JPH0575022U - ガス発生器 - Google Patents

ガス発生器

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JPH0575022U
JPH0575022U JP023068U JP2306892U JPH0575022U JP H0575022 U JPH0575022 U JP H0575022U JP 023068 U JP023068 U JP 023068U JP 2306892 U JP2306892 U JP 2306892U JP H0575022 U JPH0575022 U JP H0575022U
Authority
JP
Japan
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container
gas generator
flange
flange portion
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP023068U
Other languages
English (en)
Inventor
喜行 岸野
悟 尾坂
昭彦 末廣
Original Assignee
センサー・テクノロジー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by センサー・テクノロジー株式会社 filed Critical センサー・テクノロジー株式会社
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  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フランジ形状が変更になった場合フランジ部
のみの型変更ですみ、型変更コストを最低に抑えること
ができ、かつコストダウンも可能なガス発生器を提供す
る。 【構成】 フランジ部24を有する円筒状容器にガス発
生剤などを収納したガス発生器21において、該容器は
上容器22と下容器23とフランジ部24との3部品で
構成され、3部品の接合部分は同一円周上に位置し、該
接合部分は摩擦圧接5を介して形成されてなるものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のエアバッグ安全装置に組込んで使用されるガス発生器に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず図3により、ガス発生器の取付状態について説明する。エアバッグ安全装 置7は、ベース8とカバー9の中にガス発生器1とエアバッグ10を収めてコン パクトに一体化したものであり、ボルト11にて固定されハンドル12の一部を 形成している。そして、エアバッグ10とベース8間の空間にガス発生器1が設 けられており、該ガス発生器1のフランジ部4がボルト13にてベース8に固定 されている。
【0003】 ところで、現在エアバッグ安全装置7は小型化されつつあり、その場合にはハ ンドル構造も含めて全体的な変更がなされる。しかし、ガス発生器本体は内部に ガス発生剤などを収納しており、一定スペースを必要とする関係上形状変更の余 地はあまり無く、ベース8等の変更に合わせてフランジ部4のみの形状が変更さ れることが多い。
【0004】 次に、ガス発生器1は円筒状の金属製容器から成り、該金属製容器は上容器と 下容器との接合体となっている。接合方法としてはネジ止めも用いられているが 、量産に適した摩擦圧接が用いられる場合がある。図4に従来のガス発生器の接 合方法の一例を示す。上容器2とフランジ部4とは一体構造になっており、摩擦 圧接5により下容器3と接合されている。そして、摩擦圧接5によりバリ6が形 成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
フランジ形状が変更された場合、従来のものは容器とフランジ部とが一体構造 であるため、フランジ部の形状が変更になると容器全体の型変更を余儀なくされ 、したがってコストが高く付くという問題がある。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、フランジ形状が変更になった場合フランジ部のみの 型変更ですみ、型変更コストを最小に抑えることができ、かつコストダウンも可 能なガス発生器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案におけるガス発生器は、フランジ部を有す る円筒状容器にガス発生剤などを収納したガス発生器において、該容器は上容器 と下容器とフランジ部との3部品で構成され、3部品の接合部分は同一円周上に 位置し、該接合部分は摩擦圧接を介して形成されてなることを特徴とするもので ある。
【0008】
【作用】
別部品としたフランジ部は、上容器と下容器の摩擦圧接を利用して、同時にか つ容易に接合されるので、フランジ部を別部品としたにもかかわらず工数が増加 しない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は本考案のガ ス発生器の接合部の断面図である。
【0010】 図1において、ガス発生器21は円筒状であり(図示されていない)、上容器 22と下容器23とフランジ部24との3部品で構成されている。そして、3部 品の接合部分は同一円周上に位置し上容器22は摩擦圧接5により下容器23と 接合されている。そして、摩擦圧接5により形成されたバリ6がフランジ部24 の凹部24aと係合しているものである。
【0011】 摩擦圧接は、一方の部品を固定し、他方の部品を回転することにより行うが本 実施例では上容器22を固定側、下容器23を回転側としている。通常、底の深 い上容器22の方にガス発生剤、フィルター等の内容物が圧接前に挿入されるか らである。上容器22及び下容器23の開先形状は、接合面に対して対称であり 、かつ、一点鎖線で示すように接合部が凹形状となるようになっている。これは 接合部に形成されるバリ6が容器材料面より突出して他部品と接触するのを防止 するためである。従って、本実施例では容器内側は十分な凹形状とし、外側は平 面もしくは若干の凹形状とする。その程度は形成されるべきバリ6の大きさによ って決められる。フランジ部24は全体としてリング状であり圧入等により予め 上容器22と一体化され位置決めされる。そして、その断面形状は図1に示すよ うに、上容器22及び下容器23との接合面(当接面)中央部にバリ6と嵌合す るのに適した大きさの凹部24aと、該凹部24aの周りに材料強度を保持する ための膨らみ24bとを有し、さらに下容器23との間にクリアランス15を形 成する形状となっている。すなわち、フランジ部24の該クリアランスを形成す る端面24dは上容器22との当接面24cと比べて外側に後退している。前記 クリアランス15は、回転する下容器23との接触を避けるためである。凹部2 4aの断面形状は図1のような半円形の外に、長方形や3角形とすることもでき る。凹部24a及び膨らみ24bの大きさや形状もバリ6の大きさにより決めら れる。そして、そのバリ6の大きさは各部品の大きさ、必要強度等を総合的に勘 案して決定される。
【0012】 次に、このような構造としたことによる作用について説明する。摩擦圧接は、 固定側部品と回転側部品とを接触させて摩擦により材料を高温状態とすることに より加圧力を低減しつつ両部品を加圧し、接触部の材料を少量排除する(バリと なる)ことにより接触面に金属結合を生じさせて接合するものである。従って、 容器21を円筒状とし、上容器22及び下容器23の接合面を同一円周上に位置 させることにより摩擦圧接5が可能となる。そして、バリ6は摩擦圧接5に伴い 形成されるものであり、そのバリ6の大きさは、圧接条件を選択することにより 一定範囲内で調整可能であり、凹部24aの寸法に応じた大きさとすることがで きる。よって容易にフランジ部24をバリ6に係合することができる。さらに、 フランジ部24はリング状であるため、凹部24aに十分な大きさのバリ6を形 成することにより該フランジ部4を外方向に押しつけて周方向に強固に固定し、 同時に軸方向(上下方向)にも強固に固定することができる。
【0013】 この結果、フランジ部を別部品としたにもかかわらず接合時の工数は増加しな い。さらに、上容器22、下容器23及びフランジ部24は別部品とした方が全 体の冷間鍛造コストが安くなり、コストダウンが可能になる。また、圧接部のバ リ6がフランジ部24に隠れて見栄えが良くなる。そして、フランジ部24を別 部品としているので、フランジの形状が変更になってもフランジのみの型変更で 済み、フランジ形状変更コストを最小に抑えることができる。
【0014】 次に、本考案の他の実施例について説明する。図2は本考案のガス発生器の接 合部の断面図である。
【0015】 図2において、ガス発生器31は円筒状であり(図示されていない)、上容器 32と下容器33とフランジ部34との3部品で構成されている。そして、3部 品の接合部分は同一円周上に位置し下容器33は摩擦圧接5により上容器32及 びフランジ部34の両方と接合されている。また、接合部にはバリ6が生じてい る。
【0016】 図2においても図1と同様に上容器32が固定側であり、また、フランジ部3 4は全体としてリング状であり圧入等により予め上容器32と一体化され位置決 めされる。各部品の開先形状は一点鎖線で示すように接合部が凹形状となるよう になっている。これは接合部に生じるバリ6が容器材料面より突出して他部品と 接触するのを防止するためである。従って、下容器33は内外両側が対称的に先 端が細くなっているが、上容器32は内側のみ、フランジ部34は外側のみ細く なっている。この凹形状の程度は圧接条件を適宜選択して決められる。このよう に、フランジ部34も同時に圧接するので、フランジ部34を別部品としたにも かかわらず接合時の工数は増加しない。さらに、上容器32、下容器33及びフ ランジ部34は別部品とした方が全体の冷間鍛造コストが安くなり、コストダウ ンが可能になる。そして、フランジ部34を別部品としているので、フランジ3 4の形状が変更になってもフランジ34のみの型変更で済み、フランジ形状変更 コストを最小に抑えることができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、上述のようにフランジ部を別部品としているので、フランジの形状 が変更になってもフランジのみの型変更で済み、フランジ形状変更コストを最小 に抑えることができる。一方、別部品とすることによる接合時の工数増加もなく 、さらに、フランジと容器とを別部品とした方が、一体とするよりも全体の冷間 鍛造コストが安くなり、コストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガス発生器の接合部の断面図である。
【図2】本考案のガス発生器の接合部の断面図である。
【図3】ガス発生器の取付状態を示す図である。
【図4】従来のガス発生器の接合部の断面図である。
【符号の説明】
21 ガス発生器 22 上容器 23 下容器 24 フランジ部 24a フランジ部の凹部 5 摩擦圧接 6 摩擦圧接によるバリ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部を有する円筒状容器にガス発
    生剤などを収納したガス発生器において、該容器は上容
    器と下容器とフランジ部との3部品で構成され、3部品
    の接合部分は同一円周上に位置し、該接合部分は摩擦圧
    接を介して形成されてなることを特徴とするガス発生
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、フランジ部の接合部
    分は凹部になっており、上容器と下容器との接合部分に
    おける摩擦圧接によるバリがフランジ部の前記凹部と係
    合するガス発生器。
JP023068U 1992-03-17 1992-03-17 ガス発生器 Pending JPH0575022U (ja)

Priority Applications (1)

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JP023068U JPH0575022U (ja) 1992-03-17 1992-03-17 ガス発生器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP023068U JPH0575022U (ja) 1992-03-17 1992-03-17 ガス発生器

Publications (1)

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JPH0575022U true JPH0575022U (ja) 1993-10-12

Family

ID=12100090

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JP023068U Pending JPH0575022U (ja) 1992-03-17 1992-03-17 ガス発生器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08104198A (ja) * 1994-09-28 1996-04-23 Trw Vehicle Safety Syst Inc エアバッグ膨張装置および製造方法
JP2002274316A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Takata Corp ガス発生器
JP2018537347A (ja) * 2015-12-18 2018-12-20 オートリブ ディベロップメント エービー ガス発生器

Cited By (4)

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