JPH065236Y2 - 車両用ガソリンタンク装置 - Google Patents

車両用ガソリンタンク装置

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JPH065236Y2
JPH065236Y2 JP1985065220U JP6522085U JPH065236Y2 JP H065236 Y2 JPH065236 Y2 JP H065236Y2 JP 1985065220 U JP1985065220 U JP 1985065220U JP 6522085 U JP6522085 U JP 6522085U JP H065236 Y2 JPH065236 Y2 JP H065236Y2
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fuel
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fuel tank
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正雄 徳永
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用ガソリンタンク装置に関し、詳しくは、
燃料注入系統に、アウタホースとインナホースからなる
連結ホースが採用された燃料タンクに関するものであ
る。
(従来の技術) 自動車の燃料タンクは、通常車体の前後方向におけるフ
レームに強固に取り付けられ、車体側部のフェンダなど
に開口する燃料注入口とは、パイプやホースなどを介し
て接続される。このパイプは通常鋼管などであり、燃料
タンクに一体化されていたり、燃料注入口においてはフ
ィラーパイプを形成したりしている。このようなパイプ
を相互に接続するホースは一般にゴムホースが採用さ
れ、その端部はパイプに嵌合された上でホースクリップ
などで止着される。
このように燃料注入口と燃料タンクとをゴムホースで連
結する場合には、比較的固いゴムホースが採用される。
その結果、燃料タンクと燃料注入口との相対位置がずれ
た場合、ゴムホースがその変形に追従できず、ホースが
止着部から外れて、燃料が洩れ出す事態が生じる。ま
た、上記ゴムホースの接続作業にあっては、車体に取り
付けられた燃料タンクと燃料注入口とに組み付け位置の
誤差がある場合、この誤差を固いホースで吸収すること
は難しく、また各種部品の入り組んだ狭い空間に手を入
れてゴムホースを組み付けるには多大の手間と時間を要
する。
このような難点を解消するために、変形の容易な蛇腹状
ホースが採用されたりしている。しかし、注入された燃
料がその蛇腹部において偏流するなどして、泡立ち現象
が生じたり逆流が起こったりする。その結果、燃料の吹
き返しで燃料注入口において燃料溢れが生じ、燃料の注
入に使用されるフューエルガンが満タン以前に自動的に
停止するなど、誤作動の起こることが避けられない。
そこで、蛇腹状ホースを採用しながらもその欠点を補う
ことができるようにした一例として、実公昭54−59
33号公報に記載された自動車の燃料注油ホースがあ
る。これは、蛇腹状ホースの中に硬質のゴムホースをイ
ンナホースとして介装し、その一端部を重ねて一方のパ
イプに嵌合止着し、蛇腹状ホースの他端部のみが嵌合止
着された他方のパイプの中に、インナホースの他端部を
挿抜自在に配置したものである。これによれば、インナ
ホースが他方のパイプに対して変位可能であるので、燃
料タンクと燃料注入口との相対位置関係が変わっても、
蛇腹状ホースの変形と同時にインナホースがパイプに対
して挿抜方向に動くことができ、それぞれのホースや燃
料タンクの損傷の虞れが少なくなる。しかも、インナホ
ースがパイプから抜けても、蛇腹状ホースにより燃料洩
れが防止される。さらに、燃料注入時に、インナホース
が燃料を燃料タンクのパイプまで案内する経路を滑らか
にするので、上記蛇腹部による泡立ちなどは抑制され、
円滑な注入が可能となる。
しかしながら、インナホースの他端部がパイプに挿入さ
れた正常状態において、そのホースの自由度が挿抜方向
のみであり、折角蛇腹状ホースを採用しながらもその利
点を十分に発揮させることができない。このような観点
から、蛇腹状ホースの全方向における柔軟性を発揮させ
ることができるようにしたものとして、実開昭59−9
9825号公報に記載された車両用フューエルインレッ
トホース装置がある。これは、蛇腹状ホース内のインナ
ホースの一端を蛇腹状ホースより短くし、さらにその個
所において蛇腹状ホースが嵌合止着されているパイプの
端面に対向するようにインナホースの端部を臨ませ、パ
イプとインナホースとが当接または近接するように配置
されているものである。これによれば、上述した例のよ
うにインナホースとパイプとの嵌合関係は無くなり、そ
の個所でインナホースの軸方向の変位や全方向への曲げ
変形が許容され、蛇腹状ホースが変形する場合にそれに
応じてインナホースも動くことができる。このようにし
て燃料タンクと燃料注入口とを接続するホースが、全ゆ
る方向に変位したり、装着品の組付け誤差を吸収しなが
ら接続することができる利点はあるが、組み付け作業上
以下のような問題を含んでいる。
それは、前述した先行技術例の場合も同じであるが、蛇
腹状ホースをパイプに嵌合止着する際、インナホースを
その蛇腹状ホースとパイプとの間に挟み込むようにして
ホースクリップで止着しなければならない個所が存在す
ることである。これは、両パイプを接続するホースが二
重構造となっているからであるが、それぞれのホースが
別体で準備されていることに基づくもので、それが故
に、部品点数が増えてコストアップを招くだけでなく、
組み付け手間も増大する。とりわけ、この種のホースの
取り付けは、狭い上に他の部品も装着された極めて余裕
の少ないスペースでの手作業に委ねられるので、作業性
の善し悪しは生産性を大きく左右する。それに加えて、
蛇腹状ホース、インナホースおよびパイプとの止着は三
重の多重構造となり、嵌合止着部における液密性を高く
保持することは容易でない。すなわち、ホースクリップ
による止着が完全でなかったり、経年変化によりクリッ
プの締め付けが弱まったりすると、止着部から燃料洩れ
が起こり易くなるので、燃料供給系統における最も重要
かつ基本的な問題の解消が十分でなく、その解決を図る
ことが強く望まれる。
(考案の目的) 本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、その目的
は、まず、燃料タンクと燃料注入口とを接続するホース
に全方向に対する柔軟性を持たせ、変形に対する追従を
如何なる方向に対しても可能にすると共に、蛇腹状ホー
スから燃料洩れの発生するのを回避し、さらには、各部
品の組付け誤差を吸収しながらホースによる接続作業を
円滑にし、部品点数を低減して生産性を向上させること
である。加えて、燃料注入時にあっては泡立ち現象など
による燃料溢れを防止でき、さらに、パイプとの嵌合止
着部におけるシール性を向上させ、燃料注入系統の信頼
性を一段と高めることができる車両用ガソリンタンク装
置を提供することである。
(考案の構成) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、燃料
タンクに通じるフューエルタンク側パイプと車体に設け
られた燃料注入口に通じるフューエルインレット側パイ
プとが、アウタホースとインナホースとからなる連結ホ
ースによって液密に接続された車両用ガソリンタンク装
置を前提とする。そして、上記アウタホースは上記フュ
ーエルタンク側パイプとフューエルインレット側パイプ
との間に位置する部分が伸縮自在でかつ可撓性を有する
蛇腹部に形成されている一方、上記インナホースは上記
アウタホースの蛇腹部内方側に位置している。上記連結
ホースの一端側において、上記インナホースとアウタホ
ースとが一体的に組み付けられて、該インナホース及び
アウタホースのいずれか一方のみの一端部が上記フュー
エルタンク側パイプ及びフューエルインレット側パイプ
のいずれか一方に外嵌合されて止着されている。上記連
結ホースの他端側において、上記アウタホースの他端部
が上記フューエルタンク側パイプ及びフューエルインレ
ット側パイプの他方に外嵌合されて止着されているとと
もに、上記インナホースの他端部が上記フューエルタン
ク側パイプ及びフューエルインレット側パイプの他方の
開口縁に臨むように設けられているものとする。
(作用) これにより、本考案では、インナホースの他端部が他方
のパイプの開口縁に臨むように設けられているので、イ
ンナホースと他方のパイプとの折れ曲がり変形などが可
能となる。すなわち、燃料注入系統に歪が生じ、フュー
エルタンク側パイプとフューエルインレット側パイプが
変位したとしても、蛇腹状のアウタホースがそれに追従
して変形することは勿論のこと、インナホースが他方の
パイプにより拘束されることなく、パイプの軸方向の変
位や全方向への曲げを許容して動くことができる。そし
て、蛇腹状のアウタホースはもともと全ゆる方向へ変形
できるので、パイプなどの変形が如何なる方向に起こっ
ても、それに応じて連結ホースは対応できることにな
る。このような場合のみならず、燃料タンクの装着や燃
料注入口の設置において組み付け誤差が生じていても、
連結ホースの変形によりそれを吸収する必要がある場合
に、同様に対応させることができる。
一方、燃料を注入する場合には、アウタホースの蛇腹部
内方側に位置するインナホースにより、フューエルイン
レット側パイプからフューエルタンク側パイプに向かう
燃料の流れが案内されるので、燃料がアウタホースの蛇
腹部によって泡立てられたり吹き返されたりすることが
なく、それによってフューエルガンが所望外の注入状態
で自動的に停止してしまうといったことは防止され、円
滑な燃料供給が維持される。
それのみならず、連結ホースのフューエルタンク側パイ
プとフューエルインレット側パイプとの接続にあって
は、連結ホースの一端側においてはアウタホースとイン
ナホースとが一体的に組み付けられて一方のホースのみ
の一端部が一方のパイプに外嵌合止着され、連結ホース
の他端側においてはアウタホースの他端部が他方のパイ
プに外嵌合止着されるだけで、両ホースを重ねて嵌合さ
れないので、その嵌合接続部における多重化が避けられ
て液密性は高まり、経年変化などによる止着の緩みは少
なくなり、連結ホースとして必要とされる燃料のシール
性が向上するとともに、連結ホースの両パイプへの組み
付け作業も単純化され、生産性がよくなる。
(実施例) 以下、本考案をその実施例に基づいて詳細に説明する。
第2図は本考案の車両用ガソリンタンク装置が適用され
た全体外観図で、燃料タンク1の側部上縁に、燃料であ
るガソリンなどが導入される燃料注入系統2を構成する
フューエルタンクパイプ3が突設され、その側部にタン
ク内の呼吸を可能にするブリーザパイプ4が設けられて
いる。このような燃料タンク1の上部には、燃料をエン
ジンに供給するためのメインパイプ5、過剰に供給され
た燃料を帰還させるリターンパイプ6、さらには蒸発し
た燃料を回収するための回収パイプ7などが取り付けら
れ、それぞれには所望の個所と結合するためのホース4
a,5aなどが接続されている。この燃料タンク1は図
示しないが、車体の前後方向などに設けられたフレーム
に強固に取り付けられる。
上述したフューエルタンクパイプ3には連結ホース8が
接続され、本例においてはそれが中間パイプ9を挟んで
二つ取り付けられ、最終的にはフューエルインレットパ
イプ10に接続されている。このフューエルインレット
パイプ10は円板状の取付座11を介して車体に固定さ
れ、図示しないフェンダアウタパネルなどにおいて燃料
注入口12が開口され、それがキャップ13で閉止され
るようになっている。なお、この例からも判るように、
燃料タンク1と燃料注入口12とを接続する一つの燃料
注入系統2に、連結ホース8が一個所に限らず場合によ
っては二個所以上採用されるので、以下においては、連
結ホース8から見てそれぞれ燃料タンク1側に通じるパ
イプをフューエルタンク側パイプ2A、燃料注入口12
に通じるパイプをフューエルインレット側パイプ2Bと
称して(第3図参照)説明することにする。したがっ
て、中間パイプ9は、連結ホース8Mから見るとフュー
エルインレット側パイプであり、連結ホース8Nから見
るとフューエルタンク側パイプとなる。
第3図は連結ホース8Nにおける外観図で、その内部
は、第1図に示すようになっている。すなわち、フュー
エルタンク側パイプ2Aとフューエルインレット側パイ
プ2Bとが、アウタホース15とインナホース16とか
らなる連結ホース8によって接続されている。その嵌合
接続部は、第3図に示したホースクリップ17,18に
より締め付けられ、両パイプ2A,2Bに嵌合された連
結ホース8から燃料が洩れないように液密に止着されて
いる。
上記連結ホース8を構成するインナホース16は例えば
硬質のゴムホースであり、アウタホース15は上記フュ
ーエルタンク側パイプ2Aとフューエルインレット側パ
イプ2Bとの間に位置する部分が伸縮自在でかつ可撓性
を有する蛇腹状となっている。そして、両ホース15,
16は独立して成形され、連結ホース8の一端側8aに
おいて接着剤19などにより一体的に組み付けられて連
続している。本例では、インナホース16がアウタホー
ス15より短くされ、連結ホース8の一端側8aのアウ
タホース15のみが、その一端部にてフューエルインレ
ット側パイプ2Bに外嵌合されて止着されている。一
方、アウタホース15の他端部15aは、フューエルタ
ンク側パイプ2Aに外嵌合されて止着されている。そし
て、インナホース16の他端部16aは、フューエルタ
ンク側パイプ2Aの開口縁2aに、当接または近接、さ
らにはある程度隔離した状態で対向し、総じてその開口
縁2aに臨むように設けられている。なお、アウタホー
ス15の両端部15a,15bは、上述したホースクリ
ップ17,18の締めネジ20(第3図参照)を回すこ
とにより強固に止着されている。
このような構成の実施例によれば、インナホース16の
他端部16aとフューエルタンク側パイプ2Aの開口縁
2aとの間において、インナホース16とフューエルタ
ンク側パイプ2Aとの折れ曲がり変形などが可能とな
る。すなわち、燃料注入系統2に歪が生じてフューエル
タンク側パイプ2Aとフューエルインレット側パイプ2
Bとが変位したとしても、蛇腹状のアウタホース15が
それに追従して変形することは勿論のこと、インナホー
ス16がフューエルタンク側パイプ2Aにより拘束され
ることなく、パイプの軸方向の変位や全方向への曲げを
許容して動くことができる。そして、蛇腹状のアウタホ
ース15はもともと全ゆる方向へ変形できるので、パイ
プ2A,2Bなどの変形が如何なる方向に起こっても、
それに応じて連結ホース8は対応できることになる。こ
のような場合のみならず、燃料タンク1の装着や燃料注
入口12の設置において組み付け誤差が生じていても、
連結ホース8の変形によりそれを吸収する必要がある場
合に、同様に対応することができる。
一方、燃料を注入する場合には、インナホース16によ
り、フューエルインレット側パイプ2Bからフューエル
タンク側パイプ2Aに向かう燃料の流れが案内されるの
で、燃料がアウタホース15の蛇腹によって泡立てられ
たり吹き返されたりすることがなく、それによってフュ
ーエルガンが所望外の注入状態で自動的に停止してしま
うといったことは防止され、円滑な燃料供給が維持され
る。
それのみならず、連結ホース8のフューエルタンク側パ
イプ2Aとフューエルインレット側パイプ2Bとの接続
にあっては、アウタホース15の両端部15a,15b
がそれぞれパイプ2A,2Bに外嵌合止着されるだけ
で、インナホース16は挟み込まれないので、その嵌合
接続部における多重化が避けられて液密性は高まり、経
年変化などによる止着の緩みは少なくなり、連結ホース
として必要とされる燃料のシール性は向上する。もちろ
ん、連結ホース8の両パイプ2A,2Bへの組み付け作
業も単純化され、生産性がよくなる。
ちなみに、インナホース16の他端部16aにおける上
縁が斜めに切除されたようになっているのは、連結ホー
ス8を車体に取り付けるときの作業性をより一層よくす
るためのものである。すなわち、通常は連結ホース8を
フューエルインレット側パイプ2Bに止着し、そのアウ
タホース15の蛇腹を縮めた状態で、連結ホース8がフ
ューエルタンク側パイプ2Aの止着部に寄せられる。そ
の際、作業者がスペースの狭い空間において自由状態に
あるアウタホース15を縮めるとき、インナホース16
の他端部16aが蛇腹の内面にひっかったりするを避け
ることができ、作業性が改善される利点がある。
第4図は異なる実施例で、インナホース21の一端部2
aに蛇腹状突起22を形成し、その突起22をアウタホ
ース15の蛇腹の一つに嵌合させたものでる。突起22
の内側にはほぼ円環状の溝が形成されるので、その中に
拡径するスナップリングなどのCリング23が介装さ
れ、両ホース25と15の一体的な組み付けが図られて
いる。
このような一体化構造を採用すると、両ホースを接着す
る場合よりも手軽に一体的な組み付けが図られ、しか
も、場合によっては一方のホースのみを交換することが
できる利点がある。
第5図はさらに異なる実施例で、アウタホース25に一
体的に組み付けられるインナホース26が、一端側でア
ウタホース25より長くなっている。したがって、連結
ホース8のフューエルインレット側パイプ2Bへの外嵌
合止着はインナホース26のみで行なわれる。このよう
な構造においても第1図の実施例で述べた作用や効果を
発揮させることができる。
以上説明した実施例は、いずれもインナホースとアウタ
ホースが一体的に組み付けられた一端側が、フューエル
インレット側になっているが、連結ホースは両パイプを
接続できれば十分であるので、その一端側がフューエル
タンク側となるように取り付けることもできる。
(考案の効果) 本考案は以上の説明から判るように、フューエルタンク
側パイプとフューエルインレット側パイプとを接続する
連結ホースをアウタホースとインナホースとから構成
し、この連結ホースの一端側においてインナホースと蛇
腹状のアウタホースとを一体的に組み付け、かつ一方の
ホースのみを一方のパイプに外嵌合止着する一方、連結
ホースの他端側においてはアウタホースを他方のパイプ
に外嵌合止着し、かつインナホースの他端部を、他方の
パイプの開口縁に臨ませたので、燃料タンクと燃料注入
口とを接続する連結ホースに、全方向に対する柔軟性を
持たせることができる。その結果、変形に対する追従が
可能となり、ホースの破損を招くことなく燃料洩れを回
避できる。そして、各部品の装着に誤差がある場合には
それを吸収しながら、ホースの組み付け作業が円滑でか
つ多重な嵌合止着が回避され、工数低減が可能で生産性
の向上に大きく寄与することができる。また、燃料注入
時にあっては泡立ち現象などによる燃料注入口での燃料
溢れが防止され、さらに、パイプとの嵌合止着部におけ
るシール性が向上し、燃料注入系統の信頼性を一段と高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車両用ガソリンタンク装置における要
部断面図、第2図は本考案が適用されるタンク装置の全
体斜視図、第3図は連結ホースの取付け位置における下
方より見た外観図、第4図および第5図は異なる実施例
の断面図である。 1……燃料タンク、2A……フューエルタンク側パイ
プ、2B……フューエルインレット側パイプ、2a……
開口縁、8,8M,8N……連結ホース、8a……一端
側、12……燃料注入口、15,25……アウタホー
ス、15a,16a……他端部、16,21,26……
インナホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクに通じるフューエルタンク側パ
    イプと車体に設けられた燃料注入口に通じるフューエル
    インレット側パイプとが、アウタホースとインナホース
    とからなる連結ホースによって液密に接続された車両用
    ガソリンタンク装置であって、 上記アウタホースは上記フューエルタンク側パイプとフ
    ューエルインレット側パイプとの間に位置する部分が伸
    縮自在でかつ可撓性を有する蛇腹部に形成されている一
    方、上記インナホースは上記アウタホースの蛇腹部内方
    側に位置しており、 上記連結ホースの一端側において、上記インナホースと
    アウタホースとが一体的に組み付けられて、該インナホ
    ース及びアウタホースのいずれか一方のみの一端部が上
    記フューエルタンク側パイプ及びフューエルインレット
    側パイプのいずれか一方に外嵌合されて止着されてお
    り、 上記連結ホースの他端側において、上記アウタホースの
    他端部が上記フューエルタンク側パイプ及びフューエル
    インレット側パイプの他方に外嵌合されて止着されてい
    るとともに、上記インナホースの他端部が上記フューエ
    ルタンク側パイプ及びフューエルインレット側パイプの
    他方の開口縁に臨むように設けられている、 ことを特徴とする車両用ガソリンタンクの装置。
JP1985065220U 1985-04-30 1985-04-30 車両用ガソリンタンク装置 Expired - Lifetime JPH065236Y2 (ja)

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JPS61179124U JPS61179124U (ja) 1986-11-08
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JPS61179124U (ja) 1986-11-08

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