JP3000770U - 制振ワッシャーシール - Google Patents

制振ワッシャーシール

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JP3000770U
JP3000770U JP1994001518U JP151894U JP3000770U JP 3000770 U JP3000770 U JP 3000770U JP 1994001518 U JP1994001518 U JP 1994001518U JP 151894 U JP151894 U JP 151894U JP 3000770 U JP3000770 U JP 3000770U
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JP
Japan
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seal
washer
tightening
vibration control
vibration
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994001518U
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English (en)
Inventor
温 佐藤
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Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 本考案は、締付け具とカバー部材とを密封するワッシャ
ー材に関し、さらに詳しくは密封性と制振性に優れるワ
ッシャーシールに関するものである。 【構成】 金属製ワッシャーの外周部に垂下部を形成せ
しめると共に、シール部の圧縮量を規制する突出部を前
記垂下部から延出形成せしめたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、締め付け具と固定部材との間に装着されるワッシャーに関し、具体 的には制振性に富み密封性と弾力性を合わせ持つワッシャーシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンのロッカーカバーあるいはオイルパンのごときカバー部材を装 着固定するには、カバー部材の要所要所に締め付け具を配設してその周囲に装着 したガスケットと共に締め付けをなさしめており、その締め付け具の密封とカバ ー部材の防音防振などを計るために該締め付け具とカバー部材との間に弾性体か らなるシールワッシャーを装着している。 以下、図面を参照しつつ詳述する。 この構造の多くは、第3図に示すようにリング状に形成した弾性体のシール部 (2)とこれの上方に輪形状の金属製ワッシャー(1)を配設してワッシャーシ ール(A′)を構成しており、これをボルト(8)にて適当締付力を与えカバー 部材(7)のボルト孔(9)を密封すると共に該カバー部材(7)のガスケット (図示せず)に対して強い押し圧を働かせしめていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造の如くボルト(8)によって締付けられる締付け力を 適正締圧に調整する手段を持たないシールワッシャー(A′)にあっては、自動 車用エンジンライン等での締付の自動化された装着を成すに適していない。 すなわち、合成ゴム等の弾性体で成るシール部(2)は多少の硬度の差異はあ っても最適な締め圧力は或る一定の幅を有するものであり、一般的に締付トルク 、10kgf・cm〜80kgf・cmがその締付け範囲と考えられ、前記範囲 以下の締付け圧力が少ない場合は密着力が不足するので満足な密封力を発揮しえ ず、逆に前記範囲以上の荷重が該シール部(2)に加わるとトルクダウン(応力 緩和)したり過大な横流れ変形によって破壊を招いたりする欠点と危険性を有し ていた。 本考案はこのような重大な欠点に鑑み、応力緩和しない自己規制機能を持たし め長期の使用に耐える制振性とシール性の良好なワッシャーシールを提供するこ とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、第1図に示すように、金属製ワッシャー(1)と合成ゴムあるいは 合成樹脂等の弾性体製のシール部(2)からなり内部にボルト貫通孔(3)を備 える制振ワッシャーシール(A)であって、前記金属製ワッシャー(1)の外周 部を一定寸法垂下させると共にさらにここから延出する突出部(5)を形成せし めたことを特徴としている。 また、図2に示す如く前記シール部(2)の下面に突出条(6)を設けたこと を特徴としている。
【0005】
【作用】
本考案は上記のような構造をもって下記に示す優れた作用を発揮する。 すなわち、図1に示すように前記金属製ワッシャー(1)の外周部に垂下部( 4)を形成し、さらにこの垂下部(4)から前記シール部(2)の高さ寸法以内 に垂下延出させた突出部(5)を複数形成する。このシール部(2)の高さ寸法 以内とは該シール部(2)の適正締付け圧力が得られる締付け寸法を意味してお り、その高さ寸法以上の締付けを許さないものである。 このように構成することにより該制振ワッシャーシール(A)を取付けて締付 け圧縮をなさしめると、金属製ワッシャー(1)から受ける締圧によってシール 部(2)は圧縮変形し横流れを始めるが、該金属製ワッシャー(1)に設けた垂 下部(4)によってその変形がある程度抑えられその下方部へと残された変形量 を向ける。ここで下方部のシール部(2)は前記垂下部(4)に邪魔されること なく変形しようとするが、該垂下部(4)に設けた突出部(5)がカバー部材( 7)の表面に接触してそれ以上の締付けを規制し、ここに適当締圧状態に保たれ たシール部(2)が生まれ優れた制振性を提供するものである。
【0006】
【実施例】
本考案を実施するに、前記金属製ワッシャー(1)の垂下部(4)から延出垂 下する突出部(5)は上記の如く最良締付け圧力が得られる寸法に垂下寸法を選 ぶ必要があり、この配置箇所と数量においては図1、図2に示した4箇所以外に 例えばさらに増設するとかあるいは逆に3箇所または2箇所に設置することも可 能である。しかしながら前記したように下方部のシール部(2)をある程度自由 状態に置くことが制振性能追求とシール部(2)の応力緩和を防止するためには 望ましいものとなるので自ずとその設置数量は制限される。 また、前記シール部(2)の下面に図2に示すように一条あるいは複数条の突 出条(6)を設けることによっても制振性の向上が図れるものであり、前記突出 部(5)との併設組合せによってその内部へより多量に柔軟度の高い弾力を備蓄 することができる。また、センターボルトにあっては弾性の中央移動によって周 囲に密着し高いシール性を示すものとなる。
【0007】
【考案の効果】
上記のような構成によって、以下に示す優れた効果が得られる。 本考案はこのような構造によって、弾性部材の横流れ変形を完全に制御せしめ その締付寸法を規制して最適な締め圧を与えるなど、シール部(2)の制振作用 とシール作用を長期間維持せしめる優れた制振ワッシャーシールとなったもので ある。従って、変動の大きい締付トルクに対して許容度の高いものとなり自動化 されたライン装着においても安定的にその性能を出し得るものとなった。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本考案のシールワッシャーの一実施例
を表した断面図である。
【図2】第2図は第1図の下方から見た平面図である
【図3】第3図は従来のシールワッシャーとその装着状
態を表わした断面図である。
【0009】
【符号の説明】
1 金属製ワッシャー 2 シール部 3 ボルト貫通孔 4 垂下部 5 突出部 6 突出条 7 カバー部材 8 ボルト 9 ボルト孔 A 制振ワッシャーシール A′ シールワッシャー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製ワッシャー(1)と弾性体製のシ
    ール部(2)からなり内部にボルト貫通孔(3)を備え
    る制振ワッシャーシール(A)において、前記金属製ワ
    ッシャー(1)の外周部に垂下部(4)を形成せしめる
    と共に、該垂下部(4)から前記シール部(2)の圧縮
    量規制のための突出部(5)を複数箇所延出形成するこ
    とを特徴とした制振ワッシャーシール。
  2. 【請求項2】 前記シール部(2)の下面に一条あるい
    は複数条の突出条(6)を設けたことを特徴とする請求
    項1の制振ワッシャーシール。
JP1994001518U 1994-02-04 1994-02-04 制振ワッシャーシール Expired - Lifetime JP3000770U (ja)

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JP1994001518U JP3000770U (ja) 1994-02-04 1994-02-04 制振ワッシャーシール

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JP1994001518U JP3000770U (ja) 1994-02-04 1994-02-04 制振ワッシャーシール

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JP3000770U true JP3000770U (ja) 1994-08-16

Family

ID=43136773

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015230041A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 株式会社マルナカ 座金及び座金付き螺子類

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