JPH0740401Y2 - ハブキャップ - Google Patents

ハブキャップ

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JPH0740401Y2
JPH0740401Y2 JP1988040340U JP4034088U JPH0740401Y2 JP H0740401 Y2 JPH0740401 Y2 JP H0740401Y2 JP 1988040340 U JP1988040340 U JP 1988040340U JP 4034088 U JP4034088 U JP 4034088U JP H0740401 Y2 JPH0740401 Y2 JP H0740401Y2
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JP
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outer ring
inner peripheral
peripheral edge
packing
window gauge
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JP1988040340U
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JPH01150101U (ja
Inventor
伴己 太田
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、潤滑方式がオイルバス方式である車
などのアクスルハブの端面に取付けられるハブキャップ
に関する。
[従来の技術] 従来から、トラック車などの車軸の潤滑方式として、米
国特許第3361177号明細書に記載されているように、内
周側に軸受を介して車軸を挿通したアクスルハブの軸方
向端面にハブキャップをボルトで止め、このボルト止め
に先立って、車軸、アクスルハブおよびハブキャップに
より囲まれるオイルバスに潤滑油を充填するオイルバス
方式のものが知られている。これに採用されているハブ
キャップは、アクスルハブの軸方向端面にボルト止めさ
れる金属製の外環と、この外環の内周側に圧入されるゴ
ム状弾性材製のブリーザとを有している。
しかしながら、上記従来のハブキャップによると、当該
ハブキャップをアクスルハブに取付けてしまうと、オイ
ルバスに充填した潤滑油の残量を外部から確認すること
が、できないために、潤滑油が不足しているのがわから
ず、これが原因となって、潤滑不足により軸受部に焼付
きなどの不都合が発生している。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は以上の点に鑑み成されたものであって、オイル
バスに充填した潤滑油の残量を外部から確認することが
可能で、しかもオイルバスに充填した潤滑油を確実にシ
ールすることができるハブキャップを得ることを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案のハブキャップは、ハ
ブに取付けられると共に装着穴の回りに内周縁部を有す
る外環、装着穴に挿入される凸部と凸部の先端部分に内
周縁部と接合する係合突起を有する窓ゲージおよび外環
の内周縁部の外面または外面と対応する窓ゲージの内面
の何れか一方の面に接着されて先端側に他方の面と圧接
するリップを有するゴム状弾性材製パッキンを備えるも
のである。また、パッキンが外環の外面に有する装着溝
または窓ゲージの内面に有する装着溝に接着された態様
のものである。
[作用] 上記構成を有する本考案のハブキャップは、以下の作用
を成す。
すなわち、第一に、外環の内周側に窓ゲージが設けられ
ているために、この窓ゲージを利用して、オイルバスに
充填した潤滑油の残量を外部から確認することが可能で
ある。
第二に、窓ゲージに、外環の内周縁部の内周側に挿入さ
れる凸部と、この凸部を外環の内周縁部の内周側に挿入
したときに外環の内周縁部に対して抜け止め方向に係合
する係合突起とが設けられているために、この窓ゲージ
の凸部を外環の内周縁部の内周側に押し込むだけのワン
タッチ操作で、窓ゲージを外環に取付けることが可能で
ある。
第三に、外環と窓ゲージの間にパッキンが介装されてい
るために、外環と窓ゲージの間からオイルバス内部の潤
滑油が漏れるのを防止することが可能である。
第四に、パッキンが、外環の内周縁部の外面または窓ゲ
ージの外周縁部の内面の何れか一方に固着されているた
めに、オイルバス内部に圧力変動があっても、パッキン
がずれたり、捩れたりすることがない。
第五に、窓ゲージの係合突起を外環の内周縁部に対して
抜け止め方向に係合させたときに、パッキンが窓ゲージ
または外環に圧接して弾性復元力が発生するため、この
弾性復元力により前記係合によりガタが発生するのを防
止することが可能である。
[実施例] 本考案のハブキャップは、第3図に示すように、内周に
軸受(d)を介して車軸(b)を挿通したアクスルハブ
(c)の端面にボルト(e)で固着し、外環(1)内の
オイルバス(f)に存在する潤滑油(g)を密封してい
る。このように取付けられた金属製の外環(1)には、
オイルバス(f)の潤滑油(g)が存在するか否かその
量を確認するために、樹脂製のような透明の材料からな
る窓ゲージ(2)が設けられている。この窓ゲージ
(2)は、内部を観察できるようにするために、ある程
度の大きさに形成されている。尚、窓ゲージ(2)には
内圧を逃がすためにゴム製のブリーザ(12)を設けてい
る。このブリーザ(12)は、圧力を逃がす弁穴を設ける
だけであるから、小形で十分であり、小形であるがゆえ
にブリーザ(12)は、取付け上の問題が生じない。第1
図は、この窓ゲージ(2)の嵌合部におけるパッキン
(6)の取付け状態を示す拡大図である。この構成を、
以下に説明する。
すなわち、第1図に示すように、図上鎖線で示した窓ゲ
ージ(2)の外周縁部(2a)近傍に、外環(1)の内周
縁部(1a)の内周側(図上右側)に挿入される凸部(2
b)が設けられ、この凸部(2b)の先端部(図上下端
部)に、この凸部(2b)を外環(1)の内周縁部(1a)
の内周側に挿入したときに、この外環(1)の内周縁部
(1a)に対して抜け止め方向(図上上方向)に係合する
係合突起(2c)が設けられている。
また外環(1)の内周縁部(1a)の外側(1b)に、ゴム
状弾性材製のパッキン(5)が焼着されており、このパ
ッキン(5)には、前記外面(1b)に対して垂直な方向
に突出し、先端がアール状であると共に基部へ向けて徐
々に厚肉になるリップ(5a)が設けられている。そして
このパッキン(5)は、このリップ(5a)をもって、窓
ゲージ(2)の外周縁部(2a)の内面(2d)に圧接し、
その弾性復元力により外環(1)の内周縁部(1a)を窓
ゲージ(2)の係合突起(2c)に押し付けている。
上記構成を有するハブキャップは、以下の作用効果を奏
する。
すなわち、第一に、外環(1)の内周側に窓ゲージ
(2)が設けられているために、この窓ゲージ(2)を
利用して、オイルバスに充填した潤滑油の残量を外部か
ら確認することが可能である。したがってこの確認に基
づいて潤滑油を適宜補給することにより、オイルバス内
部の潤滑油が無くなって軸受部に焼付きなどの不都合が
発生するのを未然に防止することができる。
第二に、窓ゲージ(2)に、外環(1)の内周縁部(1
a)の内周側に挿入される凸部(2b)と、この凸部(2
b)を外環(1)の内周縁部(1a)の内周側に挿入した
ときに外環(1)の内周縁部(1a)に対して抜け止め方
向に係合する係合突起(2c)とが設けられているため
に、この窓ゲージ(2)の凸部(2b)を外環(1)の内
周縁部(1a)の内周側に押し込むだけのワンタッチ操作
で、窓ゲージ(2)を外環(1)に取付けることが可能
である。したがって、極めて簡単な作業により窓ゲージ
(2)を外環(1)に取付けることができる。
第三に、外環(1)と窓ゲージ(2)の間にパッキン
(5)が介装されているために、外環(1)と窓ゲージ
(2)の間からオイルバス内部の潤滑油が漏れるのを防
止することが可能である。したがってこの漏れを原因と
してオイルバス内部の潤滑油が減少するのを防止するこ
とができる。
第四に、パッキン(5)が、外環(1)の内周縁部(1
a)の外面(1b)に焼着により固着されているために、
オイルバス内部に圧力変動があっても、パッキン(5)
がずれたり、捩れたりすることがない。したがって長期
間にわたって正確なシール姿勢を維持し、外部をシール
するのに必要とされるシール力を確実に確保することが
できる。
第五に、窓ケージ(2)の係合突起(2c)を外環(1)
の内周縁部(1a)に対して抜け止め方向に係合させたと
きに、パッキン(5)が窓ゲージ(2)に圧接して弾性
復元力が発生するために、この弾性復元力により前記係
合によりガタが発生するのを防止することが可能であ
る。したがって外環(1)や窓ケージ(2)に多少の寸
法誤差があっても、ガタの無い状態で窓ケージ(2)を
外環(1)に取付けることができる。
パッキン(5)を外環(1)の内周縁部(1a)の外面
(1b)に固着する手段は、焼着に限定されず、接着剤を
使用した接着などであっても良い。また第2図に示すよ
うに、外環(1)の内周縁部(1a)の外面(1b)に装着
溝(1c)を設けて、この装着溝(1c)にパッキン(5)
を装着するようにしても良い。またパッキン(5)はこ
れを窓ケージ(2)の外周縁部(2a)の内面(2d)に固
着して、リップ(5a)を外環(1)の内周縁部(1a)の
外面(1b)に圧接させるようにしても良い。
[考案の効果] 本考案は、以下の効果を奏する。
すなわち、 イ)窓ゲージは、簡単に取付けるために、凸部に有する
係合突起を外環の装着穴に挿入して抜け止め接合させて
取付ける。このため、外環の装着穴に対し、窓ゲージの
凸部の外周は間隙を有する寸法に形成されている。この
状態で、外環に外力(振動)が作用すると、窓ゲージは
装着穴の径方向に移動しようとするが、外面または内面
に根元が接着されたパッキンの先端に形成されたリップ
によって、外力を吸収して窓ゲージに割れが発生するの
を防止すると共に、外環と窓ゲージとの取付け間のシー
ルを確実に保障する。
ロ)窓ゲージの係合突起は外環の装着穴に挿入接合させ
るので、パッキンは挿入方向に弾性変形する機能を備え
ていなければならないが、根元が接着されて先端がリッ
プに形成されたパッキンは、リップによって窓ゲージの
装着を容易にすると共に根元が接着固定されたパッキン
は捩れてシール機能が悪化するのを防止する。
ハ)パッキンは根元が接着固定されて先端にリップを有
し、係合突起の接合固定とリップの弾性接合との2点の
シール手段は、窓ゲージがボルトによる固定方法に比
べ、リップのシャープな面圧が阻害されないから、シー
ル能力を発揮する。特に、窓ゲージがハブ側からの熱に
より変形しても、リップの弾性面圧対応力によってシー
ル能力を保障する。
ニ)また、パッキンの根元接着は、外環と窓ゲージとの
取付間隙を係合突起の接合シールとリップの弾性シール
との2点でシールを形成することになる。その結果、オ
イルが係合突起の接合シールを通過してパッキン側に流
出しても、窓ゲージが振動したときに、窓ゲージとパッ
キンの弾性力によってポンプ作用を生起して、オイルを
軸受側に逆流させることができるから、オイルが流出す
るのを効果的に防止することができる。
ホ)パッキンの根元が装着溝に接着されていると、面圧
がシャープになる形状にリップを形成しても、リップは
安定形状を保持するから、シール能力に優れる。また、
窓ゲージを無理に挿入したときおよび窓ゲージに大きな
外力が作用したときでも、パッキンが捩れることがない
から、シール能力を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わるハブキャップの要部断
面図、第2図は本考案の他の実施例に係わるハブキャッ
プの要部断面図、第3図は本考案のハブキャップをアク
スルハブに取付けた断面図である。 (1)外環、(1a)内周縁部、(1b)外面、(1c)装着
溝、(2)窓ゲージ、(2a)外周縁部、(2b)凸部、
(2c)係合突起、(2d)内面、(5)パッキン、(5a)
リップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブに取付けられると共に装着穴の回りに
    内周縁部(1a)を有する外環(1)、前記装着穴に挿入
    される凸部(2b)と前記凸部の先端部分に前記内周縁部
    (1a)と接合する係合突起(2c)を有する窓ゲージ
    (2)および前記外環の内周縁部の外面(1b)または前
    記外面(1b)と対応する前記窓ゲージ(2)の内面(2
    d)の何れか一方の面に根元が接着されて先端に他方の
    面と圧接するリップ(5a)を有するゴム状弾性材製パッ
    キン(5)を備えたハブキャップ。
  2. 【請求項2】パッキン(5)の根元が外環(1)の外面
    (1b)に有する装着溝(1c)または窓ゲージ(2)の内
    面に有する装着溝(1c)に接着されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のハブキャップ。
JP1988040340U 1988-03-29 1988-03-29 ハブキャップ Expired - Lifetime JPH0740401Y2 (ja)

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JP1988040340U JPH0740401Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29 ハブキャップ

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JPH01150101U JPH01150101U (ja) 1989-10-17
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JP4135359B2 (ja) * 2001-05-29 2008-08-20 Nok株式会社 ガスケット

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