JPS5824869Y2 - 浮屋根式石油貯蔵タンクに於けるリフタ−のシ−ル構造 - Google Patents

浮屋根式石油貯蔵タンクに於けるリフタ−のシ−ル構造

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JPS5824869Y2
JPS5824869Y2 JP13841380U JP13841380U JPS5824869Y2 JP S5824869 Y2 JPS5824869 Y2 JP S5824869Y2 JP 13841380 U JP13841380 U JP 13841380U JP 13841380 U JP13841380 U JP 13841380U JP S5824869 Y2 JPS5824869 Y2 JP S5824869Y2
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JP
Japan
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lifter
storage tank
oil storage
seal rubber
outer circumferential
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JP13841380U
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JPS5763091U (ja
Inventor
節生 竹林
Original Assignee
信建工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浮屋根機構を具備する石油貯蔵タンクに於ける
リフターのシール構造に関するものであって、シール効
果を高め、リフターのフロート作用を円滑に得る事が出
来るとともに、その耐用性を向上させる事が出来る様に
した事をその目的とするものである。
即ち、本考案は半円形の断面形状を有する一対の弾性体
を、その同円弧面が相互に接当する如く圧接させる事に
よって芯材を形成し、同芯材をシールゴム内に圧入させ
る事によって、両弾性体の弾性応力をシールゴムの内外
側周壁部に対して略均等に分散させて得る事が出来る様
に威し、もってそのシール効果を向上させる事が出来る
様にするとともに、石油貯蔵タンクの内周壁面に対する
接触抵抗を緩げる事が出来、リフターのフロート作用を
円滑に得る事が出来る様に威し、且つシールゴムをその
内外側周壁部にいわゆるたくれ或いは皺等の歪変形を生
ずる事無くその各部を均等に膨出させる事が出来る様に
威し、もってひび割れを防止し、その耐用性を高める事
が出来る様にした事をその特徴とするものであって、内
外側周壁間に袋部を存して環状のシールゴムを形成する
一方、半円形の断面形状を存して環状に形成した複数個
の弾性体を、同円弧面が相互に圧接する如く上記袋部内
に圧入させてシール材を形成し、同シール材をリフター
の外周部と石油貯蔵タンクの内周壁面間に介装させる様
に構成した事をその要旨とするものである。
以下に本考案の具体的な実施例を例示の図面について説
明する。
第1図は石油貯蔵タンクA内に本考案に係るシール材C
を介してリフターBを浮設させた状態を示す概略図であ
って、同図面に於いて1は適宜の直径寸法を存して円盤
状に形成したテ゛ツキブレート、2は同テ゛ツキブレー
ト1の外周縁に沿って環状に設けたポンランを示す。
ポンラン2の外周壁面には第2図に示す様に上下各一対
のブラケット5・・・・・・、及び6・・・・・・を一
定間隔毎に突設させ、各ブラケット5・・・・・・及び
6・・・・・・の先端部には通孔5′・・・・・・、6
′・・・・・・を開口させ、各通孔5′・・・・・・、
6′・・・・・・にはシール材Cの取付はボルト3・・
・・・・、4・・・・・・を挿通させる様に威す。
第3図は本考案に係るシール材Cの展開状態を示す拡大
断面図であって、7は適宜の直径寸法を存して環状に形
成したシールゴム、8は同じくシールゴム7と略同−の
直径寸法を存して環状に形成した芯材を示す。
シールゴム7は長手方向に沿う中心線に沿って2つ折り
可能に設け、間部に折曲げ゛部9を設けるとともに、同
折曲げ゛部9を間に存してその両側に内周壁部10と外
周壁部11を相対状に設け、同周壁部10.11間には
袋部12が形成される様に威す。
そして折曲げ部9には取付は孔13・・・・・・を、上
記通孔6′・・・・・・と相対応させて一定間隔毎に設
ける一方、内周壁部10,11の両端縁には取付は孔1
4.14・・・・・・を、上記通孔5′・・・・・・と
相対応させて一定間隔毎に開口させる様に成す。
芯材8は複数個の弾性体17.17により構成される。
両弾性体17.17は例えばウレタンフオーム等の屈撓
変形自在な素材を用いて、円弧面15と、平担面16を
存してその断面形状を半円形状に形成して成るものであ
って、両弾性体17.17はその平担面16.16を介
して上記シールゴム7に於ける内外内周壁部10.11
の内側面に固着させる様に威す。
しかして上記の様に形成されるシールゴム7と芯材8は
シールゴム7の折曲げ作用を介して両弾性体17.17
の円弧面15.15側を相互に圧接させる事により、即
ち、両弾性体17.17を、その同円弧面15.15が
相互に圧着する状態にて内周壁部10及び外周壁部11
間に形成される袋部12内に強制的に包み込む事により
、第4図に示す様なシール材Cを形成する様に威す。
第2図は上記の様にして形成されるシール材Cを石油貯
蔵タンクAの内周壁面とポンラン2の外周壁面の間に形
成される隙間内に介在させた状態を示す図面であって、
シール材Cの下端部は、折曲げ部9に開口される取付孔
13・・・・・・に対する前記ボルト3・・・・・・の
挿通作用と、同ボルト3・・・・・・に対するナツト3
′・・・・・・の緊締作用を介してブラケット6に固着
させる一方、同シール材Cの上端部は、内外内周壁部1
0.11の上端縁に開口される取付は孔14.14・・
・・・・に対する前記ボルト4・・・・・・の挿通作用
と、同ボルト4・・・・・・に対するナツト4′・・・
・・・の緊締作用を介してブラケット5に固着させる様
に威す。
そして内外内周壁部10.11は芯材8の屈撓変形作用
を介してポンラン2の外周壁面及び石油貯蔵タンクAの
内周壁面に対して強制的に圧接させる様に威す。
尚、上記実施例にあっては、両弾性体17.17の平担
面16.16をシールゴム7の内外内周壁部10.11
に固着させる様にしているが、両弾性体17.17の平
担面16.16をシールゴム7の内外内周壁部10゜1
1に対して固着させる事は必ずしも必要ではなく、両弾
性体17.17をシールゴム7とは独立させて別体にて
設け、両弾性体17.17をその同円弧面15.15が
相互に圧接する状態に強制的に変形させて芯材8を形成
し、同芯材8をシールゴム7の袋部12内に圧入する様
にする事も可能である。
又第5図は上記実施例に示す様に、シールゴム7の内外
内周壁部10.11に対して弾性体17.17の平担面
16.16を固着する構造を有するシール材Cに於いて
、同シール材Cを石油貯蔵タンクAの内周壁面とポンラ
ン2の外周壁面間に形成される間隙内に組込む方法の1
例を示すものであって、同内周壁部10をブラケット5
に対して仮止めした状態に於いて、内周壁部10側の弾
性体17を間隙内に引込むとともに同内周壁部10に続
いて外周壁部11側の弾性体17を間隙内に引込み、折
曲げ部9をボルト3及びナツト3′の螺合緊締作用を介
してブラケット6に対して固定した後、内外内周壁部1
0.11の端部を仮止めを外した後改めてボルト4及び
ナツト4′の螺合緊締作用を介してブラケット5に対し
て正式に固定させる様にして成るものである。
本考案は以上の様に構成されるものであって、上記の様
に半円形の断面形状を存して環状に形成した一対の弾性
体17.17を、その同円弧面15.15が相互に接当
する如く圧接させる事によって芯材8を形成する様にし
た事により、両弾性体17.17の弾性応力が特定の個
所に集中する事無くシールゴム7を構成する内外内周壁
部10.11の各部に対して略均等に分散させて得る事
が可能となったのである。
そしてこの様に弾性体17.17の弾性応力を内外内周
壁部10.11の各部に対して略均等に分散させて得る
事が可能となった事により、ポンラン2の外周壁面及び
石油貯蔵タンクAの内周壁面に対する内外内周壁部10
.11の接触面積比を増大させる事が出来、その結果、
間部に於けるシール効果を著しく高める事が出来るに至
ったのである。
又この様に、弾性体17.17の弾性応力を内外内周壁
部10.11の各部に対して略均等に分散させて得る事
が出来、石油貯蔵タンクAの内周壁面に対する外周壁部
11の接触面積比を増大させる事が出来る事により、石
油貯蔵タンクAの内周壁面に対する外周壁部11の接触
抵抗を著しく軽減させる事が可能となり、その結果、油
の増減に伴なうリフターBのフロート作用を円滑に且つ
適確に得る事が出来るに至ったのである。
一方、本考案にあっては半円形の断面形状を有する一対
の弾性体17.17を、その同円弧面15.15が相互
に接当する如く圧接させて芯材8を形成する事によって
、両弾性体17.17の弾性応力をシールゴム7を構成
する内外同周壁部10.11の各部に対して略均等に分
散させて得る事が出来る様にした事により、シールゴム
7をその内外同周壁部10.11にいわゆるたくれ、或
は皺等の歪変形を生ずる事無く、内外同周壁部10.1
1の各部を全体的に外方向に向けて効果的に膨出させる
事が可能となったのである。
即ち、芯材8の弾性応力が充分に得られない場合に於い
ては、同芯材8を抱持するシールゴム7の内外同周壁部
10.11を、その弾性作用を介して外方向に張り出さ
せる事は困難となり、シールゴム7の内外同周壁部10
.11の一部萎み個所を有する状態、換言すればいわゆ
るたくれ、或は皺等の歪変形を生ずる事となるのである
が、この様に内外同周壁部10.11の一部に歪変形が
生じている場合には充分なシール効果が得られない事は
勿論の事として、口部にひび割れが生じ易く、シールゴ
ム7の耐用性を著しく弱めてしまう事となるのである。
しかして、本考案にあっては上記の様に弾性体10.1
1の弾性応力を介してシールゴム7を構成する内外同周
壁部10.11を、その全周面に亙って全体的に外方向
に向けて膨出させる事が出来る様にした事により、上記
の様なシールゴム7の特性を損ねる様な不都合は何等生
ずる事無く長期間に亙っての使用に対して充分に対応す
る事が可能となったのであり、この点に於ける実用的な
効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシール構造を具備する浮屋根式石
油貯蔵タンクの概略説明図、第2図はシール構造部分の
拡大断面図、第3図はシール材の拡大展開図、第4図は
同シール材の拡大断面図、第5図はシール材の組込み作
用状態を示すシール構造部分の断面図である。 A・・・・・・石油貯蔵タンク、B・・・・・・リフタ
ー、C・・・・・・シール材、1・・・・・・デツキプ
レート、2・・・・・・ポンラン、3.4・・・・・・
取付はポル)、3’、4’・・・・・・ナツト、5,6
・・・・・・ブラケット、5′、6′・・・・・・通孔
、7・・・・・・シールゴム、8・・・・・・芯材、9
・・・・・・折曲げ部、10・・・・・・内周壁部、1
1・・・・・・外周壁部、12・・・・・・袋部、13
.14・・・・・・取付は孔、15・・・・・・円弧面
、16・・・・・・平担面、17・・・・・・弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内外側周壁間に袋部を存して環状のシールゴムを形成す
    る一方、半円形の断面形状を存して環状に形成した複数
    個の弾性体を、同円弧面が相互に圧接する如く上記袋部
    内に圧入させて、シール材を形成し、同シール材をリフ
    ターの外周部と石油貯蔵タンクの内周壁面側に介装させ
    て成る浮屋根式石油貯蔵タンクに於けるリフターのシー
    ル構造。
JP13841380U 1980-09-29 1980-09-29 浮屋根式石油貯蔵タンクに於けるリフタ−のシ−ル構造 Expired JPS5824869Y2 (ja)

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JPS5763091U JPS5763091U (ja) 1982-04-14
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