JPH056219U - ボールジヨイント - Google Patents

ボールジヨイント

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JPH056219U
JPH056219U JP6137191U JP6137191U JPH056219U JP H056219 U JPH056219 U JP H056219U JP 6137191 U JP6137191 U JP 6137191U JP 6137191 U JP6137191 U JP 6137191U JP H056219 U JPH056219 U JP H056219U
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JP
Japan
Prior art keywords
dust cover
socket
large opening
mounting groove
ball joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP6137191U
Other languages
English (en)
Inventor
裕典 古賀
Original Assignee
武蔵精密工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH056219U publication Critical patent/JPH056219U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 ソケット7のダストカバー装着溝8の互いに
向き合う2つの溝側面と、ソケット7の外周面25とを
交わらせて、2条の稜部14,15を形成するととも
に、稜部14,15の少なくとも1つを、ダストカバー
の大開口部6の肩部端面23,24に強く押圧させる。 【効果】 弾性部材より成るダストカバー4の大開口部
6の肩部端面23,24には、当接しているソケット7
の稜部14,15の方向への反発力が発生するので、両
者間に環状の高面圧シール部が形成され、ダストカバー
4の大開口部6におけるシール性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車の懸架装置及び操舵装置等に使用されるボールジョイ ントに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1左半部及び図6に示されるような、ダストカバー104の軸線方向の断面 が略矩形の大開口部106が、ソケット107の外周面125に凹設形成され、 軸線方向の断面が略矩形の周状のダストカバー装着溝108に装着固定されるボ ールジョイント101としては、特開昭59−93511号に示されるなど多く が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如きボールジョイント101において、ソケット107のダストカバー 装着溝108は、互いに向き合う2つの溝側面112,113を有する。これら の内、上方の溝側面112は、ダストカバー104の大開口部106の上方の肩 部端面123と略平行で、かつ、下方の溝側面113は、ダストカバー104の 大開口部106の下方の肩部端面124と略平行である。
【0004】 そのため、ダストカバー104の大開口部106を、ソケット107に固定す るべく、大開口部106の外周部110にサークリップ111を装着して、内径 方向へ締め付けても、その内径方向への緊迫力は、ソケット107のダストカバ ー装着溝108の溝側面112,113には及ばない。従って、ダストカバー装 着溝108の溝側面112,113に、ダストカバー104の大開口部106の 肩部端面123,124が強く当接することはないので、両者は密接することが なく、ダストカバー104の大開口部106におけるシール性が悪くなる虞があ る。
【0005】 本考案の目的は、この問題を解決し、ダストカバーとソケットとの間のシール 性、すなわちダストカバーの大開口部におけるシール性を向上させることができ るボールジョイントを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は以下の通りである。
【0007】 ソケットのダストカバー装着溝の互いに向き合う2つの溝側面と、ソケットの 外周面とを交わらせて、2条の稜部を形成するとともに、稜部の少なくとも1つ を、ダストカバーの大開口部の肩部端面に強く押圧させる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1の右半部は本考案の実施例によるボールジョイント1を表し、図2は第1 図のA部の拡大図であり、図3は、ダストカバーの大開口部をソケットのダスト カバー装着溝に装着する直前の図1のA部と同部の拡大図である。
【0010】 図1において、2はボールスタッドで、一端の球頭部17がベアリング18を 介してソケット7内に摺動回動自在に軸支されると共に、他端の柄3はソケット 7の開口部19から突出している。ダストカバー4は、ウレタン等の弾性材料に より略円筒釣鐘状に形成されており、このダストカバー4の一端小開口部5と他 端大開口部6との中間部分は、外径方向に膨出した胴部となっている。ダストカ バー4の小開口部5は、ボールスタッド2の柄3の外周に装着されており、小開 口部5には補強環20が一体に埋設されていると共に、その上端には小開口部5 とナックルアーム等の連結部材21との間をシールするリップ22が形成されて いる。
【0011】 また、ダストカバー4の大開口部6は、ソケット7の開口部19付近の外周面 25に周状に凹設形成されたダストカバー装着溝8に嵌合されており、ダストカ バー4の大開口部6の外周部10にサークリップ11が装着されている。サーク リップ11は螺旋状で、金属又はその他の適当な材料により形成されており、装 着にあたり、先ず、自由状態におけるサークリップ11の内径を拡張させ、ダス トカバー4の大開口部6の外周部10に装着する。次に、この拡張から解放する と、サークリップ11は自然状態に戻ろうとし、このことによりサークリップ1 1は、ダストカバー4の大開口部6を内径方向へ付勢して、ソケット7のダスト カバー装着溝8へ締め付けて固定することになる。
【0012】 図2に示す如く、ソケット7のダストカバー装着溝8は、溝底面16と、互い に向き合う溝側面12,13を有し、その軸線方向の断面は略矩形である。また 、この溝側面12,13と、ソケット7の外周面25とが交わって、2条の稜部 14,15が形成されている。
【0013】 図3に示す如く、ダストカバー4の大開口部6が、ダストカバー装着溝8に装 着される前の自然状態にある時、大開口部6の最内径側の端部である内周端9の 軸線方向の距離、すなわち厚さaは、ソケット7のダストカバー装着溝8の各溝 側面12,13間の距離、すなわち溝巾bと略等しい。また、ダストカバー4の 大開口部6は、各肩部端面23,24の間隔が、外径方向に向かうに従って拡が り、軸線方向の断面が略台形である。
【0014】 そして、図2に示す如く、ダストカバー4の大開口部6の外周部10にサーク リップ11を装着して、大開口部6を内径方向へ付勢する。大開口部6の下方の 肩部端面24をソケット7のダストカバー装着溝8の下方の溝側面13に適合さ せ、かつ、大開口部6の内周端9をダストカバー装着溝8の底面16に適合させ て、大開口部6をダストカバー装着溝8に嵌合させるので、ソケット7の上方の 稜部14が、大開口部6の上方の肩部端面23を強く押圧することになる。
【0015】 その結果、弾性材料より成るダストカバー4の大開口部6の上方の肩部端面2 3には、当接しているソケット7の上方の稜部14の方向への反発力が発生し、 ソケット7の上方の稜部14と大開口部6の上方の肩部端面23との当接部に、 環状の高面圧シール部が形成される。また、上方の稜部14には、R0.2〜0 .3程度の面取りが施されているので、ダストカバー4の大開口部6の上方の肩 部端面23を傷付けることがない。
【0016】 図4は、本考案第2番目の実施例によるボールジョイント201を表しており 、ソケット207のダストカバー装着溝208は、その溝側面212,213の 互いの間隔が、ボールジョイント201の外径方向へ向かうに従って拡がり、軸 線方向の断面が略等脚台形である。また、この溝側面212,213と、ソケッ ト207の外周面225が交わって、2条の稜部214,215が形成されてお り、ダストカバー204の大開口部206には、予め締め付けリング211が埋 設されている。
【0017】 図5に示す如く、ダストカバー204の大開口部206が、ダストカバー装着 溝208に装着される前の自然状態にある時、大開口部206の内周端209の 軸線方向の距離すなわち厚さcは、ダストカバー装着溝208の溝底面216の 軸線方向の距離dと略等しい。また、ダストカバー204の大開口部206は、 各肩部端面223,224の間隔が外径方向に向かうに従って拡がり、軸線方向 の断面が略等脚台形である。そして、大開口部206のこの拡がり角αは、ソケ ット207のダストカバー装着溝208の拡がり角βよりも大きく設定されてい る。
【0018】 そして、図4に示す如く、ダストカバー204の大開口部206は、締め付け リング211により内径方向へ付勢されている。大開口部206の内周端209 をソケット207のダストカバー装着溝208の底面216に適合させて、大開 口部206をダストカバー装着溝208に嵌合させるので、ソケット207の稜 部214,215が、大開口部206の各々の肩部端面223,224を強く押 圧することになる。
【0019】 その結果、弾性材料より成るダストカバー204の大開口部206の上方の肩 部端面223には、当接しているソケット207の上方の稜部214の方向への 反発力が発生し、ソケット207の上方の稜部214と大開口部206の上方の 肩部端面223との当接部に、環状の高面圧シール部が形成される。かつ、ダス トカバー204の大開口部206の下方の肩部端面224には、当接しているソ ケット207の下方の稜部215の方向への反発力が発生し、ソケット207の 下方の稜部215と大開口部206の下方の肩部端面224との当接部にも、環 状の高面圧シール部が形成される。また、稜部214,215には、R0.2〜 0.3程度の面取りが施されているので、ダストカバー204の大開口部206 の肩部端面223,224を傷付けることがない。
【0020】 尚、本考案においては、ソケットのダストカバー装着溝、ダストカバーの大開 口部は他の形状でもよく、ボールジョイントの他の部分もその他の構成を適宜採 用してもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ソケットのダストカバー装着溝の互いに向き合 う2つの溝側面と、ソケットの外周面とを交わらせて、2条の稜部を形成すると ともに、稜部の少なくとも1つを、ダストカバーの大開口部の肩部端面に強く押 圧させるので、弾性部材より成るダストカバーの大開口部の肩部端面には、当接 しているソケットの稜部の方向への反発力が発生するため、両者間に環状の高面 圧シール部が形成され、ダストカバーの大開口部におけるシール性が向上し、従 って、ボールジョイントの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】左半部が従来のボールジョイント、右半部が本
考案の第1番目の実施例によるボールジョイントを表す
部分断面平面図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】ダストカバーが、ダストカバー装着溝に嵌合固
定される直前の図1のA部の拡大図である。
【図4】本考案第2番目の実施例によるボールジョイン
トの図1のA部と同部の拡大図である。
【図5】ダストカバーが、ダストカバー装着溝に嵌合固
定される直前の本考案第2番目の実施例によるボールジ
ョイントの図1のA部と同部の拡大図である。
【図6】図1のB部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ボールジョイント 2 ボールスタッド 3 柄 4 ダストカバー 5 小開口部 6 大開口部 7 ソケット 8 ダストカバー装着溝 9 内周端 12 溝側面 13 溝側面 14 稜部 15 稜部 23 肩部端面 24 肩部端面 25 外周面

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ボールジョイント(1)のボールスタッ
    ド(2)の柄(3)の外周にダストカバー(4)の一端
    小開口部(5)が装着され、前記ダストカバー(4)の
    他端大開口部(6)が前記ボールジョイント(1)のソ
    ケット(7)の外周面(25)に周状に凹設形成された
    ダストカバー装着溝(8)に嵌合固定されたボールジョ
    イント(1)において、前記ソケット(7)の前記ダス
    トカバー装着溝(8)の互いに向き合う2つの溝側面
    (12)(13)と、前記ソケット(7)の外周面(2
    5)とが交わって、2条の稜部(14)(15)を形成
    しているとともに、該稜部(14)(15)の少なくと
    も1つが、前記ダストカバー(4)の内周端(9)に連
    続する肩部端面(23)(24)を強く押圧することを
    特徴とするボールジョイント。
JP6137191U 1991-07-09 1991-07-09 ボールジヨイント Pending JPH056219U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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