチューブ部(2d)と、このダウンチューブ部(2d)の下端から後方へ略水平に延びてステップ(5)を支持するボトムチューブ部(2b)と、このボトムチューブ部(2b)の後端から後上がりに傾斜して延びてリアフォーク(31)及びサドル(8)を支持するリアチューブ部(2r)とからなる、溶接部を持たない車体フレーム(2)を一本の鋼管を曲げて形成した二輪車の車体フレーム構造であって、
前記車体フレーム(2)には、その左右両側壁を同軸に貫通する左右一対の貫通孔と、その両貫通孔の開口縁より該車体フレーム(2)の内方側に各々延びて同軸に並ぶ左右一対の内向きボス(26)とがプレス成形され、
これら内向きボス(26)の外側に同軸で並ぶ外向きボス(27)を各々有する左右一対の挟持部材(28,40)が、その両挟持部材(28,40)間に前記車体フレーム(2)を挟持するように配置され、
前記貫通孔、内向きボス(26)及び外向きボス(27)に挿通した共通の連結ボルト(29,36)により、前記左右一対の挟持部材(28,40)間を結合すると共に前記ステップ(5)、リアフォーク(31)等の付属部品を前記車体フレーム(2)に取付けるようにしたことを特徴とする、二輪車の車体フレーム構造。 - 請求項1記載のものにおいて、
前記リアチューブ部(2r)の上端部を略水平に屈曲させて、サドルクッション(71)で被覆されるサドル本体(70)に形成したことを特徴とする、二輪車の車体フレーム構造。 - 請求項1又は2に記載の車体フレーム構造を備えた二輪車であって、 前記ダウンチューブ部(2d)の上端から連続して上方へ延びる前記ヘッドチューブ(2h)の外周に、フロントフォーク(4)に形成された支持ボス(10)を回動可能に嵌合、支持したことを特徴とする、二輪車。
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