JPH071582Y2 - ホース接続継手 - Google Patents

ホース接続継手

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JPH071582Y2
JPH071582Y2 JP1989088522U JP8852289U JPH071582Y2 JP H071582 Y2 JPH071582 Y2 JP H071582Y2 JP 1989088522 U JP1989088522 U JP 1989088522U JP 8852289 U JP8852289 U JP 8852289U JP H071582 Y2 JPH071582 Y2 JP H071582Y2
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JP
Japan
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nipple
sleeve
joint
flange
base portion
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JP1989088522U
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JPH0328389U (ja
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好雄 落合
慶司 内藤
高蔵 伊藤
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はホースの接続継手に係り、詳しくは各種気体
及び液体の可撓性供給管として自動車や産業機械等の高
圧配管に使用されるゴムまたは合成樹脂製ホースの端部
に固着するホース接続継手に関する。
(従来の技術) ホースを接続するには接続用の継手が使用される。従来
のホース接続継手は、一般に透孔を有する基部の一端に
メスネジ、オスネジ等の接続部を設け、反対側にニップ
ルとスリーブとを設けてなり、前記ニップルとスリーブ
との間にホースを挿入し、スリーブを加締ることによっ
て一体に固着するものである。
そして、ホース接続継手の構造としては、一般に1部品
からなるものと、2部品からなるものとが使用されてい
る。
第4図は1部品からなるホース接続継手を示し、接続継
手Aは内部に透孔1を穿設し、外形を六角形ナット3と
した基部5の一端に接続部としてメスネジ7を設け、反
対側にニップル9とスリーブ11とを一体に設けてなり、
全体が鍛造または切削加工によって成形される。
第5図及び第6図は2部品から構成されるホース接続継
手を示す。
第5図に示すホース接続継手Bは基部13の内部に穿設し
た透孔15の後端を拡径してニップル嵌合孔17となし、基
部13には接続部であるメスネジ19とスリーブ21を鍛造、
または切削加工によって一体に成形したスリーブ本体22
と、別途成形したニップル23とからなり、前記ニップル
嵌合孔17にニップル23を嵌合させ、ロー付あるいは加締
等によって固着したものである。
第6図に示すホース接続継手Cは基部25に接続部である
メスネジ31とスリーブ33を鍛造または切削加工により一
体に設けたスリーブ本体34と、ニップル29の一端にシー
ル部28を形成したニップル本体30とからなり、ニップル
29を基部25の透孔27に挿入し、ニップル29は圧入、加
締、ロー付あるいは接着等により固着したものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような従来のホース接続継手には
次のような問題があった。
即ち、第4図に示すホース接続継手Aは一体成形である
ため構造的には強固であり、気密性には優れているもの
の、切削加工等に多くの工数を必要とし、生産性が悪い
という問題がある。
また、第5図及び第6図に示す2部品からなるホース接
続継手B、Cの場合はロー付時における部品の軟化現
象、加締や接続による固着の信頼性等の問題、さらに、
ホース接続継手Cの構造は切削加工に多くの工数を要す
るばかりでなく、基部25に設ける接続部をオスネジと
し、あるいは第3図に示すようなバンジョー型とする接
続継手にはニップル挿入孔を設けることができないから
適用できないという問題があった。
この考案はかかる従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするとこは、加工数が少なく
気密性に優れており、どのような形状の継手にも適用で
きるホース接続継手を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) そこで、この考案は上記目的を達成するために次のよう
な構成とした。
即ち、スリーブ本体とニップル本体とからなり、前記ス
リーブ本体は透孔を有する基部の一端に接続部を設け、
反対側にスリーブを設けるとともに、基部のスリーブ側
内面を透孔に対して直角面をなすニップル突当面とな
し、前記ニップル本体は一端に前記スリーブ内に挿入可
能な大きさでニップルの軸心に対して直角面をなすフラ
ンジ状接合部を設けてなり、前記ニップル突当面かフラ
ンジ状接合部のいずれか一方の突当て面に突起を形成
し、前記ニップル突当面とフランジ状接合部とをプロジ
ェクション溶接、または摩擦溶接により一体に固着した
ことを特徴とする。
(作用) 基部のニップル突当面は、ニップルのフランジ状接合部
は平面による突き合わせとなるので、大きな接合強度が
得られる。
また、基部のニップル突当面か、ニップルのフランジ状
接合部のいずれか一方に突起を突設したので、プロジェ
クション溶接、または摩擦溶接が可能になり、極めて短
時間に固着することができる。
(実施例) 以下に、この考案を実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は平面図、第2図は固着前の断面図である。
41はスリーブ本体、43はニップル本体である。スリーブ
本体41は内部にニップル本体43とほぼ同径の透孔44を穿
設した基部45の一端に接続部となるメスネジ47を設け、
反対側にスリーブ49が一体に設けられている。
前記基部45のスリーブ49側には前記透孔44に対して直角
面をなすニップル突当面51が形成されている。そして、
前記構成からなるスリーブ本体41は鍛造または切削加工
によって成形される。
一方、ニップル本体43はニップル53の一端にフランジ状
接合部55を形成してなる。そして、前記フランジ状接合
部55は前記スリーブ49内に挿入可能な大きさでニップル
の軸心に対して直角面をなすように形成してなる。前記
ニップル本体43はスリーブ本体41と同様に、鍛造または
切削加工により成形されるほか、パイプから鍛造により
成形される。前記フランジ状接合部55の突当て面側には
低い突起57が突設されている。前記突起57は円形に連続
するものであってもよく、また、点線状に突設するもの
であってもよい。
前記構成に係るスリーブ本体41とニップル本体43とを一
体に固着するには、プロジェクション溶接または摩擦溶
接により行うことができる。
プロジェクション溶接を行うには、基部45のニップル突
当面51とニップル本体43のフランジ状接合部55とを突き
合わせて電流を流し、溶接温度になったときに力を加え
て突起をつぶして溶接すればよい。この溶接方法によれ
ば、熱と加圧の集中がよく、大きな接合強度が得られ
る。また、摩擦溶接を行うには基部45のニップル突当面
51とニップル本体43のフランジ状接合部55とを押圧し、
いずれか一方を回転させ、摩擦熱によって適当な温度に
なったときに回転を止め、同時に強い押圧力により接合
すればよい。この溶接方法によれば、接合部の強度が大
きく、信頼性が高く、異種金属や難溶接金属の接合も可
能である。
第3図は他の実施例を示し、スリーブ本体の接続部を変
更し、突起を基部のニップル突当面に突設した点で第1
実施例と異なっている。
即ち、スリーブ本体61は内部に透孔63を穿設した基部65
の一端にバンジョー67を設け、反対側にスリーブ69を一
体に設けてなる。前記基部65のスリーブ69側には前記透
孔63に対して直角面をなすニップル突当面71が形成さ
れ、ニップル突当面71には突起73が突設されている。そ
して、前記構成からなるスリーブ本体61は鍛造または切
削加工によって成形される。
一方、ニップル本体75はニップル77の一端にフランジ状
接合部79を形成してなり、接続ニップル本体43と同様な
方法により成形される。
前記構成に係るスリーブ本体61とニップル本体75とを一
体に固着するには、第1実施例と同様にプロジェクショ
ン溶接または摩擦溶接により行うことができる。
尚、この考案に係るホース接続継手はスリーブとニップ
ルとの間にホースを挿入し、スリーブを加締ることによ
ってホースを固着するホース接続継手であれば、接続部
の形状は問わない。
上述の実施例によれば次のような効果を奏することがで
きる。
2部品からなるも成形が容易であり、しかも、溶着面は
広い面積において行うことができるから、大きな接合強
度が得られる。
また、従来の固着方法のように、部品の軟化現象を防止
でき、気密性、信頼性に優れ、あらゆる形状の継手に適
用することができる。
また、基部におけるニップル突当面と、ニップル本体の
フランジ状接合部とは別途成形するために容易に直角度
を出すことができ、スリーブとニップルの同軸度が正確
に得られる。
さらに、スリーブ本体とニップル本体との溶接はプロジ
ェクション溶接または摩擦溶接により行うことができる
から、突起の大きさ、形状、あるいは電流値によって固
着強度を容易に管理することができる。
(考案の効果) 以上詳述したように、この考案によるホース接続継手は
スリーブ本体の基部にニップル突当面を形成し、このニ
ップル突当面にニップルの一端に形成したフランジ接合
部を溶接する構成としたから、加工数が少なく、しかも
気密性に優れ、信頼性の高い接続継手を得ることができ
る。
また、どのような形状の接続継手にも適用可能であっ
て、生産性が高く安価に提供することができるから実用
上の効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部断面側面図、第2図は固着前のスリーブ本
体とニップル本体との一部断面側面図、第3図は他の実
施例における固着前のスリーブ本体とニップル本体との
一部断面側面図、第4図〜第6図は従来のホース接続継
手の構造を示す断面図である。 41、61はスリーブ本体、43、75はニップル本体、44、63
は透孔、45、65は基部、47、67は接続部、49、69はスリ
ーブ、51、71はニップル突当面、53、77はニップル、5
5、79はフランジ状接合部、57、73は突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−228192(JP,A) 特公 昭45−2277(JP,B1) 特公 昭50−16750(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリーブ本体とニップル本体とからなり、
    前記スリーブ本体は透孔を有する基部の一端に接続部を
    設け、反対側にスリーブを設けるとともに、基部のスリ
    ーブ側内面を透孔に対して直角面をなすニップル突当面
    となし、前記ニップル本体は一端に前記スリーブ内に挿
    入可能な大きさでニップルの軸心に対して直角面をなす
    フランジ状接合部を設けてなり、前記ニップル突当面か
    フランジ状接合部のいずれか一方の突当て面に突起を形
    成し、前記ニップル突当面とフランジ状接合部とをプロ
    ジェクション溶接、または摩擦溶接により一体に固着し
    たことを特徴とする接続継手。
JP1989088522U 1989-07-27 1989-07-27 ホース接続継手 Expired - Lifetime JPH071582Y2 (ja)

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JPH0328389U JPH0328389U (ja) 1991-03-20
JPH071582Y2 true JPH071582Y2 (ja) 1995-01-18

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JP2006218527A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Meiji Flow Systems Co Ltd アイジョイント口金具の製造方法

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