JPH0413486Y2 - - Google Patents

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JPH0413486Y2
JPH0413486Y2 JP1987026682U JP2668287U JPH0413486Y2 JP H0413486 Y2 JPH0413486 Y2 JP H0413486Y2 JP 1987026682 U JP1987026682 U JP 1987026682U JP 2668287 U JP2668287 U JP 2668287U JP H0413486 Y2 JPH0413486 Y2 JP H0413486Y2
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tube
resin
hard
elastic sleeve
outer periphery
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、水(液体)や空気の流体を通すた
めの管のうち、硬質管(金属や硬質樹脂材料で構
成される硬質の管はもちろん、この他に無機質材
料や木材で構成される硬質の管も含む。以下、同
じ。)と樹脂管の水密的(気密的なものも含む。
以下、同じ。)接続構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術 硬質管同士を水密的に接続するのは比較的容易
である。しかし、硬質管と、これと異質の材料、
特に、樹脂管とを水密的に接続するのは、樹脂管
の弾性が今一つ乏しいこともあつてなかなか困難
である。
自動車を例にとると、燃料タンクとフイラネツ
ク(注油口)側とは管同士を接続しなければなら
ないが、両者の間には振動が生じ、その位置も若
干変動すること等もあつて、金属管同士にするこ
とができない。このため、両方の管の間の一部を
ゴムで構成していた。ゴム管は非常に弾性に富
み、前記した振動吸収性も良い上、バンド等で締
め付ければ、金属管に対して容易に水密的接続が
できるからである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、ゴム管は軟らかくて傷に弱いのが欠点
である。したがつて、衝突等で大きな衝撃が生じ
た場合、近隣の他部材の鋭利な個所がこれに当た
ると切れてしまい、中の流体が漏れ出る。
この点、樹脂は機械的強度(硬度)も高く、あ
る程度の弾性もあるから、ゴムに代わるものとし
て適するが、前記した簡単な接続構造で水密的に
なるほどの弾性はなく、この点が課題となつてい
た。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そこで、この考案は、硬質管と樹脂管を接続し
て解決を図るのであるが、樹脂管の材質を適当に
選定したり、両者の間に特殊な構造を有する弾性
スリーブを介在させることでこれを可能にしたの
である。
すなわち、硬質管と樹脂管の水密的接続構造に
おいて、前記硬質管の外周に間隔をあけて二つの
突条を膨出させるとともに、この硬質管の外周に
前記突条の間に内外周に膨出するシール突条を形
成した弾性スリーブを嵌合し、更に、この弾性ス
リーブの外周に前記シール突条を挟む両側に位置
決め突条を外周に膨出させた好弾性質の樹脂管を
嵌合し、前記シール突条が位置する前記樹脂管の
外周を締付けバンドで締め付けて固定したことを
特徴とする硬質管と樹脂管の水密的接続構造を提
供するのである。
(ホ) 作用 これにより、硬質管と樹脂管は抜け易い単なる
直接的な相互嵌挿で接続されるのではなく、間に
弾性スリーブを介して嵌挿されるのであるから、
たとえ、樹脂管の外側から締め付けバンドで締め
付けるものであつても、弾性スリーブが弾性変形
して強固に固定されるのである。そして、このと
き、樹脂管は好弾性質のもので構成されるから、
締め付けバンドで締め付けたときに一様な縮径変
化を来し、好水密性を発揮するのである。さら
に、弾性スリーブには適宜なシール突条も施され
ており、締め付けバンドはこの位置の外側を締め
付けるのであるから、それが適正に機能し、より
強力な水密性が確保される。その他、硬質管と弾
性スリーブ間に適宜な抜け止め構造を施しておけ
ば、少々の負荷がかかつても両者の接続は安泰で
あるし、また、樹脂管の外周に締め付けバンドの
適宜な位置ずれ防止構造を施しておけば、締め付
けバンドは正規の位置で作用することになる。
(ヘ) 実施例 以下、この考案の実施例を自動車の燃料タンク
に適用した場合を図面を参照して説明するが、第
1図はこの考案に係る接続構造の一部断面側面
図、第2図は締め付け後の要部の拡大断面図、第
3図は弾性スリーブの一部断面拡大側面図であ
る。
自動車の燃料タンクの場合、タンク1側から硬
質管2が突出させてあるから、この硬質管2に対
して他端をフイネラツク側に連結した樹脂管3
(可撓性を確保するために途中にベローズ部3a
が設けてある)の一端を接続するのである。
このための接続構造であるが、まず、硬質管2
に対して弾性スリーブ4を介在させて樹脂管3が
外嵌できる構造にしておき、次いで、樹脂管3の
外周から締め付けバンド5を用いて締め付ける。
こうすることで、剛体である硬質管2の外周の弾
性スリーブ4は大きく弾性変形し、また、樹脂管
3も、好弾性質が発揮できるような材質のものを
適当に選定することで(ナイロン11や12のよ
うなナイロン系のものが該当例の一つである)、
ある程度、しかも、一様に弾性変形して締め付け
固定されるのである。そして、このとき、弾性ス
リーブ4の適所に、一部が内外周に膨出するシー
ル突条6を設けておき、このシール突条6が位置
する外側を締め付けバンド5で締め付けるように
すれば、締め付け時、このシール突条6が圧潰さ
れてより強固な水密性を確保する。ところで、こ
のとき、締め付けバンド5の位置がずれないよう
に、樹脂管3の外周に適宜な位置ずれを防止構造
7を設けておくのが好ましい。なお、この位置ず
れ防止構造7の具体例として、樹脂管3の外周の
正規位置に二つの位置決め突条7a,7bを形成
するものが考えられる。さらに、硬質管2と弾性
スリーブ4との間にも適当な突条8a,8bや溝
9等からなる抜け止め構造10を付しておけば、
両者の抜けが極力防止になつて好ましい。この
他、弾性スリーブ4の一方端(樹脂管3の端が位
置する方)にリング状溝4bを設け、この溝4b
内に樹脂管3の端部を挿入して係止するようにし
ておけば、両者の抜け外れも防止できる。なお、
以上の例は自動車の燃料タンクにおけるホースの
接続構造についてであるが、この他にラジエータ
ーホースやエアーホース等は言うに及ばず、広く
自動車以外の流体流通用の管の水密的接続構造に
も適用できるのはもちろんのことである。
(ト) 考案の効果 以上、この考案は前記したものであるから、す
なわち、硬質管2と樹脂管3の水密または気密的
接続構造において、前記硬質管2の外周に、内外
周に一部膨出するシール突条6を有する弾性スリ
ーブ4と好弾性質の前記樹脂管3を順次嵌挿する
とともに、前記シール突条6が位置する前記樹脂
管3の外周を締め付けバンド5で締め付けて固定
するようにしたものであるから、従来、なかなか
困難であつた硬質管2と樹脂管3の水密的な接続
が可能になつたのである。
そして、この場合、硬質管2、弾性スリーブ4
および樹脂管3の相互嵌挿構造でこと足りるか
ら、コスト安く製作でき、接続操作も簡単で済む
のである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案を自動車の燃料タンクに適用し
た場合であつて、第1図はこの考案に係る接続構
造の一部断面側面図、第2図は締め付け後の要部
の拡大断面図、第3図は弾性スリーブの一部断面
拡大側面図である。 符号、2……硬質管、3……樹脂管、4……弾
性スリーブ、5……締め付けバンド、6……シー
ル突条、7……位置ずれ防止構造、10……抜け
止め構造。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質管2と樹脂管3の水密的接続構造におい
    て、前記硬質管2の外周に間隔をあけて二つの突
    条8a,8bを膨出させるとともに、この硬質管
    2の外周に前記突条8a,8bの間に内外周に膨
    出するシール突条6を形成した弾性スリーブ4を
    嵌合し、更に、この弾性スリーブ4の外周に前記
    シール突条6を挟む両側に位置決め突条7a,7
    bを外周に膨出させた好弾性質の樹脂管3を嵌合
    し、前記シール突条6が位置する前記樹脂管3の
    外周を締付けバンド5で締め付けて固定したこと
    を特徴とする硬質管と樹脂管の水密的接続構造。
JP1987026682U 1987-02-24 1987-02-24 Expired JPH0413486Y2 (ja)

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JPS63175384U JPS63175384U (ja) 1988-11-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619901Y2 (ja) * 1989-02-28 1994-05-25 株式会社土屋製作所 管の継手構造
DE4239909C1 (de) * 1992-11-27 1994-05-05 Rasmussen Gmbh Rohrartiger Stutzen
ATE425405T1 (de) * 2005-07-22 2009-03-15 Dayco Fluid Technologies Spa Klemmverbindungsschlauch für fluidzufuhrkreis in einem kraftfahrzeug

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JPS55154883U (ja) * 1979-04-23 1980-11-07
JPS59122489U (ja) * 1983-02-07 1984-08-17 トヨタ自動車株式会社 自動車用エンジンのエアクリ−ナホ−ス

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