JPH0324936Y2 - - Google Patents

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JPH0324936Y2
JPH0324936Y2 JP1985043733U JP4373385U JPH0324936Y2 JP H0324936 Y2 JPH0324936 Y2 JP H0324936Y2 JP 1985043733 U JP1985043733 U JP 1985043733U JP 4373385 U JP4373385 U JP 4373385U JP H0324936 Y2 JPH0324936 Y2 JP H0324936Y2
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JP
Japan
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piston
locking
groove
piston rod
tapered
Prior art date
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JP1985043733U
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JPS61175663U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、流体圧シリンダ用ピストン組立体に
関するものであり、さらに詳しくは、流体圧シリ
ンダにおけるピストンロツドとピストンの取付構
造に関するものである。
[従来の技術] 従来、軸と該軸に装着した環状体とを、軸に設
けたテーパ溝に断面楔形のスナツプリングを装着
してこれらを締結する締結構造は、例えば実開昭
56−908号公報によつて既に知られている。
上記公知の締結構造は、環状部材、テーパ溝、
スナツプリング等に製作誤差があつても、断面楔
形のスナツプリングによつて環状体を軸にしつか
り固定できるという利点を有するが、テーパ溝が
浅いと、環状体に作用する軸線方向の力によつて
スナツプリングが拡径してテーパ溝から外れるこ
とがあるために、テーパ溝を深く形成する必要が
ある。
しかしながら、テーパ溝を深くすると軸の強度
が低下し、特に軸径が細い場合にはテーパ溝によ
る強度低下が重要な問題になる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案が解決しようとする課題は、上記既知の
締結構造と同様に簡単な構成によつて、ピストン
ロツドとピストンをガタを生ずることなく締結可
能にするとともに、係止溝によるピストンロツド
の強度低下を可及的に小さくすることにある。
[問題点を解決るための手段] 上記問題点を解決するため、本考案は、ピスト
ンロツドに設けたピストン当接面にピストンの一
方の端面を当接させ、ピストンの他方の端面側に
おいてピストンロツドに設けた係止溝に、円周の
一部に切欠部を形成した係止クリツプを嵌着し
て、ピストンロツドとピストンとを締結したピス
トン組立体において、上記係止溝を、ピストンロ
ツドの軸線方向に沿つてピストンの中心側から次
第に深くなり上記係止クリツプ端縁に対する当接
面で終り、且つ軸線に対する角度が小さいテーパ
溝によつて形成し、この係止溝とピストンの端面
に設けたテーパ面との間に、上記係止溝とテーパ
面とに弾性的に当接させるための二つの係止片を
断面V字形に連設した係止クリツプを嵌着したこ
とを特徴としている。
[作用] ピストンの一方の端面をピストン当接部に当接
させた状態で、切欠部を利用して断面V字形のば
ねからなる係止クリツプを、ピストンロツドの係
止溝とピストンのテーパ面との間に嵌着すると、
係止クリツプの一対の係止片が上記係止溝とテー
パ面とに弾性的に当接し、ピストンロツドとピス
トンは軸方向にガタを生ずることなく締結され
る。
また、ピストンロツドの係止溝を、係止クリツ
プ端縁に対する当接面で終り且つ軸線に対する角
度が小さいテーパ溝によつて形成しているため、
ピストンロツドとピストン互間で力が伝達される
とき、その力が、ピストンのテーパ面に当接した
係止クリツプの係止片を他方の係止片の方に折り
曲げる方向にはあまり作用せず、ピストンロツド
の係止溝内の係止片に対してその面に沿う方向、
即ちピストンとピストンロツドの係止溝端縁の当
接面との間で係止片を圧縮する方向に作用し、従
つてばねによつて形成した係止クリツプを使用し
ているが、ピストンをピストンロツドにガタを生
ずることなく確実に固定することができ、しかも
テーパ溝が浅くても、係止クリツプがテーパ溝か
ら抜出すことがない。
[実施例] 第1図は本考案の実施例を示し、ピストンロツド
1におけるピストン2の取付位置には、円周方向
の係止溝3,3が軸方向に適宜間隔を置いて設け
られており、上記ピストンロツドに嵌着されるピ
ストン2は、その中央にピストンロツド1を挿通
させる貫通孔5を有し、該貫通孔5は、両端にお
いて拡径され、その内底にテーパ面6,6が形成
されている。
一方、上記係止溝3は、ピストンロツド1の長
さ方向に沿つてピストン2の中心側から両側に次
第に深くなり、係止クリツプ8の端縁に対する当
接面で終り、且つ軸線に対する角度が小さいテー
パ溝3aによつて形成している。
上記係止溝3とテーパ面6との間に挿着される
係止クリツプ8は、第2図に示すように、円周の
一部に切欠部9を有し、係止溝3のテーパ溝3a
に弾性的に当接する係止片10とピストン2のテ
ーパ面6に弾性的に当接する係止片11とを断面
V字形に連設することにより形成している。
上記係止クリツプ8は、切欠部9を有する環状
のばね鋼をプレスによつて断面V字形に成形する
ことによつて容易に得ることができるが、このよ
うにして成形されたものに限られるものでないこ
とは、いうまでもない。
なお、第1図中の符号12は、ピストンロツド
1に設けた溝に嵌入しているシールリングで、ピ
ストンロツド1の外面とピストン2の貫通孔5の
内面との間をシールしている。
上記実施例におけるピストンロツド1とピスト
ン2の締結は、次のようにして行われている。
即ち、まずピストンロツド1における一方の係
止溝3とピストン2のテーパ面6との間に、切欠
部9を利用して一方の係止クリツプ8を嵌着し、
係止溝3とテーパ面8とにその係止片10,11
を弾性的に当接させる。次いで、他方の係止溝3
とテーパ面6との間にも切欠部9を利用して別の
係止クリツプ8を嵌着し、その弾性によつて係止
片10,11を係止溝3とテーパ面6とに弾性的
に当接させる。
このようにして係止クリツプ8,8の弾性によ
つて締結されたピストンロツド1とピストン2
は、軸方向にガタを生ずることがない。
また、係止溝3に当接させた係止片10は、そ
の端縁が係止溝3における当接面3bに当接した
状態にあり、ピストンロツド1とピストン2との
間で力が伝達されるとき、その力が係止クリツプ
8の係止片11を係止片10の方に折曲げる方向
にはあまり作用せず、係止片10に対してその面
に沿う方向、即ちピストン2と係止溝3の当接面
3bとの間で係止片10を圧縮する方向に作用
し、そのため係止クリツプ8がすぐれた強度を発
揮し、大きな力が伝達されても変形したり損傷し
たりするのが抑制され、且つこれによつてテーパ
溝3aの軸線に対する角度を小さくできるので、
係止溝3によるピストンロツド1の強度低下を可
及的に小さくすることができる。
なお、上記実施例では、ピストン2の両側に係
止クリツプ8を嵌着する場合を示しているが、本
考案においては、ピストン2の一方の端縁をピス
トンロツド1に適宜手段で形成したピストン当接
面に当接させることができる。
[考案の効果] 本考案においては、係止クリツプを、ピストン
ロツドの係止溝とピストンのテーパ面とに弾性的
に当接する一対の係止片を断面V字形に連設する
ことにより形成し、この係止クリツプによつてピ
ストンロツドとピストンを締結させるという簡単
な構造を有するものでありながら、ピストンロツ
ドとピストンの両者を、ガタを生じさせることな
く、簡易且つ強固に締結することができる。
また、テーパ溝の軸線に対する角度を小さくし
ても係止片がテーパ溝から抜け出さないため、係
止溝によるピストンロツドの強度低下を可及的に
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部を示す一部縦断
正面図、第2図は係止クリツプの側面図である。 1……ピストンロツド、2……ピストン、3…
…係止溝、3a……テーパ溝、3b……当接面、
6……テーパ面、8……係止クリツプ、9……切
欠部、10,11……係止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンロツドに設けたピストン当接面にピス
    トンの一方の端面を当接させ、ピストンの他方の
    端面側においてピストンロツドに設けた係止溝
    に、円周の一部に切欠部を形成した係止クリツプ
    を嵌着して、ピストンロツドとピストンとを締結
    したピストン組立体において、上記係止溝を、ピ
    ストンロツドの軸線方向に沿つてピストンの中心
    側から次第に深くなり上記係止クリツプ端縁に対
    する当接面で終り、且つ軸線に対する角度が小さ
    いテーパ溝によつて形成し、この係止溝とピスト
    ンの端面に設けたテーパ面との間に、上記係止溝
    とテーパ面とに弾性的に当接させるための二つの
    係止片を断面V字形に連設した係止クリツプを嵌
    着したことを特徴とする流体圧シリンダ用ピスト
    ン組立体。
JP1985043733U 1985-03-26 1985-03-26 Expired JPH0324936Y2 (ja)

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JP1985043733U JPH0324936Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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JPS61175663U JPS61175663U (ja) 1986-11-01
JPH0324936Y2 true JPH0324936Y2 (ja) 1991-05-30

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