JP5795271B2 - 中空部を有する歯車装置 - Google Patents
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また、本発明は、中空部を有する歯車装置であって、前記中空部は、筒体によって構成され、該筒体は、その径方向外側に配置される外側部材に固定部材を介して軸方向に固定され、前記筒体および外側部材は、前記固定部材と軸方向に当接する段部をそれぞれ有し、前記固定部材は、軸方向に開口端を有し断面がコの字の形状とされると共に、当該コの字の軸方向両端において前記段部と平面で当接するリング状部材であって、径方向の剛性よりも軸方向の剛性の方が高く、前記筒体の前記段部の底部の外径は、前記固定部材の外径を前記外側部材の最内径まで径方向に縮めたときの該固定部材の内径よりも小さく、前記筒体の前記段部の肩部の外径は、該固定部材の解放時の内径よりも大きい構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
また、本発明は、中空部を有する歯車装置であって、前記中空部は、筒体によって構成され、該筒体は、その径方向外側に配置される外側部材に固定部材を介して軸方向に固定され、前記筒体および外側部材は、前記固定部材と軸方向に当接する段部をそれぞれ有し、前記固定部材は、軸方向に開口端を有し断面がコの字の形状とされると共に、当該コの字の軸方向両端において前記段部と平面で当接するリング状部材であって、径方向の剛性よりも軸方向の剛性の方が高く、前記外側部材の内周側の端部近傍に、内径が、前記固定部材の解放時の外径よりも大きく、かつ歯車装置の軸方向内側に進むに従って、該内径が小さくなるような傾斜部が形成されている構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
図示せぬモータが回転することによって入力ギヤ46が回転すると、スプライン47を介して駆動偏心体軸34が回転し、駆動偏心体48、49を介して外歯歯車38、39が揺動する。この外歯歯車38、39の揺動によって従動偏心体軸35、36が回転するようになり、その結果、各偏心体軸34〜36が同期して回転する。これにより、偏心体48、57によって該偏心体48、57と軸方向同位置にある外歯歯車38が揺動され、偏心体49、58によって該偏心体49、58と軸方向同位置にある外歯歯車39が揺動される。
第1、第2キャリヤ41、42の径方向中央には、筒体76によって構成される中空部31が形成されている。このため、産業用ロボット制御用のワイヤハーネス78をこの中空部31に挿通することができる。筒体76は、リング状部材(固定部材)80を嵌め込んだ状態で、その径方向外側に配置される(外側部材の第1、第2部材に相当する)第1、第2キャリヤ41、42に、後付けで組み込まれる。以下、この作用について説明する。
このようにして筒体76の第1、第2キャリヤ41、42への組み込みが完了すると、第1に、筒体76の端部76Aが第1キャリヤ41の段部41Aに当接するようになることで、該筒体76の軸方向一方側(図1の左側)への移動が規制される。
本実施形態では、筒体76と第2キャリヤ42との間にオイルシール84が介在されている。また、第1キャリヤ41と筒体76との間には、Oリング86が介在されている。
さらには、例えば、筒体76および第2キャリヤ42の段部を双方とも一対の肩部を有する凹部とした場合には、第2キャリヤ42と筒体76は、メンテナンス時における分解が不可能となるが、本実施形態では、第2キャリヤ42側の段部42Aが単一の肩部とされているため、歯車装置30のメンテナンスの分解時に第2キャリヤ42を分解した段階で、筒体76を該第2キャリヤ42とも、また第1キャリヤ41とも分解することができ、メンテナンスの容易性、完全性が担保されている。
42…第2キャリヤ
42A…段部
76…筒体
76B、76C…肩部
77…段部
80…リング状部材
82…スリット
Claims (7)
- 中空部を有する歯車装置であって、
前記中空部は、筒体によって構成され、
該筒体は、その径方向外側に配置される外側部材に固定部材を介して軸方向に固定され、
前記筒体および外側部材は、前記固定部材と軸方向に当接する段部をそれぞれ有し、
前記固定部材は、断面が矩形状とされると共に、当該矩形の軸方向両端において前記段部と平面で当接し、かつ周方向の一部にスリットがあるリング状部材であって、径方向の剛性よりも軸方向の剛性の方が高い
ことを特徴とする中空部を有する歯車装置。 - 請求項1において、
前記筒体の前記段部の底部の外径は、前記固定部材の外径を前記外側部材の最内径まで径方向に縮めたときの該固定部材の内径よりも小さく、
前記筒体の前記段部の肩部の外径は、該固定部材の解放時の内径よりも大きい
ことを特徴とする中空部を有する歯車装置。 - 請求項1または2において、
前記外側部材の内周側の端部近傍に、
内径が、前記固定部材の解放時の外径よりも大きく、かつ歯車装置の軸方向内側に進むに従って、該内径が小さくなるような傾斜部が形成されている
ことを特徴とする中空部を有する歯車装置。 - 中空部を有する歯車装置であって、
前記中空部は、筒体によって構成され、
該筒体は、その径方向外側に配置される外側部材に固定部材を介して軸方向に固定され、
前記筒体および外側部材は、前記固定部材と軸方向に当接する段部をそれぞれ有し、
前記固定部材は、軸方向に開口端を有し断面がコの字の形状とされると共に、当該コの字の軸方向両端において前記段部と平面で当接するリング状部材であって、径方向の剛性よりも軸方向の剛性の方が高く、
前記筒体の前記段部の底部の外径は、前記固定部材の外径を前記外側部材の最内径まで径方向に縮めたときの該固定部材の内径よりも小さく、
前記筒体の前記段部の肩部の外径は、該固定部材の解放時の内径よりも大きい
ことを特徴とする中空部を有する歯車装置。 - 請求項4において、
前記コの字の開口端側は、閉塞端側と比べて、外径が大、かつ内径が小である
ことを特徴とする中空部を有する歯車装置。 - 請求項1〜5のいずれかにおいて、
前記外側部材が軸方向に連結された一対の第1、第2部材によって構成され、
前記筒体の一端は、前記第1部材で軸方向に固定されるとともに、
該筒体の前記段部が、前記固定部材が嵌入される凹部により構成され、
前記外側部材の段部は、前記第2部材に形成され、前記第1部材側に対向する単一の肩部を有する
ことを特徴とする中空部を有する歯車装置。 - 中空部を有する歯車装置であって、
前記中空部は、筒体によって構成され、
該筒体は、その径方向外側に配置される外側部材に固定部材を介して軸方向に固定され、
前記筒体および外側部材は、前記固定部材と軸方向に当接する段部をそれぞれ有し、
前記固定部材は、軸方向に開口端を有し断面がコの字の形状とされると共に、当該コの字の軸方向両端において前記段部と平面で当接するリング状部材であって、径方向の剛性よりも軸方向の剛性の方が高く、
前記外側部材の内周側の端部近傍に、内径が、前記固定部材の解放時の外径よりも大きく、かつ歯車装置の軸方向内側に進むに従って、該内径が小さくなるような傾斜部が形成されている
ことを特徴とする中空部を有する歯車装置。
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JP2012019984A JP5795271B2 (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | 中空部を有する歯車装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012019984A JP5795271B2 (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | 中空部を有する歯車装置 |
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JP2013160243A JP2013160243A (ja) | 2013-08-19 |
JP5795271B2 true JP5795271B2 (ja) | 2015-10-14 |
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ID=49172679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012019984A Active JP5795271B2 (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | 中空部を有する歯車装置 |
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JP2008095843A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Ntn Corp | サークリップ及び等速ジョイント |
JP5425668B2 (ja) * | 2010-03-05 | 2014-02-26 | ナブテスコ株式会社 | 歯車装置 |
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2012
- 2012-02-01 JP JP2012019984A patent/JP5795271B2/ja active Active
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