JP2555718Y2 - 樹脂管接続用弁 - Google Patents

樹脂管接続用弁

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JP2555718Y2
JP2555718Y2 JP8445391U JP8445391U JP2555718Y2 JP 2555718 Y2 JP2555718 Y2 JP 2555718Y2 JP 8445391 U JP8445391 U JP 8445391U JP 8445391 U JP8445391 U JP 8445391U JP 2555718 Y2 JP2555718 Y2 JP 2555718Y2
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pipe
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持 前田
浩 麻生
齊 長柄
正巳 森口
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日立バルブ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は樹脂管に接続することが
できる弁に関し、特に樹脂管との接続方法を改良した弁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の弁、例えばボール弁と樹脂管、例
えばポリエチレン管との接続方法は、メカニカルタイプ
と称して図3に示すものが使用されていた。すなわち弁
箱の本体部材2とポリエチレン管7との接続は、まずポ
リエチレン管7の引抜き阻止力を高めるためにポリエチ
レン管7の内面に樹脂製スティフナー20を嵌め、次に
パッキン21、リテーナー22、及び樹脂製ロックリン
グ23よりなるパッキンセットをポリエチレン管7外周
面に挿入して本体部材2に差し込み、パイプレンチ(図
示せず)を用いてナット24をねじ込む。ナット24を
締付けると、まずパッキン21がポリエチレン管7に圧
着して内部の流体をシールし、次にロックリング23が
ナット24の内周テーパー面に押されてポリエチレン管
7に喰い込みポリエチレン管7の抜け出しを阻止する。
なおナット24とポリエチレン管7のすきま、及び本体
部材2の外表面防食層(プロテゴール)6とナットの防
食用樹脂被覆層25とのすきまには、それぞれコーキン
グテープ26と26aとを充填して外部からの水分の浸
入を防止する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の樹脂管接続用弁
は上記構成のため、部品点数が多くしかも防水用コーキ
ングテープ26,26aの充填作業などを必要とするも
のであった。また本ボール弁は埋設用ボール弁として使
用される場合が多く、土中の狭い溝内でのナット24の
締付けを行う必要があるなど作業効率が悪く、その他重
量物の取扱いにくさなどの欠点があった。本考案は以上
の問題点を解決することを目的として考案されたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、弁箱の流出入
口の少なくとも一方の内周面に係止溝とパッキン溝とを
形成し、前記パッキン溝にパッキンを装着し、内面にス
ティフナーを嵌入した樹脂製短管を前記係止溝とパッキ
ン溝との内面に挿入し、前記スティフナーを拡径して前
記樹脂製短管を前記弁箱の流出入口の少なくとも一方に
固定することにより、上記目的を達成したものである。
【0005】
【作用】樹脂製短管の内面に嵌入したスティフナーを拡
径すると、樹脂製短管も拡径されて弁本体の係止溝に喰
い込み、樹脂製短管の引抜き阻止力を発揮する。同時に
パッキンは、樹脂製短管と弁箱のパッキン溝との間で押
圧されるから、内部流体の漏洩を防止する。
【0006】
【実施例】本考案を図面によって説明する。図1は本考
案による樹脂管接続用弁をボール弁に適用した一実施例
を示す部分断面正面図である。このボール弁の弁箱は、
本体1に本体部材2を螺入して形成されており、本体部
材2の流出入口の内周面には複数の係止溝2aが形成さ
れており、該係止溝2aの奥にパッキン溝2bが形成さ
れている。弁箱の外面は、防食用塗膜(プロテゴール)
6によって覆われている。本体部材の係止溝2aとパッ
キン溝2bの内面には、ポリエチレン短管3の図面左端
側が嵌め込まれており、ポリエチレン短管3の図面右端
は本体部材2の右端よりも突出している。突出したポリ
エチレン短管3の右端部には、適宜手段によってポリエ
チレン管7が接続される。図1では、溶着継手8を介し
てエレクトロフュージョンないしはヒートフュージョン
によってポリエチレン短管3とポリエチレン管7とを接
続する場合を仮想線によって示した。本体部材のパッキ
ン溝2bには、パッキン4が嵌め込まれている。したが
ってパッキン4は、本体部材のパッキン溝2bとポリエ
チレン短管3の外面に接している。またポリエチレン短
管3の図面左端側内面には、左端側にツバを有するステ
ィフナー5が嵌め込まれており、このツバはスティフナ
ー5の位置決めを容易にするために形成されている。ス
ティフナー5は当初の形状より拡径されており、且つ拡
径した状態でポリエチレン短管3を本体部材2bに固定
するものである。したがって外力によって塑性変形して
拡径できる必要があり、本実施例ではスティフナー5は
銅によって形成している。
【0007】図2は上記実施例の樹脂管接続用弁を製造
する一手段を示し、本体部材のパッキン溝2bにパッキ
ン4を装着し、内面にスティフナー5を装着したポリエ
チレン短管3を本体部材2に嵌装し、本体部材2の外周
ねじ部側を下方向きにして治具10のベース11上に載
せる。治具のベース11上には受け座12が固定されて
おり、この受け座12に円筒状のゴム13及び押え棒1
4からなるゴムバルジを挿通して、押圧・拡径する。こ
のゴムバルジによる拡径はゴム13が本体部材2に装着
したパッキン4及び本体部材の係止溝2b部分に至るよ
うに位置決めして(図2)、ゴム13が圧縮されるよう
に円筒状の押え棒14を押圧すると、ゴム13は拡径す
るから、スティフナー5も拡径し、したがってポリエチ
レン短管3も拡径してその外面は本体部材の係止溝2a
内に喰い込むと同時に、パッキン4も本体部材のパッキ
ン溝2bとポリエチレン短管3の外面との間で押圧され
る。こうして樹脂管接続用弁を容易に製造することがで
きる。
【0008】なお本実施例では弁箱の本体部材2にポリ
エチレン短管3を取付けた場合を示したが、弁箱の本体
1側の流出入口にも同様にしてポリエチレン短管を取付
けることができる。また本実施例は本考案をボール弁に
適用した場合を示したが、ボール弁に限らず仕切弁、玉
形弁、コックなどの他の弁にも適用することができる。
【0009】
【考案の効果】本考案によって部品点数が少なく、樹脂
管との接続作業効率が良く、且つ軽量な樹脂管接続用弁
が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる一実施例を示す部分断面正面図
【図2】該実施例の製法を示す部分断面正面図
【図3】従来例を示す部分断面正面図
【符号の説明】
1…本体 2…本体部材 2
a…係止溝 2b…パッキン溝 3…ポリエチレン短管 4
…パッキン 5…スティフナー 6…プロテゴール 7
…ポリエチレン管 8…溶着継手 10…治具 1
1…ベース 12…受け座 13…ゴム 1
4…押え棒 20…スティフナー 21…パッキン 2
2…リテーナー 23…ロックリング 24…ナット 2
5…防食用樹脂被覆層 26,26a…コーキングテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森口 正巳 三重県三重郡朝日町小向200番地 日立 バルブ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−23083(JP,A) 実開 平1−173578(JP,U) 実公 昭35−27159(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱の流出入口の少なくとも一方の内周面
    に係止溝とパッキン溝とを形成し、前記パッキン溝にパ
    ッキンを装着し、内面にスティフナーを嵌入した樹脂製
    短管を前記係止溝とパッキン溝との内面に挿入し、前記
    スティフナーを拡径して前記樹脂製短管を前記弁箱の流
    出入口の少なくとも一方に固定した樹脂管接続用弁。
JP8445391U 1991-09-19 1991-09-19 樹脂管接続用弁 Expired - Fee Related JP2555718Y2 (ja)

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JP2555901Y2 (ja) * 1992-06-04 1997-11-26 旭有機材工業株式会社 プラスチック製ボールバルブ
JP2017078429A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社清水鐵工所 樹脂管の接続方法、継手構造の製造方法、及び、樹脂管一体型バルブの製造方法

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JPH0527456U (ja) 1993-04-09

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