JPS5922262Y2 - 低騒音シリンダヘツドカバ− - Google Patents

低騒音シリンダヘツドカバ−

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Publication number
JPS5922262Y2
JPS5922262Y2 JP17847279U JP17847279U JPS5922262Y2 JP S5922262 Y2 JPS5922262 Y2 JP S5922262Y2 JP 17847279 U JP17847279 U JP 17847279U JP 17847279 U JP17847279 U JP 17847279U JP S5922262 Y2 JPS5922262 Y2 JP S5922262Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
head cover
cover
noise
low noise
Prior art date
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Expired
Application number
JP17847279U
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English (en)
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JPS5694840U (ja
Inventor
一裕 菊池
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
Priority to JP17847279U priority Critical patent/JPS5922262Y2/ja
Publication of JPS5694840U publication Critical patent/JPS5694840U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用エンジンに最適な低騒音フランジへ
ラド力バーの改良に関するものである。
従来、エンジンの振動騒音を低減するためにシリンダヘ
ッドカバーをゴム・ウレタン等の材料で形成することが
行なわれている。
即ち、第1図に示すように、吸・排気弁1,2や動弁機
構3を有するフランジヘッド4の上部を覆うようにして
取付けるシリンダヘッドカバー5をゴム、ウレタン等の
柔軟材料で形威しているのであり、このシリンダヘッド
カバー5の周辺フランジ部6を焼付け、接着等によって
前記カバー5に接合した金属やプラスチック等の部材に
て形威し、このフランジ部6をガスケット7を介して取
付ボルト8によりシリンダヘッド4の上縁フランジ部9
に固定している。
また、他の例として、第2図に示すように、シリンダヘ
ッドカバー5のフランジ部6まで柔軟な材料にて一体に
形成し、シリンダヘッド4への取付けに際しては押え板
10を用いてシリンダヘッド4のフランジ部9との間に
前記フランジ部6をボルト8にて挾持したものもある。
このように、シリンダヘッドカバーを柔軟な材料にて形
成すると、シリンダヘッドカバー5はシリンダヘッド4
からの振動入力を材料の内部ダンピングにより減衰せし
め、その結果シリンダヘッドカバーの表面の振動レベル
が下がり放射騒音が小さくなるものである。
しかしながら、このような従来のシリンダヘッドカバー
にあっては、前述の振動レベルの低下機能を有するもの
の、これは材料の内部ダンピングによるため高周波振動
にのみ有効であり、低周波振動では内圧脈動分による振
動が加わってむしろ振幅が大きくなり低周波騒音の低減
が不充分になるという問題がある。
また、エンジンの稼動中に人が誤ってシリンダヘッドカ
バーの上に手をついてしまうと、シリンダヘッドカバー
が変形してヘッドカバーと内部の機構が干渉してカバー
を破損し或いは内部機構の作動を阻害し、更に人がけが
をするというおそれがある。
また、エンジンルーム内の温度の上昇による材料の軟化
や長時間の使用による材料の劣化等によりカバー形状が
変形され或いは寿命が極端に短かくなるという問題もあ
る。
この考案はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、振動減衰性の大きい高ダンピング材で形成した
シリンダヘッドカバー内に複数の帯状の芯材を埋設し、
かつシリンダヘッドカバーの芯材で補強された中央部を
シリンダヘッドに固定した構造とすることにより、高周
波振動の低減と共に低周波振動をも低減して騒音の低下
を図り得ると共に、安全性及び機能性を向上することが
できる低騒音シリンダヘッドカバーを提供することを目
的としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第3図〜第5図はこの考案の一実施例を示す図である。
第3図及び第4図から明らかなように、シリンダヘッド
カバー11は全体をゴム、ウレタン等の柔軟材料12に
て形成しているが、その内部には金属、プラスチック、
金網等の比較的剛性のある材料からなる薄い帯状の芯材
13を複数枚埋設している。
各芯材13は夫々独立に配設しているが、いずれもシリ
ンダヘッドカバー11の幅方向の中央位置を含むように
配設している。
即ち、この実施例では、シリンダヘッドカバーの長手方
向の中央寄りの3枚の芯材13 a 、13 b 、1
3 Cを略下向きコ字状に形成してその中央をシリンダ
ヘッドカバー11の中央位置に合わせるように設ける一
方、両端の芯材13 d 、13 eは略り字状に形成
してその一端をシリンダヘッドカバー11の中央位置に
合わせるように設けている。
一方、第4図に示すように、シリンダヘッド4の幅方向
の中心位置には、長手方向に沿って複数個の固定部14
を設けており、この固定部14にてシリンダヘッドカバ
ー11の中央部を固定する。
つまり、第5図に合わせて示すように、例えばカムシャ
フト15を支持するためにシリンダヘッド4にボルト1
6にて固定したベアリングキャップ17の頂面に、ボル
トガイド18及びスペーサ19を挿通するボルト20を
螺合してシリンダヘッドカバー11の中央部を固定して
いるのであり、このとき、この固定部は前記各芯材13
の存在する個所においてシリンダヘッドカバーを固定し
ている。
前記ボルトガイド18はボルト20の取付け、取外しに
伴なうワッシャ21とシリンダヘッドカバー11との間
の摩擦により材料(カバー)が損傷しないためにシリン
ダヘッド力バーに形成した透孔22内に挿入したもので
あり、スペーサ19はシリンダヘッドカバー11の中央
部の高さを所定位置に維持させるものである。
尚、シリンダヘッドカバー11の周辺部は、第1図及び
第2図に示した従来と同様の構造でシリンダヘッド4の
上縁フランジ9に取付けており、この実施例では第2図
のものと同様に押え板10を利用した構造を採用してい
る。
以上の構成によれば、シリンダヘッドカバ−11全体は
柔軟材にて形成されているため、シリンダヘッド4から
の振動人力を材料の内部ダンピングにより減衰せしめ、
特に高周波振動による騒音を防止する。
これと同時に、複数の芯材13をシリンダヘッドカバー
11内に埋設し、しかもこれら芯材を夫々独立状態に設
けた上でシリンダヘッドカバー11の中央部において固
定部14によりシリンダヘッド11に固定しているため
、シリンダヘッドカバーに低周波振動が入力されても内
圧脈動分やシリンダヘッド4からの低周波の振動入力に
対して従来よりはるかに大きな制振効果がシリンダヘッ
ドカバーの大部分の面積にわたって発揮される。
芯材13を独立して設けていることにより、シリンダヘ
ッドカバーの各部が同位相で振動するのを防止し、振動
モー、ドを複雑にすることによって騒音の放射効率を低
下させている。
更に、シリンダヘッドカバー11内に芯材13を埋設す
ることにより、高温による材料の軟化、長期使用による
材料の劣化が生じてもシリンダヘッドカバーの形状の維
持を図り、内部の機構との干渉を防ぐばかりでなく、エ
ンジンの稼動中に人が誤って手をついてもシリンダヘッ
ドカバーの変形を防止してけがやカバーの損傷を防止す
ることができるのである。
第6図及び第7図には固定部の他の実施例を示す。
第6図の実施例は、シリンダヘッドカバー11の内面に
袋状の突起23を内方に突出して設け、シリンダヘッド
側に設けた筒状の突起受部24に前記袋状突起23を挿
入し、更にピン25を袋状突起23の上方から挿入して
固定するようにしたものである。
突起23と受部24とには夫々凸条26、凹条27が設
けられており、しかもピン25は突起23内に挿入され
た後左右方向に広がるため突起23と受部24との結合
を強固なものにできる。
第7図の実施例は、シリンダヘッドカバー11に設けた
中実の突起28をシリンダヘッド側に設けた受部29に
単に圧入することによって取付ける例である。
この場合には、突起28自身の弾性力によって凸条30
と凹条31とが嵌合し、強固な結合を得ることができる
尚、これら各実施例では突起受部24.29はベアリン
グキャップ17に別体の筒状部材を圧入支持しているが
、これはねし込み等の手段でもよく或いはベアリングキ
ャップ17に一体に形成してもよい。
ここで、この考案にあっては、1個の芯材を1個所にお
いてシリンダヘッドに固定しているが、この固定個所を
増やすことにより更に良好な制振効果を得ることができ
る。
以上説明してきたようにこの考案によれば、柔軟材料に
て形成したシリンダヘッドカバー内に帯状の複数の芯材
を埋設する一方、シリンダヘッドカバーの芯材により補
強された中央部をシリンダヘッドに固定しているので、
高周波振動に伴なう騒音を低減できるのはもとより、低
周波振動に伴なう騒音の低減をも図ることができ、加え
て安全性、形状保持性等を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシリンダヘッドカバーの取付状態を示す
断面図、第2図は他の従来例を示す断面図、第3図はこ
の考案のシリンダヘッドカバーの斜視図、第4図は組立
状態の断面図、第5図は固定部の拡大断面図、第6図は
固定部の他の実施例断面図、第7図は更に異なる実施例
の断面図である。 4・・・・・・シリンダヘッド、7・・・・・・ガスケ
ット、9・・・・・・フランジ、10・・・・・・押え
板、11・・・・・・シリンダヘッドカバー、12・・
・・・・柔軟材料、13(13a〜13e)・・・・・
・芯材、14・・・・・・固定部、17・・・・・・ベ
アリングキャップ、20・・・・・・ボルト、23・・
・・・・突起、24・・・・・・受部、25・・・・・
・ピン、28・・・・・・突起、29・・・・・・受部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのシリンダヘッド上部に取付けられ、振動減衰
    性の大きい高ダンピング材からなる柔軟材料で形成され
    たシリンダヘッドカバーにおいて、このシリンダヘッド
    カバー内に帯状の複数の芯材を埋設すると共に、このシ
    リンダヘッドカバーの芯材により補強された中央部をシ
    リンダヘッドに固定したことを特徴とする低騒音シリン
    ダヘッドカバー。
JP17847279U 1979-12-22 1979-12-22 低騒音シリンダヘツドカバ− Expired JPS5922262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17847279U JPS5922262Y2 (ja) 1979-12-22 1979-12-22 低騒音シリンダヘツドカバ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17847279U JPS5922262Y2 (ja) 1979-12-22 1979-12-22 低騒音シリンダヘツドカバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5694840U JPS5694840U (ja) 1981-07-28
JPS5922262Y2 true JPS5922262Y2 (ja) 1984-07-03

Family

ID=29689009

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JP17847279U Expired JPS5922262Y2 (ja) 1979-12-22 1979-12-22 低騒音シリンダヘツドカバ−

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JPS5694840U (ja) 1981-07-28

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