JP3167634B2 - 分岐サドル継手 - Google Patents

分岐サドル継手

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JP3167634B2 JP34434396A JP34434396A JP3167634B2 JP 3167634 B2 JP3167634 B2 JP 3167634B2 JP 34434396 A JP34434396 A JP 34434396A JP 34434396 A JP34434396 A JP 34434396A JP 3167634 B2 JP3167634 B2 JP 3167634B2
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branch pipe
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洋史 西堀
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Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本管から枝管を取
り出すときに使用する分岐サドル継手に関し、詳しくは
本管に対する枝管の接続角度を適宜調整して接続操作が
簡単かつ確実に行なえると共に、応力集中を緩和して継
手部の破損や管内流体が漏洩することのない分岐サドル
継手に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設した本管から枝管を取り出す
場合、図3に断面図で示したような分岐サドル継手が使
用されている。この従来の分岐サドル継手は、サドル部
11aと分岐部12aとが塩化ビニル樹脂等で一体成形
された構成からなっており、接続の際には本管P1 の外
壁面にサドル部11aを押し付けて接着接合すると共
に、分岐部12aに挿入した枝管P2 の端部をゴムリン
グ13aを介して水密的に接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来継手は接着剤を用いてサドル部11aと本管P1 の外
壁面とを接合するため、接着剤が硬化するまでに長時間
を要し、また配管施工後に曲げモーメントやスラスト荷
重が枝管P2 に作用して分岐部12aに応力が集中した
とき、分岐部12aが破損し易いということがあった。
そこで、サドル部11aと分岐部12aとをゴム等の弾
性部材で形成した分岐サドル継手も提案されている。
【0004】ところが、全体をゴム等の弾性部材で形成
した継手は腰が弱いため、土圧や輪荷重が作用したとき
接続部が位置ずれして通水不良となったり、管内流体が
漏洩する危険があった。このため、特開平7ー1742
84号には、弾性部材で形成したサドル部や分岐部に剛
性を有する芯材を埋設したものが提案されているが、こ
の継手の場合には弾性部材の内部に芯材を埋設するため
金型や製造工程が複雑となり、その分だけ高価とならざ
るを得ないという欠点があった。
【0005】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、本管に対する枝管の接続角度を適宜調整して接続操
作が簡単かつ確実に行なえると共に、応力集中を緩和し
て継手部の破損や管内流体が漏洩することがなく、構造
が簡単にして安価に提供できる分岐サドル継手を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、本管から枝管
を取り出すときに使用する分岐サドル継手であって、本
管の外壁面に当接するサドル部と枝管の端部が挿入され
る分岐部とがゴム等の弾性部材で形成された継手本体
と、前記分岐部の奥部の内側に固着された剛性を有する
継手部材とからなり、前記分岐部の先端部の内周面には
枝管の端部外周面と密接するリップ状の突起が複数条設
けられると共に、その外周にバンド等の締付具が巻き締
めされ、また前記継手部材には枝管の端部が遊嵌される
受口とその奥側にストッパー段部が形成されていること
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す分
岐サドル継手の縦断面図、図2は分岐サドル継手の部分
切断側面図であって、図中の符号1はゴム等の弾性部材
で形成された継手本体、2は塩化ビニル樹脂等の剛性を
有する部材で形成された継手部材、P1は本管、P2 は
枝管である。
【0008】継手本体1は本管P1 の外壁面に当接する
サドル部11と、枝管P2 の端部が挿入される分岐部1
2とで構成されている。前記分岐部12の先端部122
の内周面には枝管P2 の端部外周面と密接するリップ状
の突起120が複数条設けられており、その外周にバン
ド等の締付具3bが巻回されている。
【0009】また、前記分岐部12の奥部121の内側
には、剛性を有する継手部材2が固着されている。継手
部材2の外周面には複数条の凹凸が設けられており、そ
れぞれの凹凸に分岐部12の奥部121の内周面が密着
嵌合すると共に、奥部121の外周にバンド等の締付具
3aが巻き締めされて水密的に接続している。
【0010】前記継手部材2には枝管P2 の外径よりも
若干大きい内径を有する受口21が形成されており、該
受口21に挿入する枝管P2 の接続角度を適宜調整でき
るようになっている。受口21の奥側にはストッパー段
部22が形成されており、該ストッパー段部22で受口
21に挿入した枝管P2 の落ち込みが防止されるように
なっている。また、ストッパー段部22から延出して突
起23が設けられている。突起23は継手本体1のサド
ル部11の裏面より突出して設けられており、該突起2
3が位置決めとなって本管P1 に設けた接続孔Hに挿入
されるようになっている。
【0011】一方、サドル部11の上面は、鉄板、塩化
ビニル樹脂板等を湾曲成形したカバー体4で覆われ、該
カバー体4に巻回したバンド5を締め付けることによっ
てサドル部11が本管P1 の外壁面に固定されるように
なっている。
【0012】本発明の分岐サドル継手は前述した構成か
らなるものであって、この継手を用いて本管P1 から枝
管P2 を取り出すとき、まず本管P1 の管壁に接続孔H
を設ける。そこで、本管P1 の外壁面にサドル部11を
あてがい、接続孔Hに突起23を挿入して位置決めして
から、サドル部11の上面を覆うカバー体4にバンド5
を巻回して締め付ける。すると、サドル部11の裏面が
本管P1 の外壁面に圧接して水密的に接続される。この
とき、本管P1 の外壁面とサドル部11の裏面との間に
ブチルゴム等のシール剤を介在させておけば、より確実
にシールされて当該接続部から管内流体が漏洩する危険
性はない。
【0013】この様にして、本管P1 に継手を接続して
から分岐部12に枝管P2 の端部を挿入し、枝管P2 の
先端が受口21のストッパー段部22に当接するまで押
し込む。そして、分岐部12の先端部122の外周に巻
回されたバンド等の締付具3bを締め付けて固定する。
この接続操作の際に、分岐部12がゴム等の弾性部材で
形成されているため、枝管P2 の接続角度を適宜調整し
つつ簡単かつ確実に接続することができる。
【0014】最後に、本管P1 と共に枝管P2 の埋め戻
しを行って施工作業が終了するが、継手本体がゴム等の
弾性部材で形成されているため、配管施工後に曲げモー
メントやスラスト荷重が枝管P2 に作用しても継手部が
破損することもない。また、分岐部12が剛性を有する
継手部材2で補強されているため、土圧や輪荷重が作用
しても接続部が位置ずれして通水不良となったり、管内
流体が漏洩することもない。
【0015】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は継手本体を
ゴム等の弾性部材で形成し、分岐部の奥部の内側に剛性
を有する継手部材を固着した簡単な構成からなるので、
安価に提供することができる。また、本発明の分岐サド
ル継手を用いると、本管に対する枝管の接続角度を適宜
調整して接続操作が簡単かつ確実に行なえると共に、弾
性部材からなる継手本体が応力集中を緩和するので、継
手部が破損することがない。更には、分岐部が剛性を有
する継手部材で補強されているため、土圧や輪荷重が作
用しても接続部が位置ずれして通水不良となったり、管
内流体が漏洩することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す分岐サドル継手
の縦断面図である。
【図2】図2は分岐サドル継手の部分切断側面図であ
る。
【図3】図3は従来継手を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 11 サドル部 12 分岐部 2 継手部材 3a,3b バンド等の締付具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本管(P1 )から枝管(P2 )を取り出
    すときに使用する分岐サドル継手であって、本管(P1
    )の外壁面に当接するサドル部(11)と枝管(P2
    )の端部が挿入される分岐部(12)とがゴム等の弾
    性部材で形成された継手本体(1)と、前記分岐部(1
    2)の奥部(121)の内側に固着された剛性を有する
    継手部材(2)とからなり、前記分岐部(12)の先端
    部(122)の内周面には枝管(P2 )の端部外周面と
    密接するリップ状の突起(120)が複数条設けられる
    と共に、その外周にバンド等の締付具(3b)が巻き締
    めされ、また前記継手部材(2)には枝管(P2 )の端
    部が遊嵌される受口(21)とその奥側にストッパー段
    部(22)が形成されていることを特徴とする分岐サド
    ル継手。
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