JP4035847B2 - 管路の接続構造 - Google Patents
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Description
本発明は、水道供給管路やプラント配管等の種々の管路における接続構造に関するものである。
管路として給水管を例にとると、その管接続手段として種々の構造が知られているが、最も多用されているのがメカニカル継手と称される構造で、一方の管の端部にフランジ部を備えた受け口を形成し、接続管にゴム輪(ゴムシール)を装着して受け口に差し込み、円盤状の押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とを緊締ボルトナットで連結するものである(特許文献1)。
また受け口の内方を拡張してシール部材を覆うような形状に形成し、押し輪に前記シール部材を押圧する突出部を設けてなるメカニカル継手も知られている(特許文献2)。
前記した特許文献1に開示されているメカニカル継手は、押し輪が円盤状で形成されている簡単な形状であるため、製造コストが低いという利点がある。然し受け口のフランジ部と押し輪との間に間隙が存在し、当該間隙によってゴム輪(シール部材)の外周部分が露出することになり、土中配管においては、当該間隙から地下水が浸入しゴム輪の劣化が進むし、また地上配管においても露出するゴム輪は劣化が進むと共に、当該間隙にゴミ等が詰まってしまう。
他方シール部材を被覆する形状のメカニカル継手においては、シール部材が被覆された状態となるために、前記の問題は生じないが、シール部材を当該被覆形状に対応した断面形状のゴムシールや、円形断面のゴム製Oリングと前記Oリングと組み合わせて被覆形状に対応させる別のシール部材などを必要とし、且つ押し輪自体の形状も複雑になり製造コストの面で課題がある。
またゴム輪の隠蔽の有無に関り無く、押し輪とフランジ部の連結固定に際して、緊締ボルト及びナットを使用しているが、前記の両部間には前記したとおり間隙が生じている。このため、各緊締ボルトナットの締め付け力にアンバランスが生じやすく、また締め付け過ぎの問題もある。
そこで本発明は、円盤状の押し輪を採用したメカニカル継手構造において、シール部材の隠蔽を実現すると共に、均等な締め付けを実現する新規な管路接続構造を提案したものである。
本発明に係る管路の接続構造は、一方の管端部にフランジ部を備えた受け口を形成し、接続管に所定の断面形状のゴム輪を装着して受け口に差し込み、押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とを連結して密封性を確保する管路の接続構造において、円盤状の押し輪におけるフランジ部との対向面を、外周側の縁取り面部を除き浅い凹部に形成し、フランジ部と押し輪との連結固定において、前記縁取り面部をフランジ部に密着させてなることを特徴とするものである。
而して押し輪とゴム輪を接続管に装着し、接続管の先端部分を受け口に差し込み、押し輪とフランジ部とを挟圧連結すると、従前と同様の管路接続部分の密封性が確保されると共に、押し輪の縁取り面部と前記縁取り面部と対面するフランジ部が密着するまでボルトナット等の緊締を実施することになるので、締め付けが均等になり、且つ締め付け過ぎの状態が生じない。同時にゴム輪を露出させないようにしている。
本発明は上記構成を採用した管路接続構造で、最も単純なシール部材である非特殊形状断面のゴム輪と、円盤状の押し輪の組み合わせを採用することで、コストアップすることなく、ゴム輪の隠蔽を実現すると共に、ゴム輪の締め付けバランスを均等にし、且つ締め付け過ぎが生じないので、ゴム輪の劣化原因を減少させ、管路接続の確実性並びに耐久性を向上させたものである。
次に本発明の実施形態について説明する。実施形態の管路構成は、径大の受け口1に接続すべき管(接続管)2の先端を差し入れるもので、接続部分は、基本的には従前のメカニカル継ぎ手を採用したものと同一で、受け口1の端部に適宜なフランジ部3を設け、接続管2に外装するゴム輪(パッキン)4と、押し輪5と、シール体(密封体)6と、緊締用ボルト7及びナット8とで構成される。
フランジ部3には、外周方に均等の間隔でボルト孔31を穿設しておくと共に、内周縁にゴム輪の外周面の一部が埋没する凹部32を形成してなる。またゴム輪4は、円形断面、楕円断面や矩形断面の単純断面形状の一般的なOリングである。
押し輪5は、中心に接続管2が挿通される透孔51を備えたリング状の円板形状で、前記フランジ部3と対応する大きさとし、且つボルト孔31と対応するボルト孔52を設けてなる。更にフランジ部3との対向面を、外周側の縁取り面部53を除き浅い凹部54に形成したものである。
シール体6は、所謂パッキンであって前記縁取り面部53と対応する形状で、シール体6を予め縁取り面部53に貼着しておく。
而して管路の接続は、押し輪5とゴム輪4を接続管2の管端から差し入れ装着した後、受け口1に接続管2を差し込み、ゴム輪4を凹部32に合致させ、フランジ部3に押し輪5を対面させ、ボルト孔31,52にボルト7を挿通し、ナット8を螺合して緊締する。
前記の緊締によって押し輪5の凹部54面とフランジ部の凹部32とでゴム輪4を挟圧して、管路接続部分の密封性が確保され、管路の接続がなされるもので、特に前記緊締が、シール体6を挟んでフランジ部3と、押し輪5の縁取り面部53とが密着するまでなされるので、緊締箇所全部において均等の挟圧がなされることになる。
勿論ゴム輪4の断面形状並びに凹部32及び凹部54の深さは、管路密閉が確実に実現するように、予め定めているものである。
前記の管路接続と同時に前記のシール体6を介在させたフランジ部3と、押し輪5の縁取り面部53とが密着することによってゴム輪4が隠蔽されることになり、ゴム輪4の耐久性が向上することになる。
尚前記シール体6に代えて、縁取り面部53にコーキング材(密閉材)を塗布しても良い。
1 受け口
2 接続管
3 フランジ部
31 ボルト孔
32 凹部
4 ゴム輪
5 押し輪
51 透孔
52 ボルト孔
53 縁取り面部
54 凹部
6 シール体(密封体)
7 緊締用ボルト
8 ナット
2 接続管
3 フランジ部
31 ボルト孔
32 凹部
4 ゴム輪
5 押し輪
51 透孔
52 ボルト孔
53 縁取り面部
54 凹部
6 シール体(密封体)
7 緊締用ボルト
8 ナット
Claims (2)
- 一方の管端部にフランジ部を備えた受け口を形成し、接続管に所定の断面形状のゴム輪を装着して受け口に差し込み、押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とを連結して密封性を確保する管路の接続構造において、円盤状の押し輪におけるフランジ部との対向面を、外周側の縁取り面部を除き浅い凹部に形成し、フランジ部と押し輪との連結固定において、前記縁取り面部をフランジ部に密着させてなることを特徴とする管路の接続構造。
- 縁取り面部の表面に密封材を設け、管路接続時に当該密封材をフランジ部と縁取り面部との間に介在させてなる請求項1記載の管路の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004327159A JP4035847B2 (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 管路の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004327159A JP4035847B2 (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 管路の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006138363A JP2006138363A (ja) | 2006-06-01 |
JP4035847B2 true JP4035847B2 (ja) | 2008-01-23 |
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ID=36619319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004327159A Expired - Fee Related JP4035847B2 (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 管路の接続構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4035847B2 (ja) |
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2004
- 2004-11-11 JP JP2004327159A patent/JP4035847B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2006138363A (ja) | 2006-06-01 |
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