JPH0650210A - ヘッドカバーの取付け装置 - Google Patents

ヘッドカバーの取付け装置

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Publication number
JPH0650210A
JPH0650210A JP20271192A JP20271192A JPH0650210A JP H0650210 A JPH0650210 A JP H0650210A JP 20271192 A JP20271192 A JP 20271192A JP 20271192 A JP20271192 A JP 20271192A JP H0650210 A JPH0650210 A JP H0650210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
head cover
head
bolt
gasket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20271192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Munetoki
弘志 宗時
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP20271192A priority Critical patent/JPH0650210A/ja
Publication of JPH0650210A publication Critical patent/JPH0650210A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダヘッド1に対してヘッドカバー2
を、シール用ガスケット4とグロメット8とでフローテ
ィング支持の状態にしてボルト5にて取付ける場合に、
前記ガスケット4によるシール性と、前記グロメット8
による防振性とを、大型化及び重量の増大を招来するこ
となく、長期にわたって確実に維持する。 【構成】 前記ボルト5と、前記グロメット8との間
に、皿型ばね等のように金属板にてリング状に形成した
板ばね体10,10a,10bを介挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダヘッドの上面
に対して、当該シリンダヘッドの上面における動弁機構
室を覆うヘッドカバーを、シリンダヘッド側からの振動
の伝達を遮断した状態で取付けるための装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、シリンダヘッドに対するヘッド
カバーの取付けは、シリンダヘッドの上面に、ヘッドカ
バーを、その間にゴム等の軟質弾性体製のシール用ガス
ケットを挟んで載置したのち、このヘッドカバーシリン
ダヘッドに対して複数本のボルトによる締結にて取付け
るように構成しているが、ヘッドカバーには、シリンダ
ヘッド側における振動がその取付け用のボルトを伝わっ
て騒音が増大することになる。
【0003】そこで、従来は、例えば、実開昭57−8
3254号公報及び実公昭62−24027号公報等に
記載されているように、シリンダヘッドとヘッドカバー
との間に軟質弾性体製のシール用ガスケットを介挿する
一方、このヘッドカバーをシリンダヘッドに対して締結
するためのボルトとヘッドカバーとの間にも軟質弾性体
製のグロメットを介挿して、ヘッドカバーをシリンダヘ
ッドに対してフローティング支持の構造にすることによ
って、シリンダヘッドからヘッドカバーへの振動の伝達
を遮断すると言う構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来にお
けるフローティング支持の取付け装置は、ボルトの締め
付けによって、軟質弾性体製のグロメットを圧縮変形
し、このグロメットにおける弾性力によって、シール用
ガスケットを押圧するものであるが、前記グロメット
は、圧縮変形された状態で高い温度になることにより、
へたりによる弾力性の低下を生じ易く、長期の使用によ
って弾力性の低下を生じると、シール用ガスケットに対
する押圧力が低下して、オイル漏れが発生すると言う問
題がある。
【0005】また、この問題、つまり、長期の使用によ
ってオイル漏れが発生することを防止するために、ボル
トにてグロメットを大きく圧縮するようにすると、当該
グロメットによる防振の効果が低下すると言う問題を招
来するのであった。本発明は、シリンダヘッドに対して
ヘッドカバーを、フローティング支持の状態で取付ける
に際して、これらの問題を解消した取付け装置を、小型
の形態にして提供することを技術的課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、シリンダヘッドとヘッドカバーとの間
に軟質弾性体製のシール用ガスケットを介挿する一方、
前記ヘッドカバーの上面側に、軟質弾性体製のグロメッ
トを配設し、このグロメット及び前記ヘッドカバー並び
に前記ガスケットの三者をボルトにて前記シリンダヘッ
ドに対して締め付けるようにした取付け装置において、
前記ボルトの頭部又はボルトに螺合するナットと、前記
グロメットとの間に、皿型ばね等のように金属板にてリ
ング状に形成した板ばね体を介挿する構成にした。
【0007】
【作 用】この構成において、ボルトの締め付けにて
リング状の板ばね体が圧縮変形し、この板ばね体の弾性
力にてグロメットが圧縮変形して、シール用ガスケット
を押圧する。すなわち、シール用ガスケットには、前記
板ばね体における弾性力が常に作用していることによ
り、前記グロメットにおける弾力性が長期の使用によっ
て低下しても、前記シール用ガスケットには、前記金属
板製板ばね体の弾性による押圧力を常時確保することが
できるから、前記ガスケットによる高いシール性を、前
記グロメットに対する圧縮変形量を大きくすることな
く、長期にわたって維持することができるのである。
【0008】一方、高いシール性の維持に、前記のよう
に、板ばね体を使用することにより、ボルトの長さを短
くすることができるから、大型化及び重量の増大を招来
することがないのである。
【0009】
【発明の効果】従って、本発明によると、シリンダヘッ
ドに対してヘッドカバーをフローティング支持の状態で
取付けるに際して、ガスケットによる高いシール性とグ
ロメットによる高い防振性とを、大型化及び重量の増大
を招来することなく、長期にわたって確実に維持するこ
とができる効果を有する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。図において符号1は、内燃機関におけるシリンダヘ
ッドを、符号2は、前記シリンダヘッド1の上面に対す
るヘッドカバーを各々示し、前記シリンダヘッド1の上
面と、前記ヘッドカバー2に一体的に造形したフランジ
部3の下面との間には、ゴム等の軟質弾性体製のシール
用ガスケット4が介挿されている。
【0011】符号5は、前記ヘッドカバー2をシリンダ
ヘッドに対して締結するために頭部5a付きのボルトを
示し、このボルト5は、前記ヘッドカバー2におけるフ
ランジ部3に穿設の貫通孔6内に、シリンダヘッド1に
おける雌ねじ孔7に螺合するように挿入され、且つ、こ
のボルト5の頭部5aと前記ヘッドカバー2におけるフ
ランジ部3の上面との間には、ゴム等の軟質弾性体製の
グロメット8が、ボルト5に被嵌するようにして介挿さ
れている。また、このグロメット8の上面には、金属板
製の座金9が配設されている。
【0012】そして、前記ボルト5の頭部5aと前記グ
ロメット8との間に、皿型ばねに構成したリング状の板
ばね体10を、ボルト5に被嵌するようにして介挿す
る。この構成において、ボルト5を締め付けると、板ば
ね体10がその弾性に抗して圧縮変形され、この板ばね
体10の弾性力にてグロメット8がその弾性に抗して圧
縮変形されることにより、シール用ガスケット4をシリ
ンダヘッド1とヘッドカバー2との両方に対して押圧す
ることができる。
【0013】この場合において、前記シール用ガスケッ
ト4には、前記板ばね体10における弾性力が常に作用
していることにより、前記グロメット8における弾力性
が長期の使用によって低下しても、前記シール用ガスケ
ット4には、前記金属板製板ばね体10の弾性による押
圧力を常時確保することができるから、前記ガスケット
4による高いシール性を、前記グロメット8に対する圧
縮変形量を大きくすることなく、長期にわたって維持す
ることができるのである。
【0014】なお、符号11は、椀型の座金を示す一本
前記ボルト5には、当該ボルト5におけるねじ込み寸
法、つまり、前記板ばね体10、グロメット8及びガス
ケット4の圧縮変形寸法を所定値に規制するためのカラ
ー体12が被嵌されている。また、前記板ばね体10
は、前記実施例のように皿型ばねにすることに代えて、
図3に示すように、金属板を一回巻きのコイルのように
形成したばね座金形式の板ばね体10aを使用したり、
或いは、図4に示すように、金属板のリングを波型に形
成した板ばね体10bを使用する等、他の形式の板ばね
体を使用しても良いことは言うまでもない。
【0015】更に、前記実施例は、ヘッドガバー2の締
め付けに、頭部5a付きボルト5を使用する場合を示し
たが、本発明はこれに限らず、頭無しボルトを使用し
て、このボルトに螺合したナットにてヘッドカバー2を
締め付ける場合にも適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部の縦断正面図であ
る。
【図2】図1の分解した状態を示す図である。
【図3】本発明に使用する板ばね体の別の例を示す斜視
図である。
【図4】本発明に使用する板ばね体の更に別の例を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 ヘッドカバー 3 フランジ部 4 シール用ガスケット 5 ボルト 6 貫通孔 7 雌ねじ孔 8 グロメット 9 座金 10,10a,10b 板ばね体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドとヘッドカバーとの間に軟
    質弾性体製のシール用ガスケットを介挿する一方、前記
    ヘッドカバーの上面側に、軟質弾性体製のグロメットを
    配設し、このグロメット及び前記ヘッドカバー並びに前
    記ガスケットの三者をボルトにて前記シリンダヘッドに
    対して締め付けるようにした取付け装置において、前記
    ボルトの頭部又はボルトに螺合するナットと、前記グロ
    メットとの間に、皿型ばね等のように金属板にてリング
    状に形成した板ばね体を介挿したことを特徴とするヘッ
    ドカバーの取付け装置。
JP20271192A 1992-07-29 1992-07-29 ヘッドカバーの取付け装置 Pending JPH0650210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20271192A JPH0650210A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 ヘッドカバーの取付け装置

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JP20271192A JPH0650210A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 ヘッドカバーの取付け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650210A true JPH0650210A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16461890

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JP20271192A Pending JPH0650210A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 ヘッドカバーの取付け装置

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JP (1) JPH0650210A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040024190A (ko) * 2002-09-13 2004-03-20 현대자동차주식회사 실린더헤드의 실링구조
KR101316938B1 (ko) * 2011-10-26 2013-10-11 동아하이테크 주식회사 전자식 주차 브레이크장치용 액추에이터
CN105547333A (zh) * 2016-01-25 2016-05-04 刘连江 螺栓松动和/或断裂实时示警装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR101316938B1 (ko) * 2011-10-26 2013-10-11 동아하이테크 주식회사 전자식 주차 브레이크장치용 액추에이터
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