JPH0542741U - ボールジヨイント - Google Patents
ボールジヨイントInfo
- Publication number
- JPH0542741U JPH0542741U JP10068691U JP10068691U JPH0542741U JP H0542741 U JPH0542741 U JP H0542741U JP 10068691 U JP10068691 U JP 10068691U JP 10068691 U JP10068691 U JP 10068691U JP H0542741 U JPH0542741 U JP H0542741U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- ball
- opening
- edge
- ball seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ボールスタッド1の球状部を嵌装抱持したボー
ルシート2をソケット3の開口部より圧入し該ソケット
3の開口部付近外周を内側に絞り変形させてボールシー
ト2を固定した構造のボールジョイントにおいて、ボー
ルシート2の開口部端縁がソケット3の開口部端縁より
内側にはみ出さないようにする。 【構成】ソケット3の開口部端縁31近辺の内周面に、
凹凸部32を所定範囲形成し、ソケット1の絞り変形に
よるボールシートへの圧接にて、ボールシート2の開口
部端縁21近傍の外周面が上記凹凸部32に食い込み、
ボールシート2の端縁21がソケット3の端縁31より
内側にはみ出すことがないようにした。
ルシート2をソケット3の開口部より圧入し該ソケット
3の開口部付近外周を内側に絞り変形させてボールシー
ト2を固定した構造のボールジョイントにおいて、ボー
ルシート2の開口部端縁がソケット3の開口部端縁より
内側にはみ出さないようにする。 【構成】ソケット3の開口部端縁31近辺の内周面に、
凹凸部32を所定範囲形成し、ソケット1の絞り変形に
よるボールシートへの圧接にて、ボールシート2の開口
部端縁21近傍の外周面が上記凹凸部32に食い込み、
ボールシート2の端縁21がソケット3の端縁31より
内側にはみ出すことがないようにした。
Description
【0001】
本考案はボールジョイントに関するものである。
【0002】
各種リンク類の連結用として、例えば図1の(A)に示すように、一端部に球 状部11をもったボールスタッド1と、該ボールスタッド1の球状部11を嵌装 抱持する合成樹脂製のボールシート2と、該ボールシート2を圧入固定するソケ ット3とからなり、球状部11を嵌装抱持したボールシート2をソケット3の上 部開口部より圧入して該開口部周辺のソケット外周を内側に絞り変形させてボー ルシートを固定した構造のボールジョイントが従来より広く用いられている。
【0003】
上記のような構造のボールジョイントにおいては、ソケット3の開口部端縁と ボールシート2の端縁によってボールスタッド1の揺動角が規制されるものであ るが、ボールスタッド1に軸方向荷重が繰り返し入力されると、ボールシート2 が上下に圧縮変形されてボールシート2の端縁21がソケット3の端縁31より 内側(揺動開口部内)にはみ出し、そのはみ出した端縁21にボールスタッド1 の首部が直接当たりボールシート2を損傷させることがある、という課題を有し ている。
【0004】 本考案は、上記のようなボールシート端縁のはみ出しを防止し、ボールシート の損傷の虞れをなくすることを目的とするものである。
【0005】
本考案は上記のようなボールジョイントにおいて、ソケットの開口部近辺の内 周面にボールシートの開口部端縁近傍外周面が食い込む凹凸部を形成するか、又 はソケットの開口部端縁にボールシートの開口部端縁付近に食い込む内側突起を ポンチ加工にて形成するか、あるいは又ソケットとボールシートとの開口部端縁 付近の接合部間に楔状断面のリングを圧入介在させるかすることにより、ボール シートの開口部端縁がソケットの開口部端縁より内側にはみ出すことがないよう にしたことを特徴とするものである。
【0006】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0007】 本考案は、例えば図1の(A)に示すように、一端に球状部11を有するボー ルスタッド1と、該ボールスタッド1の球状部11を嵌装抱持する合成樹脂製の ボールシート2と、該ボールシート2を圧入固定するソケット3とからなり、球 状部11を嵌装抱持したボールシート2をソケット3の上部開口部より圧入し該 開口部周辺のソケット外周を内側に絞り変形させてボールシートを固定した構造 のボールジョイントを考案の対象とするものであり、図1(B)に示すように、 ソケット3の上部開口部近辺の内周面に凹凸部32を所定範囲形成し、該ソケッ ト3の開口部周辺を内側に絞り変形させたときその圧接により該凹凸部32に合 成樹脂製ボールシート2の端縁21近傍の外周面が食い込み、その食い込みによ りボールシート端縁21近傍の外周面とソケット内周面との圧接部の相対的滑り が防止され、端縁21が内側にはみ出すことがないようにしたものである。
【0008】 図2は、本考案の第2の実施例を示すもので、この例では、ソケット3の開口 部周辺を内側に絞り変形させてボールシート2を固定した後、ソケット3の端縁 31の内側よりの部分にパンチ加工を施して、ソケット端縁31の内側部分にボ ールシート2の端縁21付近に食い込む内側突起33を形成したものである。こ の内側突起33は、図2に示すように全周にわたり連続して形成しても良いし、 又ソケット3の端縁31に複数箇所所定間隔をおいて形成しても良い。34はパ ンチ加工部を示す。
【0009】 このようにソケット端縁31に形成した内側突起33がボールシート2の端縁 21付近に食い込んだ構造とすることにより、ボールシート端縁21の内側への はみ出しは完全に防止される。
【0010】 図3は、本考案の第3の実施例を示すもので、この例では、ソケット3の開口 部周辺を内側に絞り変形させてボールシート2を固定した後、ソケット3とボー ルシート2との端縁部の接合部間に、楔状断面のリング4を打ち込み、このリン グによるボールシート端縁部圧接によりボールシート端縁21の内側へのはみ出 しを防止するものである。尚この場合はソケット3の端縁31の内側角部にリン グ受け面35を形成しておき、リング4を径方向に縮めて入れリング4の弾性拡 張力をソケット3のリング受け面35で受けることにより、リング4がボールシ ート2の端縁部に圧接してそのはみ出しを抑えるものである。
【0011】
以上のように本考案によれば、極めて簡単なる構成によって、ボールシート端 縁の揺動開口部内へのはみ出しを完全に防止することができ、ボールシート損傷 の虞をなくし、長期にわたり安定したボールジョイント機能を保つことができる もので、コスト低廉なることと相俟って実用上多大の効果をもたらし得るもので ある。
【図1】本考案の第1の実施例を示すもので、(A)は
ボールジョイント全体の縦断面図、(B)は(A)のX
部の拡大詳細図である。
ボールジョイント全体の縦断面図、(B)は(A)のX
部の拡大詳細図である。
【図2】本考案の第2の実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の第3の実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
ある。
1 ボールスタッド 2 ボールシート 3 ソケット 4 リング 11 球状部 21 端縁 31 端縁 32 凹凸部 33 内側突起 35 リング受け面
Claims (3)
- 【請求項1】 ボールスタッドと、該ボールスタッドの
球状部を嵌装抱持する合成樹脂製のボールシートと、該
ボールシートが圧入固定されるソケットとからなるボー
ルジョイントであって、ボールスタッドの球状部を嵌装
抱持したボールシートをソケットの開口部より圧入し該
ソケットの開口部近辺のソケット外周を内側に絞り変形
させてボールシートを固定した構造のものにおいて、上
記ソケットの開口部近辺の内周面に、ボールシートの開
口部端縁近傍の外周面が食い込む凹凸部を所定範囲形成
したことを特徴とするボールジョイント。 - 【請求項2】請求項1に記載のボールジョイントにおい
て、凹凸部の代わりに、ソケットの開口部端縁の内側部
分に、ボールシートの開口部端縁付近に食い込む内側突
起をポンチ加工にて形成したことを特徴とするボールジ
ョイント。 - 【請求項3】請求項1に記載のボールジョイントにおい
て、凹凸部の代わりに、ソケットとボールシートとの端
縁部の接合部間に、楔状断面のリングを圧入介在させた
ことを特徴とするボールジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10068691U JPH0542741U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ボールジヨイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10068691U JPH0542741U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ボールジヨイント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542741U true JPH0542741U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14280622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10068691U Pending JPH0542741U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ボールジヨイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542741U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020159541A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 株式会社ソミック石川 | ボールジョイント及びその製造方法 |
KR20220029905A (ko) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 주식회사 센트랄 | 볼시트 회전방지부가 구비된 볼 조인트 및 그 제조방법 |
KR20220029907A (ko) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 주식회사 센트랄 | 볼시트 회전 방지구조가 형성된 볼 조인트 및 그 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03213710A (ja) * | 1989-12-27 | 1991-09-19 | T R W S I Kk | ボールジョイント |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP10068691U patent/JPH0542741U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03213710A (ja) * | 1989-12-27 | 1991-09-19 | T R W S I Kk | ボールジョイント |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020159541A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 株式会社ソミック石川 | ボールジョイント及びその製造方法 |
KR20220029905A (ko) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 주식회사 센트랄 | 볼시트 회전방지부가 구비된 볼 조인트 및 그 제조방법 |
KR20220029907A (ko) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 주식회사 센트랄 | 볼시트 회전 방지구조가 형성된 볼 조인트 및 그 제조방법 |
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