JP3528142B2 - ワッシャーシール - Google Patents
ワッシャーシールInfo
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Description
部材との間に装着される密封作用を持つシール材に関
し、具体的には取付組立性に優れ、締付け圧力を制御し
て高い密封性と耐久力を得ることのできるワッシャーシ
ールに関する。
イルパンの如きカバー部材(1)を装着固定するには、ガ
スケット(6)の配されたカバー部材(1)の要所要所に締
付け具を配置して、該カバー部材(1)を締付け装着せし
めており、その締付け具の密封とカバー部材(1)の防音
防振などを図るために該締付け具とカバー部材(1)との
間に弾性体からなるワッシャーシールを挿着している。
昨今では、図5に示す実開昭59−28635号公報の
如くの、押えワッシャー(4)とスペーサー(9)とリング
状のシール部(5)の組合された、締付け寸法を規制し締
め圧を調整し得るワッシャーシールが開発されている。
と、図5に示すように、従来のような押えワッシャー
(4)とスペーサー(9)とリング状のシール環(3)の組合
された、締付け寸法を規制し、シール環(3)及びガスケ
ット(6)への締め圧を調整し得るワッシャーシールにお
いては、取付時にカバー部材(1)のボルト孔(1a)へ複
数の部品を載置・組付ける面倒な作業が必要であり、組
上がったワッシャーシールのカバー部材(1)への安置性
も悪いし、ボルト(7)の締め込み時に構成部材にズレが
発生し易く密封不良を起こす危険性を拭いきれない。ま
た、前記ワッシャーシールがボルト(7)にて締め込まれ
る時、スペーサー(9)がボルト(7)の座面とブロック材
(8)の表面に挟まれて締付け規制材となるが、該スペー
サー(9)はその座面が小面積であるので80kgf・c
m〜100kgf・cm程度の締圧が加わると締め圧を
確実に受け止める保証を示さず、座屈を起こして寸法規
制を放棄し締付けられるガスケット(6)に対して過度の
面圧を与える恐れが有り、信頼に足りる締付け規制材に
なり得ていない。本発明はこのような欠点に鑑み、簡単
に一体化して取付部材に装着固定することのできる応力
緩和の少ないシール性能の高まったワッシャーシールを
提供することを目的としている。
(1)をブロック材に締付け固定するボルト部に装着さ
れ、そのボルト孔(1a)部の密封をなさしめるワッシ
ャーシールに関しており、前記ワッシャーシールは、筒
形状の下端にブロック材と筒端面積以上の広面積に接す
る大径部(2a)を持ったスリーブ(2)と、弾性体か
らなるシール環(3)と、金属製の押えワッシャー
(4)とを具備しており、前記シール環(3)の内周部
に挿入された前記スリーブ(2)の上端を頂部に配置し
た押えワッシャー(4)の内周部に圧入(5)し、これ
らを固着一体化せしめたことを特徴としている。また、
前記ワッシャーシールは、前記シール環(3)の内周部
に挿入された前記スリーブ(2)の上端を頂部に配置し
た押えワッシャー(4)の内周部に通しカシメ(51)
て固着一体化せしめることも特徴としている。
下記に示す優れた作用をなす。すなわち、本発明のワッ
シャーシールは、図1に示すように下端にブロック材
(8)の表面と広面積をもつて接する大径部(2a)を
有した筒形状のスリーブ(2)を具備しており、このス
リーブ(2)が弾性体からなるシール環(3)を貫通し
て、金属製の押えワッシャー(4)と一体化される。こ
の一体化するときに、前記スリーブ(2)の上端を押え
ワッシャー(4)の内周部に圧入(5)せしめ強固に固
着する。前記のようにして一体化されたワッシャーシー
ルをカバー部材(1)へ取付けボルト(7)を挿入して
締付けると、スリーブ(2)の大径部(2a)がブロッ
ク材(8)の表面へ広面積を持って接するので、大きな
締付け荷重と高いトルク保持力を発揮するものであり、
また一体化されたが故に強い機械的強度をも得ている。
に、ガスケット(6)を周囲に巡らせたカバー部材
(1)上に載置してボルト(7)をもってブロック材
(8)に取付け締付けると、シール環(3)が一定寸法
締め込まれた後該ブロック材(8)の表面にスリーブ
(2)の大径部(2a)の下面が接する。この状態に入
ると、前記ボルト(7)とブロック材(8)の間に位置
するスリーブ(2)の高さ寸法によって締め込みを阻ま
れ、過大に加わる締め圧に対してもスリーブ(2)へ一
体化された押えワッシャー(4)と大径部(2a)とが
変形のない強い機械的強度を発揮してそれ以上の締付け
を許さず、正確な寸法を維持しもって適正な締め圧をシ
ール環(3)とガスケット(6)にもたらす。
ー(4)の内周部にスリーブ(2)の上端を固定するた
めには、押えワッシャー(4)の内周部をスリーブ
(2)の外周径より僅かに小径に造形し、圧入(5)に
よって互いに変形せしめて固定を図るのが一般的な固定
方法であるが、他の方法として、図2及び図3に示すよ
うに取付部の径寸法に高い寸法精度を求めず押えワッシ
ャー(4)へスリーブ(2)を取付けた後に要部へカシ
メ(51)加工を施して変形固着をなさしめる固定方法
を採用することもできる。尚、後者のカシメ(51)に
よる固定方法では、該カシメ(51)変形による外周突
起によって保持するシール環(3)をより強く固定する
ことが可能となりカバー部材(1)への装着作業性を大
きく高める作用を見せる。
優れた効果が得られる。本発明のワッシャーシールは寸
法規制作用の高い大径部(2a)を有したスリーブ
(2)を設けるために障害となっていたシール環(3)
の成形性の悪さ及び取付性の悪さを一掃し、高い機械的
強度を持って優れた締付け圧力調整作用を発揮する。ま
た、押えワッシャー(4)とスリーブ(2)とがシール
環(3)を伴って一体化されたことで該部材間の隙間の
発生を防ぐと共にズレが防げ、密封性能を飛躍的に高め
ることに成功したものである。このように締付け規制作
用を確約するスリーブ(2)、大径部(2a)、押えワ
ッシャー(4)によって、過大トルクでの締め込みを防
ぎ最適な締め厚をシール環(1)とガスケット(6)に
もたらし良好なシール性を示すと共に、応力緩和を防い
でシール面厚を長期間低下させることがない。この締付
け圧力を一定に調整し得るワッシャーシールは自動組付
けラインでの締め込みを可能とし取付け安全性を大きく
高めたものである。
施例を示す部分拡大断面図である。
る。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 カバー部材をブロック材に締付け固定す
るボルト部に装着され、そのボルト孔部の密封をなさし
めるワッシャーシールにおいて、 前記ワッシャーシールは、筒形状の下端にブロック材と
筒端面積以上の広面積に接する大径部を持ったスリーブ
と、弾性体からなるシール環と、金属製の押えワッシャ
ーとを具備しており、 前記シール環の内周部に挿入された前記スリーブの上端
を頂部に配置した押えワッシャーの内周部に圧入し、こ
れらを固着一体化せしめたことを特徴とするワッシャー
シール。 - 【請求項2】 前記カバー部材を締付け固定するボルト
部に装着されるワッシャーシールにおいて、 前記シール環の内周部に挿入された前記スリーブの上端
を頂部に配置した押えワッシャーの内周部に通しカシメ
て固着一体化せしめたことを特徴とする請求項1のワッ
シャーシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16085696A JP3528142B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ワッシャーシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16085696A JP3528142B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ワッシャーシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317747A JPH09317747A (ja) | 1997-12-09 |
JP3528142B2 true JP3528142B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=15723871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16085696A Expired - Fee Related JP3528142B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ワッシャーシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3528142B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3774800B2 (ja) * | 1997-09-24 | 2006-05-17 | 株式会社フジキン | 下段部材の固定装置およびこれを備えた流体制御装置 |
JP4528412B2 (ja) * | 2000-04-25 | 2010-08-18 | 三菱電機株式会社 | 無励磁作動型電磁ブレーキ |
CN106704334A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-05-24 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种多功能螺栓 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP16085696A patent/JP3528142B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09317747A (ja) | 1997-12-09 |
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