JPH0731015Y2 - シリンダ装置 - Google Patents

シリンダ装置

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JPH0731015Y2
JPH0731015Y2 JP7326589U JP7326589U JPH0731015Y2 JP H0731015 Y2 JPH0731015 Y2 JP H0731015Y2 JP 7326589 U JP7326589 U JP 7326589U JP 7326589 U JP7326589 U JP 7326589U JP H0731015 Y2 JPH0731015 Y2 JP H0731015Y2
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cylinder tube
cylinder
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sectional
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道信 坂田
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Koganei Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシリンダ装置、特にシリンダチューブと、この
シリンダチューブの開口部を閉止するヘッドカバーない
しロッドカバーなどのカバーとが結合されてシリンダ本
体が形成されるシリンダ装置に適用して有効な技術に関
する。
〔従来の技術〕
流体圧シリンダ装置は、通常、シリンダチューブの開口
端部の内周面側ないし外周面側にカバーが嵌合され固定
されてシリンダ本体が構成されている。
そして、このような構造のシリンダ装置において、シリ
ンダチューブとカバーとの嵌合部がかしめ加工によって
クリンプされてその双方が互いに結合され固体されてい
る構造のものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、クリンプによってシリンダチューブとカバー
とが互いに結合され固定されたシリンダ装置は、そのシ
リンダチューブおよびカバーの断面外形が夫々円形状と
されていることにより、前記したようなクリンプによる
固定が可能とされている。
しかしながら、シリンダ装置のシリンダチューブおよび
カバーの断面外形は、円形状に限られるものではなく、
四角形状などの多角形状のものがあり、このような多角
形状のシリンダチューブやカバーを備えたシリンダ装置
においては、前記したようなクリンプによる固定が困難
とされている。
本考案の目的は、シリンダチューブ、またはカバーの一
方の断面外形が略多角形状のシリンダ装置においてクリ
ンプによる固定を容易に行うことができるシリンダ装置
を提案することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のシリンダ装置の構造は、シリンダチューブと、
このシリンダチューブの開口端部の内周面側ないし外周
面側に嵌合されるカバーとを備え、前記シリンダチュー
ブ、または前記カバーの少なくとも一方の断面外形が略
多角形状とされているシリンダ装置であって、断面外形
が略多角形状の前記シリンダチューブ、または前記カバ
ーの一方には肉薄部が形成され、他方の外周面には溝が
形成され、前記肉薄部が変形され前記溝に食い込まされ
て前記シリンダチューブと前記カバーとが互いに結合さ
れ固定されている構造としたものである。
この場合に、前記肉薄部が外周方向に沿って所定の間隔
をおいて配設されている構造とすることができる。
また、前記溝が外周方向に沿って所定の間隔をおいて配
設されている構造とすることができる。
〔作用〕
前記した手段によれば、断面外形が略多角形状のシリン
ダチューブ、またはカバーの一方には肉薄部が形成さ
れ、他方の外周面には溝が形成され、前記肉薄部が変形
され前記溝に食い込まされて前記シリンダチューブと前
記カバーとが互いに結合され固定されていることによ
り、シリンダチューブ、またはカバーの一方の断面外形
が略多角形状のシリンダ装置においてクリンプによる固
定を容易に行うことができる。
この場合に、前記肉薄部が外周方向に沿って所定の間隔
をおいて配設されている構造とすると、その複数の肉薄
部が溝に食い込まされることにより、シリンダチューブ
とカバーとを確実に固定することができる。
また、前記溝が外周方向に沿って所定の間隔をおいて配
設されている構造とすると、前記肉薄部がその複数の溝
に夫々食い込まされることにより、シリンダチューブと
カバーとを確実に固定することができ、特に、シリンダ
チューブとカバーとの相対的な回転ずれを確実に防止す
ることができる。
〔実施例1〕 第1図は本考案の一実施例であるシリンダ装置の断面
図、第2図は第1図のII−II線における部分的断面図、
第3図はシリンダチューブの肉薄部の変形前におけるシ
リンダ装置の断面図である。
本実施例のシリンダ装置は、圧縮空気などの流体圧シリ
ンダ装置とされ、第2図に示すように、金属製のシリン
ダチューブ1の両端開口端部の内周面側に、ヘッドカバ
ーないしロッドカバーなどの金属製のカバー2がOリン
グなどのシール部材を介して夫々嵌合されている。
前記シリンダチューブ1は、第1図に示すように、断面
外形が略矩形状に形成されているとともに、断面内形が
真円形状に形成されている。
シリンダチューブ1の両端開口端部側の外周面二面に
は、肉薄部4が夫々対設されている。肉薄部4はシリン
ダチューブ1の外周面の一部が湾曲状に切欠されて形成
されている。
一方、前記カバー2は、内端部側の雄嵌合部5の断面外
形が真円形状に形成されている。
カバー2の雄嵌合部5の外周面には、その円周方向に沿
って環状の溝6が形成されている。
カバー2の雄嵌合部5は、シリンダチューブ1の両端開
口端部の内周面側に夫々嵌合され、該シリンダチューブ
1の肉薄部4がかしめ治具7などによる外力によって変
形され溝6に食い込まされてシリンダチューブ1とカバ
ー2とが互いに結合され固定されている。
なお、カバー2の外端部側の断面外形は、シリンダチュ
ーブ1の断面外形に略合致した矩形状に形成されてい
る。
次に、本実施例の作用について説明する。
先ず、シリンダチューブ1とカバー2の組み付けに際し
ては、第3図に示すように、シリンダチューブ1の開口
端部の内周面側にカバー2の雄嵌合部5を挿入し嵌合さ
せる。
次いで、第1図および第2図に示すように、かしめ治具
7などを用いてシリンダチューブ1の肉薄部4を外力に
より変形させ溝6に食い込ませる。
このシリンダチューブ1の肉薄部4がカバー2の溝6に
食い込まされて、シリンダチューブ1とカバー2とが互
いに結合して固定される。
このように、本実施例のシリンダ装置は、シリンダチュ
ーブ1に肉薄部4が形成され、またカバー2に溝6が形
成され、その肉薄部4が外力によって変形され溝6に食
い込まされてシリンダチューブ1とカバー2が互いに結
合され固定されるので、シリンダチューブ1の断面外形
が略矩形状とされているにかかわらずクランプによる固
定を容易に行うことができる。
この場合に、本実施例においては、肉薄部4がシリンダ
チューブ1の外周方向に沿って所定の間隔をおいて配設
され、この複数の肉薄部4が溝6に食い込まされるの
で、シリンダチューブ1とカバー2とが確実に堅固に固
定される。
〔実施例2〕 第4図は本考案の他の実施例であるシリンダ装置の断面
図である。
この実施例2のシリンダ装置は、シリンダチューブ1の
断面外形が正四角形状に形成され、このシリンダチュー
ブ1の開口端部側の外周面四面に、肉薄部4が夫々配設
されている。
そして、外周面四面の各肉薄部4がカバー2の環状の溝
6に食い込まされてシリンダチューブ1とカバー2とが
互いに結合されて固定されている。
〔実施例3〕 第5図は本考案の他の実施例であるシリンダ装置の断面
図である。
この実施例3のシリンダ装置は、カバー2側の溝6が裁
頭円弧状に形成され、この溝6が雄嵌合部5の外周面に
その円周方向に沿って所定の間隔をおいて対設されてい
る。
そして、その一対の溝6に、シリンダチューブ1の肉薄
部4が夫々食い込まされてシリンダチューブ1とカバー
2とが互いに結合され固定されている。
この実施例3によれば、一対の肉薄部4が一対の溝6に
夫々食い込まされているので、シリンダチューブ1とカ
バー2とを確実に堅固に固定することができ、特に、シ
リンダチューブ1とカバー2との相対的な回転ずれを確
実に防止することができる。
〔実施例4〕 第6図は本考案の他の実施例であるシリンダ装置の断面
図、第7図は第6図のVII−VII線における部分的断面図
である。
この実施例4のシリンダ装置は、そのシリンダチューブ
1の断面外形および断面内形が第6図に示すように、真
円形状に夫々形成され、このシリンダチューブ1の両端
開口端部側の外周面にその円周方向に沿って環状の溝6
が夫々形成されている。
一方、カバー2の断面外形は、矩形状に形成されてい
る。
また、カバー2の内端部側には、断面真円形状の雌嵌合
部8が形成され、この雌嵌合部8の外周二面側に肉薄部
4が夫々対設されている。肉薄部4はカバー2の外周面
2面の一部が湾曲状に切欠されて形成されている。
カバー2は、雌嵌合部8にシリンダチューブ1の開口端
部側が挿入されて該シリンダチューブ1の開口端部側の
外周面側に夫々嵌合され、肉薄部4が外力によって変形
され溝6に食い込まされてシリンダチューブ1とカバー
2とが互いに結合して固定されている。
この実施例4のシリンダ装置においてもカバー2の肉薄
部4が外力によって変形されシリンダチューブ1の溝6
に食い込まされてシリンダチューブ1とカバー2が互い
に結合され固定されるので、カバー2の断面外形が略矩
形状に形成されているにかかわらずクランプによる固定
を容易に行うことができる。
また、肉薄部4がカバー2の外周方向に沿って所定の間
隔をおいて配設され、この複数の肉薄部4が溝6に食い
込まされているので、シリンダチューブ1とカバー2と
が確実に堅固に固定される。
〔実施例5〕 第8図は本考案の他の実施例であるシリンダ装置を示す
断面図である。
この実施例5のシリンダ装置は、カバー2の断面外形が
正四角形状に形成され、このカバー2の雌嵌合部8側の
外周四面側に肉薄部4が夫々配設されている。
そして、各肉薄部4が環状の溝6に食い込まされてシリ
ンダチューブ1とカバー2とが互いに結合され固定され
ている。
〔実施例6〕 第9図は本考案の他の実施例であるシリンダ装置の断面
図である。
この実施例6のシリンダ装置は、シリンダチューブ1の
溝6が裁頭円弧状に形成され、この溝6が開口端部側の
外周面の一部にその円周方向に沿って所定の間隔をおい
て対設されている。
一対の溝6には、カバー2の肉薄部4が夫々食い込まさ
れてシリンダチューブ1とカバー2とが互いに結合され
固定されている。
この実施例6によれば、一対の肉薄部4が一対の溝6に
夫々食い込まされているので、シリンダチューブ1とカ
バー2とを確実に堅固に固定することができ、特に、シ
リンダチューブ1とカバー2との相対的な回転ずれを確
実に防止することができる。
以上のように本考案を実施例に基づき具体的に説明した
が、本考案は前記実施例1〜6に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
たとえば、前記実施例1〜6において、各肉薄部4は、
シリンダチューブ1の開口端部側の外周面ないしカバー
2の雌嵌合部8側の外周面が一部切欠されて形成されて
いる構造とされているが、本考案における肉薄部4はそ
のような外周面の一部が切欠されることなく形成されて
いる構造とすることも可能である。
また、溝6や肉薄部4の形状および数、かしめ治具7の
形状などは、前記実施例1〜6において示すものに限定
されるものではない。
〔考案の効果〕
本考案のシリンダ装置の構造によれば、以下の効果を得
ることができる。
(1).断面外形が略多角形状のシリンダチューブ、ま
たはカバーの一方には肉薄部が形成され、他方の外周面
には溝が形成され、前記肉薄部が変形され前記溝に食い
込まされて前記シリンダチューブと前記カバーとが互い
に結合され固定されていることにより、シリンダチュー
ブ、またはカバーの一方の断面外形が略多角形状のシリ
ンダ装置におけるクリンプによる固定を容易に行うこと
ができる。
(2).前記した場合に、前記肉薄部が外周方向に沿っ
て所定の間隔をおいて配設されている構造とすると、そ
の複数の肉薄部が溝に食い込まされることにより、シリ
ンダチューブとカバーとを確実に固定することができ
る。
(3).前記した場合に、前記溝が外周方向に沿って所
定の間隔をおいて配設されている構造とすると、前記肉
薄部がその複数の溝に夫々食い込まされることにより、
シリンダチューブとカバーとを確実に固定することがで
き、特に、シリンダチューブとカバーとの相対的な回転
ずれを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるシリンダ装置の断面
図、第2図は第1図のII−II線における部分的断面図、
第3図はシリンダチューブの肉薄部の変形前におけるシ
リンダ装置の断面図、第4図は本考案の他の実施例であ
るシリンダ装置の断面図、第5図は本考案の他の実施例
であるシリンダ装置の断面図、第6図は本考案の他の実
施例であるシリンダ装置の断面図、第7図は第6図のVI
I−VII線における部分的断面図、第8図は本考案の他の
実施例であるシリンダ装置を示す断面図、第9図は本考
案の他の実施例であるシリンダ装置の断面図である。 1……シリンダチューブ、2……カバー、3……シール
部材、4……肉薄部、5……雄嵌合部、6……溝、7…
…かしめ治具、8……雌嵌合部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダチューブと、このシリンダチュー
    ブの開口端部の内周面側ないし外周面側に嵌合されるカ
    バーとを備え、前記シリンダチューブ、または前記カバ
    ーの少なくとも一方の断面外形が略多角形状とされてい
    るシリンダ装置であって、断面外形が略多角形状の前記
    シリンダチューブ、または前記カバーの一方には肉薄部
    が形成され、他方の外周面には溝が形成され、前記肉薄
    部が変形され前記溝に食い込まされて前記シリンダチュ
    ーブと前記カバーとが互いに結合され固定されているこ
    とを特徴とするシリンダ装置。
  2. 【請求項2】前記肉薄部が外周方向に沿って所定の間隔
    をおいて配設されていることを特徴とする請求項1記載
    のシリンダ装置。
  3. 【請求項3】前記溝が外周方向に沿って所定の間隔をお
    いて配設されていることを特徴とする請求項1、または
    2記載のシリンダ装置。
JP7326589U 1989-06-22 1989-06-22 シリンダ装置 Expired - Lifetime JPH0731015Y2 (ja)

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