JP2836418B2 - ホース構造 - Google Patents

ホース構造

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JP2836418B2
JP2836418B2 JP5010133A JP1013393A JP2836418B2 JP 2836418 B2 JP2836418 B2 JP 2836418B2 JP 5010133 A JP5010133 A JP 5010133A JP 1013393 A JP1013393 A JP 1013393A JP 2836418 B2 JP2836418 B2 JP 2836418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホース構造に関する。本
発明に係るホースはガソリン燃料等を送給する燃料ホー
スに適する
【0002】
【従来の技術】近年、図8に示す様に、ゴムを基材とす
る外ホース部100と、外ホース部100に略同軸的に
保持された樹脂を基材とするバリヤ性が高い内ホース部
200とで構成された2重構造のホースが開発されてい
る。このものでは、相手部材300を接続する際、別部
品であるゴム製の筒状のシール部材400を用い、シー
ル部材400を相手部材300の外周面と内ホース部2
00の端部201の内周面との間に介装し、リング状の
クランプ部材500でクランプし、緊締することにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した実情
に鑑みなされたものであり、その目的は、別部品である
シール部材を不要ならしめ得るホース構造を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のホース構造は、
挿入口を形成する外端部をもつゴムを基材とする外ホー
ス部と、外ホース部の外端部よりも軸方向において内側
にかつ外端部と略同軸的に配置された内端部をもつ内ホ
ース部と、外ホース部の挿入口に挿入され外周面の先端
部が内端部の内周面及び外端部の内周面にそれぞれ対面
する相手部材と、外ホース部の外端部の外周面に配置さ
れ内ホース部の内端部に背向する第1クランプ部材と、
外ホース部の外端部の外周面に配置され内端部が設けら
れていない外端部の内周面部分に背向する第2クランプ
部材とで構成されていることを特徴とするものである。
【0005】外ホース部の材質は適宜選択できるが、耐
火炎性、耐摩耗性、耐油性等を考慮してニトリルゴム
(NBR)系、ニトリルゴム(NBR)と塩化ビニル
(PVC)との混合物、エピクロロヒドリンゴム(C
O、ECO)系、フッ素ゴム系(FKM系)、CHC系
を採用できる。内ホース部の材質は適宜選択できるが、
バリヤ性に優れたポリアミド樹脂(PA)を採用でき
る。特に柔軟性を考慮して11ナイロンを採用できる。
【0006】一般的には、内ホース部と外ホース部との
間には筒状空気層が形成されている。
【0007】
【作用】第1クランプ部材により、内ホース部の内端部
は相手部材と外端部とに挟持されるので、内ホース部の
保持性は高まる。第2クランプ部材により、外ホース部
の外端部の内周面部分は相手部材の外周面に密着し、シ
ールされる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る第1実施例について図1
を参照して説明する。この例に係るホースは、外ホース
部1と、外ホース部1の中央孔1i内に配置された内ホ
ース部2とで構成されている。外ホース部1は、軸方向
の中間域に位置する第1の蛇腹筒部10と、軸方向の両
端部に設けられ挿入口11xを形成する外端部11とで
形成されている。第1の蛇腹筒部10はリング状にのび
る頂部10a及び谷部10cをもつ。頂部10aの外径
は40〜80mm程度に設定されている。谷部10cの
内径は30〜70mm程度に設定されている。隣り合う
頂部10a間のピッチは10〜20mm程度に設定され
ている。外ホース部1の外端部11の内周面のうち蛇腹
筒部10近傍にはリング溝1xが形成されている。
【0009】外ホース部1の材質は、耐火炎性、耐摩耗
性、耐油性等を考慮してニトリルゴムと塩化ビニル(P
VC)との混合物が採用されている。外ホース部1は、
加硫型を用いる型成形により170〜190°C程度で
加硫処理されて形成されている。内ホース部2は、軸方
向の中央域に位置する第2の蛇腹筒部20と、軸方向の
両端部に設けられた内端部21とで形成されている。第
2の蛇腹筒部20はリング状にのびる頂部20a及び谷
部20cをもつ。頂部20aの外径は20〜60mm程
度に設定されている。谷部20cの内径は18〜58m
m程度に設定されている。隣り合う頂部20a間のピッ
チは1〜5mm程度に設定されている。内ホース部2の
内端部21の外周面にリング状突部21xが形成されて
いる。内ホース部2により、ガソリン燃料等の流体が通
過する通過孔2iが形成されている。
【0010】内ホース部2の材質は、バリヤ性及び柔軟
性を考慮してポリアミド樹脂(11ナイロン)が採用さ
れている。内ホース部2はブロー成形により成形されて
いる。本実施例では、外ホース部1及び内ホース部2を
別々に成形し、図1から理解できる様に、外ホース部1
のリング溝1xに内ホース部2のリング状突部21xを
嵌めると共に、外ホース部1の外端部11の挿入口11
xに相手部材5の端部50を挿入し、その後、リング状
の第1クランプ部材41及び第2クランプ部材42を外
ホース部1の外端部11の外周面にクランプする。この
状態では、第1クランプ部材41の緊締力により、内ホ
ース部2の内端部21は相手部材5の端部50と外ホー
ス部1の外端部11とに挟持されるので、内ホース部2
は保持される。また第2クランプ部材42の緊締力によ
り、外ホース部1の外端部11の内周面部分は相手部材
5の外周面50aに密着し、これにより相手部材5とホ
ースとの境界域がシールされる。
【0011】なお、第2の蛇腹筒部20と第1の蛇腹筒
部10との間には筒状空気層3が形成されている。この
様に構成したホースは、ガソリン燃料等の流体が通過す
る経路に組付けられ、流体送給用として使用される。ホ
ースの組付の際には、蛇腹筒部10、20の伸縮性、屈
曲性が利用され、組付誤差も蛇腹筒部10、20により
吸収できる。また使用時における振動も蛇腹筒部10、
20により吸収できる。
【0012】以上説明した様に本実施例では、第1クラ
ンプ部材41の緊締力により、内ホース部2の内端部2
1は相手部材5と外ホース部1の外端部11とに挟持さ
れるので、内ホース部2の保持性は確保される。また第
2クランプ部材42の緊締力により、外ホース部1の外
端部11の内周面部分は相手部材5の端部50の外周面
50aに密着し、これにより外ホース部1と相手部材5
との境界域はシールされる。即ち本実施例では、ゴムホ
ースである外ホース部1の外端部11の内面領域がシー
ル部材として機能する。そのため、別部品としてのシー
ル部材を不要ならしめ得る。
【0013】更に本実施例では、外ホース部1のリング
溝1xに内ホース部2のリング状突部21xを嵌めてい
るので、内ホース部2の位置が定まると共に内ホース部
2の保持性が向上する。更に本実施例では、内ホース部
2の第2の蛇腹筒部20と外ホース部1の第1の蛇腹筒
部10との間には筒状空気層3が形成されているため、
ホースが撓み変形する際、第1の蛇腹筒部10と第2の
蛇腹筒部20とはそれぞれ独立して変形でき、従って、
ホースの柔軟性が確保される。
【0014】また本実施例では、内ホース部2と外ホー
ス部1とが2重ホース構造を構成するので、バリヤ性の
確保に有利であり、特に、内ホース部2がバリヤ性に優
れたポリアミド樹脂で形成されているため、ガソリン燃
料等の流体の透過阻止、蒸発阻止に有利である。加硫ゴ
ムで形成された外ホース部1は耐火炎性を有するので、
ホース外の火炎に対する内ホース部2の保護性が確保さ
れる。
【0015】更に、内ホース部2と外ホース部1との間
に形成された筒状空気層3は、空気断熱層としても作用
するため、ホース外の熱が内ホース部2に伝達されにく
くなり、内ホース部2に対する断熱性、内ホース部2の
耐火炎性が一層確保される。更に本実施例では、内ホー
ス部2の第2蛇腹筒部20の波高さ、ピッチは外ホース
部1に比較して小さいので、内ホース部2の通過孔2i
を通るガソリン燃料等の流体の通過抵抗の低減化、流体
の乱流化防止にも貢献である。
【0016】(他の例)上記した例では、外ホース部1
のリング溝1xに内ホース部2のリング状突部21xを
嵌めて内ホース部2の保持性を高める嵌合方式が採用さ
れているが、リング溝1x及びリング状突部21xを廃
止し、接着方式を採用することもできる。
【0017】本発明の第2実施例を図2に示す。この例
では、内ホース部2の内端部21の内側に筒状の金属又
は樹脂製のカラー51が嵌め込まれている。この例にお
いても第1実施例と基本的に同様の構成が採用され、同
様の作用効果が得られる。この例では、第1クランプ部
材41の緊締力はカラー51で確保されるので、外ホー
ス部1の外端部11と内ホース部2の内端部21との境
界域におけるシールは確保される。
【0018】図3は本発明の第3実施例を示す。この例
においても第1実施例と基本的に同様の構成が採用さ
れ、同様の作用効果が得られる。ただし、内ホース部2
の内端部21の内側にスプリング53が嵌め込まれてい
る。スプリング53はC形状をなしており、バネ力は径
外方向に作用する。外ホース部1の外端部11と内ホー
ス部2の内端部21との境界域のシールは、第1クラン
プ部材41及びスプリング53で行なわれる。この例で
は、スプリング53のバネ力でシール性は一層高まる。
【0019】図4は本発明の第4実施例を示す。この例
においても第1実施例と同様の構成が採用され、同様の
作用効果が得られる。この例では、外ホース部1の一方
の外端部11の内周面にはリング溝18xが形成され、
内ホース部2の一方の内端部21には、径外方向へ突出
するリング状突部28x及び径内方向へ突出するストッ
パ突部28yが形成されている。リング溝18x及びリ
ング状突部28xの幅はA1で示される。外ホース部1
の他方の外端部11の内周面にはリング溝19xが形成
され、内ホース部2の他方の内端部21には、径外方向
へ突出するリング状突部29x及び径内方向へ突出する
ストッパ突部29yが形成されている。リング溝19x
及びリング状突部29xの幅はA2で示される。ここ
で、A1はA2よりも大きく設定されている(A1>A
2)。
【0020】この例では、内ホース部2を矢印X1方向
から外ホース部1の挿入口11xに挿入する。すると、
挿入に伴い、最初に、内ホース部2のリング状突部28
xが外ホース部1のリング溝19xに対面する。この例
では、A1>A2に設定されているので、内ホース部2
の幅広のリング状突部28xが外ホース部1の幅狭のリ
ング溝19xに入り込まず、内ホース部2はスムースに
通過できる。更に、相手部材5を連結する際には、スト
ッパ突部28y、29yに相手部材5の端部50の軸端
面が当たり、ストッパ突部28y、29yは相手部材5
の位置決めストッパとして機能する。
【0021】また、ストッパ突部28yは、図5に示す
第5実施例の様に、径内方向へリング舌片状に突出する
形態としても良い。また、リング状突部28x及びスト
ッパ突部28yは、図6及び図7に示す第7実施例の様
な形態、即ち、周方向において断続的に配置されている
形態としても良い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、第1クランプ部材の緊
締力により、内ホース部の内端部は相手部材と外ホース
部の外端部とに挟持されるので、内ホース部の保持性は
確保される。また第2クランプ部材の緊締力により、外
ホース部の外端部の内周面部分は相手部材の端部の外周
面に密着し、これにより外ホース部と相手部材との境界
域はシールされる。即ち、ゴムホースである外ホース部
の外端部の内面領域がシール部材として機能する。その
ため、別部品としてのシール部材を不要ならしめ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るホースの断面図である。
【図2】第2実施例に係るホースの要部の断面図であ
る。
【図3】第3実施例に係るホースの要部の断面図であ
る。
【図4】第4実施例に係るホースの断面図である。
【図5】第5実施例に係るホースの要部の断面図であ
る。
【図6】第6実施例に係るホースの要部の断面図であ
る。
【図7】図6のA−A線にそう断面図である。
【図8】従来例に係るホースに相手部材を挿入した状態
の要部の断面図である。
【符号の説明】
図中、1は外ホース部、1xはリング溝、10は第1の
蛇腹筒部、11は外端部、2は内ホース部、20は第2
の蛇腹筒部、21は内端部、21xはリング状突部、3
は筒状空気層、41は第1クランプ部材、42は第2ク
ランプ部材、5は相手部材を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入口を形成する外端部をもつゴムを基材
    とする外ホース部と、 該外ホース部の外端部よりも軸方向において内側にかつ
    該外端部と略同軸的に配置された内端部をもつ内ホース
    部と、 該外ホース部の該挿入口に挿入され外周面の先端部が該
    内端部の内周面及び該外端部の内周面にそれぞれ対面す
    る相手部材と、 該外ホース部の該外端部の外周面に配置され該内ホース
    部の該内端部に背向する第1クランプ部材と、 該外ホース部の該外端部の外周面に配置され該内端部が
    設けられていない該外端部の内周面部分に背向する第2
    クランプ部材とで構成されていることを特徴とするホー
    ス構造。
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