JP2541271Y2 - 装脱自在な配管継手部の漏洩補修装置 - Google Patents

装脱自在な配管継手部の漏洩補修装置

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JP2541271Y2
JP2541271Y2 JP1988025972U JP2597288U JP2541271Y2 JP 2541271 Y2 JP2541271 Y2 JP 2541271Y2 JP 1988025972 U JP1988025972 U JP 1988025972U JP 2597288 U JP2597288 U JP 2597288U JP 2541271 Y2 JP2541271 Y2 JP 2541271Y2
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JP1988025972U
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Inventor
正之 松本
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日本ヴィクトリック 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は装脱自在な配管継手部の漏洩補修装置に係
り、配管の接続部に発生した部分的漏洩を不断水条件下
でまた変形などの生じた条件下において的確に補修せし
め、その取扱いが容易で安定した補修をなし、しかもそ
の設定状態で伸縮可撓性を確保した機構を得ようとする
ものである。
(産業上の利用分野) 配水管などの管路における接続部の腐食などによる破
損部を流体の流通条件下において補修する装脱自在な補
修機構。
(従来の技術) 配水管などの管路において、接続部でのパッキング材
の老化ないし損傷により漏洩が生じ、あるいは管体自体
の腐食などによる破損によって洩れを生じたような場合
において管路内流体の流れを停止して修理することは勿
論可能であるが給水管などにおいては連続供給されるこ
とが必要でこれを停止することにより操業ないし生活な
どに重大な支障を来すことが多い。従ってこのような場
合には上記のような漏洩部に対し不断水にて部分的な分
割型式の筒体による被包をなすことが実公昭54−8408号
公報などに示されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記したような従来のものにおいては成程一応の漏洩
防止が図られるとしても少なくとも配管継手部を被包し
て設定されるものであることからそれなりに大型なもの
となり、しかも分割された筒体間の合口部におけるシー
ル面の長さが大となることから内圧が高くなるとシール
面における部材の撓み、緊締ボルトの伸びなどにより部
分的にシール性が損われて漏洩を発生し易い。特に前記
筒体に対して溶接して取付けられたシール面部材には溶
接歪みによる影響が顕われるので更に歪みとりなどの工
程を経しめることが必要である。
又前記のような合口部シールはボルト締めで得られる
ものであるから緊締のためのボルト数が大となると共に
緊締シール操作自体が煩雑であり、特にプレート状ゴム
であるシール材を合口部に介装して緊締することにより
合口部からはみ出した部分を相当範囲に亘ってナイフな
どでカットして滑かとしなければ管体外周との間に介装
された断面クサビ形リング状シール材との間の如きにお
いて適切なシール関係が得られないなどの事情から非常
に工数の多いものとならざるを得ない。
更に上記のようにしてセットされたものは何れにして
も管体外面に対し複数の個所において緊密に締着される
こととなるから管体の可撓性は小さい。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) 配管の継手部を収容する分割型式の筒体を形成し、該
筒体における両端部に配管面に近接したシール座を対設
し、それらのシール座に断面C形のパッキングを配装す
ると共に連結手段を有する支持金具を設けて緊締シール
せしめ、前記筒体の分割面に一側に他側の密実部より幅
広として成形されたリップを対設した帯状シール材を介
装し、該シール材の密実部と前記断面C形パッキングの
一側面とを接合させた連係シール部を形成したことを特
徴とする装脱自在な配管継手部の漏洩補修装置。
(作用) 分割型式筒体の両端部に配管面に近接してシール座を
対設し、それらシール座に配装された断面C形パッキン
グを配装すると共に連結手段を有する支持金具を設けて
筒体と配管との間が緊締シールされる。
筒体の分割面に一側に他側の密実部より幅広として成
形されたリップを対設した帯状シール材を介装し、該シ
ール材の密実部と前記断面C形パッキングの一側面とを
接合させた連係シール部を形成したことにより溶接によ
る変形や流体圧の作用条件下による変形をも充分に吸収
し、またC形パッキングと帯状シール材とが有効に連係
一体化して分割された筒体間の屈曲した接合面間に安定
にセットされ、且つ適切にシールされる。
前記した断面C形パッキングおよびリップの対設され
たシール材は何れも内圧力を利用してシールするもの
で、殊更に強力な押圧緊締を必要としないからシール材
における圧縮永久歪の発生を防ぎ、長期に亘って安定し
た気密性を保持させる。しかもそれぞれの現場において
漏洩補修装置を適宜且つ容易に装脱し得る。
前記C形パッキングは取付後における配管の伸縮およ
び可撓を充分に吸収し得る。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実施態様
を添附図面に示すものについて説明すると、第1、2図
に示すように配管10の継手部20に対してこれを部分的に
収容する分割型式の筒体1、1を配装してシールする関
係自体は上記した従来からのものと同じであるが、本考
案においてはこのような筒体1、1の両端部に配管面に
近接したシール座11を形成しそれらのシール座11と配管
10との間に断面C形のパッキング3を配装し、該パッキ
ング3の背面に支持金具4を添装すると共に連結手段5
で締結する。又上記のように分割された筒体1、1の合
口部には外側に緊締座6を突設し、これらの緊締座6、
6間に第4〜6図に示すように一側に他側の密実部14よ
りも幅広とされたリップ8、8を対設し第3図に示すよ
うに合口部に即応して屈曲した帯状シール材2を介装
し、緊締子9で締着したもので、また該帯状シール材2
の密実部14と前記断面C形パッキング3の一側面31とを
接合させた連係シール部30を図3に示すように形成した
ものである。図示のものにおいては前記継手部20は受輪
21、押輪22、パッキング23および緊締枠24によって構成
されたものである。
前記シール材2はストレートに形成されたものを各屈
曲角部に相当した部分でリップ8、8部分が内側に向く
状態に接着したものを用いることができるが、又第3図
あるいは第6図に示すように型を用いた成形体として準
備し、各屈曲角部にそれなりの丸味を採って形成され、
その一側、即ち内面側に上記リップ部8、8を対設した
一体成形体でよいことは当然であり、又このものをその
ストレート部で適宜に2部体以上に成形したものを接合
して採用することができ、何れにしてもシール材2の他
側は密実な構成をなしていると共にストレートな端面を
形成して筒体合口部間に安定にセットされ、シール座11
と整合してC形パッキング3の一側面に対し適切に接合
シールするように成っている。
なお、C形パッキング3の他側面は管体10の外面に接
合シールされることは第3図の如くであるが、該パッキ
ング3のC形内腔には弾性リング材18を介装して管体10
および筒体1に対するシールの的確化を図ることができ
る。又シール材2の他側にはシール材ガイド12を設けて
所定の組付け位置に保持させるが、場合によっては第5
図に示すように接着剤13によって接着し所定位置に保持
させることができ、更に第4図のようにシール材2の中
間部側面に係合溝13を形成し、該係合溝13に係合する係
止部を緊締座6に設けるようにする。
支持金具4は鋳造体として第7〜9図に示すような構
造を採用することができ、シール座11も適宜その形態を
変更して実施することができる。即ちフック部4bを形成
してシール座11の外側に突設した係合部11aに係合し定
着するものであるが、上記した第1図のような緊締座6
に対してはこれを受入れるための切込み4cを緊締座6相
当部分に形成して的確な取合い関係を形成する。なお支
持金具4は外側角部には適宜に補強突条4dを形成してよ
いことは第9図の通りである。前記C形パッキングはそ
の両端が第8、9図において仮想線または実線に示すよ
うな状態のものがシール座11および管体10面に接するこ
とにより直角状に変形圧接されることは第1図の如くで
あって、それにより安定なシールが形成されることは明
らかである。
本考案によるものが配管の接手部に採用された状態の
1例は第1図に示す如くであるが、このようなスリーブ
方式の接手部のみならず、ソケット方式によるものやフ
ランジ方式の如き各種接手部に対し同様に採用すること
ができ、又場合によっては配管の腐食などによる漏水発
生部分に対しても殆んど同じに採用し得ることは明かで
ある。
図中15はプラグつきのエアー抜き、16は同じくプラグ
つきのドレン抜きを示すものである。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときは配管の接続部
に発生した漏洩部分を適切に補修せしめ、断面C形パッ
キングと一側にリップを対設したシール材を併用し且つ
これらを適切に連係して設定することにより構成部材の
溶接による変形や管内流体圧の変化に伴う変形などを有
効に吸収し、また殊更にシール部を強圧緊締してシール
する必要がなく、内圧を利用したシール作用を得しめる
ことからその取扱いが容易であって、夫々の現場におい
て適宜に装脱することが可能であり、しかもこのように
して設定されたものは伸縮性や可撓性が有効に得られて
無理な応力を残さないなどの効果を有しており、実用上
その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであって、第1図
は本考案によるものの1例を示した全体的な部分切欠側
面図、第2図はその端面図、第3図はその筒体分割面に
対するシール材の配設関係を示した部分的平面図、第4
図は該シール材の断面図、第5図はその設定状態を示し
た別の実施態様についての断面図、第6図は第3図にお
ける筒体分割面に用いられるシール材の別の実施態様を
示した斜面図、第7図は支持金具の別の実施態様を示し
た断面図、第8図はその使用状態の断面図、第9図は更
に別の支持金具についての実施態様の使用状態断面図で
ある。 然してこれらの図面において、1は筒体、2は分割面に
用いられるシール材、3は断面C形パッキング、4は支
持金具、5は連結手段、6は緊締座、7は密実部、8は
リップ、9は緊締子、10は配管、11はシール座、12はシ
ール材ガイド、13は係合溝、14は密実部、15はエアー抜
き、16はドレン抜き、18は弾性リング材、30は連係シー
ル部、31はパッキング3の一側面を示すものである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管の継手部を収容する分割型式の筒体を
    形成し、該筒体における両端部に配管面に近接したシー
    ル座を対設し、それらのシール座に断面C形のパッキン
    グを配装すると共に連結手段を有する支持金具を設けて
    緊締シールせしめ、前記筒体の分割面に一側に他側の密
    実部より幅広として成形されたリップを対設した帯状シ
    ール材を介装し、該シール材の密実部と前記断面C形パ
    ッキングの一側面とを接合させた連係シール部を形成し
    たことを特徴とする装脱自在な配管継手部の漏洩補修装
    置。
JP1988025972U 1988-03-01 1988-03-01 装脱自在な配管継手部の漏洩補修装置 Expired - Lifetime JP2541271Y2 (ja)

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KR100597773B1 (ko) * 1998-07-03 2006-07-10 데이진 가부시키가이샤 트리메틸렌-2,6-나프탈렌디카르복실레이트 (공)중합체의 필름, 술폰산 4 급 포스포늄염 공중합체 및 그것의 조성물

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