JP7369750B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、ヘッドパイプから下方に延出するダウンフレームの下端に設けられるエンジンハンガーでエンジンを支持し、ダウンフレームの上下の中間部に設けられるブラケットでラジエーターを支持する鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-176030号公報
しかし、上記従来の鞍乗り型車両のように、エンジンの支持部及びラジエーターの支持部をダウンフレームに個別に設けると、部品点数が増加して構造が複雑になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、エンジン及びラジエーターを、簡単な構造でダウンフレームに固定できるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、ヘッドパイプから後方に延出するフレームと、前記ヘッドパイプまたは前記フレームの前端部から下方に延出するダウンフレームと、前記ダウンフレームに支持されるエンジン及びラジエーターとを備え、前記エンジンを支持するエンジンハンガーが前記ダウンフレームに設けられ、前記エンジンハンガーは、前記ラジエーターを支持するラジエーター支持部を一体に備え、前記エンジンは前記ダウンフレームの後方に配置され、前記ラジエーターは前記ダウンフレームの前方に配置され、前記エンジンハンガーは、前記ダウンフレームの後方で前記エンジンに接続され、前記ラジエーター支持部は、前記ダウンフレームの前方で前記ラジエーターに接続され、前記エンジンハンガーは、前記ダウンフレームと別体で設けられ、締結具によって前記ダウンフレームに固定され、前記エンジンハンガーは、前記締結具によって前記ダウンフレームに固定されるベース部と、前記ベース部から後方に延びて前記エンジンに接続されるエンジン支持部と、前記ベース部から前方に延びて前記ラジエーターに接続される前記ラジエーター支持部とを備え、前記締結具は複数設けられ、前記ベース部は、前記締結具によって前記ダウンフレームに締結される固定孔と、前記固定孔の上方で前記締結具によって前記ダウンフレームに締結される上側固定孔とを備え、前記上側固定孔は、前記固定孔に対し大径、または、長孔状に形成され、前記エンジン支持部は、エンジン締結具によって前記エンジンに締結されるエンジン固定孔を備え、前記エンジン締結具と前記エンジン固定孔との間には第1の遊びが設けられ、前記ラジエーター支持部は、ラジエーター締結具によって前記ラジエーターに締結されるラジエーター固定孔を備え、前記ラジエーター固定孔は長孔であることを特徴とする鞍乗り型車両。
エンジン及びラジエーターを、部品点数を削減し、簡単な構造でダウンフレームに固定できる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 ラジエーター及びパワーユニットの支持構造を示す左側面図である。 ラジエーター、パワーユニット、及びフロントフレームを前方から見た正面図である。 ラジエーター及びパワーユニットの支持構造を後側方側から見た斜視図である。 図2のV-V断面図である。 エンジンハンガーの左側面図である。 実施の形態の変形例を示す左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18の上部から後下方に延びる左右一対のメインフレーム31(フレーム)と、ヘッドパイプ18の下部から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム32と、メインフレーム31の後端部から下方に延びる左右一対のピボットフレーム33と、ヘッドパイプ18の後方でダウンフレーム32及びメインフレーム31を接続するガセット34とを備える。
リアフレーム20は、メインフレーム31の後端部から後上方に延びる左右一対のシートフレーム35と、ピボットフレーム33の上端部から後上方に延びてシートフレーム35の後端部に接続される左右一対のサブフレーム36とを備える。
パワーユニット12は、メインフレーム31の下方で、ダウンフレーム32とピボットフレーム33との間に配置され、フロントフレーム19によって支持される。
パワーユニット12は、エンジンである。シリンダー部24は、クランクケース23の前部の上面から上方に延出する。シリンダー部24は、上記ピストンを収容するシリンダーブロック24aと、シリンダーブロック24aの上面に結合されるシリンダーヘッド24bと、ヘッドカバー24cとを備える。
燃料タンク29は、メインフレーム31の上方において、車両前後方向でシート17とヘッドパイプ18との間に配置される。燃料タンク29は、メインフレーム31に支持される。
パワーユニット12の冷却水が通るラジエーター37は、シリンダー部24及びダウンフレーム32の前方に配置される。ラジエーター37は、板状であり、板厚方向を車両前後方向に指向させて配置される。ラジエーター37は、ラジエーター37を前後に通過する風によって冷却水を放熱させる。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11等の車体を覆う車体カバーとして、ヘッドパイプ18を前方側から覆うフロントカバー38と、燃料タンク29を前方側から覆うタンクカバー39と、ラジエーター37を車幅方向外側から覆う左右一対のラジエーターシュラウド40と、シート17の下方の車体を車幅方向外側から覆う左右一対のサイドカバー41とを備える。
タンクカバー39は、燃料タンク29を前方側から覆う第1タンクカバー42と、第1タンクカバー42の後方且つ燃料タンク29前方に設けられる左右一対の第2タンクカバー43とを備える。
ラジエーター37は、タンクカバー39の下方に配置される。
ラジエーター37は、ラジエーター37の上部から下方に延びるラジエーターホース37aによってクランクケース23に接続される。
図2は、ラジエーター37及びパワーユニット12の支持構造を示す左側面図である。図3は、ラジエーター37、パワーユニット12、及びフロントフレーム19を前方から見た正面図である。図2では、ラジエーターシュラウド40及びラジエーターホース37aは不図示である。図3では、ラジエーターシュラウド40は不図示である。
図2及び図3を参照し、ラジエーター37は、ダウンフレーム32の前方に配置される。ラジエーター37は、ダウンフレーム32に沿うようにやや前傾した姿勢で配置される。ラジエーター37は、正面視では、前輪13を左右に跨いで車幅方向に延びる。
フロントフレーム19は、左右のダウンフレーム32の上端部の前面を車幅方向(左右方向)に接続する板状の前ガセット45を備える。
前ガセット45には、ラジエーター37の上端部を支持するラジエーターステー46が左右一対設けられる。ラジエーターステー46は、前ガセット45の前面から前下方に延出する板状である。
ラジエーター37の上面には、上方に延出する板状の上部取付部37bが左右一対設けられる。ラジエーター37の上端部は、各上部取付部37bに対し車幅方向に挿通される上側ラジエーター締結具47によって、ラジエーターステー46に締結される。
ラジエーター37の下面には、下方に延出する板状の下部取付部37cが左右一対設けられる。
図4は、ラジエーター37及びパワーユニット12の支持構造を後側方側から見た斜視図である。図5は、図2のV-V断面図である。
図2から図5を参照し、ラジエーター37及びパワーユニット12は、ダウンフレーム32に設けられるエンジンハンガー60を介し、ダウンフレーム32に支持される。エンジンハンガー60は、左右のダウンフレーム32にそれぞれ設けられる。左右のエンジンハンガー60及び左右のダウンフレーム32は、左右で略対称に設けられるため、ここでは左側の支持構造を参照して説明する。
なお、パワーユニット12は、エンジンハンガー60以外の複数の固定箇所によっても、フロントフレーム19や他のフレームに固定される。例えば、パワーユニット12の後部は、ピボットフレーム33に固定される。
パワーユニット12は、ダウンフレーム32の後方に配置される。詳細には、クランクケース23は、ダウンフレーム32の下端部32aに対し後下方に配置される。シリンダー部24は、ダウンフレーム32の後方で、ダウンフレーム32に沿うように前上方に延出する。シリンダーブロック24aは、ダウンフレーム32の下端部32aと同じ高さ位置にある。
シリンダーブロック24aの前端部における車幅方向外側の端部には、固定孔部24dが設けられる。固定孔部24dは、車幅方向に延びる孔を備え、この孔の内周には雌ねじが形成されている。
固定孔部24dには、エンジンハンガー60をシリンダーブロック24aに締結するエンジン締結具50が車幅方向外側から締結される。エンジン締結具50はボルトである。
ダウンフレーム32は、上下に延びるパイプ材である。
エンジンハンガー60は、ダウンフレーム32と別体で設けられる。エンジンハンガー60は、第1締結具51(締結具)及び第2締結具52(締結具)によって、ダウンフレーム32の下端部32aに締結される。第1締結具51及び第2締結具52は複数のボルトである。
ダウンフレーム32の下端部32aには、エンジンハンガー60が固定される第1固定部32b及び第2固定部32cが設けられる。
第1固定部32b及び第2固定部32cは、車幅方向に延びる筒状部材である。第1固定部32b及び第2固定部32cは、ダウンフレーム32を車幅方向に貫通するように設けられる。第1固定部32b及び第2固定部32cの車幅方向の両端部は、ダウンフレーム32に対し車幅方向に突出する。
第1固定部32bは、ダウンフレーム32の下端に設けられる。第2固定部32cは、下端部32aにおいて第1固定部32bの前上方に設けられる。
第1締結具51は、第1固定部32bの筒内に車幅方向外側から挿通される。第1固定部32bから車幅方向内側に突出する第1締結具51の先端部には、第1ナット51aが締結される。
第2締結具52は、第2固定部32cの筒内に車幅方向外側から挿通される。第2固定部32cから車幅方向内側に突出する第2締結具52の先端部には、第2ナット52aが締結される。
ラジエーター37の下部取付部37cは、下部取付部37cに車幅方向外側から挿通されるラジエーター締結具53によってエンジンハンガー60に締結される。ラジエーター締結具53はボルトである。下部取付部37cには、筒状の防振部材37dが取り付けられる。ラジエーター締結具53は、防振部材37d及び下部取付部37cに挿通される。防振部材37dは、下部取付部37cとエンジンハンガー60との間に挟まれる。ラジエーター締結具53の先端部には、ナット53aが締結される。
図6は、エンジンハンガー60の左側面図である。
図2~図6を参照し、エンジンハンガー60は、ダウンフレーム32の後方でパワーユニット12のシリンダーブロック24aに接続され、ダウンフレーム32の前方でラジエーター37に接続される。
エンジンハンガー60は、板厚方向を車幅方向に指向させて配置される板状部材である。
エンジンハンガー60は、ダウンフレーム32における車幅方向の内側面に固定される。
詳細には、エンジンハンガー60は、第1締結具51及び第2締結具52によってダウンフレーム32に固定されるベース部61と、ベース部61から後方に延びてシリンダーブロック24aに接続されるエンジン支持部62と、ベース部61から前方に延びてラジエーター37に接続されるラジエーター支持部63とを一体に備える。
ベース部61は、ダウンフレーム32の下端部32aに沿って上下に長く延びる板状部である。ベース部61は、下端部32aの車幅方向の内側面に取り付けられるため、車両側面視では、ベース部61の大部分が下端部32aによって隠れる。
ベース部61は、第1締結具51によってダウンフレーム32に締結される固定孔61aと、第2締結具52によってダウンフレーム32に締結される上側固定孔61bとを備える。
固定孔61aは、ベース部61の下部に設けられる。上側固定孔61bは、ベース部61の上部に設けられ、固定孔61aの前上方に位置する。
固定孔61aは円形の孔である。上側固定孔61bは、上下方向に長い長孔である。固定孔61a及び上側固定孔61bの前後方向の長さは同一であるが、上側固定孔61bの上下方向の長さは、固定孔61aの上下方向の長さよりも長い。なお、上側固定孔61bは、固定孔61aよりも大径の円形の孔であっても良い。
図5を参照し、ベース部61は、ベース部61の車幅方向の外側面が、第1固定部32bの車幅方向の内側面及び第2固定部32cの車幅方向の内側面に当接するようにセットされる。
第1締結具51は、第1固定部32b及び固定孔61aに車幅方向外側から挿通される。固定孔61aから車幅方向内側に突出する第1締結具51の先端部には、第1ナット51aが締結される。ベース部61は、第1固定部32bと第1ナット51aとの間に挟まれることでダウンフレーム32に固定される。
また、第2締結具52は、第2固定部32c及び上側固定孔61bに車幅方向外側から挿通される。上側固定孔61bから車幅方向内側に突出する第2締結具52の先端部には、第2ナット52aが締結される。ベース部61は、第2固定部32cと第2ナット52aとの間に挟まれることでダウンフレーム32に固定される。
エンジン支持部62は、ベース部61から後下方に延びる板状部である。
詳細には、エンジン支持部62の上縁62aは、ベース部61の上縁に連続して後下方に延びる。エンジン支持部62の下縁62bは、ベース部61の下縁に連続して後下方に延び、上縁62aの後端に繋がる。
エンジン支持部62の後端部には、エンジン締結具50によってシリンダーブロック24aに締結されるエンジン固定孔62cが設けられる。エンジン固定孔62cは、円形の孔である。
エンジン支持部62は、エンジン支持部62の後端部がシリンダーブロック24aの固定孔部24dに車幅方向外側から当接するようにセットされる。エンジン支持部62は、エンジン固定孔62cに車幅方向外側から挿通されるエンジン締結具50が固定孔部24dに締結されることで、シリンダーブロック24aに固定される。
ラジエーター支持部63は、ベース部61の下部から前下方に延びるアーム状の板状部である。
ラジエーター支持部63の前端部には、ラジエーター締結具53によってラジエーター37に固定されるラジエーター固定孔63aが設けられる。
ラジエーター固定孔63aは、前後方向に長い長孔である。ラジエーター固定孔63aは、車両側面視では、前傾しており、前上方に向かって長く延びる。
ラジエーター支持部63には、ラジエーター支持部63を軽量にする肉抜き孔63bが設けられる。肉抜き孔63bは、ベース部61とラジエーター固定孔63aとの間に位置する。なお、鞍乗り型車両10の構成部品を、肉抜き孔63bに固定しても良い。
図3を参照し、ラジエーター支持部63は、ラジエーター支持部63の前端部が下部取付部37cに車幅方向内側から当接するようにセットされる。なお、ラジエーター支持部63の前端部は、防振部材37dを介して下部取付部37cに当接する。
ラジエーター締結具53は、防振部材37d、下部取付部37c、及びラジエーター固定孔63aに車幅方向外側から挿通される。ラジエーター固定孔63aから車幅方向内側に突出するラジエーター締結具53の先端部には、ナット53aが締結される。ラジエーター支持部63は、防振部材37d付きの下部取付部37cとナット53aとの間に挟まれることでラジエーター37に固定される。
図6を参照し、第1締結具51の軸部は、ベース部61の固定孔61aに嵌合する。ベース部61の固定孔61aと第1締結具51の軸部との間の遊びP2(第2の遊び)は、小さく設定される。このため、エンジンハンガー60の組み付けの際には、エンジンハンガー60は、第1締結具51の軸部を回動中心として、精度良く回動できる。
第2締結具52の軸部の外径は、第1締結具51の軸部の外径と同一である。第2締結具52が挿通される上側固定孔61bは長孔であるため、上側固定孔61bと第2締結具52の軸部との間の遊びP4(第4の遊び)は、遊びP2よりも大きい。このため、エンジンハンガー60は、エンジンハンガー60の組み付けの際に、第1締結具51の軸部を回動中心として回動できる。また、遊びP4が遊びP2よりも大きいため、組み付け上の誤差を吸収でき、固定孔61aを第1締結具51によって高精度に位置決めした場合であっても、第2締結具52を上側固定孔61bに容易に挿通できる。
エンジン固定孔62cとエンジン締結具50の軸部との間の遊びP1(第1の遊び)は、遊びP2よりも大きい。このため、組み付け上の誤差を吸収でき、エンジン締結具50をエンジン固定孔62cに容易に挿通できる。
ラジエーター固定孔63aとラジエーター締結具53の軸部との間の遊びP3(第3の遊び)は、遊びP2よりも大きい。このため、組み付け上の誤差を吸収でき、ラジエーター締結具53をラジエーター固定孔63aに容易に挿通できる。
固定孔61aとラジエーター固定孔63aとの距離L1は、固定孔61aとエンジン固定孔62cとの距離L2よりも大きい。ラジエーター37は、パワーユニット12よりも軽い。
ここで、エンジンハンガー60による組み付けの手順の一例を説明する。
エンジンハンガー60の組み付けの前の段階において、パワーユニット12は、フロントフレーム19に対し固定または仮組み付けされている。また、ラジエーター37は、上側ラジエーター締結具47を介し、フロントフレーム19に対し固定または仮組み付けされている。
まず、エンジンハンガー60は、第1締結具51及び第2締結具52によって、ベース部61がダウンフレーム32の下端部32aに組み付けられる。この状態では、第1締結具51及び第2締結具52は仮組みの状態であり、完全には締結されていない。
次に、エンジン締結具50によってエンジン支持部62がシリンダーブロック24aの固定孔部24dに締結される。この際、作業者等は、第1締結具51の軸部を中心にエンジンハンガー60を回動させて、固定孔部24dに対するエンジン固定孔62cの位置を微調整し、エンジン締結具50を締結する。このため、エンジン締結具50によって、エンジン支持部62をシリンダーブロック24aに容易に固定できる。この段階では、エンジン締結具50は仮組みの状態であり、完全には締結されていない。
続いて、ラジエーター締結具53によってラジエーター支持部63がラジエーター37の下部取付部37cに締結される。
この際、作業者等は、第1締結具51の軸部を中心にエンジンハンガー60を回動させて、下部取付部37cとラジエーター固定孔63aとの位置を微調整し、ラジエーター締結具53を締結する。
ラジエーター37は、車両側面視で、上側ラジエーター締結具47を中心として揺動可能である。ラジエーター固定孔63aは、ラジエーター37を揺動させた際の下部取付部37cの揺動の軌跡に沿うように前後方向に長い長孔に形成されている。これにより、下部取付部37cとラジエーター固定孔63aとの位置合わせが容易になり、ラジエーター締結具53を容易に締結できる。この段階では、ラジエーター締結具53は仮組みの状態であり、完全には締結されていない。
その後、第1締結具51、第2締結具52、エンジン締結具50、及びラジエーター締結具53が本締めされる。この本締めの順序は、第1締結具51、第2締結具52、エンジン締結具50、及びラジエーター締結具53の順であり、ラジエーター締結具53が最後に本締めされる。これにより、シリンダーブロック24a及びラジエーター37は、エンジンハンガー60を介してダウンフレーム32に固定される。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、鞍乗り型車両10は、ヘッドパイプ18から後方に延出するメインフレーム31と、ヘッドパイプ18から下方に延出するダウンフレーム32と、ダウンフレーム32に支持されるパワーユニット12及びラジエーター37とを備え、パワーユニット12を支持するエンジンハンガー60がダウンフレーム32に設けられ、エンジンハンガー60は、ラジエーター37を支持するラジエーター支持部63を一体に備える。
この構成によれば、ダウンフレーム32に設けられるエンジンハンガー60が、ラジエーター37を支持するラジエーター支持部63を一体に備えるため、エンジンハンガー60によってパワーユニット12及びラジエーター37を支持できる。このため、パワーユニット12及びラジエーター37を、部品点数を削減した上で簡単な構造でダウンフレーム32に固定できる。
また、パワーユニット12はダウンフレーム32の後方に配置され、ラジエーター37はダウンフレーム32の前方に配置され、エンジンハンガー60は、ダウンフレーム32の後方でパワーユニット12に接続され、ラジエーター支持部63は、ダウンフレーム32の前方でラジエーター37に接続される。
この構成によれば、ダウンフレーム32の前方及び後方のスペースを有効に利用してラジエーター37及びパワーユニット12を支持できる。
また、エンジンハンガー60は、ダウンフレーム32と別体で設けられ、第1締結具51及び第2締結具52によってダウンフレーム32に固定され、エンジンハンガー60は、第1締結具51及び第2締結具52によってダウンフレーム32に固定されるベース部61と、ベース部61から後方に延びてパワーユニット12に接続されるエンジン支持部62と、ベース部61から前方に延びてラジエーター37に接続されるラジエーター支持部63とを備える。
この構成によれば、エンジンハンガー60がダウンフレーム32と別体で設けられるため、パワーユニット12を車体側にセットした後にエンジンハンガー60をダウンフレーム32に固定でき、パワーユニット12及びエンジンハンガー60の組み付けが容易である。また、ベース部61に対しエンジン支持部62及びラジエーター支持部63が前後に分散されるため、第1締結具51及び第2締結具52を支点にしたエンジンハンガー60の回動方向の負荷の集中を抑制できる。
また、ベース部61は、第1締結具51によってダウンフレーム32に締結される固定孔61aと、固定孔61aの上方で第2締結具52によってダウンフレーム32に締結される上側固定孔61bとを備え、上側固定孔61bは、固定孔61aに対し大径、または、長孔状に形成され、エンジン支持部62は、エンジン締結具50によってパワーユニット12に締結されるエンジン固定孔62cを備え、エンジン締結具50とエンジン固定孔62cとの間には遊びP1が設けられ、ラジエーター支持部63は、ラジエーター締結具53によってラジエーター37に締結されるラジエーター固定孔63aを備え、ラジエーター固定孔63aは長孔である。
この構成によれば、組み付けの際、ベース部61の固定孔61aに締結される第1締結具51を中心にエンジンハンガー60を回動させてエンジンハンガー60の位置を微調整し易い。組み付け後には、ベース部61の上側固定孔61bに締結される第2締結具52によって、エンジンハンガー60の回動を効果的に規制できる。また、エンジン締結具50とエンジン固定孔62cとの間に遊びP1が設けられるため、組み立て上の誤差を遊びP1によって吸収でき、エンジン支持部62を容易にパワーユニット12に締結できる。さらに、ラジエーター固定孔63aが長孔であるため、組み立て上の誤差を長孔によって吸収でき、ラジエーター支持部63を容易にラジエーター37に締結できる。
さらに、遊びP1は、固定孔61aに締結される第1締結具51と固定孔61aとの間の遊びP2よりも大きく設定され、ラジエーター締結具53とラジエーター固定孔63aとの間の遊びP3は、遊びP2よりも大きく設定される。
この構成によれば、エンジン締結具50とエンジン固定孔62cとの間の遊びP1が遊びP2よりも大きいため、組み立て上の誤差を遊びP1によって吸収でき、エンジン支持部62を容易にパワーユニット12に締結できる。さらに、ラジエーター締結具53とラジエーター固定孔63aとの間の遊びP3が遊びP2よりも大きいため、組み立て上の誤差を遊びP3によって吸収でき、ラジエーター支持部63を容易にラジエーター37に締結できる。
また、ラジエーター37は、ラジエーター締結具53よりも上方に設けられる上側ラジエーター締結具47によって車体に締結され、ラジエーター固定孔63aは、車両側面視で上側ラジエーター締結具47を中心としてラジエーター37を揺動させた際のラジエーター37の揺動方向に長い長孔である。
この構成によれば、ラジエーター固定孔63aがラジエーター37の揺動方向に長い長孔であるため、ラジエーター37とラジエーター固定孔63aとを容易に位置合わせできる。このため、ラジエーター締結具53によって、ラジエーター支持部63を容易にラジエーター37に締結できる。
また、ラジエーター支持部63には肉抜き孔63bが設けられる。
この構成によれば、エンジンハンガー60を軽量化できる。
また、エンジンハンガー60は、ダウンフレーム32の下端部32aに設けられる。
この構成によれば、パワーユニット12及びラジエーター37の低い位置をエンジンハンガー60によって支持できる。
図7は、実施の形態の変形例を示す左側面図である。
変形例では、車体を保護する車体保護部材80がダウンフレーム32の下端部32aに取り付けられる。車体保護部材80は、エンジンハンガー60に対し車幅方向外側に設けられる。
車体保護部材80は、下端部32aに締結される取付板80aと、取付板80aの外側面に設けられるスライダー80bとを備える。スライダー80bは例えば樹脂製である。
取付板80aは、第1固定部32bの外側面及び第2固定部32cの外側面にセットされ、第1締結具51及び第2締結具52によって第1固定部32b及び第2固定部32cに締結される。
取付板80aは、下端部32aから後方に延出する。スライダー80bは、取付板80aの後端部から車幅方向外側に突出する。この構成によれば、第1締結具51及び第2締結具52を利用して車体保護部材80をダウンフレーム32に固定できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、ダウンフレーム32は、ヘッドパイプ18から下方に延出するものとして説明したが、これに限らず、例えば、ダウンフレーム32は、メインフレーム31の前端部から下方に延出しても良い。
また、上記実施の形態では、ラジエーター固定孔63aは、ラジエーター37の揺動方向に長い長孔であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、ラジエーター固定孔63aは、車両側面視で、ラジエーター37の揺動方向に沿うように円弧状に形成された長孔であっても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)ヘッドパイプから後方に延出するフレームと、前記ヘッドパイプまたは前記フレームの前端部から下方に延出するダウンフレームと、前記ダウンフレームに支持されるエンジン及びラジエーターとを備える鞍乗り型車両において、前記エンジンを支持するエンジンハンガーが前記ダウンフレームに設けられ、前記エンジンハンガーは、前記ラジエーターを支持するラジエーター支持部を一体に備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、ダウンフレームに設けられるエンジンハンガーが、ラジエーターを支持するラジエーター支持部を一体に備えるため、エンジンハンガーによってエンジン及びラジエーターを支持できる。このため、エンジン及びラジエーターを、部品点数を削減した上で簡単な構造でダウンフレームに固定できる。
(構成2)前記エンジンは前記ダウンフレームの後方に配置され、前記ラジエーターは前記ダウンフレームの前方に配置され、前記エンジンハンガーは、前記ダウンフレームの後方で前記エンジンに接続され、前記ラジエーター支持部は、前記ダウンフレームの前方で前記ラジエーターに接続されることを特徴とする構成1記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ダウンフレームの前方及び後方のスペースを有効に利用してラジエーター及びエンジンを支持できる。
(構成3)前記エンジンハンガーは、前記ダウンフレームと別体で設けられ、締結具によって前記ダウンフレームに固定され、前記エンジンハンガーは、前記締結具によって前記ダウンフレームに固定されるベース部と、前記ベース部から後方に延びて前記エンジンに接続されるエンジン支持部と、前記ベース部から前方に延びて前記ラジエーターに接続される前記ラジエーター支持部とを備えることを特徴とする構成2記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、エンジンハンガーがダウンフレームと別体で設けられるため、エンジンを車体側にセットした後にエンジンハンガーをダウンフレームに固定でき、エンジン及びエンジンハンガーの組み付けが容易である。また、ベース部に対しエンジン支持部及びラジエーター支持部が前後に分散されるため、締結具を支点にしたエンジンハンガーの回動方向の負荷の集中を抑制できる。
(構成4)前記締結具は複数設けられ、前記ベース部は、前記締結具によって前記ダウンフレームに締結される固定孔と、前記固定孔の上方で前記締結具によって前記ダウンフレームに締結される上側固定孔とを備え、前記上側固定孔は、前記固定孔に対し大径、または、長孔状に形成され、前記エンジン支持部は、エンジン締結具によって前記エンジンに締結されるエンジン固定孔を備え、前記エンジン締結具と前記エンジン固定孔との間には第1の遊びが設けられ、前記ラジエーター支持部は、ラジエーター締結具によって前記ラジエーターに締結されるラジエーター固定孔を備え、前記ラジエーター固定孔は長孔であることを特徴とする構成3記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、組み付けの際、ベース部の固定孔に締結される締結具を中心にエンジンハンガーを回動させてエンジンハンガーの位置を微調整し易い。組み付け後には、ベース部の上側固定孔に締結される締結具によって、エンジンハンガーの回動を効果的に規制できる。また、エンジン締結具とエンジン固定孔との間に第1の遊びが設けられるため、組み立て上の誤差を第1の遊びによって吸収でき、エンジン支持部を容易にエンジンに締結できる。さらに、ラジエーター固定孔が長孔であるため、組み立て上の誤差を長孔によって吸収でき、ラジエーター支持部を容易にラジエーターに締結できる。
(構成5)前記第1の遊びは、前記固定孔に締結される前記締結具と前記固定孔との間の第2の遊びよりも大きく設定され、前記ラジエーター締結具と前記ラジエーター固定孔との間の第3の遊びは、前記第2の遊びよりも大きく設定されることを特徴とする構成4記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、エンジン締結具とエンジン固定孔との間の第1の遊びが第2の遊びよりも大きいため、組み立て上の誤差を第1の遊びによって吸収でき、エンジン支持部を容易にエンジンに締結できる。さらに、ラジエーター締結具とラジエーター固定孔との間の第3の遊びが第2の遊びよりも大きいため、組み立て上の誤差を第3の遊びによって吸収でき、ラジエーター支持部を容易にラジエーターに締結できる。
(構成6)前記ラジエーターは、前記ラジエーター締結具よりも上方に設けられる上側ラジエーター締結具によって車体に締結され、前記ラジエーター固定孔は、車両側面視で前記上側ラジエーター締結具を中心として前記ラジエーターを揺動させた際の前記ラジエーターの揺動方向に長い長孔であることを特徴とする構成4または5記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ラジエーター固定孔がラジエーターの揺動方向に長い長孔であるため、ラジエーターとラジエーター固定孔とを容易に位置合わせできる。このため、ラジエーター締結具によって、ラジエーター支持部を容易にラジエーターに締結できる。
(構成7)前記ラジエーター支持部には肉抜き孔が設けられることを特徴とする構成3から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、エンジンハンガーを軽量化できる。
(構成8)前記エンジンハンガーは、前記ダウンフレームの下端部に設けられることを特徴とする構成1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、エンジン及びラジエーターの低い位置をエンジンハンガーによって支持できる。
10 鞍乗り型車両
12 パワーユニット(エンジン)
18 ヘッドパイプ
31 メインフレーム(フレーム)
32 ダウンフレーム
32a 下端部
37 ラジエーター
47 上側ラジエーター締結具
50 エンジン締結具
51 第1締結具(締結具、固定孔に締結される締結具)
52 第2締結具(締結具)
53 ラジエーター締結具
60 エンジンハンガー
61 ベース部
61a 固定孔
61b 上側固定孔
62 エンジン支持部
62c エンジン固定孔
63 ラジエーター支持部
63a ラジエーター固定孔
63b 肉抜き孔
P1 遊び(第1の遊び)
P2 遊び(第2の遊び)
P3 遊び(第3の遊び)

Claims (5)

  1. ヘッドパイプ(18)から後方に延出するフレーム(31)と、前記ヘッドパイプ(18)または前記フレーム(31)の前端部から下方に延出するダウンフレーム(32)と、前記ダウンフレーム(32)に支持されるエンジン(12)及びラジエーター(37)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記エンジン(12)を支持するエンジンハンガー(60)が前記ダウンフレーム(32)に設けられ、
    前記エンジンハンガー(60)は、前記ラジエーター(37)を支持するラジエーター支持部(63)を一体に備え
    前記エンジン(12)は前記ダウンフレーム(32)の後方に配置され、前記ラジエーター(37)は前記ダウンフレーム(32)の前方に配置され、
    前記エンジンハンガー(60)は、前記ダウンフレーム(32)の後方で前記エンジン(12)に接続され、前記ラジエーター支持部(63)は、前記ダウンフレーム(32)の前方で前記ラジエーター(37)に接続され、
    前記エンジンハンガー(60)は、前記ダウンフレーム(32)と別体で設けられ、締結具(51,52)によって前記ダウンフレーム(32)に固定され、
    前記エンジンハンガー(60)は、前記締結具(51)によって前記ダウンフレーム(32)に固定されるベース部(61)と、前記ベース部(61)から後方に延びて前記エンジン(12)に接続されるエンジン支持部(62)と、前記ベース部(61)から前方に延びて前記ラジエーター(37)に接続される前記ラジエーター支持部(63)とを備え、
    前記締結具(51,52)は複数設けられ、
    前記ベース部(61)は、前記締結具(51)によって前記ダウンフレーム(32)に締結される固定孔(61a)と、前記固定孔(61a)の上方で前記締結具(52)によって前記ダウンフレーム(32)に締結される上側固定孔(61b)とを備え、前記上側固定孔(61b)は、前記固定孔(61a)に対し大径、または、長孔状に形成され、
    前記エンジン支持部(62)は、エンジン締結具(50)によって前記エンジン(12)に締結されるエンジン固定孔(62c)を備え、前記エンジン締結具(50)と前記エンジン固定孔(62c)との間には第1の遊び(P1)が設けられ、
    前記ラジエーター支持部(63)は、ラジエーター締結具(53)によって前記ラジエーター(37)に締結されるラジエーター固定孔(63a)を備え、前記ラジエーター固定孔(63a)は長孔である、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記第1の遊び(P1)は、前記固定孔(61a)に締結される前記締結具(51)と前記固定孔(61a)との間の第2の遊び(P2)よりも大きく設定され、
    前記ラジエーター締結具(53)と前記ラジエーター固定孔(63a)との間の第3の遊び(P3)は、前記第2の遊び(P2)よりも大きく設定されることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記ラジエーター(37)は、前記ラジエーター締結具(53)よりも上方に設けられる上側ラジエーター締結具(47)によって車体に締結され、
    前記ラジエーター固定孔(63a)は、車両側面視で前記上側ラジエーター締結具(47)を中心として前記ラジエーター(37)を揺動させた際の前記ラジエーター(37)の揺動方向に長い長孔であることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ラジエーター支持部(63)には肉抜き孔(63b)が設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記エンジンハンガー(60)は、前記ダウンフレーム(32)の下端部(32a)に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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