JPH088387Y2 - ホース中間継手金具 - Google Patents

ホース中間継手金具

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JPH088387Y2
JPH088387Y2 JP1992073347U JP7334792U JPH088387Y2 JP H088387 Y2 JPH088387 Y2 JP H088387Y2 JP 1992073347 U JP1992073347 U JP 1992073347U JP 7334792 U JP7334792 U JP 7334792U JP H088387 Y2 JPH088387 Y2 JP H088387Y2
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JP
Japan
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nipple
sleeve
annular
fitting
intermediate base
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JP1992073347U
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JPH0630598U (ja
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忠史 根津
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ゴムホースを連結す
る中間継手金具に係り、詳しくは、各種液圧用ゴムホー
ス及び各種液圧用樹脂ホース、特に、自動車の液圧ブレ
ーキホース等を両端に接続して車体に固定するためのホ
ース中間継手金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のホース中間継手金具は、
自動車部品として使用する可撓性ゴムホース、例えば、
液圧ブレーキホースが特にタイヤと接触するのを防止す
るために、ゴムホースの中間部分を保持固定するために
用いられる。
【0003】図5は切削加工によって成形された中間継
手金具を示している。即ち、中間基部1の両側にそれぞ
れスリーブ3及びニップル5を同心状に連設し、ニップ
ル5間は結合孔7によって連通している。ゴムホース
(図示せず)はスリーブ3とニップル5によって形成さ
れる環状溝9内に挿入した後、スリーブ3の外周面を加
締て固定される。そして、別途成形した取付用ブラケッ
ト(図示せず)の金具挿通孔に前記構成の継手金具の中
間基部1を圧入して一体に固定し、前記ブラケットに設
けたボルト孔にボルトを挿通して固定するものである。
【0004】また、図6はスリーブ本体とニップルとを
分割して成形し、プロジェクション熔接によって一体に
固着しているものである。即ち、スリーブ本体は中間基
部10の両側に同心状にスリーブ11を連設し、中間基
部10の軸心部に透孔13を穿設してなる。スリーブ1
1内における前記中間基部10の側面は軸心に対して直
角面に形成されている。一方、ニップル本体はニップル
15の一端に前記スリーブ11内に挿入可能な大きさの
フランジ17が設けられている。前記フランジ17の外
側面には環状突起が設けられている。そして、前記フラ
ンジ17からスリーブ11内に挿入して中間基部10の
側面に当接させ、プロジェクション熔接によって一体に
固着している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図5
示す切削加工により成形する中間継手金具の場合には、
バイト形状が複雑になり、多くの加工工数を必要とす
る。さらに、多くの切粉が発生し不経済であり全体とし
てコスト高となるという問題がある。また、図6に示す
分割成形した3部品を組み立てる中間継手金具は、切削
加工による場合に比して製品歩留まりは良くなるもの
の、中間基部10の透孔13とニップル15の貫通孔と
を正確に一致させることが困難であった。また、熔接す
るプロジェクション熔接機とそのための変電設備が必要
になる。さらに、ニップルを熔接する金具では、熔接部
が直接流体液に触れるという問題がある。即ち、中間基
部の内部側面とフランジ17とは突当熔接されているた
めに、熔接部が直接、流体液に触れることになる。高い
シール性が要求されるこの種金具においては、熔接部が
透孔13に面して流体液に触れることはシール性の点か
らは好ましくないという問題がある。
【0006】この考案はかかる現況に鑑みてなされたも
ので、スリーブ本体とニップル本体とは容易に組み立て
られ、高いシール性が得られるとともに、安価な中間継
手金具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
するために次のような構成とした。即ち、分割成形した
スリーブ本体とニップル本体とを一体に固定してなる中
間継手金具において、スリーブ本体は両側にスリーブを
設けた中間基部の軸心部にニップル挿通孔を穿設すると
ともに、前記ニップル挿通孔の内周面には環状溝による
環状嵌合部を形成し、さらに、中間基部の少なくとも一
方の側面は軸心に対して直角面をなしており、ニップル
本体の外周面には前記直角面をなす中間基部の側面に当
接するフランジ状接合部と前記環状嵌合部に嵌合する環
状膨出部を設けてなることを特徴とする。
【0008】
【考案の作用】スリーブ本体の中間基部にニップル本体
の外周面を嵌合するので、軸方向への抜けが完全に防止
されるばかりではなく、嵌合部流体液に直接触れるのが
防止される。また、ニップル本体は一体に成形されてお
り連通しているので透孔のずれが防止される。
【0009】
【実施例】以下に、この考案を実施例に基づき詳細に説
明する。図1はこの考案の第1実施例における中間継手
金具の上半分を断面した側面図である。中間継手金具は
スリーブ本体20とニップル本体21とからなる。スリ
ーブ本体20は、中間基部23の両側にほぼ同じ大きさ
のスリーブ25を同心状に連設してなる。前記中間基部
23の外周面にクリップ取付用の環状溝29を設け、軸
心部には内周面に環状溝30を嵌合凹部として形成して
なるニップル挿通孔31を穿設してなる。そして、前記
スリーブ25の内側にある中間基部23の側面33は、
軸心に対して直角面をなしている。
【0010】一方、ニップル本体21は前記スリーブ本
体20とほぼ同一の長さであり、外周面には組み立てた
とき中間基部側面33に当接するフランジ状接合部35
が形成されている。さらに、ニップル本体21の外周面
には、前記環状溝30に嵌合する環状膨出部37が設け
られている。前記環状膨出部37はニップル39の略中
間部に設けられてる。従って、スリーブ本体20とニッ
プル本体21とを組み立てると、フランジ状接合部35
が中間基部側面33に当接するとともに、環状膨出部3
7が環状溝30に嵌合し、中間基部23の内周部がフラ
ンジ状接合部35と環状膨出部37との間に嵌入するこ
とになる。
【0011】上記実施例に係る中間継手金具を冷間鍛造
と切削加工による製造方法について説明すると、スリー
ブ本体20とニップル本体21とは予め分割して成形す
る。まず、図2(a)に示すように、冷間鍛造により基
部23の両側にスリーブ25を有する中間部品20aを
成形する。次いで、図2(b)に示すように、切削加工
により、基部23の軸心部にニップル挿通孔31を穿設
するとともに、内周面に環状溝30を形成し、外周面に
クリップ取付用溝29を設ける。一方、ニップル本体2
1は、まず、図3に示すように、冷間鍛造により左右ニ
ップル39の中間内部に仕切壁を有し、前記仕切壁より
一方側にずらした外周面にフランジ状接合部35を突設
した中間部品を形成し、次いで、前記仕切壁に透孔を設
けて厚肉部40とする。
【0012】上記構成のスリーブ本体20とニップル本
体21を組み立てるには、図4に示すように、ニップル
中間部品を図2(b)に示すスリーブ本体20に挿入
し、フランジ状接合部品35を中間基部側面33に当接
する。次いで、ニップル内に挿入した拡張ダイス42を
他方側に引き抜けば、厚肉部40は拡径して外側に膨出
して環状膨出部37となる。前記構成においては、フラ
ンジ状接合部35は中間基部側面33に当接し、環状膨
出部37が環状溝30に嵌入することによってかみ合い
状態に組み立てられるから軸方向への抜けは確実に防止
される。さらに、左右のニップルは一体に形成され、ス
リーブ本体20とは外周面において接合するから直接流
体に触れることがなく、液漏れを起こすこともない。
尚、上記実施例では、厚肉部40の拡径は拡張ダイスに
より行ったが、拡張ダイスに代えエアガン等によって行
ってもよい。
【0013】
【考案の効果】この考案は、分割成形したスリーブ本体
とニップル本体とを確実に組み立てることができ、接合
面は直接流体液に触れないので流体液の浸透を防止で
き、高いシール性が得られる。また、分割成形する中間
部品は冷間鍛造と切削加工によって成形することができ
るから加工費の低減を図ることができるとともに、特殊
な熔接技術や熔接設備が不要となる。さらに、組立には
熱を使用することがないから、任意の材質を選択するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る中間継手金具の上半分を断面し
た側面図である。
【図2】スリーブ本体の中間部品を示す上半分を断面し
た側面図である。
【図3】ニップル本体の中間部品を示す上半分を断面し
た側面図である。
【図4】スリーブ本体とニップル本体の組み立て方法を
示す上半分を断面した側面図である。
【図5】従来の切削加工による中間継手金具の上半分を
断面した側面図である。
【図6】 従来のニップルを熔接した中間継手金具の上半
分を断面した側面図である。
【符号の説明】
20 スリーブ本体 21 ニップル本体 23 中間基部 25 スリーブ 29 クリップ用環状溝 30 環状溝 31 ニップル挿通孔 33 中間基部側面 35 フランジ状接合部 37 環状膨出部 39 ニップル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割成形したスリーブ本体とニップル本
    体とを一体に固定してなる中間継手金具において、スリ
    ーブ本体は両側にスリーブを設けた中間基部の軸心部に
    ニップル挿通孔を穿設するとともに、前記ニップル挿通
    孔の内周面には環状溝による環状嵌合部を形成し、さら
    に、中間基部の少なくとも一方の側面は軸心に対して直
    角面をなしており、ニップル本体の外周面には前記直角
    面をなす中間基部の側面に当接するフランジ状接合部と
    前記環状嵌合部に嵌合する環状膨出部を設けてなること
    を特徴とするホース中間継手金具。
JP1992073347U 1992-09-28 1992-09-28 ホース中間継手金具 Expired - Lifetime JPH088387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992073347U JPH088387Y2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 ホース中間継手金具

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JPH0630598U JPH0630598U (ja) 1994-04-22
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JPH0356791A (ja) * 1989-07-24 1991-03-12 Nagoya Giken Kogyo Kk 流体耐圧ホースの口金具のソケットとニップルの固定法

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