JPH074330Y2 - シールワッシャー - Google Patents

シールワッシャー

Info

Publication number
JPH074330Y2
JPH074330Y2 JP9773090U JP9773090U JPH074330Y2 JP H074330 Y2 JPH074330 Y2 JP H074330Y2 JP 9773090 U JP9773090 U JP 9773090U JP 9773090 U JP9773090 U JP 9773090U JP H074330 Y2 JPH074330 Y2 JP H074330Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
washer
seal washer
ring
tightening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9773090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0454319U (ja
Inventor
温 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uchiyama Manufacturing Corp filed Critical Uchiyama Manufacturing Corp
Priority to JP9773090U priority Critical patent/JPH074330Y2/ja
Publication of JPH0454319U publication Critical patent/JPH0454319U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH074330Y2 publication Critical patent/JPH074330Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、締め付け具と固定部材との間に装着されるワ
ッシャーに関し、具体的には密封性と弾力性を合わせ持
つシールワッシャーに関する。
[従来の技術] 従来、エンジンのロッカーカバーあるいはオイルパンの
ごときカバー部材を装着固定するには、カバー部材の要
所要所に締め付け具を配設してその周囲に装着したガス
ケットと共に締め付けをなさしめており、その締め付け
具の密封とカバー部材の防音防振などを計るために締め
付け具とカバー部材との間に弾性体からなるシールワッ
シャーを装着している。
以下、図面を参照しつつ詳述する。
この構造の多くは、第5図に示すようにリング状に形成
した弾性体のシール部(2)とこれの上方に輪形状の金
属製ワッシャー(1)を配設してワッシャーシール
(A′)を構成しており、これに適当締付力を与えてカ
バー部材(5)のボルト孔を密封すると共に該カバー部
材(5)のガスケットに対して強い押し圧を働かせしめ
ていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この様なシール部(2)の弾性力を適正
締圧に調整し得ないシールワッシャー(A′)にあって
は、自動車用エンジンライン等での締付の自動化された
装着を成すに適していない。
すなわち、合成ゴム等の弾性体で成るシール部(2)は
多少の硬度の差異はあっても最適な締め圧力は或る一定
の幅を有するものであり、一般的に締付トルク、10kgf
・cm〜80kgf・cmがその範囲と考えられ、これ以上の荷
重が該シール部(2)に加わるとトルクダウン(応力緩
和)したり過大な横流れ変形によって破壊を招いたりす
る欠点と危険性を有していた。
本考案はこのような重大な欠点に鑑み、応力緩和しない
自己規制機能を持たしめ長期の使用に耐えるシール性の
良好なシールワッシャーを提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、第1図に示すように、金属製ワッシャー
(1)と合成ゴム等の弾性体製のシール部(2)からな
り内部にボルト貫通孔(3)を備えるシールワッシャー
(A)であって、前記金属製ワッシャー(1)を上環部
(11)と下環部(12)の二部材構造として前記シール部
(2)を上下から挟む配置とし、該上環部(11)の外周
部に垂下部(13)を形成せしめると共に、下環部(12)
の外周部に前記垂下部(13)の径寸法と異なる立上り部
(14)を形成せしめたことを特徴としている。
また、前記シールワッシャー(A)のシール部(2)の
外周に、第4図のようなバネ材からなるC環(4)を配
設したことを特徴としている。
[作用] 本考案は上記のような構造をもって下記に示す優れた作
用を発揮する。
すなわち、第1図に示すように上環部(11)と下環部
(12)の二部材からなる金属製ワッシャー(1)はその
垂下部(13)と立上り部(14)がシール部(2)を外側
から包む形状を持ち、従って、シール部(2)はボルト
貫通孔(3)を別にして上下面を含めその外周面を全て
金属製ワッシャー(1)で囲まれる状況にある。この状
態で、第2図に示すようにシールワッシャー(A)を締
付ると、弾性体からなるシール部(2)は圧縮による横
流れ変形を始めるがその側面の垂下部(13)及び立上り
部(14)が二重の周塀となってそれを阻止し一定以上の
変形を許さない変形防止作用をなさしめ内部に弾性反発
力を保持さしめる。(ボルト貫通孔(3)はボルトがそ
の内部に挿入されており内方への変形を許さない。) [実施例] 本考案を実施するに、前記金属製ワッシャー(1)の垂
下部(13)と立上り部(14)は径寸法を互いに異ならし
めて遊滑合する位置にあり、ある圧縮寸法に至ると第2
図が示すようにその内方部の筒端面が他方の平面部に接
する。このように他部材と接するとそれ以上の締付を不
可能とするので、この寸法の調節により最適の締付寸法
(最良の締付力)が得られるものとなる。
さらに、前記シールワッシャー(A)のシール部(2)
の外周に、第4図のような径方向にバネ作用を発するC
環(4)を配設すると、第3図のようにシール部(2)
に直接作用して締付による横流れを早期に規制し、前記
垂下部(13)と立上り部(14)にかける負担を少なから
ず軽減せしめる。
[考案の効果] 本考案はこのような構造によって、弾性部材の横流れ変
形を完全に制御せしめしかもその締付寸法さえ規制して
最適な締め圧を与えるなど、シール部(2)のシール作
用を長期間維持せしめる優れたシールワッシャーとなっ
たものである。
従って、変動の大きい締付トルクに対して許容度の高い
ものとなり自動化されたライン装着においても安定的に
その性能を出し得るものとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシールワッシャーの一実施例を表した
断面図である。第2図は第1図のシールワッシャーが装
着された状態を示す断面図である。第3図は本考案の他
の実施例を示す断面図である。第4図は第3図で用いら
れたC環の平面図である。第5図は従来のワッシャーシ
ールの断面図である。 A…シールワッシャー、1…金属製ワッシャー、11…上
環部、12…下環部、13…垂下部、14…立上り部、2…シ
ール部、3…ボルト貫通孔、4…C環、5…カバー部
材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製ワッシャー(1)と弾性体製のシー
    ル部(2)からなり内部にボルト貫通孔(3)を備える
    シールワッシャー(A)において;前記金属製ワッシャ
    ー(1)を上環部(11)と下環部(12)の二部材構造と
    して前記シール部(2)を上下から挟む配置とし、該上
    環部(11)の外周部に垂下部(13)を形成せしめると共
    に、下環部(12)の外周部に前記垂下部(13)の径寸法
    と異なる立上り部(14)を形成せしめたことを特徴とす
    るシールワッシャー。
  2. 【請求項2】前記シール部(2)の外周にバネ材からな
    るC環(4)を配設したことを特徴とする請求項1記載
    のシールワッシャー。
JP9773090U 1990-09-17 1990-09-17 シールワッシャー Expired - Fee Related JPH074330Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9773090U JPH074330Y2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 シールワッシャー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9773090U JPH074330Y2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 シールワッシャー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0454319U JPH0454319U (ja) 1992-05-11
JPH074330Y2 true JPH074330Y2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=31838361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9773090U Expired - Fee Related JPH074330Y2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 シールワッシャー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074330Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3775979B2 (ja) * 2000-10-02 2006-05-17 株式会社カナイ 木やせ対応座金付ナット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0454319U (ja) 1992-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5428895A (en) Method of manufacturing sealing gasket with hard interior backbone and integral crush limiters
US6227784B1 (en) Fastener assembly with vibration isolating features
JPS6018867B2 (ja) 振動絶縁・密封ガスケツト
JPH074330Y2 (ja) シールワッシャー
JPS6222003B2 (ja)
JPS6029659Y2 (ja) カバ−類の取付装置
JPS6332360Y2 (ja)
JPH088336Y2 (ja) ワッシャーシール
JP3528142B2 (ja) ワッシャーシール
JPS633455Y2 (ja)
JP3000770U (ja) 制振ワッシャーシール
JPS5835856Y2 (ja) シ−ルワツシヤ
JPH0144752Y2 (ja)
JP4287524B2 (ja) 弁箱のシール構造
JPH0417864Y2 (ja)
JPH0238089Y2 (ja)
JPH032729Y2 (ja)
JPH0231620Y2 (ja)
JPH0425533Y2 (ja)
JP2580376Y2 (ja) ワッシャーシール
JPH0441237Y2 (ja)
JPH0234522Y2 (ja)
JPH0650210A (ja) ヘッドカバーの取付け装置
JPS597576Y2 (ja) 空気清浄器
JP2591396Y2 (ja) ワッシャーシール

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees