JPH0545908Y2 - - Google Patents

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JPH0545908Y2
JPH0545908Y2 JP1987135009U JP13500987U JPH0545908Y2 JP H0545908 Y2 JPH0545908 Y2 JP H0545908Y2 JP 1987135009 U JP1987135009 U JP 1987135009U JP 13500987 U JP13500987 U JP 13500987U JP H0545908 Y2 JPH0545908 Y2 JP H0545908Y2
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bracket
metal fitting
insertion hole
mounting
tapered surfaces
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はゴムホースを連結する中間継手に係
り、特に自動車の液圧ブレーキホース等を両端に
接続して車体に固定するためのホース中間継手に
関する。
(従来の技術) 従来、自動車部品として取り付けられる可撓性
ある管状のホース、例えば、液圧ブレーキホース
は、特にタイヤへの接触を防止するために、ホー
ス自体がその中間部分において保持固定される。
この固定手段として一般に金属製バンド、または
中間継手が用いられる。
第6図〜第8図は従来公知の金属製バンド、ま
たは中間継手を示すものである。
第6図は両端にフランジ1を周設したゴム製ク
ランプ2にゴムホース3を挿通し、このクランプ
2の外周を金属製バンド4で挟んでなる取付構造
を示すもので、前記金属製バンド4に設けた取付
用ボルト孔5にボルトを挿通して固定する。
第7図は両口ニツプルに取付用ブラケツトを設
けた中間継手を示している。即ち、中間基部10
の両側にそれぞれニツプル12及びスリーブ13
を連設するとともに、ニツプル12間は結合孔1
7によつて連通させる。前記中間基部10の外周
にフランジ部14を突設し、このフランジ部14
の一部を突出させて取付用ブラケツト15とす
る。この取付用ブラケツト15にボルト孔16を
設け、このボルト孔16にボルト18を挿通して
固定するものである。
第8図は第7図A−A線縦断面図に相当する他
の従来例を示す中間継手である。この中間継手は
金具本体20と取付用ブラケツト21からなり、
金具本体20は中間基部23の両側にそれぞれニ
ツプルとスリーブを連設してなる。ブラケツト2
1は一端側に八角形状の挿通孔22を設け、この
挿通孔22に外周を同じく八角形状に形成した中
間基部23を圧入して一体に固定したものであ
る。ブラケツト21は他端に設けたボルト孔24
にボルトを挿通して固定される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来例にはそれぞれ次のよ
うな問題があつた。
即ち、第6図に示す例では、ゴムホース3を金
属製バンド4で保持固定するために、金属製バン
ド4の締付力が強すぎるとゴムホース3が潰れて
流体の流れを阻害することになり、また、逆に締
付力が弱すぎるとゴムホース3に外力が加わつた
とき、金属製バンド4との保持位置がずれ、例え
ば、ゴムホース3が液圧ブレーキホースの場合に
はタイヤに接触し、破損する恐れがある。また、
第7図に示す中間継手は丸棒を一体切削したもの
である。このために、バイト形状が複雑になり、
加工工数を必要とし、さらに、取付用ブラケツト
15がニツプル12の外径に比して著しく大きい
ために製品の歩留まりが悪く、従つて、この種中
間継手は全体としてコスト高となつた。
さらに、第8図の中間継手は2部品を組み立て
るために、第7図の中間継手に比べて製品歩留ま
りは良くなるものの、ブラケツト21の挿通孔2
2と、金具本体20の中間基部23の外周は寸法
精度が正確でなければならず、両者の形状が正確
でないと圧入できなかつたり、抜けるという問題
があつた。また、形状が多角形状であるためにそ
れだけ加工工数を必要とした。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる現況に鑑みてなされたもの
で、成形容易にして安価なホース中間継手を提供
することを目的とする。
この考案の構成は上記目的を達成するために、
中間継手は金具本体31と取付用ブラケツト32
とからなり、 金具本体31は中間基部34の両側にそれぞれ
スリーブ35とニツプル36を連設し、中間基部
34の外周面にはパンチ部材挿入部39、ブラケ
ツト取付部40及びフランジ41が順次連続して
段状に形成されており、 取付用ブラケツト32には板状体にボルト孔と
前記ブラケツト取付部40を挿入する挿入孔43
が形成され、この挿入孔43の内面にはその深さ
の中間位置から角度の異なる2つのテーパー面4
5,46を形成し、前記両テーパー面の境界をな
す段部を回止部47となし、 前記挿入孔43にブラケツト取付部40を圧入
し、テーパー面45及び46にブラケツト取付部
40の潰れによる環状膨出部50を圧着して一体
に固着したことを特徴とする。
(作用) この考案では、取付用ブラケツトの挿入孔の内
面に角度の異なる2つのテーパー面を形成し、金
具本体の中間基部を圧入して裏面をフランジに当
接し、テーパー面はブラケツト取付部の潰れによ
る環状膨出部を埋め込むように圧着することによ
つて一体に固着したので、両者は強固に固着され
て外れたり、回動することがないから、ホースを
確実に保持固定する。
(実施例) 次に、この考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図はゴムホースを取り付けた状態の一部断
面正面図、第2図は金具本体の半断面正面図、第
3図は取付用ブラケツトの斜視図、第4図は同じ
く縦断面図である。
この考案に係る中間継手30は金具本体31と
取付用ブラケツト32からなる。
金具本体31は中間基部34の両側にスリーブ
35とニツプル36を連設してなり、ニツプル3
6間は結合孔37によつて連通し、スリーブ35
とニツプル36の間の間隙38にホース端部が挿
入される。中間基部34の外周にはスリーブ35
の外径よりも僅かに大きく形成したパンチ部材挿
入部39と、このパンチ部材挿入部39よりも大
径のブラケツト取付部40と、さらに、フランジ
41とが順次連続して段状に形成されている。こ
れらパンチ部材挿入部39、ブラケツト取付部4
0及びフランジ41はそれぞれスリーブ35と同
心円に形成されている。
一方、取付用ブラケツト32は板状体であつ
て、一端側には金具本体31のブラケツト取付部
40を圧入するための挿入孔43を形成してな
り、この挿入孔43の内面はその中間深さ位置か
ら表面44に対する角度θ1としたテーパー面45
と、同じく表面44に対する角度をθ2としたテー
パー面46の2つのテーパー面によつて形成され
ている。そして、前記テーパー面46は挿入孔4
3の円周方向の一部に形成され、平面において挿
入孔43の中心からの角度をθ3とした範囲におい
て形成される。このテーパー面46によりテーパ
ー面45よりも内側に突出した部分を回止部47
とする。
さらに、取付用ブラケツト32の他端側にはボ
ルト孔48が設けられている。
尚、前記実施例ではテーパー面45の角度θ1
テーパー面46の角度θ2との関係はθ1<θ2とした
が、この逆であつてもよい。テーパー面45,4
6の角度を逆に形成した場合には、テーパー面4
6により凹んだ部分が回止部となる。また、回止
部47は2以上形成する構成としてもよい。
次に、前記構成に係る金具本体31と取付用ブ
ラケツト32との結合方法について説明する。
まず、金具本体31のブラケツト取付部40を
ブラケツト32の挿入孔43に圧入して、フラン
ジ41をブラケツト32の裏面49に当接する。
次いで、パンチ部材Pをパンチ部材挿入部39に
ブラケツト取付部40に当接するまで差し込む。
パンチ部材Pの外径はブラケツト取付部40の径
と同じか、それよりも大きく形成されている。
次いで、このパンチ部材Pを軸心方向に押圧す
る。この押圧により、ブラケツト取付部40は押
し潰されて盛り上がつた環状膨出部50が形成さ
れ、この環状膨出部50がテーパー面45及び4
6を埋め込むようにして圧着し、ブラケツト32
を固着する。金具本体31とブラケツト32はフ
ランジ41と環状膨出部50とによつて強固に固
着され、抜けが防止されるとともに、円周方向の
回転は回止部47によつて防止される。
このように、単にパンチ部材Pの押圧のみで両
者を一体に固着することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案は2部品からな
るもその構造は簡単であるから、加工工数が少な
いばかりでなく、製品部留まりも良く、全体とし
て安価な製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の実施例を示し、第
1図はゴムホースを取り付けた状態の一部断面正
面図、第2図は金具本体の半断面正面図、第3図
は取付用ブラケツトの斜視図、第4図は同じく縦
断面図、第5図は固着方法を示す説明用一部断面
正面図、第6図〜第8図は従来例を示し、第6図
は金属製バンドを用いた正面図、第7図は一体切
削による半断面正面図、第8図は第7図A−A線
において縦断面した状態の2部品による他の公知
例の断面図である。 31は金具本体、32は取付用ブラケツト、3
4は中間基部、35はスリーブ、36はニツプ
ル、37は結合孔、38は間隙、39はパンチ部
材挿入部、40はブラケツト取付部、41はフラ
ンジ、43は挿入孔、44はブラケツトの表面、
45,46は挿入孔のテーパー面、47は回止
部、48はボルト孔、49はブラケツト裏面、5
0は環状膨出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金具本体31と取付用ブラケツト32とからな
    り、前記金具本体31は中間基部34の両側にそ
    れぞれスリーブ35とニツプル36を連設し、中
    間基部34の外周面にはパンチ部材挿入部39、
    ブラケツト取付部40及びフランジ41が順次連
    続して段状に形成してなり、取付用ブラケツト3
    2は板状体にボルト孔と前記金具本体31のブラ
    ケツト取付部40を挿入する挿入孔43を形成
    し、前記挿入孔43の内面にはその深さの中間位
    置から角度の異なる2つのテーパー面45,46
    を形成し、前記両テーパー面の境界をなす段部を
    回止部47としてなり、前記挿入孔43にブラケ
    ツト取付部40を圧入し、前記取付用ブラケツト
    32のテーパー面45及び46をブラケツト取付
    部40の潰れによる環状膨出部50で埋め込むこ
    とにより一体に固着したことを特徴とするホース
    中間継手。
JP1987135009U 1987-09-03 1987-09-03 Expired - Lifetime JPH0545908Y2 (ja)

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JPS6439993U JPS6439993U (ja) 1989-03-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60178690U (ja) * 1984-05-07 1985-11-27 本田技研工業株式会社 車両におけるホ−ス類の取付構造

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JPS6439993U (ja) 1989-03-09

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