JP2544270Y2 - インレットパイプと燃料タンクの接続構造 - Google Patents

インレットパイプと燃料タンクの接続構造

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JP2544270Y2
JP2544270Y2 JP1991068244U JP6824491U JP2544270Y2 JP 2544270 Y2 JP2544270 Y2 JP 2544270Y2 JP 1991068244 U JP1991068244 U JP 1991068244U JP 6824491 U JP6824491 U JP 6824491U JP 2544270 Y2 JP2544270 Y2 JP 2544270Y2
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pipe
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和康 杉浦
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堀江金属工業株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はインレットパイプと燃料
タンクの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインレットパイプと燃料タンクの
接続構造として、実開昭61−179123号公報、実
開昭63−171221号公報及び実開昭64−307
27号公報に開示されたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記実開昭61−17
9123号公報に開示された車両用ガソリンタンク装置
は、燃料タンクに通じるフューエルタンク側パイプと車
体に設けられた燃料注入口に通じるフューエルインレッ
ト側パイプが、アウタホースとインナホースとからなる
連結ホースにより液密に接続され、インナホースは、伸
縮自在でかつ可撓性を有する蛇腹状のアウタホースと、
その連結ホースの一端側における蛇腹部で係止されるよ
うにして組み付けられている。そして、アウタホース
が、その両端部でフューエルインレット側パイプおよび
フューエルタンク側パイプに嵌合止着され、インナホー
ス側の他端側は、フューエルタンク側パイプあるいはフ
ューエルインレット側パイプの開口縁に臨むように設け
られている。
【0004】しかしながら、アウタホースとインナホー
スとを液密に接続するには、アウタホースの中間に蛇腹
部が形成されているため、アウタホースにインナホース
を挿入して、手探りで該インナホースの一端側に形成さ
れた蛇腹状突起20をアウタホースの蛇腹の一つに嵌合
させる必要があり、作業性が良くないという問題点があ
る。また、蛇腹状の突起の内側に形成される円環状の溝
にスナップリングを介装して、アウタホースとインナホ
ースとを一体的に組み付ける作業も手探りで行わなけれ
ばならず容易ではないという問題点がある。
【0005】また、上記実開昭63−171221号公
報及び実開昭64−30727号公報に開示された樹脂
製フィラーチューブと燃料タンクの接続構造は、一個の
金属製パイプを樹脂製フィラーチューブと樹脂製の燃料
タンクのチューブの管端部に 圧入して接続するようにし
たものである。しかしながら、金属パイプが圧入される
樹脂製フィラーチューブ及び燃料タンクのチューブの管
端部内周は、切削により寸法仕上げする必要があり作業
工数が多くなるとともに、圧入作業も容易ではないとい
う問題点がある。
【0006】本考案は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、接続作業が容易であるイン
レットパイプと燃料タンクの接続構造を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載された本考案のインレットパイプと燃料
タンクの接続構造は、金属製のインレットパイプの管端
部又は燃料タンクの金属製の給油パイプの管端部に、蛇
腹管部を有する樹脂製パイプを接続するとともに、外周
に嵌めたバンドを締め付けて固定するようにしたインレ
ットパイプと燃料タンクの接続構造において、前記イン
レットパイプの管端部又は前記給油パイプの管端部に形
成した嵌着管部に楔形に突出する環状係止部を形成し、
該環状係止部の管端部側の斜面に密着する皿バネ形状の
ガスケットを嵌め、前記嵌着管部に外嵌する前記樹脂製
パイプの管端部に、管端に向かって拡径する拡径部を形
成して前記ガスケットに当接させるとともに、前記環状
係止部の前記管端部側とは逆側の斜面と、前記拡径部の
外周の斜面とに当接する斜面を連成したバンドを外嵌め
して締付け固定したことを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するため請求項2に
記載された本考案のインレットパイプと燃料タンクの接
続構造は、金属製のインレットパイプの管端部又は燃料
タンクの金属製の給油パイプの管端部に、蛇腹管部を有
する樹脂製パイプを接続して外周に嵌めたバンドを締め
付けて固定するようにしたインレットパイプと燃料タン
クの接続構造において、前記インレットパイプの管端部
又は前記給油パイプの管端部に形成した嵌着管部に楔形
に突出する環状係止部を形成し、該環状係止部の管端部
側の斜面に前記嵌着管部に外嵌する前記樹脂製パイプの
管端部に形成さ れた管端に向かって拡径する拡径部を当
接させるとともに、前記樹脂製パイプの前記管端部内周
に嵌着したシールリングを前記嵌着管部に圧接させ、前
記環状係止部の前記管端部側とは逆側の斜面と、前記拡
径部の外周の斜面とに当接する斜面を連成したバンドを
外嵌めして締付け固定したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】(第1実施例) 本考案のインレットパイプと燃料タンクの接続構造の第
1実施例を添付図面を参照して説明する。図1は第1実
施例の側面図、図2は要部の分離側断面図、図3は要部
の接続状態を示した側断面図である。図1において1は
金属製の インレットパイプ、2は燃料タンク、3は燃料
タンク2の金属製の給油パイプ、5はインレットパイプ
1と給油パイプ3とを接続するポリエチレン樹脂製の接
続パイプである。接続パイプ5は蛇腹管部5aの両側の
管端部5bに、管端に向かって拡径する拡径部6が形成
される。該拡径部6は内周に斜面6a、外周に斜面6b
を有する。インレットパイプ1及び給油パイプ3の管端
部には、それぞれ嵌着管部1a,3aが形成され、該嵌
着管部1a,3aに続けて楔形に突出し、管端部側に斜
面7aと該斜面7aの逆側に斜面7bとが連成された環
状係止部7が形成されている(図2)。
【0010】上記したインレットパイプ1及び給油パイ
プ3と接続パイプ5との接続は、先ず嵌着管部1a,3
aに皿バネ形状のガスケット8を嵌め、上記環状係止部
7の斜面7aに密着させる。続いて、接続パイプ5の管
端部5bを嵌着管部1a,3aに外嵌めして、拡径部6
の内周の斜面6aをガスケット8に当接させる。そし
て、環状係止部7の斜面7bと拡径部6の外周の斜面6
bとに当接する斜面9a,9bを両側に連成した環状の
バンド9を嵌めて締付け固定する。バンド9の締付け固
定により、環状係止部7の斜面7aにガスケット8を介
して接続パイプ5の拡径部6が圧接され、インレットパ
イプ1及び給油パイプ3と接続パイプ5とが液密に接続
される。上記拡径部6の斜面6a,6b、環状係止部7
の斜面7a,7b及びバンド9の斜面9a,9bは、略
同一の勾配を有する。(図2、図3は燃料タンク2の
パイプ3のみを示したものであるが、インレットパイ
プ1と接続パイプ5との接続も構造的には同一であ
る。)
【0011】(第2実施例) 図4、図5は本考案の第2実施例を示したもので、図4
は要部の分離側断面図、図5は要部の接続状態を示した
側断面図である。第2実施例の構成は、上記第1実施例
と同一の構成部分を有する。このため、同一構成部分に
は第1実施例と同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。接続パイプ5の管端部5bには、該接続パイプ5よ
りも硬いポリエチレン樹脂製の接続管15を溶着する。
接続管15は、インレットパイプ1及び給油パイプ3の
嵌着管部1a,3aに外嵌めするもので、内周に2個の
Oリング11が嵌着され、管端部15bに管端に向かっ
て拡径する拡径部16が形成される。該拡径部16は内
周に斜面16a、外周に斜面16bを有する。
【0012】上記したインレットパイプ1及び給油パイ
プ3と接続パイプ5との接続は、先ず嵌着管部1a,3
aに、接続管15を外嵌めして上記環状係止部7の斜面
7aに拡径部16の内周の斜面16aを当接させる。こ
のとき、2個のOリング11は前記嵌着管部1a,3a
の外周に圧接されている。続いて、環状係止部7の斜面
7bと拡径部16の外周の斜面16bとに当接する斜面
9a,9bを両側に連成した環状のバンド9を嵌めて締
付け固定する。バンド9の締付け固定により、環状係止
部7の斜面7aに接続管15の拡径部16が圧接され、
さらにOリング11が嵌着管部1a,3aに圧接される
から、インレットパイプ1及び給油パイプ3と接続パイ
プ5とが液密に接続される。(図4、図5は燃料タンク
2の給油パイプ3のみを示したものであるが、インレッ
トパイプ1と接続パイプ5との接続も構造的には同一で
ある。)尚、接続パイプ5と接続管15とを一体的に成
形してもよい。
【0013】上記各実施例において、接続パイプ5をポ
リエチレン樹脂製とすることにより、NBRゴムホース
に比して燃料透過量を3分の1から5分の1程度に低減
する ことができる。また、金属製のインレットパイプ1
及び給油パイプ3の嵌着管部1a,3aに接続パイプ5
を外嵌めして、バンド9を締付け固定するようにしたか
ら、接続部が締付け力によって変形することもない。
【0014】
【考案の効果】請求項1に記載された本考案の燃料タン
クとインレットパイプの接続構造は上記した構成を有
し、嵌着管部に皿バネ形状のガスケットを嵌めて環状係
止部の管端部側の斜面に密着させ、続いて樹脂製パイプ
の管端部を前記嵌着管部に外嵌めして、拡径部の内周の
斜面をガスケットに当接させた後、環状係止部の前記管
端部側の斜面とは逆側の斜面と拡径部の外周の斜面とに
当接する斜面を連成したバンドを嵌めて締付け固定する
ことにより液密に接続できるもので、嵌着管部に樹脂製
パイプを外嵌めするだけで圧入する必要がないから、接
続作業を簡単且つ容易に行うことができる。
【0015】また、請求項2に記載された本考案の燃料
タンクとインレットパイプの接続構造は上記した構成を
有し、嵌着管部に樹脂製パイプを外嵌めして環状係止部
の管端部側の斜面に拡径部を当接させるとともに、シー
ルリングを前記嵌着管部外周に圧接し、続いて環状係止
部の前記管端部側の斜面とは逆側の斜面前記斜面と拡径
部の外周の斜面とに当接する斜面を連成したバンドを嵌
めて締付け固定することにより液密に接続できるもの
で、上記第1実施例と同様嵌着管部に樹脂製パイプを外
嵌めするだけで圧入する必要がないから、接続作業を簡
単且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るインレットパイプと燃料タンクの
接続構造の側面図である。
【図2】第1実施例の要部の分離側断面図である。
【図3】同、要部の接続状態を示した断面図である。
【図4】第2実施例の要部の分離側断面図である。
【図5】同、要部の接続状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 インレットパイプ、 2 燃料タンク、 3 給油
パイプ、1a,3a 嵌着管部、 5 接続パイプ、
5a 蛇腹管部5b 管端部6、16 拡径部
6a,6b、16a,16b 斜面、7 環状係止
7a、7b 斜面、 8 ガスケット、9 バン
ド、 9a,9b 斜面、 11 Oリング(シールリ
ング)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のインレットパイプの管端部又は
    燃料タンクの金属製の給油パイプの管端部に、蛇腹管部
    を有する樹脂製パイプを接続するとともに、外周に嵌め
    たバンドを締め付けて固定するようにしたインレットパ
    イプと燃料タンクの接続構造において、 前記インレットパイプの管端部又は前記給油パイプの管
    端部に形成した嵌着管部に楔形に突出する環状係止部を
    形成し、該環状係止部の管端部側の斜面に密着する皿バ
    ネ形状のガスケットを嵌め、前記嵌着管部に外嵌する前
    記樹脂製パイプの管端部に、管端に向かって拡径する拡
    径部を形成して前記ガスケットに当接させるとともに、
    前記環状係止部の前記管端部側とは逆側の斜面と、前記
    拡径部の外周の斜面とに当接する斜面を連成したバンド
    を外嵌めして締付け固定したことを特徴とするインレッ
    トパイプと燃料タンクの接続構造。
  2. 【請求項2】 金属製のインレットパイプの管端部又は
    燃料タンクの金属製の給油パイプの管端部に、蛇腹管部
    を有する樹脂製パイプを接続して外周に嵌めたバンドを
    締め付けて固定するようにしたインレットパイプと燃料
    タンクの接続構造において、 前記インレットパイプの管端部又は前記給油パイプの管
    端部に形成した嵌着管部に楔形に突出する環状係止部を
    形成し、該環状係止部の管端部側の斜面に前記嵌着管部
    に外嵌する前記樹脂製パイプの管端部に形成された管端
    に向かって拡径する拡径部を当接させるとともに、前記
    樹脂製パイプの前記管端部内周に嵌着したシールリング
    を前記嵌着管部に圧接させ、前記環状係止部の前記管端
    部側とは逆側の斜面と、前記拡径部の外周の斜面とに当
    接する斜面を連成したバンドを外嵌めして 締付け固定し
    たことを特徴とするインレットパイプと燃料タンクの接
    続構造。
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