JPH0425533Y2 - - Google Patents

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JPH0425533Y2
JPH0425533Y2 JP14896187U JP14896187U JPH0425533Y2 JP H0425533 Y2 JPH0425533 Y2 JP H0425533Y2 JP 14896187 U JP14896187 U JP 14896187U JP 14896187 U JP14896187 U JP 14896187U JP H0425533 Y2 JPH0425533 Y2 JP H0425533Y2
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JP
Japan
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seal
tightening
seal portion
cover member
washer
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JP14896187U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンのカバー部材とその緊締装置
との間材に関し、具体的にはカバー部材の締付け
とボルト穴の密封をなさしめるワツシヤーシール
に関する。
〔従来の技術〕
従来、カバー部材を締付け密封するワツシヤー
シールは金属製補強環とゴム等の弾性体をリング
状に形成したシール部とからなつており、これが
カバー部材の要所要所に配列されそれぞれが締付
けられて該カバー部材のフランジ及び該フランジ
に装着されたガスケツトに密封面圧を与えてい
た。
以下、図面を参照しつつ詳述する。
このカバー部材Aの多くは、第3図に示す様に
締付圧均等化のために複数の締付け部3を有する
から取付け作業を繁雑にしており、そのために第
4図に示す実開昭60−12715号の様な、複数のシ
ール部1を連結金具2によつて接続一体化し装着
手間を大きく簡略化したワツシヤーシールB′が
実施されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この様なワツシヤーシール
B′は機械的締付けをなされるが故に均一な締付
け圧を持たされるから締付け調整が行なえず、従
つてカバー部材Aに締付け装置を設ける締付け部
3の設置箇所とその設置数量とが極めて重要な設
計要素となつている。
また、前記したシール部1の連続構造では、第
3図に示す様な、シリンダーヘツドカバーの如き
それぞれの側面に吸気・排気機構を持つて左右の
側面形状が異なるカバー部材Aにワツシヤーシー
ルB′を用いた場合、左側と右側のフランジで展
開長さがそれぞれ異なるから当然受ける面圧にも
差が発生し、均等な締付け力をそれぞれに加えて
も片側では締付け面圧が不足し他方側では過大な
締付け力がかかり易い状態におかれる。従つて、
ここに装着されるガスケツトの片側は面圧不足に
よる密封不良に悩み、他方側は過圧縮が起因する
圧縮永久歪によつての材料破壊あるいは材質老化
を発生させる重大な欠点を表わす。
〔考案の目的〕
本考案はこの様な欠点に鑑み、良好な成形性及
び装着性をそのままに締付け圧力の調整を自動的
になさしめフランジ全面に均等な面圧を付与せし
めることのできるワツシヤーシールを提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、第3図に示す様な側面の形状が異な
りフランジの展開長さ寸法がそれぞれの側で異な
るカバー部材Aにあつて、該カバー部材Aを締付
けるワツシヤーシールBに関するもので、第1図
及び第2図の如く、合成ゴムあるいは合成樹脂等
の弾性体からなつたリング状のシール部1を連結
金具2によつて少なくとも2個以上連接させ、前
記展開長さ寸法の短いフランジ側A2には低圧縮
性シール部1aを、他方の展開長さ寸法の長いフ
ランジ側A1には高圧縮性シール部1bを配設し
たことを特徴としている。
〔作用〕
本考案はこの様な構造をもつて以下に示す優れ
た作用を発揮する。
すなわち、第3図に示した様な側面のフランジ
形状が左右で異なるカバー部材Aは側面フランジ
の展開長さ寸法が相違するのは当然であつて、そ
れに伴う締付け面圧量も左右のフランジでは異な
つている。本考案のワツシヤーシールBはこの様
なカバー部材Aにあつてその両フランジ側A1・
A2に連接したシール部1のそれぞれを跨がら
せ、強い面圧を必要とする展開長さ寸法の長いフ
ランジ側A1には高圧縮性シール部1bを配置
し、少ない面圧で足りる展開長さ寸法の短かいフ
ランジ側A2には低圧縮性シール部1aを配設し
たもので、これによつて自動締付け装置等で機械
的に総て同トルクで締付けられても高圧縮性シー
ル部1bは高圧縮性を働かせてカバー部材Aに強
く押圧力を伝え、他方の低圧縮性シール部1aは
前記と逆に締付け力を緩和せしめて伝えるものと
なつて、展開寸法からすればそれぞれが適性で均
一な締付け力を得結果としてカバー部材A全体が
バランスの取れた優れた密封面圧を得た。
〔実施例〕
本考案の底圧縮性あるいは高圧縮性を持つシー
ル部1a・1bを造形するには様々な方法があ
り、例えば原材料そのものを変更・追加したりあ
るいは薬品の配合調整を行うなどしてなすことが
できるし、さらに最も簡単な方法としてはシール
部1の形状変更をなし物理的に圧縮量を変えるこ
とも実施可能である。この構造では底圧縮性を求
めるシール部1aは小径に、高圧縮性を求めるシ
ール部1bは大径に形成するだけで求める機能を
付与せしめることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明の様に、本考案は圧縮性の異なるシ
ール部1を連接せしめたことにより成形性及び装
着性等の優位性はもとよりカバー部材Aに対して
均一なる締付けをなしこれに装着されたガスケツ
トに最適な面圧を提供する理想的なワツシヤーシ
ールとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワツシヤーシールの一実施例
を示した断面図である。第2図は第1図の下面図
である。第3図は左右側面の形状が異なるカバー
部材の平面図である。第4図は従来のワツシヤー
シールの下面図である。 A……カバー部材、A1……展開長さ寸法の長
いフランジ側、A2……展開長さ寸法の短いフラ
ンジ側、B……ワツシヤーシール、1a……底圧
縮性シール部、1b……高圧縮性シール部、2…
…連結金具、3……締付け部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 側面フランジの展開長さ寸法がそれぞれ異な
    る形状のカバー部材Aにあつて、このカバー部
    材Aを締付けるワツシヤーシールBにおいて;
    弾性体からなるシール部1を少なくとも2個以
    上連結金具2によつて連設一体化せしめ、前記
    展開長さ寸法の短いフランジ側A2には低圧縮
    性シール部1aを、展開長さ寸法の長いフラン
    ジ側A1には高圧縮性シール部1bを配設した
    ことを特徴とするワツシヤーシール。 (2) 前記のシール部1において;低圧縮性シール
    部1aは小径に、高圧縮性シール部1bは大径
    に造形したことを特徴とした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のワツシヤーシール。
JP14896187U 1987-09-28 1987-09-28 Expired JPH0425533Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14896187U JPH0425533Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JP14896187U JPH0425533Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6453515U JPS6453515U (ja) 1989-04-03
JPH0425533Y2 true JPH0425533Y2 (ja) 1992-06-18

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JP14896187U Expired JPH0425533Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JPS6453515U (ja) 1989-04-03

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