JP2015145225A - 自動車の車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リヤホイールハウスを構成するアウターパネルとインナーパネルとの溶接部の寸法や重量を増加させることなく、その溶接強度を高める。
【解決手段】 車体のリヤホイールハウス12は、サスペンション装置からの荷重が入力するインナーパネル14と、インナーパネル14の車幅方向外側を覆うアウターパネル13とを、それらの接合フランジ13a,14aにて接合して構成される。アウターパネル13およびインナーパネル14の接合フランジ13a,14aをシーム溶接W1(a)〜W1(d)し、シーム溶接W1(a)〜W1(d)のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したので、接合フランジ13a,14aの口開き変形に対する強度が高く、しかも接合フランジ13a,14aの幅を小さくして軽量化が可能なシーム溶接W1(a)〜W1(d)を用いながら、通常のスポット溶接と同等の剪断強度を得ることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車体のリヤホイールハウスを、サスペンション装置からの荷重が入力するインナーパネルと、前記インナーパネルの車幅方向外側を覆うアウターパネルとで構成し、前記アウターパネルおよび前記インナーパネルを接合フランジにて接合する自動車の車体構造に関する。
アウターパネルのフランジおよびインナーパネルのフランジ間にリーンフォースメントを挟んで溶接することで閉断面のフロントピラーを構成するものにおいて、アウターパネルのフランジおよびインナーパネルのフランジをずらして配置し、アウターパネルのフランジおよびリーンフォースメントを2枚重ねでシーム溶接するとともに、インナーパネルのフランジおよびリーンフォースメントを2枚重ねでシーム溶接することで、3枚重ねのシーム溶接を避けて溶接強度を確保するものが、下記特許文献1により公知である。
特開2009−255800号公報
ところで上記従来のものは、アウターパネルのフランジおよびリーンフォースメントを2枚重ねで接合するシーム溶接と、インナーパネルのフランジおよびリーンフォースメントを2枚重ねで接合するシーム溶接とが所定距離離れて平行に行われるため、アウターパネルおよびインナーパネルのフランジの幅が必然的に大きくなり、溶接部の寸法が大型化するだけでなく、フランジの幅が増加した分だけ重量も増加する問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、リヤホイールハウスを構成するアウターパネルとインナーパネルとの溶接部の寸法や重量を増加させることなく、その溶接強度を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車体のリヤホイールハウスを、サスペンション装置からの荷重が入力するインナーパネルと、前記インナーパネルの車幅方向外側を覆うアウターパネルとで構成し、前記アウターパネルおよび前記インナーパネルを接合フランジにて接合する自動車の車体構造であって、前記アウターパネルおよび前記インナーパネルの前記接合フランジをシーム溶接し、前記シーム溶接のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記アウターパネルおよび前記インナーパネルの前記接合フランジをシーム溶接した部分の両端部をスポット溶接し、前記シーム溶接のナゲット幅wと前記スポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、車室および後部荷室を区画する正面視で枠状のリヤバルクヘッドを備え、前記リヤバルクヘッドの車幅方向両側部の前側および後側の接合フランジを前記インナーパネルにシーム溶接し、前記シーム溶接のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、一端が前記インナーパネルに接続されて他端が前記リヤバルクヘッドの前側の接合フランジにシーム溶接された荷重伝達部材を備え、前記荷重伝達部材の車幅方向外側の前記アウターパネルにドアストライカを支持するためのブラケットを固定したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記アウターパネルおよび前記インナーパネルの前記接合フランジをシーム溶接した後に、前記アウターパネルの車幅方向外側を覆うサイドアウターパネルを該アウターパネルにシーム溶接したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
請求項1の構成によれば、車体のリヤホイールハウスは、サスペンション装置からの荷重が入力するインナーパネルと、インナーパネルの車幅方向外側を覆うアウターパネルとを、それらの接合フランジにて接合して構成される。アウターパネルおよびインナーパネルの接合フランジをシーム溶接し、シーム溶接のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したので、接合フランジの口開き変形に対する強度が高く、しかも接合フランジの幅を小さくして軽量化が可能なシーム溶接を用いながら、通常のスポット溶接と同等の剪断強度を得ることができる。またシーム溶接は重ね合わせた接合フランジを電極で加圧しながら溶接するため、接合フランジ間の隙間がなくなって溶接強度が安定するだけでなく、特別の溶接治具が不要であるために生産性が向上する。
また請求項2の構成によれば、アウターパネルおよびインナーパネルの接合フランジをシーム溶接した部分の両端部をスポット溶接し、シーム溶接のナゲット幅wとスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したので、リヤホイールハウスに曲げ荷重が加わったときにシーム溶接によりアウターパネルおよびインナーパネルが口開き変形するのを防止することができ、またシーム溶接した部分の両端部で接合フランジを該シーム溶接よりも剥離強度が高いスポット溶接で接合したので、シーム溶接の両端部の剥離をスポット溶接により防止することができる。
また請求項3の構成によれば、車室および後部荷室を区画する正面視で枠状のリヤバルクヘッドを備え、リヤバルクヘッドの車幅方向両側部の前側および後側の接合フランジをインナーパネルにシーム溶接し、シーム溶接のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したので、接合フランジの口開き変形に対する強度が高く、しかも接合フランジの幅を小さくして軽量化が可能なシーム溶接を用いながら、通常のスポット溶接と同等の剪断強度を得ることができる。またシーム溶接は重ね合わせた接合フランジおよびインナーパネルを電極で加圧しながら溶接するため、接合フランジおよびインナーパネル間の隙間がなくなって溶接強度が安定するだけでなく、特別の溶接治具が不要であるために生産性が向上する。
また請求項4の構成によれば、一端がインナーパネルに接続されて他端がリヤバルクヘッドの前側の接合フランジにシーム溶接された荷重伝達部材を備え、荷重伝達部材の車幅方向外側のアウターパネルにドアストライカを支持するためのブラケットを固定したので、側面衝突の衝突荷重を荷重伝達部材を介してリヤバルクヘッドに伝達して効率的に吸収できるだけでなく、ドアストライカを車体に強固に固定することができる。
また請求項5の構成によれば、アウターパネルおよびインナーパネルの接合フランジをシーム溶接した後に、アウターパネルの車幅方向外側を覆うサイドアウターパネルを該アウターパネルにシーム溶接したので、アウターパネルに邪魔されずにアウターパネルおよびインナーパネルの接合フランジがシーム溶接可能になって生産性が向上するだけでなく、サイドアウターパネルによりリヤドアを組み付ける開口部を補強して車体剛性を高めることができる。
シーム溶接した部材およびスポット溶接した部材を比較する図。 シーム溶接およびスポット溶接を併用した部材の説明図。 自動車の車体後部の側面図。 図3の4部斜視図。 図4の5方向矢視図。 図3の6−6線断面図。 図6に対応する作用説明図。
以下、図1〜図7に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1(A)は一対のハット状断面の鋼板を、それらの接合フランジにおいて重ね合わせた状態でシーム溶接して閉断面に構成した部材を示しており、図1(B)は同じくスポット溶接したものを示している。スポット溶接のピッチは自動車の車体の溶接おいて一般的に使用されている30mmである。
この部材に曲げモーメントが作用したとき、離散的なスポット溶接の場合には隣接する溶接部と溶接部との間が口開き変形して隙間が発生し易くなるが、連続的なシーム溶接の場合には口開き変形が発生しないために曲げ強度が向上し、鋼板を薄肉化して軽量化を図ることができ、しかもシーム溶接のナゲット幅はスポット溶接のナゲット径よりも小さいため、その差分だけ接合フランジの幅を狭くして更なる軽量化を図ることができる。それに対し、前記部材に剥離荷重が作用したとき、ナゲット幅が小さいシーム溶接の場合は溶接端部から剥離が発生し易くなるが、ナゲット径が大きいスポット溶接の場合には剥離が発生し難くなる。
またシーム溶接で30mm間隔のスポット溶接と同等の剪断強度を得るためには、シーム溶接のナゲット幅をwとし、自動車の車体溶接に使用される一般的なスポット溶接のナゲット径をdとしたとき、安全率を含めて、0.29≦w/d≦0.36が成立することが必要である。シーム溶接のナゲット幅wが小さすぎてw/dが0.29未満になると剪断強度が不足してしまい、シーム溶接のナゲット幅wが大きすぎてw/dが0.36を越えると母材である鋼材自体の破断が発生してしまう。
従って、図2に示すように、二つの鋼材の接合部の長手方向中央部をシーム溶接して曲げ荷重に対する強度を高め、シーム溶接の両端部をスポット溶接して剥離荷重に対する強度を高めることで、シーム溶接の利点およびスポット溶接の利点を両立させ、軽量でありながら曲げ強度および剥離強度の高い部材を得ることができる。しかもシーム溶接のナゲット幅wとスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定することで、自動車の車体溶接に使用される一般的なスポット溶接と同等の剪断強度を確保することができる。
次に、上述したシーム溶接およびスポット溶接の組み合わせを適用した実施の形態を、図3〜図7に基づいて説明する。尚、本明細書において、前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図3〜図6に示すように、自動車の車体後部側面にはリヤドアのドア開口11と、リヤホイールハウス12とが形成される。リヤホイールハウス12は、車幅方向外側に位置するアウターパネル13と、車幅方向内側に位置するインナーパネル14とを、それらの接合フランジ13a,14aにて側面視で逆U字状にシーム溶接W1(a)〜W1(d)して構成される。シーム溶接W1(a)〜W1(d)は前側の3本と後側の1本とに分断されており、各シーム溶接W1(a)〜W1(d)の両端が各々複数カ所ずつスポット溶接W2(a)〜W2(e)される。尚、リヤホイールハウス12の上端において、アウターパネル13およびインナーパネル14はその上方のリヤピラーアウター15の下端と3枚重ねでスポット溶接W2(d)される。
左右のリヤホイールハウス12,12間には、正面視で矩形枠状の形成されて車室16および後部荷室17を仕切るリヤバルクヘッド18が配置される。リヤバルクヘッド18は外向きに開放するハット状断面の部材であり、その前側の接合フランジ18aおよび後側の接合フランジ18bが、インナーパネル14の車幅方向内面およびフロアパネル19の上面に重ね合わされ、それぞれシーム溶接W1(e),W1(f)されて閉断面を構成する。
リヤバルクヘッド18よりも前方のインナーパネル14の車幅方向内面に板状の荷重伝達部材20が重ね合わされ、その前側の接合フランジ20aがインナーパネル14の前側の接合フランジ14aに重ね合わされ、アウターパネル13の前側の接合フランジ13aを加えた3枚重ねで前記シーム溶接W1(b)により接合されるとともに、その後側の接合フランジ20bがリヤバルクヘッド18の前側の接合フランジ18aに重ね合わされ、インナーパネル14との3枚重ねで前記シーム溶接W1(e)により接合される。
アウターパネル13を含む車体の側面全体を覆うサイドアウターパネル21はリヤドア22のドア開口11に臨む接合フランジ21aを備えており、その接合フランジ21aはアウターパネル13の前側の接合フランジ13aに重ね合わされてシーム溶接W1(g)により接合され、これにより、リヤドア22を組み付けるドア開口11を補強して車体剛性を高めることができる。このとき、断面L字状のブラケット23の第1板状部23aがサイドアウターパネル21の接合フランジ21aおよびアウターパネル13の接合フランジ13a間に挟まれて前記シーム溶接W1(g)により3枚重ねで接合され、ブラケット23の第2板状部23bに溶接したウエルドナット24,24にドアストライカ25がボルト26,26で固定される。ドアストライカ25は、リヤドア22に設けたラッチ27に係合することで、リヤドア22を閉位置に固定する。
本実施の形態では、上記各スポット溶接W2(a)〜W2(e)のナゲット径dは車体の一般的なスポット溶接のナゲット径dと同じであり、上記各シーム溶接W1(a)〜W1(g)のナゲット幅wは前記ナゲット径dに対して0.29≦w/d≦0.36の関係が成立するように設定される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
アウターパネル13およびインナーパネル14を接合して構成したリヤホイールハウス12は、図示しないサスペンション装置のダンパーからインナーパネル14に荷重が入力するが、アウターパネル13およびインナーパネル14の接合フランジ13a,14aはシーム溶接W1(a)〜W1(d)され、そのシーム溶接W1(a)〜W1(d)のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したので、接合フランジ13a,14aの口開き変形に対する強度が高く、しかも接合フランジ13a,14aの幅を小さくして軽量化が可能なシーム溶接W1(a)〜W1(d)を用いながら、通常のスポット溶接と同等の剪断強度を得ることができる。
同様に、車室16および後部荷室17を区画する正面視で枠状のリヤバルクヘッド18の車幅方向両側部の前側および後側の接合フランジ18a,18bをインナーパネル14にシーム溶接W1(e),W1(f)し、シーム溶接(e),W1(f)のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したので、接合フランジ18a,18bの幅を小さくして軽量化を図り、かつ接合フランジ18a,18bの口開き変形に対する強度を確保しながら、通常のスポット溶接と同等の剪断強度を得ることができる。
またシーム溶接W1(a)〜W1(d)は重ね合わせた接合フランジ13a,14a,18a,18bを電極で加圧しながら溶接するため、接合フランジ13a,14a,18a,18b間の隙間がなくなって溶接強度が安定するだけでなく、特別の溶接治具が不要であるために生産性が向上する。
またアウターパネル13およびインナーパネル14の接合フランジ13a,14aが4分割したシーム溶接W1(a)〜W1(d)で接合され、それらのシーム溶接W1(a)〜W1(d)の両端がスポット溶接W2(a)〜W(e)で接合されるが、前記シーム溶接W1(a)〜W1(d)のナゲット幅wと前記スポット溶接W2(a)〜W2(e)のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したので、リヤホイールハウス12に曲げ荷重が加わったときにシーム溶接W1(a)〜W1(d)によりアウターパネル13およびインナーパネル14が口開き変形するのを防止しながら、シーム溶接W1(a)〜W1(d)の両端部の剥離を剥離強度の高いスポット溶接W2(a)〜W2(e)により防止することができる。
また前端がアウターパネル13およびインナーパネル14の接合フランジ13a,14aにシーム溶接W1(b)されて後端がリヤバルクヘッド18の前側の接合フランジ18aにシーム溶接W1(e)された荷重伝達部材20を備え、荷重伝達部材20の車幅方向外側に隣接するアウターパネル13にドアストライカ25を支持するためのブラケット23を固定したので、側面衝突の衝突荷重を荷重伝達部材20を介してリヤバルクヘッド18に伝達して効率的に吸収できるだけでなく、ドアストライカ25を車体に強固に固定することができる。
リヤホイールハウス12の周辺部分を組み立てるには、先ず図7(A)に示すように、アウターパネル13、インナーパネル14、リヤバルクヘッド18および荷重伝達部材20を組み立てた後に、図7(B)に示すように、サイドアウターパネル21の接合フランジ21aをアウターパネル13の接合フランジ13aに重ね合わせてシーム溶接W1(g)する。この手順により、アウターパネル13およびインナーパネル14をシーム溶接W1(a)〜W1(d)するときに、溶接装置がサイドアウターパネル21と干渉することがなくなって生産性が向上する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではアウターパネル13およびインナーパネル14を接合するシーム溶接W1(a)〜W1(d)を4分割しているが、その分割の仕方は任意である。
またシーム溶接W1(a)〜W1(d)の両端のスポット溶接W2(a)〜W2(e)の数は実施の形態に限定されるものではなく、任意に設定可能である。
12 リヤホイールハウス
13 アウターパネル
13a 接合フランジ
14 インナーパネル
14a 接合フランジ
16 車室
17 後部荷室
18 リヤバルクヘッド
18a 接合フランジ
18b 接合フランジ
20 荷重伝達部材
21 サイドアウターパネル
23 ブラケット
25 ドアストライカ
W1(a)〜W1(g) シーム溶接
W2(a)〜W2(e) スポット溶接

Claims (5)

  1. 車体のリヤホイールハウス(12)を、サスペンション装置からの荷重が入力するインナーパネル(14)と、前記インナーパネル(14)の車幅方向外側を覆うアウターパネル(13)とで構成し、前記アウターパネル(13)および前記インナーパネル(14)を接合フランジ(13a,14a)にて接合する自動車の車体構造であって、
    前記アウターパネル(13)および前記インナーパネル(14)の前記接合フランジ(13a,14a)をシーム溶接(W1(a)〜W1(d))し、前記シーム溶接(W1(a)〜W1(d))のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したことを特徴とする自動車の車体構造。
  2. 前記アウターパネル(13)および前記インナーパネル(14)の前記接合フランジ(13a,14a)をシーム溶接(W1(a)〜W1(d))した部分の両端部をスポット溶接(W2(a)〜W2(e))し、前記シーム溶接(W1(a)〜W1(d))のナゲット幅wと前記スポット溶接(W2(a)〜W2(e))ナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したことを特徴とする、請求項1に記載の自動車の車体構造。
  3. 車室(16)および後部荷室(17)を区画する正面視で枠状のリヤバルクヘッド(18)を備え、前記リヤバルクヘッド(18)の車幅方向両側部の前側および後側の接合フランジ(18a,18b)を前記インナーパネル(14)にシーム溶接(W2(e),W2(f))し、前記シーム溶接(W1(e),W1(f))のナゲット幅wと車体の通常のスポット溶接のナゲット径dとの関係を、0.29≦w/d≦0.36に設定したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体構造。
  4. 一端が前記インナーパネル(14)に接続されて他端が前記リヤバルクヘッド(18)の前側の接合フランジ(18a)にシーム溶接(W1(e))された荷重伝達部材(20)を備え、前記荷重伝達部材(20)の車幅方向外側の前記アウターパネル(13)にドアストライカ(25)を支持するためのブラケット(23)を固定したことを特徴とする、請求項3に記載の自動車の車体構造。
  5. 前記アウターパネル(13)および前記インナーパネル(14)の前記接合フランジ(13a,14a)をシーム溶接(W1(a)〜W1(d))した後に、前記アウターパネル(13)の車幅方向外側を覆うサイドアウターパネル(21)を該アウターパネル(13)にシーム溶接(W1(g))したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
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