JP2017078429A - 樹脂管の接続方法、継手構造の製造方法、及び、樹脂管一体型バルブの製造方法 - Google Patents

樹脂管の接続方法、継手構造の製造方法、及び、樹脂管一体型バルブの製造方法 Download PDF

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Kazuo Kitagawa
和男 北川
西山 雅人
Masahito Nishiyama
雅人 西山
直 三田村
Sunao Mitamura
直 三田村
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Abstract

【課題】樹脂管を簡単に流路管体に接続できる樹脂管の接続方法と、該接続方法を用いて継手構造及び樹脂管一体型バルブを製造する製造方法とを提供する。【解決手段】流路管体10(例えば弁箱等)は、樹脂管2が挿入される受口部3を備える。インナーコア4は、軸線方向に沿って窄まる差込孔42が全長に渡って形成された管状のコア本体40と、差込孔42に圧入される圧入部43を有するコア片41とを備える。樹脂管2内において、圧入部43が差込孔42に圧入されるようにコア本体40とコア片41とを樹脂管2に沿って互いに嵌め合わせ、圧入部43の差込孔42への圧入によってコア本体40を拡径させ、コア本体40の拡径によって樹脂管2の外周面を受口部3の内周面に設けられた係合部30に押し付けて、該係合部30に係合させる。【選択図】図8

Description

本発明は、樹脂管を例えば弁箱等の流路管体の受口部に挿入して、樹脂管を流路管体に接続する接続方法に関する。本発明は、樹脂管が流路管体に接続されている継手構造を製造する方法に関する。さらに、本発明は、樹脂管が弁箱に接続されている樹脂管一体型バルブを製造する製造方法に関する。
例えばソフトシール仕切弁おいて、ポリエチレン管等の樹脂管の弁箱への接続は、弁箱側のフランジ部と樹脂管側のフランジ部とをボルトを用いてフランジ接合することによって行う。しかしながら、ボルトを用いたフランジ接合の場合、ボルトの締付けトルクに注意を払う必要があったり(例えば特許文献1の従来技術参照)、フランジ接合部分の可撓性が小さくて管路としての脆弱性が生じたりする(例えば特許文献2の従来技術参照)。
そこで、ボルト、フランジ接合を用いることなく、樹脂管を弁箱に接続する方法が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
特許文献1では、樹脂管を弁箱の受口部に挿入した後、樹脂管の内周面に装着されたインナーコアを拡径ジャッキによって拡径し、該インナーコアの拡径によって樹脂管を拡径させ、樹脂管の外周面を受口部の内周面に形成された係合部に係合させている。それによって、樹脂管が離脱しないように弁箱に接続される。
特許文献2でも、樹脂管を弁箱の受口部に挿入した後、治具によるインナーコアの拡径によって該樹脂管を拡径することで、該樹脂管に球面状または樽状の膨らみ部を形成し、該膨らみ部を受口部の内周面の係合部に係合させている。それによって、樹脂管が離脱しないように弁箱に接続される。
このように、樹脂管内でインナーコアを拡径することで樹脂管を拡径し、樹脂管の外周面を受口部の内周面の係合部に係合させて、樹脂管を弁箱に接続することが行われている。
特開平10−89516号公報 特許4992098号公報
特許文献1では、拡径ジャッキが、円錐形状のクサビ体と、クサビ体の周りに配置された複数個の押圧体等を含むものからなり、非常に大がかりであり、作業者の負担は大きい。また、特許文献2では、インナーコアの内周面をその径方向の外方に向かう方向に押圧する治具を使って、樹脂管に球面状または樽状の膨らみ部を形成しなければならない等、作業が大変である。
本発明が解決しようとする課題は、樹脂管をより簡単に流路管体に接続できる樹脂管の接続方法と、該接続方法を用いて継手構造及び樹脂管一体型バルブを製造する製造方法とを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、樹脂管を流路管体の受口部に挿入し、前記樹脂管の前記受口部からの離脱防止のために前記樹脂管の外周面を前記受口部の内周面に設けられた係合部に係合させて、前記樹脂管を前記流路管体に接続する接続方法であって、
軸線方向に沿って窄まる差込孔が全長に渡って形成された管状のコア本体と、前記差込孔に圧入される圧入部を有するコア片とを備えるインナーコアを準備し、
前記樹脂管内において、前記圧入部が前記差込孔に圧入されるように前記コア本体と前記コア片とを前記樹脂管に沿って互いに嵌め合わせ、前記圧入部の前記差込孔への圧入によって前記コア本体を拡径させ、前記コア本体の拡径によって前記樹脂管の外周面を前記係合部に押し付けて前記係合部に係合させることを特徴とする。
好ましくは、前記コア片を前記受口部に対して固定し、
前記コア本体を前記コア片に前記樹脂管の挿入方向に押し付けることで、前記圧入部が前記差込孔に圧入されるようにする。
好ましくは、前記コア片は、前記圧入部の前記差込孔への挿入側と反対側の端部に設けられたフランジ部を備えたものであり、
前記流路管体は、その内部に前記挿入方向と反対方向を向くように形成されたコア用当接面を備えたものであり、
前記圧入部が前記樹脂管内に位置し前記フランジ部が前記樹脂管外に位置するように前記コア片を前記樹脂管に挿入してから前記樹脂管を前記受口部に挿入して、前記フランジ部を前記樹脂管の端面と前記コア用当接面とで挟むことで前記コア片を前記受口部に対して固定する。
好ましくは、前記インナーコアを、前記圧入部が前記コア本体を拡径しない程度に前記差込孔に部分的に挿入されるように前記コア本体と前記コア片とが互いに嵌め合わされた状態で、前記樹脂管に挿入してから、前記樹脂管内において前記コア本体を拡径させる。
好ましくは、前記差込孔及び前記圧入部はクサビ状であって、
前記コア本体の拡径後に、前記差込孔全体が前記圧入部によって塞がれる。
さらに、本発明は、流路管体と前記流路管体に接続された樹脂管とを備える継手構造の製造方法であって、
上記の接続方法によって前記樹脂管を前記流路管体に接続する工程を含む、ことを特徴とする継手構造の製造方法。
さらに、本発明は、流路管体としての弁箱及び前記弁箱内の流路を開閉するための弁体を有するバルブ本体と、前記バルブ本体の前記弁箱に接続された樹脂管とを備える樹脂管一体型バルブを製造する樹脂管一体型バルブの製造方法であって、
上記の接続方法によって前記樹脂管を前記弁箱に接続する工程を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、樹脂管をより簡単に流路管体に接続できる樹脂管の接続方法と、該接続方法を用いて継手構造及び樹脂管一体型バルブを製造する製造方法とを提供することができる。
樹脂管一体型バルブの一部断面概略側面図である。 図2Aは、受口部の構成を示す縦断面図である。図2Bは、図2AのT−T線矢視図である。 弁箱(流路管体)に接続する前の樹脂管の断面図である。 図4Aは、インナーコアのコア本体の側面図であり、図4Bは、図4Aの平面図である。 図5Aは、インナーコアのコア片の側面図であり、図5Bは、図5Aの平面図である。 図6Aは、コア本体とコア片とが一体化したインナーコアの側面図であり、図6Bは、図6Aの正面図である。 図7A、図7Bは、本発明に係る方法の一例を説明する横断面図である。 図8A、図8Bは、本発明に係る方法の一例を説明する横断面図である。 本発明に係る方法の別の例を説明する横断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る接続方法及び製造方法の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る接続方法及び製造方法によって製造された樹脂管一体型バルブである。樹脂管一体型バルブは、バルブ本体1及び2本の樹脂管2を備えている。樹脂管2は、それぞれ、バルブ本体1に接続されてバルブ本体1と一体化している。バルブ本体1は、本実施形態では、仕切弁であり、より具体的にはソフトシール仕切弁である。樹脂管2は、ポリエチレン管である。即ち、本実施形態に係る樹脂管一体型バルブは、ポリ管一体型ソフトシール仕切弁である。
バルブ本体1は、弁箱10、弁体11、弁棒12、蓋13等を備えている。流路管体としての弁箱10は、その内部に流路Fを有している。弁箱10は、金属製である。弁箱10の流路Fの両側は、樹脂管2が挿入される管状の受口部3として構成されている。弁体11は、弁箱10内に配置されており、流路Fを開閉するためのものである。弁体11は、雌ねじコマ14を介して弁棒12に接続されている。不図示の操作手段によって弁棒12がその軸周りに回転されることで、弁体11が流路Fを横切る方向(上下方向)に移動し、流路Fを開閉する。
各樹脂管2は、その一端側が弁箱10の受口部3に受容され、弁箱10に接続されている。なお、受口部3に挿入されている樹脂管2の一端側は、他の部分よりも径が大きい拡径部20となっている。そして、この拡径部20の外周面が、受口部3の内周面に設けられた係合部30に食い込み該係合部30に係合されている。それによって、樹脂管2の受口部3からの離脱が防止されている。
さらに、樹脂管2の拡径部20の内周面には、後に詳述する管状のインナーコア4が設けられている。インナーコア4は、係合部30と係合している樹脂管2の拡径部20が変形して受口部3から離脱しないように、拡径部20を内側から補強するものである。
また、樹脂管2の拡径部20と弁箱10の受口部3との間にはシールリング15が設けられており、これらの間がシールされている。
次に各部の構成を説明する。
弁箱10には2つの受口部3が形成されているが、これらは対称性を有するので、一方の受口部3を説明して他方の受口部3の説明を省略する。図2を参照して、受口部3の内周面の係合部30は、本実施形態では、樹脂管2の挿入方向Yに適宜の間隔をあけて設けられた円環状の複数の凸部31である。
凸部31は、それぞれ、樹脂管2の挿入方向Yの反対方向への移動を規制するために、樹脂管2の挿入方向Yに向き該挿入方向Yに直角な円環状の係止面32を備える。さらに凸部31は、それぞれ、樹脂管2を引っ掛かることなくその挿入方向Yへ案内できるように、係止面32と反対側において、挿入方向Yに沿って次第に径が小さくなる円環状のテーパー面33を備えている。
受口部3の内周面において係合部30よりも挿入方向Y側には、先のシールリング15(図1)を嵌め入れるための円環状のリング溝34が形成されている。
図2Bは、図2AのT−T線矢視図である。図2A、図2Bを参照して、受口部3の最も奥側には、樹脂管2のさらなる挿入を規制するために、挿入方向Yと反対方向を向き、挿入方向Yに直角な円環状の管用当接面35が形成されている。そして、管用当接面35から挿入方向Yに凹む円弧状の受容溝36が形成され、それによって後述する通り、インナーコア4を固定するために挿入方向Yと反対方向を向くコア用当接面37が形成される。
樹脂管2は、弁箱10への接続前においては、図3の通り一定の径を有する直線状の管であり、拡径部20(図1)は形成されていない。なお、樹脂管2は、弁箱10への接続前においては、受口部3に遊びを持って挿入可能な外径を有している。
インナーコア4は、図4のコア本体40と図5のコア片41とからなる。
図4を参照して、コア本体40は管状である。コア本体40は、その全長に渡って差込孔42が形成されている。差込孔42は、コア本体40の軸線方向AXに沿って窄まるクサビ状となっている。
図5を参照して、コア片41は、全体として略クサビ形状である。コア片41は、圧入部43とフランジ部44とからなる。圧入部43は、コア本体40の差込孔42に圧入されるものであり、図4の差込孔42よりも大きなクサビ状で、その横断面が円弧状である。フランジ部44は、圧入部43の端部であって、差込孔42への挿入側(窄まり側)と反対側(拡がり側)の端部に設けられる。フランジ部44は、円弧状であって、図2Bの受容溝36の形状と相補的な形状を有する。
図6に示されるように、圧入部43が差込孔42に圧入されるようにコア本体40とコア片41とを互いに嵌め合わせると、圧入部43の差込孔42への圧入によってコア本体40が拡径するようになっている。コア本体40とコア片41とを完全に嵌め合わせてコア本体40を拡径させた後は、該圧入部43が差込孔42全体を塞ぐ。それによって、コア本体40とコア片41とが一体化して、インナーコア4が全体として差込孔のない完全な管状となる。
次に、本発明に係る接続方法及び製造方法の一例を説明する。
本実施形態では、以下の通り、ボルトを用いることなく樹脂管2を流路管体である弁箱10に接続して継手構造を製造し、それによって該継手構造を有する樹脂管一体型バルブを製造する。
図2の受口部3を有する弁箱10、弁体11等を含む図1のバルブ本体1と、図3の樹脂管2と、さらに、図4のコア本体40及び図5のコア片41とからなるインナーコア4とを準備する。
図7Aの通り、インナーコア4を、圧入部43が差込孔42に部分的に挿入されるようにコア本体40とコア片41とが互いに嵌め合わされた状態にする。このとき、コア本体40が拡径されない程度に圧入部43が差込孔42に部分的に挿入されるようにする。
次いで、図7Bの通り、このインナーコア4を樹脂管2へ挿入する。このとき、差込孔42と圧入部43とのクサビ形状の窄まる方向が、樹脂管2の挿入方向Yに対して反対方向になるようにする。さらにこのとき、コア本体40と、コア片41の圧入部43とが樹脂管2内に位置する一方、コア片41の円弧状のフランジ部44が樹脂管2外に位置し樹脂管2の端面21と対向するようにする。
次いで、図8Aの通り、インナーコア4を受容する図7Bの樹脂管2を弁箱10の受口部3に挿入する。このとき、樹脂管2の端面21が受口部3の管用当接面35に当接し、フランジ部44が受容溝36(図2B)に受容されコア用当接面37(図2B)に当接されるようにする。それによって、フランジ部44がコア用当接面37と樹脂管2の端面21とに挟まれて受口部3の軸線方向(挿入方向Y及びその反対方向)に対して固定される。さらに、フランジ部44が、これと相補的な形状を有する受容溝36に受容されることで受口部3の径方向に移動しないように受口部3に対して固定される。
次いで、樹脂管2内において、圧入部43が差込孔42に圧入されるようにコア本体40とコア片41とを樹脂管2に沿って互いに嵌め合わせる。
具体的には、コア片41を受口部3に対して固定しているので、コア本体40を治具(図示されない)によって挿入方向Yに押し付けて、圧入部43が差込孔42に圧入されるようにする。このとき、コア本体40とコア片41とを完全に嵌め合わせて差込孔42全体が圧入部43によって塞がれるようにする。
図8Bの通り、この圧入部43の差込孔42への圧入によって、コア本体40が拡径する。コア本体40の拡径後、コア本体40とコア片41が一体化して、インナーコア4が差込孔のない完全な管状となる。そして、コア本体40の拡径によってコア本体40の外周面が樹脂管2の内周面へと押し付けられ樹脂管2が拡径し、樹脂管2に拡径部20が形成される。それによって、樹脂管2の外周面が係合部30に押し付けられて係合し、樹脂管2が弁箱10から離脱しないように弁箱10に接続される。
具体的には、樹脂管2の拡径部20が凸部31間の溝に食い込み、樹脂管2を離脱しようとしても拡径部20が係止面32によって係止されるようになっており、樹脂管2が弁箱10から離脱できない。
こうして、樹脂管2が流路管体である弁箱10に接続される。弁箱10の他方の受口部3にも同様に樹脂管2が接続される。2本の樹脂管2が弁箱10と一体化し、それによって樹脂管一体型バルブが製造される。
以上、本発明に係る好ましい実施形態について説明したが本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
バルブ本体1は、ソフトシール仕切弁に限定されず他のバルブでもよい。
樹脂管2は、上記実施形態ではポリエチレン管であったが、他の樹脂からなる管でもよい。
上記実施形態で製造される継手構造は、樹脂管一体型バルブに備えられるものであって、バルブ本体1の弁箱10と樹脂管2とによって構成されるものであったが、これに限定されない。受口部3を有する流路管体として、弁箱10に代えて、例えば金属製の配管を用い、当該配管と樹脂管2とによって継手構造が構成されてもよい。
上記実施形態では、コア本体40の拡径は、コア本体40をコア片41に押し付けることによって行われている。これに代えて、コア本体40の拡径は、コア本体40を樹脂管2の内周面に固定し、コア片41をコア本体40に押し付けることによって行われてもよい。若しくは、コア本体40の拡径は、コア本体40とコア片41との双方を互いに押し付け合うことによって行われてもよい。
上記実施形態では、コア本体40の拡径は、樹脂管2を受口部3に挿入した後に行われていたが、樹脂管2の受口部3への挿入に伴って行われてもよい。例えば、以下の方法がある。
コア本体40を予め樹脂管2の内周面に固定しておく。また、コア片41を受口部3内の所定位置に(例えば、そのフランジ部44が受容溝36に受容されるように)固定する。そして、受口部3内のコア片41と樹脂管2内のコア本体40とが互いに嵌め合わされるように樹脂管2を挿入方向Yに押して受口部3に挿入する。それによって圧入部43が差込孔42に圧入されてコア本体40が拡径される。
さらに、次のようにしてもよい。例えば、図9のように、コア本体40を予め樹脂管2の端部の内周面に固定する。そして、圧入部43がコア本体40を拡径しない程度に差込孔42に挿入されるようにコア片41をコア本体40に嵌め合わせる。このとき、少なくともコア片41のフランジ部44が樹脂管2から出るようにする。このようにインナーコア4が挿入された図9の樹脂管2を受口部3に挿入して、コア片41のフランジ部44を受容溝36に嵌めてコア用当接面37に当接させる。それから、樹脂管2を挿入方向Yに押し付けて受口部3にさらに挿入すると、コア本体40をコア片41に挿入方向Yに押し付けることができ、それによって圧入部43が差込孔42に圧入され、コア本体40が拡径される。
以上の通り、本発明によれば、樹脂管2内において、圧入部43が差込孔42に圧入されるようにコア本体40とコア片41とを樹脂管2に沿って互いに嵌め合わせるだけの簡単な作業によって、樹脂管2が拡径され、その外周面が受口部3の係合部30に係合される。即ち、ボルトを用いず樹脂管2をより簡単に流路管体に接続することができる。従って、作業者の樹脂管2の接続作業の負担は軽減され、それによって、樹脂管一体型バルブの製造作業の負担も軽減される。
1 バルブ本体
10 弁箱(流路管体の一例)
2 樹脂管
20 拡径部
21 端面
3 受口部
30 係合部
35 管用当接面
36 受容溝
37 コア用当接面
4 インナーコア
40 コア本体
41 コア片
42 差込孔
43 圧入部
43 該圧入部
44 フランジ部
AX インナーコア本体の軸線方向
F 流路
Y 挿入方向

Claims (7)

  1. 樹脂管を流路管体の受口部に挿入し、前記樹脂管の前記受口部からの離脱防止のために前記樹脂管の外周面を前記受口部の内周面に設けられた係合部に係合させて、前記樹脂管を前記流路管体に接続する接続方法であって、
    軸線方向に沿って窄まる差込孔が全長に渡って形成された管状のコア本体と、前記差込孔に圧入される圧入部を有するコア片とを備えるインナーコアを準備し、
    前記樹脂管内において、前記圧入部が前記差込孔に圧入されるように前記コア本体と前記コア片とを前記樹脂管に沿って互いに嵌め合わせ、前記圧入部の前記差込孔への圧入によって前記コア本体を拡径させ、前記コア本体の拡径によって前記樹脂管の外周面を前記係合部に押し付けて前記係合部に係合させる、ことを特徴とする接続方法。
  2. 前記コア片を前記受口部に対して固定し、
    前記コア本体を前記コア片に前記樹脂管の挿入方向に押し付けることで、前記圧入部が前記差込孔に圧入されるようにする、ことを特徴とする請求項1に記載の接続方法。
  3. 前記コア片は、前記圧入部の前記差込孔への挿入側と反対側の端部に設けられたフランジ部を備えたものであり、
    前記流路管体は、その内部に前記挿入方向と反対方向を向くように形成されたコア用当接面を備えたものであり、
    前記圧入部が前記樹脂管内に位置し前記フランジ部が前記樹脂管外に位置するように前記コア片を前記樹脂管に挿入してから前記樹脂管を前記受口部に挿入して、前記フランジ部を前記樹脂管の端面と前記コア用当接面とで挟むことで前記コア片を前記受口部に対して固定する、ことを特徴とする請求項2に記載の接続方法。
  4. 前記インナーコアを、前記圧入部が前記コア本体を拡径しない程度に前記差込孔に部分的に挿入されるように前記コア本体と前記コア片とが互いに嵌め合わされた状態で、前記樹脂管に挿入してから、前記樹脂管内において前記コア本体を拡径させる、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接続方法。
  5. 前記差込孔及び前記圧入部はクサビ状であって、
    前記コア本体の拡径後に、前記差込孔全体が前記圧入部によって塞がれる、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接続方法。
  6. 流路管体と前記流路管体に接続された樹脂管とを備える継手構造の製造方法であって、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の接続方法によって前記樹脂管を前記流路管体に接続する工程を含む、ことを特徴とする継手構造の製造方法。
  7. 流路管体としての弁箱及び前記弁箱内の流路を開閉するための弁体を有するバルブ本体と、前記バルブ本体の前記弁箱に接続された樹脂管とを備える樹脂管一体型バルブを製造する樹脂管一体型バルブの製造方法であって、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の接続方法によって前記樹脂管を前記弁箱に接続する工程を含む、ことを特徴とする製造方法。
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