JPH06307583A - ホース - Google Patents
ホースInfo
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- JPH06307583A JPH06307583A JP5097464A JP9746493A JPH06307583A JP H06307583 A JPH06307583 A JP H06307583A JP 5097464 A JP5097464 A JP 5097464A JP 9746493 A JP9746493 A JP 9746493A JP H06307583 A JPH06307583 A JP H06307583A
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- Japan
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- hose
- bellows
- straight
- seal
- seal member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】シール構造を改良し、流体透過量の低減に有利
なホースを提供すること 【構成】外ホース部1はNBR/PVC製であり、第1
の蛇腹筒部10と第1の直筒部11とで形成されてい
る。内ホース部2はポリアミド樹脂製であり、第2の蛇
腹筒部20と第2の直筒部21とで形成されている。シ
ール部材5は外シール部51と内シール部52とからな
り、シール溝53をもつ。組付時には、シール部材5の
シール溝53に、第1の直筒部11と第2の直筒部21
とを互いに重なり合った状態で嵌める。次に相手パイプ
7を挿入する。その後、外側からクランプ部材4でシー
ル部材5を外ホース部1の第1の直筒部11に締着す
る。
なホースを提供すること 【構成】外ホース部1はNBR/PVC製であり、第1
の蛇腹筒部10と第1の直筒部11とで形成されてい
る。内ホース部2はポリアミド樹脂製であり、第2の蛇
腹筒部20と第2の直筒部21とで形成されている。シ
ール部材5は外シール部51と内シール部52とからな
り、シール溝53をもつ。組付時には、シール部材5の
シール溝53に、第1の直筒部11と第2の直筒部21
とを互いに重なり合った状態で嵌める。次に相手パイプ
7を挿入する。その後、外側からクランプ部材4でシー
ル部材5を外ホース部1の第1の直筒部11に締着す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホースに関する。本発明
に係るホースは例えばガソリン燃料等を送給する燃料ホ
ースに利用できる。
に係るホースは例えばガソリン燃料等を送給する燃料ホ
ースに利用できる。
【0002】
【従来の技術】近年、2重管構造のホースが開発されて
いる。例えば、実公平1−31839号公報には、蛇腹
筒状のたわみ管を用い、たわみ管の端部の直筒部にプラ
スチック製の外装チューブを加熱収縮により密着させた
フレキシブルチューブが開示されている。また実開昭5
8−42484号公報には、蛇腹筒状の外管内に蛇腹筒
状の薄肉の内管を略同軸的に配置すると共に、内管の蛇
腹の波高さを外管の蛇腹の波高さよりも小さくした可撓
管が開示されている。また実開昭50−80621号公
報には、直状のガイドホース部の外周側を蛇腹筒状の保
護ホースで覆った自動車用の燃料注油ホースが開示され
ている。また実開平1−114427号公報には、フュ
ーエルタンクに一体成形したフィラーパイプの軸長方向
の一部に脆弱部を形成し、フィラーパイプ全体の外周側
を可撓性ホースで覆った車両のフィラーパイプ構造が開
示されている。
いる。例えば、実公平1−31839号公報には、蛇腹
筒状のたわみ管を用い、たわみ管の端部の直筒部にプラ
スチック製の外装チューブを加熱収縮により密着させた
フレキシブルチューブが開示されている。また実開昭5
8−42484号公報には、蛇腹筒状の外管内に蛇腹筒
状の薄肉の内管を略同軸的に配置すると共に、内管の蛇
腹の波高さを外管の蛇腹の波高さよりも小さくした可撓
管が開示されている。また実開昭50−80621号公
報には、直状のガイドホース部の外周側を蛇腹筒状の保
護ホースで覆った自動車用の燃料注油ホースが開示され
ている。また実開平1−114427号公報には、フュ
ーエルタンクに一体成形したフィラーパイプの軸長方向
の一部に脆弱部を形成し、フィラーパイプ全体の外周側
を可撓性ホースで覆った車両のフィラーパイプ構造が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでホースでは、
使用時における搬送流体の透過量を一層低減させること
が要請されている。例えば車両では、近年、大気浄化の
観点から車両からの燃料蒸発を一層抑止することが強く
要請されており、この関係で車両の燃料給油系に装備さ
れるホースでも、燃料透過量を一層低減させることが要
請されている。
使用時における搬送流体の透過量を一層低減させること
が要請されている。例えば車両では、近年、大気浄化の
観点から車両からの燃料蒸発を一層抑止することが強く
要請されており、この関係で車両の燃料給油系に装備さ
れるホースでも、燃料透過量を一層低減させることが要
請されている。
【0004】ここで、外ホース部の内部にこれとの間に
空気層を形成するように別体の内ホース部を配置した2
重構造のホースでは、外ホース部と内ホース部との境界
域などから流体が透過するおそれがある。しかし上記し
た各公報にかかる技術では、透過量の低減には必ずしも
充分ではない。本発明は上記した実情に鑑みなされたも
のであり、その目的は、シール構造を改良し、流体透過
量の低減に有利なホースを提供することにある。
空気層を形成するように別体の内ホース部を配置した2
重構造のホースでは、外ホース部と内ホース部との境界
域などから流体が透過するおそれがある。しかし上記し
た各公報にかかる技術では、透過量の低減には必ずしも
充分ではない。本発明は上記した実情に鑑みなされたも
のであり、その目的は、シール構造を改良し、流体透過
量の低減に有利なホースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のホースは、第1
の蛇腹筒部と第1の蛇腹筒部の両端部に延設された第1
の直筒部とをもつ、ゴムを基材とする外ホース部と、外
ホース部内にこれとの間に空気層を形成するように略同
軸的に配置され、第2の蛇腹筒部と第2の蛇腹筒部の両
端部に延設されかつ第1の直筒部に対面するとともに相
手部材が内側に配置される第2の直筒部とをもつ、樹脂
を基材とする内ホース部と、外ホース部の軸長方向の少
なくとも一端側に設けられ、外ホース部の第1の直筒部
と内ホース部の第2の直筒部とが互いに重なり合った状
態で嵌まるリング状のシール溝をもち、外側からのクラ
ンプ部材で外ホース部の第1の直筒部に締着されるリン
グ状のシール部材とを具備することを特徴とするもので
ある。
の蛇腹筒部と第1の蛇腹筒部の両端部に延設された第1
の直筒部とをもつ、ゴムを基材とする外ホース部と、外
ホース部内にこれとの間に空気層を形成するように略同
軸的に配置され、第2の蛇腹筒部と第2の蛇腹筒部の両
端部に延設されかつ第1の直筒部に対面するとともに相
手部材が内側に配置される第2の直筒部とをもつ、樹脂
を基材とする内ホース部と、外ホース部の軸長方向の少
なくとも一端側に設けられ、外ホース部の第1の直筒部
と内ホース部の第2の直筒部とが互いに重なり合った状
態で嵌まるリング状のシール溝をもち、外側からのクラ
ンプ部材で外ホース部の第1の直筒部に締着されるリン
グ状のシール部材とを具備することを特徴とするもので
ある。
【0006】直筒部とは、蛇腹が形成されていない筒と
いう意味である。外ホース部の材質は適宜選択できる
が、耐火炎性、耐摩耗性、耐油性等を考慮してニトリル
ゴム(NBR)系、ニトリルゴム(NBR)と塩化ビニ
ル(PVC)との混合物、エピクロロヒドリンゴム(C
O、ECO)系、フッ素ゴム系(FKM系)、CHC系
を採用できる。内ホース部の材質は適宜選択できるが、
バリヤ性に優れたポリアミド樹脂(PA)を採用でき
る。
いう意味である。外ホース部の材質は適宜選択できる
が、耐火炎性、耐摩耗性、耐油性等を考慮してニトリル
ゴム(NBR)系、ニトリルゴム(NBR)と塩化ビニ
ル(PVC)との混合物、エピクロロヒドリンゴム(C
O、ECO)系、フッ素ゴム系(FKM系)、CHC系
を採用できる。内ホース部の材質は適宜選択できるが、
バリヤ性に優れたポリアミド樹脂(PA)を採用でき
る。
【0007】シール部はリング状のシール溝をもつ。シ
ール溝には、互いに重なり合った外ホース部の第1の直
筒部と内ホース部の第2の直筒部とが嵌まる。シール部
材はゴムあるいは樹脂で形成できる。
ール溝には、互いに重なり合った外ホース部の第1の直
筒部と内ホース部の第2の直筒部とが嵌まる。シール部
材はゴムあるいは樹脂で形成できる。
【0008】
【作用】外ホース部の第1の直筒部と内ホース部の第2
の直筒部とが互いに重なり合った状態で、シール部材の
リング状のシール溝に嵌まり、その状態で、相手部材が
内ホース部の第2の直筒部内に配置され、外側からのク
ランプ部材でシール部材が締着される。よって、内ホー
ス部の第2の直筒部とシール部材との境界域、内ホース
部の第2の直筒部と外ホース部の第1の直筒部との境界
域、外ホース部の第1の直筒部とシール部材との境界
域、相手部材とシール部材との境界域はシールされる。
の直筒部とが互いに重なり合った状態で、シール部材の
リング状のシール溝に嵌まり、その状態で、相手部材が
内ホース部の第2の直筒部内に配置され、外側からのク
ランプ部材でシール部材が締着される。よって、内ホー
ス部の第2の直筒部とシール部材との境界域、内ホース
部の第2の直筒部と外ホース部の第1の直筒部との境界
域、外ホース部の第1の直筒部とシール部材との境界
域、相手部材とシール部材との境界域はシールされる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るホースの実施例を図1〜
図4を参照して説明する。 (構成)図1は組み付け後の状態のホース全体の断面を
示し、図2は組み付け前の状態の外ホース部1を示し、
図3は組み付け前の状態の内ホース部2を示し、図4は
組み付け前の状態のシール部材5を示す。
図4を参照して説明する。 (構成)図1は組み付け後の状態のホース全体の断面を
示し、図2は組み付け前の状態の外ホース部1を示し、
図3は組み付け前の状態の内ホース部2を示し、図4は
組み付け前の状態のシール部材5を示す。
【0010】この例に係るホースは、外ホース部1と、
外ホース部1の中央孔1i内に略同軸的に配置された内
ホース部2と、シール部材5とで構成されている。外ホ
ース部1は、軸長方向の中間域に位置する第1の蛇腹筒
部10と、軸長方向の両端部に設けられた第1の直筒部
11とで形成されている。第1の蛇腹筒部10は蛇腹状
であり、リング状にのびる頂部10a及び谷部10cを
もつ。第1の蛇腹筒部10の蛇腹部分の波高さは7.5
〜10mm程度とされている。外ホース部1の周壁の厚
さは2〜4mm程度とされている。なお第1の直筒部1
1の外周面にはリング状の突部11e、リング状の微小
突部11fが形成されており、突部11eの内面側には
リング状の溝11xが形成されている。
外ホース部1の中央孔1i内に略同軸的に配置された内
ホース部2と、シール部材5とで構成されている。外ホ
ース部1は、軸長方向の中間域に位置する第1の蛇腹筒
部10と、軸長方向の両端部に設けられた第1の直筒部
11とで形成されている。第1の蛇腹筒部10は蛇腹状
であり、リング状にのびる頂部10a及び谷部10cを
もつ。第1の蛇腹筒部10の蛇腹部分の波高さは7.5
〜10mm程度とされている。外ホース部1の周壁の厚
さは2〜4mm程度とされている。なお第1の直筒部1
1の外周面にはリング状の突部11e、リング状の微小
突部11fが形成されており、突部11eの内面側には
リング状の溝11xが形成されている。
【0011】外ホース部1の材質は、耐火炎性、耐摩耗
性、耐油性等を考慮してニトリルゴム(NBR)と塩化
ビニル(PVC)との混合物が採用されている。外ホー
ス部1は射出成形後に加硫して形成されている。内ホー
ス部2は、軸長方向の中央域に位置する第2の蛇腹筒部
20と、軸長方向の両端部に設けられた第2の直筒部2
1とで形成されている。第2の直筒部21の外周面には
リング状の突部21xが形成されている。ここで、第2
の直筒部21の外径は第1の直筒部11の内径と実質的
に等しく設定されている。第2の蛇腹筒部20は蛇腹状
をなし、リング状にのびる頂部20a及び谷部20cを
もつ。
性、耐油性等を考慮してニトリルゴム(NBR)と塩化
ビニル(PVC)との混合物が採用されている。外ホー
ス部1は射出成形後に加硫して形成されている。内ホー
ス部2は、軸長方向の中央域に位置する第2の蛇腹筒部
20と、軸長方向の両端部に設けられた第2の直筒部2
1とで形成されている。第2の直筒部21の外周面には
リング状の突部21xが形成されている。ここで、第2
の直筒部21の外径は第1の直筒部11の内径と実質的
に等しく設定されている。第2の蛇腹筒部20は蛇腹状
をなし、リング状にのびる頂部20a及び谷部20cを
もつ。
【0012】内ホース部2の隣り合う頂部20a間のピ
ッチは、外ホース部1の隣り合う頂部10a間のピッチ
よりも小さく設定されている。また第2の蛇腹筒部20
の蛇腹部分の波高さは3〜5mm程度とされ、従って、
第1の蛇腹筒部10の蛇腹部分の波高さより小さくされ
ている。更に、図2から理解できる様に内ホース部2の
頂部20aの外径は第2の直筒部21の外径よりも小さ
くされている。よって本実施例では、ホース全体の可撓
性を確保するのに有利であり、ホースを屈曲配置した際
における外ホース部1及び内ホース部2の干渉を避ける
のに有利である。
ッチは、外ホース部1の隣り合う頂部10a間のピッチ
よりも小さく設定されている。また第2の蛇腹筒部20
の蛇腹部分の波高さは3〜5mm程度とされ、従って、
第1の蛇腹筒部10の蛇腹部分の波高さより小さくされ
ている。更に、図2から理解できる様に内ホース部2の
頂部20aの外径は第2の直筒部21の外径よりも小さ
くされている。よって本実施例では、ホース全体の可撓
性を確保するのに有利であり、ホースを屈曲配置した際
における外ホース部1及び内ホース部2の干渉を避ける
のに有利である。
【0013】内ホース部2の内周面により、流体として
のガソリン燃料等の流体が通過する通過孔2iが形成さ
れている。なお内ホース部2の周壁の厚さは0.5〜
1.0mm程度とされている。内ホース部2の材質は、
バリヤ性及び柔軟性を考慮してポリアミド樹脂(11ナ
イロン、6ナイロン、12ナイロン)が採用されてい
る。また内ホース部2はブロー成形、射出ブロー成形、
押出ブロー成形等のいずれかにより形成されている。
のガソリン燃料等の流体が通過する通過孔2iが形成さ
れている。なお内ホース部2の周壁の厚さは0.5〜
1.0mm程度とされている。内ホース部2の材質は、
バリヤ性及び柔軟性を考慮してポリアミド樹脂(11ナ
イロン、6ナイロン、12ナイロン)が採用されてい
る。また内ホース部2はブロー成形、射出ブロー成形、
押出ブロー成形等のいずれかにより形成されている。
【0014】図4に示す様にシール部材5はリング状の
外シール部51とこれに連設されたリング状の内シール
部52とからなり、開口53rを備えたリング状のシー
ル溝53をもつ。外シール部51はその外周面にリング
状の突部51a、リング状の微小突部51bをもつ。内
シール部52はその内周面にストッパ突部52aをも
つ。シール部材5はニトリルゴム(NBR)と塩化ビニ
ル(PVC)との混合物を射出成形した後に加硫して形
成されている。
外シール部51とこれに連設されたリング状の内シール
部52とからなり、開口53rを備えたリング状のシー
ル溝53をもつ。外シール部51はその外周面にリング
状の突部51a、リング状の微小突部51bをもつ。内
シール部52はその内周面にストッパ突部52aをも
つ。シール部材5はニトリルゴム(NBR)と塩化ビニ
ル(PVC)との混合物を射出成形した後に加硫して形
成されている。
【0015】ここで、外シール部51の内径は外ホース
部1の第1の直筒部11の外径と実質的に等しく設定さ
れている。また、内シール部52の外径は内ホース部2
の第2の直筒部21の内径と実質的に等しく設定されて
いる。さて本実施例では、外ホース部1、内ホース部2
及びシール部材5を別々に成形する。そして、シール部
材5のリング状のシール溝53に外ホース部1の第1の
直筒部11と内ホース部2の第2の直筒部21とを互い
に重なり合った状態で嵌める。このとき、内ホース部2
の突部21xは外ホース部1の溝11xに係合し、位置
決めされる。更に、図1から理解できる様に、先端にリ
ング状の拡径部7cをもつ相手部材である相手パイプ7
を用い、その相手パイプ7を挿入してシール部材5の内
シール部52の内側に嵌め、その後、外側からクランプ
部材4でシール部材5を外ホース部1の第1の直筒部1
1に締着する。なお、シール部材5のストッパ突部52
aは、相手パイプ7を挿入する際のストッパとして機能
できる。
部1の第1の直筒部11の外径と実質的に等しく設定さ
れている。また、内シール部52の外径は内ホース部2
の第2の直筒部21の内径と実質的に等しく設定されて
いる。さて本実施例では、外ホース部1、内ホース部2
及びシール部材5を別々に成形する。そして、シール部
材5のリング状のシール溝53に外ホース部1の第1の
直筒部11と内ホース部2の第2の直筒部21とを互い
に重なり合った状態で嵌める。このとき、内ホース部2
の突部21xは外ホース部1の溝11xに係合し、位置
決めされる。更に、図1から理解できる様に、先端にリ
ング状の拡径部7cをもつ相手部材である相手パイプ7
を用い、その相手パイプ7を挿入してシール部材5の内
シール部52の内側に嵌め、その後、外側からクランプ
部材4でシール部材5を外ホース部1の第1の直筒部1
1に締着する。なお、シール部材5のストッパ突部52
aは、相手パイプ7を挿入する際のストッパとして機能
できる。
【0016】このように組み付けた状態では、図1から
理解できる様に、内ホース部2の第2の直筒部21の内
周面とシール部材5の内シール部52との境界域、内ホ
ース部2の第2の直筒部21と外ホース部1の第1の直
筒部11との境界域、外ホース部1の第1の直筒部11
とシール部材5の外シール部51との境界域、相手パイ
プ7の外周面とシール部材5の内シール部52との境界
域はシールされる。従ってホース内を流れるガソリン燃
料等の流体が各境界域から透過することが抑止される。
理解できる様に、内ホース部2の第2の直筒部21の内
周面とシール部材5の内シール部52との境界域、内ホ
ース部2の第2の直筒部21と外ホース部1の第1の直
筒部11との境界域、外ホース部1の第1の直筒部11
とシール部材5の外シール部51との境界域、相手パイ
プ7の外周面とシール部材5の内シール部52との境界
域はシールされる。従ってホース内を流れるガソリン燃
料等の流体が各境界域から透過することが抑止される。
【0017】また上記した様に組み付けた状態では、第
2の蛇腹筒部20と第1の蛇腹筒部10との間には、筒
状空気層3が形成されており、従ってホースが撓み変形
する際、第1の蛇腹筒部10と第2の蛇腹筒部20とは
それぞれ独立して変形でき、ホースの柔軟性の確保に有
利である。 (効果)以上説明した様に本実施例では、シール部材5
のリング状のシール溝53に外ホース部1の第1の直筒
部11と内ホース部2の第2の直筒部21とを互いに重
なり合った状態で嵌めている。そして、相手パイプ7を
内ホース部2の第2の直筒部21内に挿入し、クランプ
部材4によりシール部材5を締着するものである。従っ
て前述した様に上記した各境界域におけるシール性が確
保され、ガソリン燃料等の流体の透過が抑止される。
2の蛇腹筒部20と第1の蛇腹筒部10との間には、筒
状空気層3が形成されており、従ってホースが撓み変形
する際、第1の蛇腹筒部10と第2の蛇腹筒部20とは
それぞれ独立して変形でき、ホースの柔軟性の確保に有
利である。 (効果)以上説明した様に本実施例では、シール部材5
のリング状のシール溝53に外ホース部1の第1の直筒
部11と内ホース部2の第2の直筒部21とを互いに重
なり合った状態で嵌めている。そして、相手パイプ7を
内ホース部2の第2の直筒部21内に挿入し、クランプ
部材4によりシール部材5を締着するものである。従っ
て前述した様に上記した各境界域におけるシール性が確
保され、ガソリン燃料等の流体の透過が抑止される。
【0018】また本実施例では、内ホース部2がバリヤ
性に優れたポリアミド樹脂で形成されているため、ガソ
リン燃料の透過抑止、蒸発抑止に有利である。また本実
施例では、外ホース部1は加硫ゴムで形成されているの
で、火炎や衝撃に対する内ホース部2の保護性が確保さ
れる。更に、内ホース部2と外ホース部1との間に形成
された筒状空気層3は、空気断熱層としても作用するた
め、ホース外の熱が内ホース部2に伝達されにくくな
り、内ホース部2に対する断熱性、内ホース部2の耐火
炎性が一層確保される。
性に優れたポリアミド樹脂で形成されているため、ガソ
リン燃料の透過抑止、蒸発抑止に有利である。また本実
施例では、外ホース部1は加硫ゴムで形成されているの
で、火炎や衝撃に対する内ホース部2の保護性が確保さ
れる。更に、内ホース部2と外ホース部1との間に形成
された筒状空気層3は、空気断熱層としても作用するた
め、ホース外の熱が内ホース部2に伝達されにくくな
り、内ホース部2に対する断熱性、内ホース部2の耐火
炎性が一層確保される。
【0019】加えて本実施例では、組み付け時には、内
ホース部2の突部21xが外ホース部1の溝11xに係
合するので、両者の位置決め性が確保される。 (適用例)図5は車両の燃料タンクに適用した適用例を
示す。図5において90は車両に装備される燃料タン
ク、91は本願発明のホースに相当するフューエルイン
レットホース、92はフューエルインレットパイプを示
す。
ホース部2の突部21xが外ホース部1の溝11xに係
合するので、両者の位置決め性が確保される。 (適用例)図5は車両の燃料タンクに適用した適用例を
示す。図5において90は車両に装備される燃料タン
ク、91は本願発明のホースに相当するフューエルイン
レットホース、92はフューエルインレットパイプを示
す。
【0020】その他、本発明のホースは、上記しかつ図
面に示した例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸
脱しない範囲内で、必要に応じて適宜変更して実施し得
るものである。
面に示した例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸
脱しない範囲内で、必要に応じて適宜変更して実施し得
るものである。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るホースによれば、内ホース
部の第2の直筒部とシール部材との境界域、内ホース部
の第2の直筒部と外ホース部の第1の直筒部との境界
域、外ホース部の第1の直筒部とシール部材との境界
域、相手部材とシール部材との境界域はシールされる。
従ってホース内を流れるガソリン燃料等の流体が各境界
域から透過することが抑止される。
部の第2の直筒部とシール部材との境界域、内ホース部
の第2の直筒部と外ホース部の第1の直筒部との境界
域、外ホース部の第1の直筒部とシール部材との境界
域、相手部材とシール部材との境界域はシールされる。
従ってホース内を流れるガソリン燃料等の流体が各境界
域から透過することが抑止される。
【図1】実施例に係るホースの断面図である。
【図2】組付け前の状態における外ホース部の上半分を
断面にして示す側面図である。
断面にして示す側面図である。
【図3】組付け前の状態における内ホース部の断面図で
ある。
ある。
【図4】組付け前の状態におけるシール部材の上半分を
断面にして示す側面図である。
断面にして示す側面図である。
【図5】適用例を示す斜視図である。
図中、1は外ホース部、10は第1の蛇腹筒部、11は
第1の直筒部、2は内ホース部、20は第2の蛇腹筒
部、21は第2の直筒部、5はシール部材、51は外シ
ール部、52は内シール部、53はシール溝を示す。
第1の直筒部、2は内ホース部、20は第2の蛇腹筒
部、21は第2の直筒部、5はシール部材、51は外シ
ール部、52は内シール部、53はシール溝を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚原 正光 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 中川 正幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】第1の蛇腹筒部と該第1の蛇腹筒部の両端
部に延設された第1の直筒部とをもつ、ゴムを基材とす
る外ホース部と、 該外ホース部内にこれとの間に空気層を形成するように
略同軸的に配置され、第2の蛇腹筒部と該第2の蛇腹筒
部の両端部に延設されかつ該第1の直筒部に対面すると
ともに相手部材が内側に配置される第2の直筒部とをも
つ、樹脂を基材とする内ホース部と、 該外ホース部の軸長方向の少なくとも一端側に設けら
れ、該外ホース部の第1の直筒部と該内ホース部の第2
の直筒部とが互いに重なり合った状態で嵌まるリング状
のシール溝をもち、外側からのクランプ部材で該外ホー
ス部の第1の直筒部に締着されるリング状のシール部材
とを具備することを特徴とするホース。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5097464A JPH06307583A (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | ホース |
US08/538,802 US5829483A (en) | 1992-10-30 | 1995-10-03 | Hose |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5097464A JPH06307583A (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06307583A true JPH06307583A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14193026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5097464A Pending JPH06307583A (ja) | 1992-10-30 | 1993-04-23 | ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06307583A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6478341B1 (en) | 1999-05-27 | 2002-11-12 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Tube clamping structure |
JP2011158026A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Aron Kasei Co Ltd | 排水用可撓管および接続部品接続構造 |
JP2020511621A (ja) * | 2017-03-10 | 2020-04-16 | ウニヴェル ロールジステメ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コムパニー コマンデイトゲゼルシャフト | 耐圧ホース及び耐圧ホースを製造する方法 |
-
1993
- 1993-04-23 JP JP5097464A patent/JPH06307583A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6478341B1 (en) | 1999-05-27 | 2002-11-12 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Tube clamping structure |
JP2011158026A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Aron Kasei Co Ltd | 排水用可撓管および接続部品接続構造 |
JP2020511621A (ja) * | 2017-03-10 | 2020-04-16 | ウニヴェル ロールジステメ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コムパニー コマンデイトゲゼルシャフト | 耐圧ホース及び耐圧ホースを製造する方法 |
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