JP2020175736A - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2020175736A
JP2020175736A JP2019078317A JP2019078317A JP2020175736A JP 2020175736 A JP2020175736 A JP 2020175736A JP 2019078317 A JP2019078317 A JP 2019078317A JP 2019078317 A JP2019078317 A JP 2019078317A JP 2020175736 A JP2020175736 A JP 2020175736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
wheel house
upward
extending
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019078317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7259506B2 (ja
Inventor
佳和 西村
Yoshikazu Nishimura
佳和 西村
西岡 浩
Hiroshi Nishioka
浩 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2019078317A priority Critical patent/JP7259506B2/ja
Priority to CN202010120774.3A priority patent/CN111824268B/zh
Priority to EP20161821.2A priority patent/EP3725646B1/en
Priority to US16/814,067 priority patent/US11273874B2/en
Publication of JP2020175736A publication Critical patent/JP2020175736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7259506B2 publication Critical patent/JP7259506B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/02Side panels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/16Mud-guards or wings; Wheel cover panels
    • B62D25/18Parts or details thereof, e.g. mudguard flaps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/16Mud-guards or wings; Wheel cover panels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/087Luggage compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/088Details of structures as upper supports for springs or dampers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/20Floors or bottom sub-units
    • B62D25/2009Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits
    • B62D25/2027Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits the subunits being rear structures

Abstract

【課題】車体重量(部品点数)の増加を極力抑えつつ、ホイールハウス周りの剛性を向上させること。
【解決手段】ホイールハウスインナ31には、上下方向に延びる第2インナ側レイン15が設けられる一方、ホイールハウスアウタ32の車室外側に膨出形成された膨出部33には、車両側面視で後輪を上方から覆うアーチ形状に形成されたホイルアーチ形状部35を備え、ホイールハウスアウタ32には、膨出部33の車室外側への膨出形状に沿ってホイルアーチ形状部35よりも上方に延びるとともに、車両側面視で少なくとも一部が第2インナ側レイン15に重複する上方延出稜線部42が形成された。
【選択図】図1

Description

この発明は、ホイールハウスアウタと、該ホイールハウスアウタよりも車室側に位置するホイールハウスインナとを有するホイールハウスが設けられた車両の後部車体構造に関する。
車両の後部車体構造は、特許文献1に例示されるように、サスペンションダンパの上端部を取付け支持するダンパ取付部が、サスペンションから振動や荷重を受けるために、ダンパ取付部に近接して設けられるホイールハウス周りの剛性を高めることが行われている。
特許文献1には、ホイールハウスアウタとホイールハウスインナとの夫々にレインフォースメントを設けることで、ホイールハウスに対して車幅方向の両側から補強する構成が開示されている。
しかしながらホイールハウスに対して車幅方向の両側にレインフォースメントを設けることは、剛性向上のメリットがある一方で車体重量(部品点数)が増加することが懸念される。
特開2012−6507号公報
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、車体重量(部品点数)の増加を極力抑えつつ、ホイールハウス周りの剛性を向上させることができる車両の後部車体構造の提供を目的とする。
この発明は、車室外側に膨出する形状のホイールハウスアウタと、該ホイールハウスアウタよりも車室側に位置するホイールハウスインナとを有するホイールハウスが設けられた車両の後部車体構造であって、上記ホイールハウスインナには、上下方向に延びるインナ側レインフォースメントが設けられる一方、上記ホイールハウスアウタの車室外側に膨出形成された膨出部には、車両側面視で後輪を上方から覆うアーチ形状に形成されたホイルアーチ形状部を備え、上記ホイールハウスアウタには、上記膨出部の車室外側への膨出形状に沿って上記ホイルアーチ形状部よりも上方に延びるとともに、車両側面視で少なくとも一部が上記インナ側レインフォースメントに重複する稜線部が形成されたものである。
上記構成によれば、ホイールハウスアウタの、インナ側レインフォースメントに車両側面視で重複する部分が、膨出部の膨出形状によって形成される稜線によって補強され、部品を追加することなく剛性の向上を図ることができる。
この発明の態様として、上記膨出部の上記ホイルアーチ形状部よりも上部には、該ホイルアーチ形状部から上方へ延出するように車室外側へ膨張する上方延出部(棚部)が設けられ、上記稜線部は、上記上方延出部の車室外側への膨出形状に沿って形成されたものである。
上記構成によれば、車体後部における、ホイルアーチ形状部よりも上方の部位を、上方延出部の膨出形状に沿って形成した上記稜線部によって効果的に補強することができる。
この発明の態様として、上記ホイールハウスの車室側且つ下部に備えたリヤサイドフレームに、サスペンションダンパの上端部を取付け支持するダンパ取付部が設けられ、上記インナ側レインフォースメントが、上記リヤサイドフレームに設けられた上記ダンパ取付部から上方に延びるととともに、上記ホイールハウスアウタの上記稜線部が、上記リヤサイドフレームの高さから上記ホイルアーチ形状部を跨いで上記上方延出部に至るまで上方に延びるものである。
上記構成によれば、サスペンションダンパからダンパ取付け部を介して車体側に加わる外力による、該インナ側レインフォースメントの変位を稜線部によって抑制することができる。
この発明の態様として、上記上方延出部には、車体側部に設けられたリヤシート(後席)乗降用のドア開口部の後縁に沿って延びるドア開口後縁補強部材が接合され、上記ドア開口後縁補強部材と、該ドア開口後縁補強部材よりも車両後方に備えた上記インナ側レインフォースメントとに亘って上記稜線部が延びるものである。
上記構成によれば、車体後部構造における、ドア開口部の後縁から上記インナ側レインフォースメントにかけての部位の剛性を高めることができる。
この発明の態様として、上記インナ側レインフォースメントより車両前方かつ上方には、車幅方向に延びるリヤヘッダが設けられており、上記ホイールハウスの上方には、上記リヤヘッダから後方に延びるとともに後方ほど下方に位置する閉断面構造が設けられ、上記インナ側レインフォースメントの上端は、上記閉断面構造における、上記リヤヘッダとの結合部に対して後方に離間した部位に結合されたものである。
上記構成によれば、上記インナ側レインフォースメントの上端によって、上記閉断面構造における、上記リヤヘッダとの結合部に対して離間した部位から効果的に支持することができるため、車両走行時に、車両側面視および車両後面視でリヤヘッダを起点とした閉断面構造の変形を抑制することができる。
この発明の態様として、上記稜線部は、上記インナ側レインフォースメントに対して車両後方に離間した位置にて上下方向に延びるものである。
上記構成によれば、稜線部がインナ側レインフォースメントに対して車両前後方向に離間した位置にて上方に延びることによって、該稜線部は、上記リヤヘッダとの結合部に対して、インナ側レインフォースメントよりも車両後方に離間した部位から車両側面視および車両後面視でリヤヘッダを起点とした閉断面構造の変形をより効果的に抑制することができる。
この発明の態様として、上記上方延出部には、上下方向に延びる上記稜線部が複数設けられたものである。
上記構成によれば、ダンパから加わる外力による、該インナ側レインフォースメントの変位抑制効果と、リヤヘッダを起点としたリアピラーの変形抑制効果とを、車体重量が増加することなく両立することができる。
この発明によれば、車体重量(部品点数)の増加を極力抑えつつ、ホイールハウス周りの剛性を向上させることができる。
本実施形態の後部車体構造の要部を示す右側面図。 本実施形態の後部車体構造の右側面の要部を車室側から視た縦断面図。 本実施形態の後部車体構造の要部を前方右斜め上方から視た斜視図。 図1中のA−A線矢視に対して右斜め上方から視た斜視断面図。 本実施形態の後部車体構造の要部を後方右斜め上方から視た斜視図。 図1中のB−B線に沿った要部を示す矢視断面図。 図1中のC−C線に沿った要部を示す断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両右方を示し、矢印Lは車両左方を示し、矢印Uは車両上方を示し、矢印outは車室外側(車幅方向外側)を示し、矢印inは車室側(車幅方向内側)を示すものとする。
本実施形態の車両の後部車体構造は、左右略対称であるため、車両右側の構成を中心に説明する。なお、図中、特に示す場合を除いて車体外板としてのアウタパネルの図示は省略するものとする。また以下の説明においてレインフォースメントはレインと略記する。
図1、図2に示すように、本実施形態の車両は、ドアハッチバックタイプの自動車であり、車体後部に、該車体後部の内部に設けたリヤセクション部としての荷室から後方に向けて開口するリヤゲート開口1(図5参照)を備え、リヤゲート開口1には、はね上げ式のリヤゲート(図示省略)を備えている。
本実施形態の車両の後部車体構造の前提構造として車体後部の下部について説明する。
車体後部の下部には図2に示すように、リヤシート(図示省略)を設置するリヤシートパン2と荷室を形成するためのリヤフロアパネル3と備え、これらリヤシートパン2およびリヤフロアパネル3の両サイドに、車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム4を備えている。また、これらリヤシートパン2およびリヤフロアパネル3の境界部には、車幅方向に延びるクロスメンバ5が設けられている。
リヤサイドフレーム4は、下方へ向けて開口するとともに上方へ凸の断面ハット形状のリヤサイドフレームアッパ4a(図2、図4参照)と、上方へ向けて開口するとともに下方へ凸の断面ハット形状のリヤサイドフレームロア4b(図4参照)等を備え、これらによって内部に車両前後方向に延びる閉断面4sを構成している。そして、両サイドのリヤサイドフレーム4は、車幅方向内縁によってリヤシートパン2およびリヤフロアパネル3の車幅方向外縁を挟み込むようにして固定している。
図2、図6に示すように、リヤサイドフレーム4は、ホイールハウス30の車室側にてリヤフロアパネル3の後端から該ホイールハウス30を越えて車両前後方向に延びており、その前端部がサイドシル6の後部に接続されている(図示省略)。
リヤサイドフレーム4の車両前後方向の中間位置(不図示のリヤサスペンションに対応する位置)であって、後述するホイールハウス30の車室側に対応する位置には、不図示のリヤサスペンションダンパ(以下、「ダンパ」と略記する)の上端部を取付け支持するダンパ取付部7が設けられている。
リヤサイドフレーム4の上部には、ダンパ取付部7周辺を補強する補強部材8が設けられている。補強部材8は、アルミダイカスト等によって形成され、リヤサイドフレーム4の上部とホイールハウス30との間に跨ってダンパ取付部7の周辺を上方から覆うように設けられている。
ダンパ取付部7は、ダンパを挿通するダンパ挿通孔7aと、該ダンパ挿通孔7aに対して前後両側に設けられ、ダンパをリヤサイドフレーム4および補強部材8に締結固定するダンパ締結部7bとで構成されており、これらダンパ挿通孔7aおよび前後各側のダンパ締結部7bは、リヤサイドフレーム4および補強部材8の夫々に対応する部位が上下方向に貫通形成されている。
なお、補強部材8の上面は、リヤサイドフレーム4の上面に対して一段高くなるように形成されており、該上面における前後各側のダンパ締結部7bの周縁は、下方へ凹状に形成されている。
続いて本実施形態の車両の後部車体の側部について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の後部車体の側部には、リヤピラー11とサイドインナパネル12と、中間ピラー13と、第1、第2インナ側レイン14,15(図2参照)と、ホイールハウス30と第1、第2ドア開口後縁補強部材16,17(第1ドア開口後縁補強部材16、第2ドア開口後縁補強部材17)を備えている。
リヤピラー11は、リヤゲート開口1の左右各側辺に沿って下方かつ後方へ延び、内部に、該リヤピラー11の延在方向に沿って延びる閉断面11s(図6参照)が構成されている。
このように、車体後部にて車両前後方向(上下方向)に延びるリヤピラー11は図5に示すように、その上端が、リヤゲート開口1の上辺に沿って車幅方向に延びるリヤヘッダ18の車幅方向外端と、ルーフ部の両サイドに車両前後方向に沿って延びるルーフサイドレール21の後端とに結合している。この結合部分を、以下「結合部C」と称する。リヤピラー11は、その下端部が、リヤゲート開口1の下縁に沿って車幅方向に延びるリヤエンドメンバ22の車幅方向外端に結合している(図2、図4参照)。
サイドインナパネル12は、荷室側壁を形成するパネルであり、下部が後述するホイールハウスインナ31とホイールハウスアウタ32との間に挟み込まれるようにして、車体後部の側部における、ホイールハウス30に対して下方を除く周縁(主に上方かつ前方)にかけて配設されている。
特に、サイドインナパネル12のホイールハウス30に対して上方部位は、リヤピラー11とホイールハウス30との間に亘って配設されている。
図1、図3に示すように、中間ピラー13は、クォーターウインド用の開口部23の前辺に相当し、中間ピラー13の上端13aは、ルーフサイドレール21の後部にスポット溶接等で接合されている。
なお、クォーターウインド用の開口部23は、中間ピラー13とルーフサイドレール21の後部と、サイドインナパネル12の前縁上部とで構成されている。
図2、図6に示すように、第1、第2インナ側レイン14,15(第1インナ側レイン14、第2インナ側レイン15)は、車両後部の側部の車室側において、車両前後各側に備えており、共に、リヤサイドフレーム4の高さからホイールハウスインナ31を上下方向に跨ぐように、サイドインナパネル12における、少なくともホイールハウスインナ31よりも上方に至るまで上方に延びている(図2参照)。
これら第1、第2インナ側レイン14,15は、共に水平断面(上下方向の直交断面)が車室外側に開放されたハット形状に形成され、車両後部の側部、すなわちホイールハウスインナ31およびサイドインナパネル12と協働して、これらの間に上下方向に延びる閉断面14s,15sを構成している(図6、図7参照)。
図2に示すように、前側の第1インナ側レイン14は、クロスメンバ5のうち、リヤフロアパネル3に対して上方へ凸状(下方へ開口する断面ハット状)の上側クロスメンバ5Aの車幅方向外端からホイールハウスインナ31を跨ぐように中間ピラー13の略下端部に位置するまで上方へ延びている。
後側の第2インナ側レイン15は、リヤサイドフレーム4からからホイールハウスインナ31およびサイドインナパネル12を跨ぐように上方に延び、上端がリヤピラー11の上部に接合されている(同図参照)。
具体的には、第2インナ側レイン15の上端は、後方程下方へ傾斜して延びるリヤピラー11の、リヤヘッダ18との結合部C(前端)に対して若干後方へ離間した部位に接合されている。
第1、第2インナ側レイン14,15は、共に下部が補強部材8と一体に形成され、該補強部材8を介して、リヤサイドフレーム4におけるダンパ取付部7の前後各側(ダンパ挿通孔7aに対して前後各側)から上方に延びている。特に、第2インナ側レイン15の下部は、リヤサイドフレーム4の車両前後方向において後側のダンパ締結部7bの位置に一致しており、該後側のダンパ締結部7bに対応する部位から上方へ略真直ぐに延びている(同図参照)。
図4に示すように、ホイールハウス30は、車室側へ張り出したホイールハウスインナ31と車室外側へ張り出したホイールハウスアウタ32とで後輪(図示省略)をその後方から前方にかけての上部周りを収容可能に構成している。
ホイールハウスインナ31とホイールハウスアウタ32とは、夫々車室側、車室外側に膨出形成された膨出部33と、車両側面視で下縁を除く外縁に形成されたフランジ部34とで構成されており、各フランジ部34がサイドインナパネル12の下縁を挟み込むようにして互いに接合されている。
以下、ホイールハウスアウタ32について詳述する。
ホイールハウスアウタ32の膨出部33は、下縁を含む下部にホイルアーチ形状部35を備えるとともに、上部にホイルアーチ形状部35から上方へ延出する上方延出部36(棚部)を備えて一体に形成されている。
なお、ホイールハウスインナ31についてもホイールハウスアウタ32に対応して膨出部33と略同じ高さまで上方に延出して形成されている(図4参照)。
ホイルアーチ形状部35は、ホイールハウスアウタ32の下縁に沿った形状、すなわち、車両側面視で車両前後方向の中間部が上方へ突状となるアーチ形状(円弧形状)に形成されている。
図1、図5に示すように、ホイルアーチ形状部35の前部は、前方程徐々に降下して形成されており、その前下端は、サイドシル6後部に接続されている。ホイルアーチ形状部35の前部は、その前縁が、車体側部に設けられたリヤシート乗降用のドア開口部24の後縁24rの下部を形成するようにサイドインナパネル12の前縁よりも前方へ迫り出して形成されている(図1参照)。
図1に示すように、上方延出部36は、ホイルアーチ形状部35から上方に延出するとともに、その下端部が、ホイルアーチ形状部35の後端から頂部(上端)に対して若干前側にかけての車両前後方向の幅を有して上方に延出している。すなわち、上方延出部36は、第2インナ側レイン15を車両前後方向に跨ぐように設けられている。
膨出部33は、上下各側に備えた上方延出部36とホイルアーチ形状部35とが、夫々の内部空間が上下方向に連通するように一体に形成されている(図4参照)。
但し図3〜図6に示すように、上方延出部36は、その後部36rを除く略全体がホイルアーチ形状部35よりも車室外側への膨出長さ(膨出量)が少なくなるように形成されている。当例では、上方延出部36は、その後部36rを除く略全体がホイルアーチ形状部35の膨出長さの半分程度の膨出長さとなるように膨出する一方でホイルアーチ形状部35の後部35rについては、下方程徐々にホイルアーチ形状部35の膨出長さと略同じ膨出長さとなるように膨出している(同図参照)。
このような膨出部33、すなわちホイルアーチ形状部35および上方延出部36は、共に車室外側への膨出形状に形成することによって、車両側面視で上下方向および前後方向に延びる段状の稜線部41,4240が形成されている。
すなわち、稜線部41,42は、その周辺を水平断面視または垂直断面(前後方向の直交断面)視した状態において車室外側へ段状に膨出する部分に相当する。
具体的には、ホイルアーチ形状部35は、車両側面視で、その下端を除く周縁(後端から前端にかけての上縁部)に沿ってアーチ形状の稜線部41(以下、「アーチ形状稜線部41」とも称する)が形成されている。
アーチ形状稜線部41は、前方程下方に位置するように延びる前辺部分41fと、車両の前後方向にホイルアーチ形状部35の頂部を跨ぐように略水平に延びる上辺部分41uと、後方程下方に傾斜しながら前辺部分よりも急峻に上下方向に延びる後辺部分41rとを備え、このうち、前辺部分41fと上辺部分41uとは車両側面視で連続して延びる一方で、上辺部分41uと後辺部分41rとはホイルアーチ形状部35の後部35rを介して車両側面視で互いに分断している。
ここで、ホイルアーチ形状部35の後部35rと、その直上に位置する上方延出部36の後部35rとは、上述したように、略同じ車室外側への膨出量で形成されている。そして上述したように、ホイルアーチ形状部35と上方延出部36との各後部35r,36rの上下方向の境界部は、アーチ形状稜線部41の上辺部分41uと後辺部分41rとの間に位置する。このため、アーチ形状稜線部41の上辺部分41uと後辺部分41rとは車両前後方向に非連続に形成している。
また図1、図3、図5に示すように、上方延出部36は、車両側面視で、その下端を除く周縁に沿って稜線部42(以下、「上方延出稜線部42」とも称する)が形成されている。
上方延出稜線部42は、前方程下方に位置するように延びる前辺部分42fと、車両の前後方向に略水平に延びる上辺部分42uと、後方程下方に傾斜しながら前辺部分42fよりも急峻に上下方向に延びる後辺部分42rとを備え、これら前辺部分42fと上辺部分42uと後辺部分42rとは、上方延出部36の下端を除く周縁に沿って車両側面視で連続して延びている。
上方延出稜線部42の前辺部分42fは、後辺部分42rよりも緩やかに上下方向に延びており、この前辺部分42fを第1上下方向稜線部42fに設定する。
この第1上下方向稜線部42fは上方延出稜線部42の前辺部分42fによって形成され、ホイルアーチ形状部35に達するように前方程下方に延びており、第2インナ側レイン15に対して前方に離間した位置にて上下方向に延びている。
上方延出稜線部42の後辺部分42rと、ホイルアーチ形状部35の後辺部分42rとは、車両側面視で上下方向に沿って連続して延びており、これらを総称して第2上下方向稜線部43に設定する。
膨出部33の後縁は、ホイールハウスアウタ32の上下方向の略全長に亘って連続して延びており、第2上下方向稜線部43は、この膨出部33の後縁によって上部程前方へ位置するように急峻に傾斜した縦壁状に形成されている。
第2上下方向稜線部43は、第2インナ側レイン15に対して車両後方に離間した位置に、リヤサイドフレーム4の高さから上方(リヤピラー11)に向けて略直線状に延びている。
ここで、上方延出部36の後部36rは、上述したように、下部がホイルアーチ形状部35の後部35rの車室外側への膨出量と略同じになるように、下方程徐々に車室外側へ膨出形成している。
また図3、図5、図6に示すように、上方延出部36の後部36rは、該後部36rに対して前側部分と比して車室外側へ膨出形成しているため、該後部36rの前縁(44)は、上下方向に延びる縦壁状に形成している。このため、上方延出部36の後部36rにも、該後部36rの縦壁状の前縁(44)によって、稜線部44が形成されている。このため、上方延出部36の後部36rの前縁の稜線部44を、第3上下方向稜線部44に設定する。
この第3上下方向稜線部44は、第2上下方向稜線部43と同様に第2インナ側レイン15に対して後方に離間した位置にて上下方向に延びている。
また、上方延出稜線部42の上辺部分42uとアーチ形状稜線部41の上辺部分41uとは、共に第2インナ側レイン15を車両前後方向に跨ぐように延びており、車両側面視で該第2インナ側レイン15に重複する。
図1、図3、図5、図6に示すように、リヤシート乗降用のドア開口部24の後縁24rには、該後縁に沿って上下方向に延びる第1,第2ドア開口後縁補強部材16,17を備えている。
第1ドア開口後縁補強部材16は、ドア開口部24の後縁24rの上下方向の中間部(中間ピラー13とホイルアーチ形状部35との間)を補強する補強部材であって、その延在方向の直交断面が車室側に向けて開口する断面ハット形状に形成され、サイドインナパネル12と協働してこれらの間に閉断面16sを構成している(図6、図7参照)。第1ドア開口後縁補強部材16は、上端が中間ピラー13の下端に接合されるとともに、下端が上方延出部36の前下部、すなわち第1上下方向稜線部42fの下部に接合されている(図3中仮想線で示した第1ドア開口後縁補強部材16参照)。
第2ドア開口後縁補強部材17は、ドア開口部24の後縁24rの下部(ホイルアーチ形状部35の前辺部)を補強する補強部材であって、ドア開口部24の後縁24rの下部、すなわち、ホイルアーチ形状部35の前辺部に沿って延び、その延在方向の直交断面が前辺部に向けて開放した断面ハット形状に形成している。そして第2ドア開口後縁補強部材17は、ホイルアーチ形状部35の前辺部と協働してこれらの間に閉断面17sを構成する(図1、図2参照)。
第2ドア開口後縁補強部材17は、後上部が、第1ドア開口後縁補強部材16の下部(付け根部分)に接合されるとともに、前下部が、サイドシル6の後部に接合されている(図1参照)。
上述した本実施形態の車両の後部車体構造は、車室外側に膨出する形状のホイールハウスアウタ32と、該ホイールハウスアウタ32よりも車室側に位置するホイールハウスインナ31とを有するホイールハウス30が設けられた車両の後部車体構造であって、ホイールハウスインナ31には、上下方向に延びる第2インナ側レイン15(インナ側レインフォースメント)が設けられる一方、ホイールハウスアウタ32の車室外側に膨出形成された膨出部33には、車両側面視で後輪を上方から覆うアーチ形状に形成されたホイルアーチ形状部35を備え、ホイールハウスアウタ32には、膨出部33の車室外側への膨出形状に沿ってホイルアーチ形状部35よりも上方に延びるとともに、車両側面視で少なくとも一部が第2インナ側レイン15に重複する上方延出稜線部42(稜線部42)が形成されたものである(図1、図3〜図7参照)。
上記構成によれば、ホイールハウスアウタ32の、第2インナ側レイン15に車両側面視で重複する部分が、膨出部33によって形成される上方延出稜線部41,42によって補強され、補強部品を追加することなく剛性の向上を図ることができる。
具体的には、上記構成によれば、ホイールハウスアウタ32における、ホイルアーチ形状部35よりも上方に延びる稜線部42を、膨出部33の膨出形状によって形成することで、補強部材等の部品を別途追加(すなわち車体重量が増加)することなくホイールハウスアウタ32自体、すなわち車体後部の車室外側を補強することができる。
そして、稜線部42を、車両側面視で第2インナ側レイン15に重複するように形成したため、すなわち当例では、上方延出稜線部42のうち、上辺部分42uが上下方向に延びる第2インナ側レイン15を車両前後方向に跨ぐように延びるため、該上方延出稜線部42と第2インナ側レイン15とが協働して、車室側(インナ側)および車室外側(アウタ側)の両側からホイールハウス30周りの剛性を高めることができる。
この発明の態様として、上記構成によれば、膨出部33のホイルアーチ形状部35よりも上部には、該ホイルアーチ形状部35から上方へ延出するように車室外側へ膨張する上方延出部36が設けられ、上方延出稜線部42は、上方延出部36の車室外側への膨出形状に沿って形成されたものである(同図参照)。
上記構成によれば、膨出部33は、上方延出部36とホイルアーチ形状部35とを上下各側に一体形成できるため、ホイールハウスアウタ32の強度を高めることができる。
この発明の態様として、ホイールハウス30に対して車室側且つ下部に備えたリヤサイドフレーム4に、ダンパ(図示省略)の上端部を取付け支持するダンパ取付部7が設けられ(図2、図6参照)、第2インナ側レイン15が、車両前後方向における、リヤサイドフレーム4に設けられたダンパ取付部7(当例では後側のダンパ締結部7b)から上方に延びるととともに(図2参照)、ホイールハウスアウタ32の稜線部41,42、すなわち第2上下方向稜線部43が、リヤサイドフレーム4の高さから上記ホイルアーチ形状部35を跨いで上記上方延出部36に至るまで連続して上方に延びるものである(図1、図3〜図5参照)。
上記構成によれば、第2上下方向稜線部43は、第2インナ側レイン15と同様にリヤサイドフレーム4の高さから上方に延びるため、該第2上下方向稜線部43によって、ダンパからダンパ取付部7を介して車体側に加わる外力による、該第2インナ側レイン15の変位を第2上下方向稜線部43によって抑制することができる。
詳述すると、ダンパからダンパ取付部7を介して車体側に加わる外力を分散するために、例えば、ダンパ取付部7から上方に延びる第2インナ側レイン15を車室側に設ける等して車室側のみを補強した場合には、車室側と車室外側に剛性差が生じるため、車室外側の強度を相対的に高める必要がある。
しかし単純に車室外側(ホイールハウスアウタ32)に補強部材を設ける等して補強した場合には、車体重量(部品点数)が増加することになる。
これに対して本実施形態においては、ホイールハウスアウタ32にリヤサイドフレーム4の高さから上方に延びる稜線部41,42(特に第2上下方向稜線部43)を、膨出部33の膨出形状によって形成することで、車室外側についても補強することができ、車室側と車室外側との剛性差を解錠することができる。
従って、車両の部品点数(車体重量)が増えることなく、第2インナ側レイン15と、ホイールハウスアウタ32の稜線部41,42とで、ダンパから車体後部に伝わる外力を車体上方へと効果的に分散することができる。
この発明の態様として、上方延出部36には、車体側部に設けられたリヤシート乗降用のドア開口部24の後縁24rに沿って延びる第1ドア開口後縁補強部材16(ドア開口後縁補強部材)が接合され(図1、図3、図5〜図7参照)、第1ドア開口後縁補強部材16と、該第1ドア開口後縁補強部材16よりも車両後方に備えた第2インナ側レイン15とに亘って上方延出稜線部42の前辺部分42fおよび上辺部分42uが連続して延びるものである(図1、図3、図5、図6参照)。
上記構成によれば、車体後部構造における、ドア開口部24の後縁24rから第2インナ側レイン15にかけての部位の剛性を高めることができる。
すなわち、第1ドア開口後縁補強部材16と第2インナ側レイン15とを、上方延出稜線部42の前辺部分42fおよび上辺部分42uによって車両側面視で繋ぐことで、これら第1ドア開口後縁補強部材16と第2インナ側レイン15との間の剛性を、これら15,16を夫々独立して設ける場合と比して効果的に高めることができる。
この発明の態様として、第2インナ側レイン15より車両前方かつ上方には、車幅方向に延びるリヤヘッダ18が設けられており、ホイールハウス30の上方には、リヤヘッダ18から後方に延びるとともに後方ほど下方に位置するリヤピラー11(閉断面構造)が設けられ、第2インナ側レイン15の上端は、リヤピラー11における、リヤヘッダ18との結合部Cに対して後方に離間した部位に結合されたものである(図1〜図5の特に図2参照)。
詳述すると、リヤゲート開口1の側辺を構成するリヤピラー11が、リヤヘッダ18の車幅方向外端から後下がりに設けられている構成において、車両走行時に、車両側面視および車両後面視でリヤヘッダ18を起点としてリヤピラー11が変形するように振動(揺動)することが懸念される。
具体的には、リヤピラー11は、車両走行時に車両側面視で、その後下側がリヤヘッダ18を支点として上下(前後)に振動するとともに、車両後面視で、その後下側がリヤヘッダ18を支点としてインナ側とアウタ側との間において振動する。
これに対して本実施形態においては、第2インナ側レイン15の上端によって、リヤピラー11を、リヤヘッダ18との結合部Cに対して離間した部位から支持することで、リヤヘッダ18との結合部Cにて支持する場合と比してリヤピラー11の走行時の上述した変形を(テコの原理により)効果的に抑制することができる。
この発明の態様として、稜線部としての第2上下方向稜線部43は、第2インナ側レイン15に対して車両後方に離間した位置にて上下方向に延びるものである(図1、図3〜図7参照)。
上記構成によれば、第2上下方向稜線部43が第2インナ側レイン15に対して車両前後方向に離間した位置にて上方に延びることによって、該第2上下方向稜線部43は、リヤヘッダ18との結合部Cに対して、第2インナ側レイン15よりも車両後方にさらに離間した部位から、車両側面視および車両後面視で車両走行時におけるリヤヘッダ18を起点としたリヤピラー11の変形をより効果的に抑制することができる。
詳述すると、上述したように、上下方向に延びる第2インナ側レイン15の上端によって、リヤピラー11における、リヤヘッダ18との結合部Cを直接支持するよりも、リヤヘッダ18との結合部Cに対して車両後方により離間した部位から支持する方が、テコの原理によりリヤピラー11の上述した変形を抑制するうえで有効である。
但し、第2インナ側レイン15は、ダンパからダンパ取付部7を介して車体側に加わる外力を車体上部に効率よく伝達、分散させるためには、図2に示すように、ダンパ取付部7から上方(極力鉛直上方向)に延びるように設けることが好ましい。
このような第2インナ側レイン15の車両前後方向の位置は、該第2インナ側レイン15を、リヤピラー11における、リヤヘッダ18との結合部Cに対して車両後方へ極力離間した位置に設けるうえでの制約となるおそれがある。
そこで本実施形態においては、ホイールハウスアウタ32の膨出部33に、ホイルアーチ形状部35よりもリヤピラー11に近接する上方延出部36を設け、該上方延出部36によっても、リヤピラー11の振動を抑制する効果を持たせた構成としている。
すなわち、ホイールハウスアウタ32に、ホイルアーチ形状部35よりも上方に延びる第2上下方向稜線部43を形成することにより、車体重量が増加することなく、ダンパから車体側への入力荷重の伝達、分散効果と、リヤピラー11の振動抑制効果とを両立することができる。
この発明の態様として、上方延出部36には、上下方向に延びる上方延出稜線部42(稜線部)が複数設けられたものである(図1、図3〜図7参照)。すなわち当例では、上下方向に延びる上方延出稜線部42として、第1上下方向稜線部42f、第2上下方向稜線部43および第3上下方向稜線部44とが設けられたものである(同図参照)。
特に、第2、第3上下方向稜線部43,44は、共に第2インナ側レイン15に対して車両後方に離間した位置にて上下方向に延びるため、これら第2、第3上下方向稜線部43,44によって、ダンパから加わる外力による、第2インナ側レイン15の変位の車室外側からの抑制効果と、リヤヘッダ18を起点としたリヤピラー11の変形抑制効果とを両立することができる。
なお、稜線部42における上方に延びる部分は、上述したように第2上下方向稜線部43および第3上下方向稜線部44に限らず、3以上の複数設けてもよい。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
本実施形態においては、上方延出稜線部42は、前辺部分42fおよび上辺部分42u、後辺部分42rが上方延出部36の外縁に沿って連続して延びる稜線を有しているが、これ限らず、車両側面視で上方延出稜線部42の少なくとも一部が第2インナ側レイン15に重複していれば、前辺部分42f、上辺部分42uおよび後辺部分42rは夫々非連続で別々に形成してもよい。
また、上方延出稜線部42は、本実施形態のように第2インナ側レイン15に車両前後方向に延びる部分が交差するように車両側面視で重複するに限らず、上下方向に延びる部分が車両側面視で重複する構成であってもよい。
4…リヤサイドフレーム
7…ダンパ取付部
11…リヤピラー(閉断面構造)
15…第2インナ側レイン(インナ側レインフォースメント)
16…第1ドア開口後縁補強部材(ドア開口後縁補強部材)
18…リヤヘッダ
24…リヤシート乗降用のドア開口部
24r…リヤシート乗降用のドア開口部の後縁
30…ホイールハウス
31…ホイールハウスインナ
32…ホイールハウスアウタ
33…膨出部
35…ホイルアーチ形状部
36…上方延出部
42…上下方向稜線部(稜線部)
42f,42u…上方延出稜線部の前辺部分および上辺部分(ドア開口後縁補強部材とインナ側レインフォースメントとに亘って延びる上記稜線)
43…第2上下方向稜線部(インナ側レインフォースメントに対して車両後方に離間した位置にて上下方向に延びる稜線部)
43,44…第2上下方向稜線部および第3上下方向稜線部(上下方向に延びる複数の稜線部)
C…リヤピラーにおける、リヤヘッダとの結合部

Claims (7)

  1. 車室外側に膨出する形状のホイールハウスアウタと、該ホイールハウスアウタよりも車室側に位置するホイールハウスインナとを有するホイールハウスが設けられた車両の後部車体構造であって、
    上記ホイールハウスインナには、上下方向に延びるインナ側レインフォースメントが設けられる一方、
    上記ホイールハウスアウタにおける車室外側に膨出形成された膨出部には、車両側面視で後輪を上方から覆うアーチ形状に形成されたホイルアーチ形状部を備え、
    上記ホイールハウスアウタには、上記膨出部の車室外側への膨出形状に沿って上記ホイルアーチ形状部よりも上方に延びるとともに、車両側面視で少なくとも一部が上記インナ側レインフォースメントに重複する稜線部が形成された
    車両の後部車体構造。
  2. 上記膨出部の上記ホイルアーチ形状部よりも上部には、該ホイルアーチ形状部から上方へ延出するように車室外側へ膨張する上方延出部が設けられ、
    上記稜線部は、上記上方延出部の車室外側への膨出形状に沿って形成された
    請求項1に記載の車両の後部車体構造。
  3. 上記ホイールハウスの車室側且つ下部に備えたリヤサイドフレームに、サスペンションダンパの上端部を取付け支持するダンパ取付部が設けられ、
    上記インナ側レインフォースメントが、上記リヤサイドフレームに設けられた上記ダンパ取付部から上方に延びるととともに、上記ホイールハウスアウタの上記稜線部が、上記リヤサイドフレームの高さから上記ホイルアーチ形状部を跨いで上記上方延出部に至るまで上方に延びる
    請求項2に記載の車両の後部車体構造。
  4. 上記上方延出部には、車体側部に設けられたリヤシート乗降用のドア開口部の後縁に沿って延びるドア開口後縁補強部材が接合され、
    上記ドア開口後縁補強部材と、該ドア開口後縁補強部材よりも車両後方に備えた上記インナ側レインフォースメントとに亘って上記稜線部が延びている
    請求項2又は3に記載の車両の後部車体構造。
  5. 上記インナ側レインフォースメントより車両前方かつ上方には、車幅方向に延びるリヤヘッダが設けられており、
    上記ホイールハウスの上方には、上記リヤヘッダから後方に延びるとともに後方ほど下方に位置する閉断面構造が設けられ、
    上記インナ側レインフォースメントの上端は、上記閉断面構造における、上記リヤヘッダとの結合部に対して後方に離間した部位に結合された
    請求項2乃至4のいずれか1項に記載の車両の後部車体構造。
  6. 上記稜線部は、上記インナ側レインフォースメントに対して車両後方に離間した位置にて上下方向に延びている
    請求項2乃至5のいずれか1項に記載の車両の後部車体構造。
  7. 上記上方延出部には、上下方向に延びる上記稜線部が複数設けられた
    請求項6に記載の車両の後部車体構造。
JP2019078317A 2019-04-17 2019-04-17 車両の後部車体構造 Active JP7259506B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078317A JP7259506B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 車両の後部車体構造
CN202010120774.3A CN111824268B (zh) 2019-04-17 2020-02-26 车辆的后部车身结构
EP20161821.2A EP3725646B1 (en) 2019-04-17 2020-03-09 Vehicle rear body structure, and vehicle
US16/814,067 US11273874B2 (en) 2019-04-17 2020-03-10 Vehicle rear body structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078317A JP7259506B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 車両の後部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020175736A true JP2020175736A (ja) 2020-10-29
JP7259506B2 JP7259506B2 (ja) 2023-04-18

Family

ID=69784181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019078317A Active JP7259506B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 車両の後部車体構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11273874B2 (ja)
EP (1) EP3725646B1 (ja)
JP (1) JP7259506B2 (ja)
CN (1) CN111824268B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113147904A (zh) * 2021-05-18 2021-07-23 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种两门电动车门环加强框组件
CN115214785A (zh) * 2021-12-09 2022-10-21 广州汽车集团股份有限公司 一种车身后部结构及汽车

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7284132B2 (ja) * 2020-09-04 2023-05-30 トヨタ自動車株式会社 車両用ボデー
KR20220055292A (ko) * 2020-10-26 2022-05-03 현대자동차주식회사 차량용 리어 사이드구조
FR3116257A1 (fr) * 2020-11-18 2022-05-20 Psa Automobiles Sa Caisse a passage de roue arriere a protection amelioree
KR20220096102A (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 현대자동차주식회사 리어 플로어 사이드 멤버 어셈블리
CN114735083B (zh) * 2022-05-05 2023-09-19 北京汽车股份有限公司 一种车身c柱总成及汽车

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582759U (ja) * 1992-04-20 1993-11-09 トヨタ車体株式会社 板ばね車軸懸架式車のリヤホイルハウス構造
JP2001063630A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Nissan Motor Co Ltd 車体側部構造
JP2009067231A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Mazda Motor Corp 車両の車体後部構造
JP2012166622A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Toyota Motor Corp ボデー構造
JP2015145225A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造
JP2017056881A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 マツダ株式会社 自動車の側部車体構造
JP2018162054A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 マツダ株式会社 車両の後部車体構造

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7364225B2 (en) * 2005-12-15 2008-04-29 Mazda Motor Corporation Vehicle body structure
JP5549420B2 (ja) 2010-06-25 2014-07-16 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
JP5798605B2 (ja) * 2013-10-04 2015-10-21 本田技研工業株式会社 車両後部構造
JP6128334B2 (ja) * 2014-07-22 2017-05-17 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
JP6137205B2 (ja) * 2015-01-19 2017-05-31 マツダ株式会社 自動車の後部車体構造
JP6507816B2 (ja) * 2015-04-17 2019-05-08 スズキ株式会社 車両後部構造
JP6402249B2 (ja) * 2015-06-08 2018-10-10 本田技研工業株式会社 車体後部構造
DE102015008728A1 (de) * 2015-07-07 2017-01-12 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Kraftfahrzeugkarosserie mit mehrschaligem Radeinbau
US10093149B2 (en) * 2017-01-18 2018-10-09 Ford Global Technologies, Llc Vehicle body with HVAC unit
JP6597760B2 (ja) * 2017-03-27 2019-10-30 マツダ株式会社 車両の後部車体構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582759U (ja) * 1992-04-20 1993-11-09 トヨタ車体株式会社 板ばね車軸懸架式車のリヤホイルハウス構造
JP2001063630A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Nissan Motor Co Ltd 車体側部構造
JP2009067231A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Mazda Motor Corp 車両の車体後部構造
JP2012166622A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Toyota Motor Corp ボデー構造
JP2015145225A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造
JP2017056881A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 マツダ株式会社 自動車の側部車体構造
JP2018162054A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 マツダ株式会社 車両の後部車体構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113147904A (zh) * 2021-05-18 2021-07-23 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种两门电动车门环加强框组件
CN115214785A (zh) * 2021-12-09 2022-10-21 广州汽车集团股份有限公司 一种车身后部结构及汽车
CN115214785B (zh) * 2021-12-09 2023-09-01 广州汽车集团股份有限公司 一种车身后部结构及汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JP7259506B2 (ja) 2023-04-18
EP3725646A1 (en) 2020-10-21
EP3725646B1 (en) 2022-09-07
US20200331538A1 (en) 2020-10-22
US11273874B2 (en) 2022-03-15
CN111824268B (zh) 2022-09-09
CN111824268A (zh) 2020-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7259506B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP6304066B2 (ja) 車両の上部車体構造
CN109204572B (zh) 汽车的下部车体构造
JP6229676B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP6103142B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP6881404B2 (ja) 下部車体構造
US11192593B2 (en) Vehicle body structure of vehicle
WO2011074527A1 (ja) 車体フロア構造
JP2016002905A (ja) サンルーフ付き自動車の上部車体構造
US11192591B2 (en) Vehicle body structure of vehicle
JP6292046B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP4857976B2 (ja) 車両フロア構造
JP6137205B2 (ja) 自動車の後部車体構造
CN111824265B (zh) 车身侧部结构
JP6579131B2 (ja) 車両の前部車体構造
US11008046B2 (en) Vehicle body structure
JP6237669B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP6229675B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP6674656B2 (ja) キャブ構造
JP5504014B2 (ja) 車両の車体側部構造
JP6237670B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP7153236B2 (ja) 車両のルーフ取付構造
JP2017128299A (ja) 車体構造
CN112428794A (zh) 车辆的侧部车身构造
JP2019189165A (ja) 車両の車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7259506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150