JPS6225143Y2 - - Google Patents

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JPS6225143Y2
JPS6225143Y2 JP1981113280U JP11328081U JPS6225143Y2 JP S6225143 Y2 JPS6225143 Y2 JP S6225143Y2 JP 1981113280 U JP1981113280 U JP 1981113280U JP 11328081 U JP11328081 U JP 11328081U JP S6225143 Y2 JPS6225143 Y2 JP S6225143Y2
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JP
Japan
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pipe body
diameter
sliding pin
spring bar
face
Prior art date
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Application number
JP1981113280U
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JPS5819614U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、携帯時計のケースとバンドまたはケ
ースと他の部品を取外し可能な状態で装着するた
めに使用するばね棒の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
図−1,−2,−3は、従来のばね棒構造を示す
部分断面図である。パイプ体11の内径部にばね
12と両端の摺動ピン13が挿入されパイプ両端
のカシメ部17によりカシメられ17′となつ
て、ばね棒構造を成している。
図1はカシメ前の断面図、図2はカシメ時の断
面図を示すが、パイプ体端面17はカシメ治具1
8を介して矢印19の方向の力によりカシメられ
る。またカシメ治具18は第2図からも明らかな
ように摺動ピンツバを逃げてパイプ体端面をカシ
メる形状とせねばならず専用治具が用いられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のばね棒構造においては、パイプ体の外径
が小径となつた場合、摺動ピンのツバ外径がカシ
メ治具に干渉しカシメることができなくなるた
め、パイプ内径寸法20よりも摺動ピンツバ径寸
法21を小さくする必要があり小径バネ棒を作る
上での制約が条件となつていた。またパイプ体内
径寸法20と摺動ピンツバ径寸法21が近似値を
とるばね棒構造においては、カシメ部17′が不
充分となり分解してしまうなどの品質トラブルが
しばしば発生した。
本考案はかかる欠点を解決しようとするもので
あり、その目的とするところは、 パイプ体外径が小さな小型のばね棒においても
品質的に安定し、組立時には汎用性のある組立治
具で組立可能なばね棒構造を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の時計用ばね棒構造は、 パイプ体と、 該パイプ体内径より大きな径を有しその内側面
には内側に向くテーパー部が形成された大径つば
と該大径つばに前記パイプ体の端面が押圧される
ことにより前記パイプ体の端面が内径側に折り曲
げられて形成されるカシメ部の内側面に当たり前
記パイプ体の外側への移動を防止しパイプ体内に
挿入されている小径つばとを有しかつ表面硬度が
前記パイプ体より高い摺動ピンと、 前記パイプ体内におかれ前記小径つばの内側面
に当接し前記摺動ピンを前記パイプ体の外側に付
勢するばねとを有してなることを特徴とする。
〔実施例〕
第4,5,6図に基づいて本考案の実施例を説
明する。
パイプ体31の内径部にばね32と両端の摺動
ピン33が挿入され、パイプ両端のカシメ部37
aによりカシメらればね棒構造を成している。摺
動ピン33の大径ツバ51のパイプ体側端面(内
側面)には、パイプ体側よりみた場合その内側面
の外周部がパイプ体側に傾斜するテーパー部36
が形成されている。また摺動ピン33の内側には
小径つば52が形成されている。第4図はカシメ
前の断面図、第5図はカシメ時の断面図を示す
が、パイプ体端面17はカシメ治具38による矢
印方向39の力を受け、摺動ピンの大径ツバ51
のテーパー部36に加圧されパイプ体端面37が
テーパーにそつて内側につぶされることによりカ
シメられる。また、小径つば52は前記方法によ
り形成されたカシメ部37aの内側面に当たりパ
イプ体31より摺動ピン33が抜ける事を防止す
る。
また本考案のばね棒構造によれば、カシメ治具
は摺動ピン大径つば51を逃げる必要がないため
カシメ治具38に汎用性があり各種のばね棒に対
し一種で対応できることから、段取替え作業の廃
止、治具代削減などから大巾なコストダウンが図
られる。
なお本考案の基礎実験からテーパー部36と中
心線のなす角は60゜〜85゜が最適であつた。
また本考案によるパイプ体31の表面硬度が摺
動ピン33の表面硬度よりも高いことによりカシ
メ部37aが形成され易く、ばね棒の品質安定化
が図られる。本考案の基礎実験結果からパイプ体
31と摺動ピン33の表面硬度差はHV50〜
HV400の範囲で良好な結果を得た。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明した通り、 パイプ体内径より大きな直径で内側面が内側に
傾斜するつばを持ち表面硬度が前記パイプ体より
高い摺動ピンを有する構成をとることにより、 パイプ体外径寸法40が摺動ピン大径ツバ径寸
法41と同等ないし小さくてもパイプ体31をカ
シメることができるため小径小型のバネ棒に対し
ても充分なカシメが行なえこのカシメ部37aが
小径つば52に当たり確実に摺動ピン33の抜け
防止をし、品質に優れた小径、小型のばね棒を提
供でき、各種のばね棒に対して一種類のカシメ治
具でカシメが行なえるため段取替え作業の廃止、
治具代の削減等によりコストダウンが図られると
いう顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のばね棒構造のカシメ前の状態
を示す断面図。第2図は、従来のばね棒構造のカ
シメ時の断面図。第3図は、従来のばね棒構造の
取付例を示す断面図。第4図は、本考案のばね棒
構造のカシメ前の状態を示す断面図。第5図は、
本考案のばね棒構造のカシメ時の断面図。第6図
は、本考案のばね棒構造の取り付け例を示す断面
図。 31……パイプ体、32……ばね、33……摺
動ピン、38……カシメ治具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パイプ体と、 該パイプ体内径より大きな径を有しその内側面に
    は内側に向くテーパー部が形成された大径つばと
    該大径つばに前記パイプ体の端面が押圧されるこ
    とにより前記パイプ体の端面が内径側に折り曲げ
    られて形成されるカシメ部の内側面に当たり前記
    パイプ体の外側への移動を防止しパイプ体内に挿
    入されている小径つばとを有しかつ表面硬度が前
    記パイプ体より高い摺動ピンと、 前記パイプ体内におかれ前記小径つばの内側面
    に当接し前記摺動ピンを前記パイプ体の外側に付
    勢するばねとを有してなることを特徴とする時計
    用ばね棒構造。
JP11328081U 1981-07-29 1981-07-29 時計用ばね棒構造 Granted JPS5819614U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11328081U JPS5819614U (ja) 1981-07-29 1981-07-29 時計用ばね棒構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11328081U JPS5819614U (ja) 1981-07-29 1981-07-29 時計用ばね棒構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5819614U JPS5819614U (ja) 1983-02-07
JPS6225143Y2 true JPS6225143Y2 (ja) 1987-06-27

Family

ID=29907585

Family Applications (1)

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JP11328081U Granted JPS5819614U (ja) 1981-07-29 1981-07-29 時計用ばね棒構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6082328U (ja) * 1983-11-08 1985-06-07 三洋電機株式会社 メモリ装置
JPS6179899U (ja) * 1984-10-31 1986-05-28

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227244B2 (ja) * 1973-02-21 1977-07-19

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227244U (ja) * 1975-08-18 1977-02-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227244B2 (ja) * 1973-02-21 1977-07-19

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Publication number Publication date
JPS5819614U (ja) 1983-02-07

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