JPH0610618U - ダストカバ− - Google Patents

ダストカバ−

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Publication number
JPH0610618U
JPH0610618U JP5547392U JP5547392U JPH0610618U JP H0610618 U JPH0610618 U JP H0610618U JP 5547392 U JP5547392 U JP 5547392U JP 5547392 U JP5547392 U JP 5547392U JP H0610618 U JPH0610618 U JP H0610618U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
annular groove
clamp
cover body
sealing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5547392U
Other languages
English (en)
Inventor
橋 一 人 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Publication of JPH0610618U publication Critical patent/JPH0610618U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバー本体の固定部と相手部材の環状溝との
間のシール性に優れていることは勿論、固定部を環状溝
へ装着する際の摩擦抵抗を減少したダストカバーを提
供。 【構成】 筒状のカバー本体12と、カバー本体12の
開口端に一体成形したゴム状弾性体製の環状のクランプ
14とを有し、該クランプ14をソケット4の環状溝7
に装着する構成としたダストカバーにおいて、クランプ
14の内周には環状溝の底面に接触して第一シール面Q
を形成する第一環状面16を設け、クランプ14の一方
の側面には壁面9に接触して第二シール面Rを形成する
第二環状面17を設け、さらに、クランプ14には環状
溝7の幅方向に弾性変形自在な環状の可動リップ18を
設け、可動リップ18には、環状溝7の他方の壁面10
に接触して第三シール面Tを形成すべく外周側へ向うに
つれて第二環状面から離れる方向に傾斜した第三環状面
20を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車の操舵装置のボールジョイント部のシール等に用いら れるダストカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来のボールジョイント用のダストカバー100を示す。筒状のカバー 本体101は開口端に固定部102,103を有し、固定部102はボールスタ ッド104に装着され、固定部103はソケット106の環状溝107へ装着さ れる。固定部103の外周にはリング状のサークリップ108を装着してあり、 その弾性力により固定部103に径方向の緊迫力を加えている。該緊迫力により 固定部103の内周面と環状溝107との底面にシール面Aが形成される。
【0003】 図3は他の従来例を示す。ダストカバー100のカバー本体101の開口端に は断面略方形の固定部110を設けてある。固定部110の肉厚Bは、環状溝1 07の壁面111,112間の幅Dよりも大きく設定してある。
【0004】 この固定部110を環状溝110へ装着すると、厚さ方向(図中上下方向)に 弾性変形(圧縮)され、その反力によって側面113,114が壁面111,1 12に所定しめ代で密着して二つのシール面E,Fを形成する。また、固定部1 10の内周面115は底面116に密着してシール面Gを形成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図2の従来例においてはソケット106側には単一のシール面Aが形 成されているだけであるためシール性が不充分である。その結果、ダストカバー 100内のグリースが外部へ漏れたり、外部のダストがダストカバー内部へ侵入 したりする虞れがある。
【0006】 また、上記ダストカバー100を環状溝107へ装着はサークリップ108の 装着前に行ない、装着後にサークリップ108を取り付けなければならないが、 サークリップ108の取り付け状態がバラツキ易く一層シール面Aの接面圧力不 安定となる。
【0007】 図3のダストカバー100は三個所のシール面E,F,Gがあるためシール性 は高いが、予め肉厚Bが幅Dよりも大きく設定してあるため側面113,114 と壁面111,112との摩擦抵抗が大きく、装着作業性が悪い。
【0008】 本考案は上記課題を解消するためのもので、カバー本体の固定部と相手部材の 環状溝との間のシール性に優れていることは勿論、固定部を環状溝へ装着する際 の摩擦抵抗を減少したダストカバーを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、筒状のカバー本体と、カバー本体の開口端 に一体成形したゴム状弾性体製の環状の固定部とを有し、該固定部を相手部材の 外周に沿って形成された断面略矩形の環状溝に装着する構成としたダストカバー において、前記固定部の内周には環状溝の底面に接触して第一シール面を形成す る第一環状面を設け、固定部の一方の側面には環状溝の一方の壁面に接触して第 二シール面を形成する第二環状面を設け、さらに、固定部には環状溝の幅方向に 弾性変形自在な環状の可動リップを設け、可動リップの側面には、環状溝の他方 の壁面に接触して第三シール面を形成すべく外周側へ向うにつれて第二環状面か ら離れる方向に傾斜した第三環状面を形成した。
【0010】
【作用】
そして、固定部を環状溝に装着する際には、まず固定部を外周側へ拡径し、次 に内周側へと縮径する。すると、第三環状面が環状溝の他方の壁面に接触するた め、可動リップは幅方向に弾性変形する。その結果、第二,第三環状面と環状溝 の両壁面との摩擦,抵抗が軽減する。
【0011】 その後、固定部の第一環状面が底面に接触して停止し、第二環状面は一方の壁 面に密着する一方、可動リップの弾性復元力によって第三環状面と他方の壁面と の接面圧力が向上する。こうして第一〜第三シール面が形成される。
【0012】
【実施例】
図1(A)は本考案の自動車のボールジョイントのシール部に適用した実施例 の断面図である。図において1はボールスタッドであり、ボールスタッド1の上 部はナックルアーム2へと連結される。ボールスタッド1の下端にはボール3を 設けてある。
【0013】 4は上部に開口6を有するソケット(相手部材)であり、ソケット4内にはボ ールジョイント5を収納してある。ボールジョイント5はボール3を摺動自在に 保持している。ソケット4の外周には、断面略矩形の環状溝7を設けてある。環 状溝7は(C)に示すように底面8と、所定幅Hを隔てて形成した壁面9,10 とを有する。
【0014】 11はダストカバーであり、ダストカバー11はゴム状弾性体の筒状のカバー 本体12と、カバー本体12の両開口端に一体成形した固定部としてのクランプ 13,14とを有する。カバー本体12は外周側へ湾曲している。
【0015】 (B),(C)はクランプ14の拡大断面図である。カバー本体12の下端は 内周側へと屈曲しており、クランプ14の内周側には幅Hよりも大きい幅Jに設 定した第一環状面16を形成してある。また、クランプ14の上方側面には、第 一環状面16と略直角な第二環状面17を形成してある。
【0016】 また、クランプ14の下部には、環状の可動リップ18を一体的に成形してあ る。可動リップ18とカバー本体12との間には環状の溝19を設けてあり、可 動リップ18を固定端を支点として幅方向、即ち図中上下方向に弾性変形自在と している。
【0017】 第一環状面16に隣接する可動リップ18の側面20は、外周側へ向うにつれ て第二環状面17から離れる方向に傾斜している。また、側面20と21との間 の外周面22は、幅Jの1/2以上の幅Kを有する。従って、側面20と外周面 22との交点Mは、第一環状面16と側面20との交点Lよりも図中下方に位置 している。更に、カバー本体12の側面23と側面21とは略平行であり、第二 環状面17と略平行である。
【0018】 一方、カバー本体12の上方のクランプ13には断面略L字形の金属環24を 埋め込んであるとともに、上面にはダストリップ25を形成してある。
【0019】 上記構成のダストカバー11は、ソケット4への装着前は(B)のように可動 リップ18が下方へ傾斜している。ソケット4へ装着するにはクランプ14を拡 径してソケット4のつば部26をのり越えさせた後、環状溝7の外方に移行する 。
【0020】 すると、クランプ14は弾性復元力によって縮径し、可動リップ18の側面2 0はソケット4のエッジ部27に接触するため、可動リップ18は固定端を支点 として幅方向、即ち、図中上方へと弾性変形し、(C)のようにクランプ14及 び可動リップ18が環状溝7内へと没入する。その結果、底面8と第一環状面1 6とによる第一シール面Q、第二環状面17と壁面9とによる第二シール面R, 側面20と壁面10とによる第三シール面Tがそれぞれ形成される。
【0021】 また、クランプ13はボールスタッド1の外周に嵌合され、ダストリップ25 はナックルアーム2の下面に接触して装着が完了する。
【0022】 上記装着時において、可動リップ18が幅方向に弾性変形するため、第二環状 面17と壁面9、側面20と壁面10との摩擦抵抗が軽減される。従って、装着 作業性がよい。また、従来のようなサークリップも不要であるため、装着作業時 間を短縮でき、一層効果的である。
【0023】 また、(C)の装着完了状態では側面21が側面23に圧接し、その反力によ って第二、第三シール面R,Tの接面圧力が向上している。そして、クランプ1 4の収縮力によるシール面Qとにより三箇所でシールしている。このため、カバ ー本体12内部に封入したグリースが環状溝7側から外部へと漏れることもない し、外部の水,ダスト等が内部へと侵入することもない。
【0024】
【考案の効果】
以上のように本考案は、環状溝に対して三箇所のシール面が形成され、シール 性が高い。また、相手部材への装着時において、可動リップが幅方向に弾性変形 するため、第二環状面と壁面、側面と壁面との摩擦抵抗が軽減される。従って、 装着作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案をボールジョイントのシールに
用いた実施例の断面図、(B)は(A)のカバー本体の
装着前の形状を示す拡大断面図、(C)はカバー本体の
装着完了時の形状を示す拡大断面図。
【図2】従来のボールジョイント用ダストカバーの断面
図。
【図3】(A),(B)は他の従来例を示す部分的断面
図。
【符号の説明】 1 ボールスタッド 2 ナックルアーム 3 ボール 4 ソケット(相手部材) 5 ボールジョイント 6 開口 7 環状溝 8 底面 9,10 壁面 11 ダストカバー 12 カバー本体 13,14 クランプ(固定部) 16 第一環状面 17 第二環状面 18 可動リップ 19 溝 20,21,23 側面 22 外周面 24 金属環 25 ダストリップ 26 つば部 27 エッジ部 J,K,H 幅 L,M 交点 Q,R,T シール面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のカバー本体と、カバー本体の開口
    端に一体成形したゴム状弾性体製の環状の固定部とを有
    し、該固定部を相手部材の外周に沿って形成された断面
    略矩形の環状溝に装着する構成としたダストカバーにお
    いて、 前記固定部の内周には環状溝の底面に接触して第一シー
    ル面を形成する第一環状面を設け、固定部の一方の側面
    には環状溝の一方の壁面に接触して第二シール面を形成
    する第二環状面を設け、さらに、固定部には環状溝の幅
    方向に弾性変形自在な環状の可動リップを設け、可動リ
    ップの側面には、環状溝の他方の壁面に接触して第三シ
    ール面を形成すべく外周側へ向うにつれて第二環状面か
    ら離れる方向に傾斜した第三環状面を形成したことを特
    徴とするダストカバー。
JP5547392U 1992-07-16 1992-07-16 ダストカバ− Withdrawn JPH0610618U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5547392U JPH0610618U (ja) 1992-07-16 1992-07-16 ダストカバ−

Applications Claiming Priority (1)

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JP5547392U JPH0610618U (ja) 1992-07-16 1992-07-16 ダストカバ−

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Publication Number Publication Date
JPH0610618U true JPH0610618U (ja) 1994-02-10

Family

ID=12999581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5547392U Withdrawn JPH0610618U (ja) 1992-07-16 1992-07-16 ダストカバ−

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JP (1) JPH0610618U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020054987A (ko) * 2000-12-28 2002-07-08 이계안 자동차의 볼조인트
JPWO2009116155A1 (ja) * 2008-03-19 2011-07-21 カヤバ工業株式会社 ダンパ
JP2013104528A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Jtekt Corp ボールジョイント

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003