JPH0578675U - 自動車のボディ構造 - Google Patents

自動車のボディ構造

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JPH0578675U
JPH0578675U JP1954892U JP1954892U JPH0578675U JP H0578675 U JPH0578675 U JP H0578675U JP 1954892 U JP1954892 U JP 1954892U JP 1954892 U JP1954892 U JP 1954892U JP H0578675 U JPH0578675 U JP H0578675U
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JP
Japan
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wheel house
strut
quarter panel
corner bracket
welded
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Withdrawn
Application number
JP1954892U
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Inventor
秀和 冨永
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ボディ剛性を高め、リヤシェルフパネルやシー
トバックパネルの無いボディにおいても必要な剛性が得
られるようにすることを目的とする。 【構成】リヤホィールハウスインナ4とリヤクォータパ
ネルインナ5とが接合されるホィールハウス上部のコー
ナー部分19にコーナーブラケット20が設けられてい
る。コーナーブラケット20は、リヤホィールハウスイ
ンナ4とリヤクォータパネルインナ5との双方にわたっ
て溶接され、ボックス状の閉断面を形成する。このコー
ナーブラケット20の端部25は、ストラットハウス1
0の板厚の厚い部分26にも溶接される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のボディ後部の剛性を高めるためのボディ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示されるように、乗用車のボディ後部は、リヤフロアパン100 とリヤシ ートパン101 の両側に、リヤホィールハウスインナ102 やクォータパネルインナ 103 あるいはクォータパネルアウタ104 などのボディ構成材を組み上げたもので あり、これらのボディ構成材は溶接によって互いに接合されている。リヤホィー ルハウスインナ102 にはストラットハウス105 が設けられており、このストラッ トハウス105 に周知のショックアブソーバやコイルばね等からなるストラットの 上部が収容されるようになっている。
【0003】 また車種によっては、リヤフロアパン100 の上方に、車幅方向に延びるリヤシ ェルフパネルやシートバックパネル等(いずれも図示せず)が設けられている。 リヤシェルフパネルは、主にボディの曲げ剛性を高める上で効果があり、シート バックパネルはねじり剛性を高める上で効果的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例では、リヤシェルフパネルやシートバックパネルをもたないボディ 構造の場合に、何らかの対策を講じないと、曲げやねじりの入力に対してボディ 剛性が不足することがある。特に、走行中にストラットハウス105 側から過大な 入力があった時に、ホィールハウスインナ102 の一部(例えば図3中に矢印A, Bで示される部位)などが変形する可能性がある。また、ホィールハウスインナ 102 の下部(矢印Cで示される箇所)の強度も不足することがあり、これらはボ ディ剛性低下の原因となる。
【0005】 従って本考案の目的は、比較的簡易な構成によってボディ剛性を高めることが でき、リヤシェルフパネルやシートバックパネルをもたないボディ構造において も必要な剛性が確保されるような自動車のボディ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を果たすために開発された本考案のボディ構造は、リヤホィールハウ スインナとクォータパネルインナとが接合されるホィールハウス上部のコーナー 部分に、リヤホィールハウスインナとクォータパネルインナとの双方にわたって 溶接される閉断面形成用のコーナーブラケットを設け、かつこのコーナーブラケ ットの端部をストラットハウス上部の板厚の厚い部分に溶接したことを特徴とす るものである。
【0007】
【作用】
リヤホィールハウスインナとクォータパネルインナとが接合されるコーナー部 分に、コーナーブラケットによって閉断面が形成される。このブラケットは、リ ヤホィールハウスインナとクォータパネルインナとの双方にわたって溶接される とともに、その端部が、剛性の高いストラットハウス上部の厚肉部分にも溶接さ れるため、ねじりあるいは曲げの入力に対してボディ剛性を高める上で効果的な ものとなる。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の一実施例について、図1および図2を参照して説明する。 図1に示される乗用車用ボディの後部1は、周知のリヤシートパン2とリヤフ ロアパン3の両側に、後輪を収容するためのホィールハウスを構成するリヤホィ ールハウスインナ4やリヤクォータパネルインナ5などを組付けたものである。 リヤクォータパネルインナ5の外側にはクォータパネルアウタ6が組付けられて いる。リヤクォータパネルインナ5とクォータパネルアウタ6の上方にリヤピラ ーインナ7とリヤピラーアウタ8が設けられている。
【0009】 ホィールハウスインナ4はボディの内側に凸の湾曲した形状をなしており、ホ ィールハウスインナ4の上縁部4aなどにおいてリヤクォータパネルインナ5に 溶接されている。ホィールハウスインナ4の下縁部4bはリヤフロアパン3に溶 接されている。
【0010】 図2に示されるように、リヤフロアパン3の下面側にリヤサイドメンバ9が設 けられている。ホィールハウスインナ4の一部にストラットハウス10が設けら れている。ストラットハウス10は、ショックアブソーバ11やコイルばね12 などからなる周知のストラット13(一部のみ図示する)の上部を収容するもの である。
【0011】 ストラットハウス10の上部に設けられたストラット取付孔14の内周部に、 円環状の支持座15が形成されている。支持座15にシート部材16が重ねられ ている。このシート部材16は、支持座15の下面側に重なる基部16aと、ス トラット取付孔14から上方に突出する短円筒状の部分16bとからなる。シー ト部材16はストラット13を支持するに足る強度が必要であるため、一例とし て板厚が1.2mm ないし1.4mm の厚手の鋼板が使われる。ホィールハウスインナ4 の板厚は例えば0.8mm 程度である。
【0012】 支持座15とシート部材16に設けられた貫通孔17に、ストラット13の上 端部を固定するためのボルト(図示せず)が挿通され、このボルトに螺合される ナット(図示せず)によって、ストラット13の上端部がストラットハウス10 に支持される。なお、ストラットハウス10はホィールハウスインナ4と一体成 形されたものであってもよいし、あるいはホィールハウスインナ4とは別体に作 られた円筒状の部品をホィールハウスインナ4に溶接したものでもよい。
【0013】 ホィールハウスインナ4の上部、すなわちクォータパネルインナ5とホィール ハウスインナ4とが接合されるコーナー部分19に、コーナーブラケット20が 設けられている。このブラケット20は上記コーナー部分19におけるストラッ トハウス10の近傍にボックス状の閉断面を形成するためのものであり、ボディ の前後方向から見ておおむね三角形状をなす前面板21および後面板22と、こ れら前面板21および後面板22の斜辺同志をつなぐ斜状の側面板23を備えて いる。また必要に応じてスポット溶接用の折曲げ縁部24が設けられている。
【0014】 上記コーナーブラケット20は、ホィールハウスインナ4の上面とクォータパ ネルインナ5の側面壁とにわたって、縁部24においてスポット溶接される。コ ーナーブラケット20の端部25は、ストラットハウス10の上部すなわち板厚 の厚い部分26であるシート部材16と支持座15との重合部において、3枚重 ねた状態で行われるスポット溶接によって3枚が一体に接合されている。なお、 コーナーブラケット20を固定する手段として、スポット溶接の代りにシーム溶 接あるいはアーク溶接等の線溶接が採用されてもよい。
【0015】 上記構成によれば、ホィールハウスインナ4とクォータパネルインナ5との接 合部に、コーナーブラケット20によって閉断面が形成されるとともに、コーナ ーブラケット20の端部25がストラットハウス10の板厚の厚い部分26にも 溶接されたことによって、従来強度上の弱点になりやすかったストラットハウス 10近傍におけるホィールハウスインナ4の変形を防止できるとともに、ホィー ルハウスインナ4の下部におけるリヤフロアパン3との接合部などの強度も高め ることができるようになり、リヤシェルフパネルやシートバックパネルをもたな いボディ構造において、曲げやねじりの入力に対するボディ剛性を10%程度向 上させることができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、ホィールハウスインナとクォータパネルインナとの接合部に コーナーブラケットを追加するだけの対応により、ホィールハウスインナの変形 やホィールハウスインナ下部等における強度的な弱点を回避できるようになり、 ホディ剛性を高める上で大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す自動車用ボディ後部の
一部分の斜視図。
【図2】図1に示されたボディ後部の一部分の縦断面
図。
【図3】従来のボディ構造を示す斜視図。
【符号の説明】
4…リヤホィールハウスインナ、5…リヤクォータパネ
ルインナ、10…ストラットハウス、19…コーナー部
分、20…コーナーブラケット、25…端部、26…板
厚の厚い部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤホィールハウスインナとクォータパネ
    ルインナとが接合されるホィールハウス上部のコーナー
    部分に、リヤホィールハウスインナとクォータパネルイ
    ンナとの双方にわたって溶接される閉断面形成用のコー
    ナーブラケットを設け、かつこのコーナーブラケットの
    端部をストラットハウス上部の板厚の厚い部分に溶接し
    たことを特徴とする自動車のボディ構造。
JP1954892U 1992-04-01 1992-04-01 自動車のボディ構造 Withdrawn JPH0578675U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1954892U JPH0578675U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 自動車のボディ構造

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JP1954892U JPH0578675U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 自動車のボディ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0578675U true JPH0578675U (ja) 1993-10-26

Family

ID=12002373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1954892U Withdrawn JPH0578675U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 自動車のボディ構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH0578675U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100514535B1 (ko) * 2002-11-15 2005-09-13 기아자동차주식회사 자동차용 휠 하우스
JP2015145225A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100514535B1 (ko) * 2002-11-15 2005-09-13 기아자동차주식회사 자동차용 휠 하우스
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