JP6265061B2 - 遊星ローラ式トラクションドライブ装置 - Google Patents
遊星ローラ式トラクションドライブ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6265061B2 JP6265061B2 JP2014129177A JP2014129177A JP6265061B2 JP 6265061 B2 JP6265061 B2 JP 6265061B2 JP 2014129177 A JP2014129177 A JP 2014129177A JP 2014129177 A JP2014129177 A JP 2014129177A JP 6265061 B2 JP6265061 B2 JP 6265061B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- ring
- ring roller
- input shaft
- planetary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
ここで、本発明において「外接する」「内接する」とは、油膜を介在させて回転伝達可能に接している状態を意味する。
[構成]
本発明の第1実施形態について、図1〜図6を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の遊星ローラ式トラクションドライブ装置101は、ハウジング10と、ハウジング10に回転可能に支持される入力軸20と、入力軸20の外周に入力軸20と一体に設けられる第1サンローラ30および第2サンローラ40と、第1サンローラ30の径方向外側に設けられる第1リングローラ50と、第2サンローラ40の径方向外側に設けられる第2リングローラ60とを有する。
次に、本実施形態による遊星ローラ式トラクションドライブ装置101の作動について説明する。まず、入力軸20が図1に矢印で示すように入力軸20側から見て時計回りの正転方向へ回転すると、入力軸20と一体に回転する第1サンローラ30を介して入力軸20の回転を伝達された自転ローラ70が、入力軸20まわりの公転を拘束された状態で自転して、第1リングローラ50を入力軸20と逆の方向に回転させる。また、入力軸20と一体の第2サンローラ40と、第1リングローラ50から第1相対移動機構3を介して回転を伝達された第2リングローラ60との間に生じるトラクションにより、遊星ローラ80が自転しながら入力軸20まわりに入力軸20と同方向に公転する。
例えば、自転ローラ70に外接するリングローラと遊星ローラ80に外接するリングローラとが共通な一つの剛体としてハウジング10に対して移動不能に構成されていると、各ローラ30,40,50,60,70,80の製作時の加工誤差やローラ組み付け時の軸心のずれ等のガタがある場合に、各トラクション接触部(自転ローラ70および遊星ローラ80の外周面)の押圧力が一方では高くなり、他方では低くなるといったばらつきが生じる。
次に、第2実施形態の遊星ローラ式トラクションドライブ装置102について図7、図8を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号で示し説明は省略する。本実施形態では、相対移動機構5,6が各リングローラ50,60の軸心に対して軸対称となる位置に2つ設けられている点は第1実施形態と同様であるが、各リングローラ50,60に段部は形成されておらず、また、相対移動機構5,6の構成が第1実施形態とは異なる。以下、第1実施形態と相違する部位について説明する。
上記各実施形態では、相対移動機構3,4,5,6として凸部55,65と凹部56,66または円環突起57,58とピン67,68とで構成したが、図9に示すように、第1リングローラ50と第2リングローラ60との対向端面間に弾性部材としてのばね17,18を設け、このばねによって第1リングローラ50と第2リングローラ60とを連結して相対移動機構7,8として構成しても良い。
上記各実施形態では入力軸20と一体に回転するサンローラ30,40を設ける構成としたが、サンローラ30,40を設けず、遊星ローラ80または自転ローラ70が入力軸20と直接接するように構成しても良い。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
4 第2相対移動機構(相対移動機構)
10 ハウジング
20 入力軸
50 第1リングローラ(リングローラ)
51 第1段部(重量調整部、他方側段部)
52 第2段部(重量調整部、他方側段部)
53 第3段部(重量調整部、他方側段部)
54 対向端面
55 第1凸部(凸部)
56 第1凹部(凹部)
60 第2リングローラ(リングローラ)
61 第4段部(重量調整部、一方側段部)
62 第5段部(重量調整部、一方側段部)
63 間6段部(重量調整部、一方側段部)
64 対向端面
65 第2凸部(凸部)
66 第2凹部(凹部)
70 自転ローラ
80 遊星ローラ
90 キャリア
101 遊星ローラ式トラクションドライブ装置
s 隙間
Claims (3)
- ハウジング(10)と、
前記ハウジングに回転可能に支持されている入力軸(20)と、
前記入力軸の径方向外側に設けられ且つ前記ハウジング内の一方側に設けられている環状部材であり、前記ハウジングに回転可能に支持される第1リングローラ(50)と、
前記入力軸の径方向外側に設けられ且つ前記ハウジング内の他方側に前記第1リングローラと並列して設けられている環状部材であり、前記ハウジングに回転可能に支持される第2リングローラ(60)と、
前記第1リングローラに内接し、前記入力軸が回転するとき前記入力軸と前記第1リングローラとの間で前記入力軸まわりの公転を拘束されて自転する複数の自転ローラ(70)と、
前記第2リングローラに内接し自転しながら前記入力軸まわりに公転する複数の遊星ローラ(80)と、
前記遊星ローラの他方側に設けられ、前記遊星ローラを自転可能に且つ前記入力軸まわりに公転可能に支持し、前記遊星ローラの公転成分を外部へ出力するキャリア(90)と、
前記自転ローラの自転により前記第1リングローラが前記入力軸の回転方向と逆方向に回転するとき、前記第1リングローラと前記第2リングローラとの間で回転を伝達しつつ、一方のリングローラが他方のリングローラに対して前記入力軸の軸方向と直交する平面上で相対的に移動することを許容する第1相対移動機構(3)および第2相対移動機構(4)と、
を備えており、
前記第1リングローラは、周方向等間隔に且つ他方側に突出するように形成されている複数の他方側段部(51、52、53)を有しており、
前記第2リングローラは、周方向等間隔に且つ一方側に突出するように形成され、二つの前記他方側段部の間に位置する複数の一方側段部(61、62、63)を有しており、
一の前記他方側段部(51)は、周方向の一方へ出っ張るように形成され、出っ張った先端が凸曲面に形成されている第1凸部(55)を有しており、
別の前記他方側段部(53)は、周方向の一方へ凹むように形成され、凹曲面を有する第1凹部(56)を有しており、
一の前記一方側段部(62)は、周方向において前記第1凹部と対向する位置で周方向の一方へ出っ張るように形成され、出っ張った先端が前記第1凹部と係合する凸曲面に形成されている第2凸部(65)を有しており、
別の前記一方側段部(61)は、周方向において前記第1凸部と対向する位置で周方向の一方へ凹むように形成され、前記第1凸部と係合する凹曲面を有する第2凹部(66)を有しており、
前記第1相対移動機構は、前記第1凹部と前記第2凸部とを含み、
前記第2相対移動機構は、前記第1凸部と前記第2凹部とを含み、
前記第1相対移動機構および前記第2相対移動機構は、前記第1リングローラの軸心に対して互いに軸対称となる位置に設けられていることを特徴とする遊星ローラ式トラクションドライブ装置(101)。 - 前記他方側段部および前記一方側段部は、周方向の重量の偏りを調整するための重量調整部としての機能を有していることを特徴とする請求項1に記載の遊星ローラ式トラクションドライブ装置。
- 前記第1リングローラおよび前記第2リングローラは、軸方向において対向する対向端面(54,64)間に隙間(s)を形成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊星ローラ式トラクションドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014129177A JP6265061B2 (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 遊星ローラ式トラクションドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014129177A JP6265061B2 (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 遊星ローラ式トラクションドライブ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016008652A JP2016008652A (ja) | 2016-01-18 |
JP6265061B2 true JP6265061B2 (ja) | 2018-01-24 |
Family
ID=55226356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014129177A Expired - Fee Related JP6265061B2 (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 遊星ローラ式トラクションドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6265061B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2020188967A1 (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | ||
KR102628527B1 (ko) * | 2021-10-22 | 2024-01-24 | 조광호 | 유성 기어를 이용하는 감속장치 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002106662A (ja) * | 2000-10-05 | 2002-04-10 | Nsk Ltd | 摩擦ローラ式変速機 |
JP2013217459A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Ntn Corp | 減速機 |
JP2014059017A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Fujitsu Ltd | 歯車装置 |
-
2014
- 2014-06-24 JP JP2014129177A patent/JP6265061B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016008652A (ja) | 2016-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5316691B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP5500118B2 (ja) | 無段変速機 | |
JP4948968B2 (ja) | 遊星ローラ式変速機 | |
JP6265061B2 (ja) | 遊星ローラ式トラクションドライブ装置 | |
JP5601420B2 (ja) | 無段変速機 | |
JP6326252B2 (ja) | 減速機の軸受予圧機構 | |
JP7235217B2 (ja) | 摩擦伝動式減速機 | |
JP6372752B2 (ja) | トラクション動力伝達装置 | |
JP6119372B2 (ja) | ローディングカム装置及び摩擦ローラ式減速機 | |
JP4968082B2 (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JP5970990B2 (ja) | 遊星ロ−ラ型動力伝達装置 | |
WO2021220904A1 (ja) | トロイダル無段変速機 | |
JP2016008675A (ja) | 摩擦ローラ式減速機 | |
JP5761445B2 (ja) | 無段変速機 | |
JP6568749B2 (ja) | 遊星ローラ式の動力伝達装置 | |
JP5982326B2 (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JP4345289B2 (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JP2012127457A (ja) | 無段変速機 | |
JP5488492B2 (ja) | 無段変速機 | |
JP2016080117A (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JP2013190019A (ja) | 無段変速機 | |
JP4871244B2 (ja) | 摩擦型遊星動力伝達機構 | |
JPH11336864A (ja) | 摩擦ローラ式変速機 | |
JP2011202699A (ja) | 無段変速機 | |
JP2011202701A (ja) | 無段変速機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170509 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170630 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171211 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6265061 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |