JP2860355B2 - ガス導管の分岐接続部におけるシール装置 - Google Patents
ガス導管の分岐接続部におけるシール装置Info
- Publication number
- JP2860355B2 JP2860355B2 JP6010451A JP1045194A JP2860355B2 JP 2860355 B2 JP2860355 B2 JP 2860355B2 JP 6010451 A JP6010451 A JP 6010451A JP 1045194 A JP1045194 A JP 1045194A JP 2860355 B2 JP2860355 B2 JP 2860355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch
- gas
- pipe
- gas conduit
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
るガス導管から需要先にガスを引き込むための枝管が分
岐されているガス導管の分岐接続部において、分岐接続
部からガスが漏出しないようにシールするガス導管の分
岐接続部におけるシール装置に関する。
ス導管から、需要先にガスを引き込むための枝管が分岐
されている。この分岐接続部は、従来、例えば、図4に
示すようにガス導管1の分岐口2において管体に錬鉄ソ
ケット3を溶接接着し、その錬鉄ソケット3に、枝管5
が接続された分岐金具4の接続口6をネジの螺合により
接続する構造としている。
にガス導管1の管体に錬鉄ソケット3を溶接接着する構
造の場合、溶接作業に熟練した技術をもつ作業員(溶接
工)を必要とするばかりでなく、次のような問題点があ
った。
の管内面に塗布されている防錆用の塗料がガス化して剥
離し、これが浮游する現象を派生するため、その浮游ミ
ストが分岐接続部より枝管5を通って需要先のガス器具
に流れて行き、ガス器具の比例制御弁やノズル等を詰ら
せて点火不良を発生する問題点が発生する。
め、上記分岐接続部に、上下に半割された割スリーブを
備え、そのスリーブ本体に、分岐金具の接続口を接続す
るソケット(差込み口)を設けてこれに分岐金具を接続
する構成の先行技術も提案されている。
ブを用いて地中に敷設した場合、地震による地盤の挙動
または重車両による輪荷重等の外部要因により、分岐接
続部に座屈変形を生じる場合があり、これに起因して分
岐口よりガスが漏出する問題点があった。
れたものであり、ガス導管が座屈変形を起しても分岐接
続部からのガスの漏出を防止し、且つ、ガス導管の分岐
接続を適切に行うことができるガス導管の分岐接続部に
おけるシール装置を提供することを目的とする。
段として、本発明は、地面に埋設されたガス導管からの
枝管分岐工法で、上下に半割された割スリーブをガス導
管に取付け、該割スリーブ分岐口に枝管分岐金具を接続
して枝管の分岐工事をするガス導管の分岐接続部におい
て、次のように構成したものである。
との間にシート状のシール部材を介して接合され、一方
のスリーブ本体には、ガス導管の分岐口に対応して分岐
金具の接続口を気密に接続する差込口部と、差込口部の
開口周辺部を取り囲むようにスリーブ本体の内周面とシ
ール部材との間に配置されるOリングとを有し、上記ス
リーブ本体の内周側に介在されるシール部材は、中間の
ゴム層の表裏に該ゴム層より軟らかい軟質のゴム層を複
合した三層構成とし、上・下割スリーブの締結状態でガ
ス導管の敷設中に、ガス導管の管体が外部要因により変
形した際にも、前記シール部材の軟質ゴム層が、スリー
ブ本体の内周面に形成したOリングの介在間隙に入り込
んで分岐口よりのガスの流出を遮断する構成としてなる
ことを特徴とするものである。
続部には溶接手段を採用しないから、溶接作業に熟練し
た溶接工を不要とし、またガス導管の管内に塗布した防
錆用塗料がガス化して浮游するミストも派生しないか
ら、浮游ミストが需要先のガス器具に流れて点火不良を
発生する問題点も発生しない。
す鋼管の場合であっても、敷設中に外部要因に起因した
座屈変形に対し、シール部材の軟質ゴム層がスリーブ本
体の内周面に形成したOリングの介在間隙に入り込むこ
とでガスのシール化が確実になりガスの漏出の問題点も
派生しない。
て説明する。なお、以下に説明する図において、図4と
共通する部分には同一符号を付すものとする。
接続部におけるシール装置の一実施例を示すものであ
る。これらの図に示すように、ガス導管1の分岐口2を
囲む位置には割スリーブ10を介して供給管5を連結す
る分岐チーズ4が取付けられている。
リーブ体17とに分割されている。スリーブ本体11に
は、分岐チーズ4の接続口6を密着保持するための保持
筒部12とガス導管1の軸方向に対して両側に水平方向
に張り出したフランジ部13とが設けられている。ま
た、分岐チーズ4の接続口6の外周面には雄ネジ部が形
成されており、さらに、スリーブ本体11の保持筒部1
2の内周面には雌ネジ部が形成されていて、該雄ネジ部
と雌ネジ部とを螺合することで分岐チーズ4はスリーブ
本体11に接続されるようになっている。割スリーブ1
0の内壁面には、ガス導管1の分岐口2の周囲を囲む大
きさの位置決め溝14が形成されている。位置決め溝1
4には、Oリング15が嵌合されている。
同方向に張り出したフランジ部16が設けられている。
スリーブ本体11とスリーブ体17とは、各フランジ部
13,16間に装着されるボルト18とナット19によ
って締結されている。
内周面との間には、三層構造からなる複合シート20が
介在されている。ガス導管1の外周面とスリーブ体17
の内周面との間には、ゴムシート25が介在されてい
る。
であり、例えば3mm厚の軟質のブチルゴム層21,2
3によって3mm厚のNBRのゴム層22が挟持された
構成とされている。なお、複合シート20には、図示し
ていないが、ガス導管1の外表面に装着された際、ガス
導管1の分岐口2を塞がないように開口が形成されてい
る。
装置の取付け方法について説明する。まず、複合シート
20をガス導管1の外表面に装着する。このとき、複合
シート20がガス導管1の分岐口2を塞がないように複
合シート20の開口をガス導管1の分岐口2に合せる。
ーブ10のスリーブ本体11をガス導管1の外表面に複
合シート20の上から装着する。このとき、スリーブ本
体11の保持筒部12とガス導管1の分岐口2との位置
を合せる。
1の下半分側にゴムシート25及びスリーブ体17を装
着する。スリーブ体17の装着を終えた後、各フランジ
部13,16間をボルト18とナット19によって締結
する。
えた後、分岐チーズ4の接続口6をスリーブ本体11の
保持筒部12にネジ部の螺合で接続する。分岐チーズ4
にあっては、予め供給管5を連結しておく。
の分岐口2との間は、Oリング15の介在によって密閉
状態とされるため、分岐口2からのガス洩れが阻止され
ることになる。また、分岐チーズ4とガス導管1との間
は、複合シート20のゴム層22及びゴムシート25に
よって電気的に絶縁されることになる。更に、ガス導管
1の分岐口2の開口縁部は強度的に若干弱い部分となる
が、地震による地盤の挙動または重車両による輪荷重等
の外部要因により、分岐口2の開口縁部に応力が加わっ
て座屈変形を生じた場合であっても、複合シート20の
軟質のブチルゴム層21が弾性変形し、Oリング15を
嵌合している位置決め溝14に入り込んで割スリーブ1
0と分岐口2との間のOリング15による気密性を保持
することになる。
分岐箇所の外表面に絶縁性及び弾性力を有した複合シー
ト20及びゴムシート25を装着し、更に分岐口2の周
囲にOリング15を装着した後、分岐箇所にて分岐チー
ズ4を割スリーブ10によって固定するようにした。
溶接手段を採用しないから、溶接作業に熟練した溶接工
を不要とし、またガス導管1の管内に塗布した防錆用塗
料がガス化して浮游するミストも派生しないから、浮游
ミストが需要先のガス器具に流れて点火不良を発生する
問題点も発生しない。
地盤の挙動または重車両による輪荷重等の外部要因によ
る曲げ荷重により派生する座屈変形に対し、複合シート
20の軟質のブチルゴム層21が弾性変形し、スリーブ
本体11の内周面に形成したOリングの介在間隙に入り
込むことでガスのシール化が確実になりガスの漏出の問
題点も派生しない。
の分岐接続部におけるシール装置によれば、ガス導管の
分岐接続部には溶接手段を採用しないから、溶接作業に
熟練した溶接工を不要とし、またガス導管の管内に塗布
した防錆用塗料がガス化して浮游するミストも派生しな
いから、浮游ミストが需要先のガス器具に流れて点火不
良を発生する問題点も発生しない。
盤の挙動または重車両による輪荷重等の外部要因による
曲げ荷重により派生する座屈変形に対し、シール部材の
軟質ゴム層がスリーブ本体の内周面に形成したOリング
の介在間隙に入り込むことでガスのシール化が確実にな
りガスの漏出の問題点も派生しない。したがって、ガス
導管が鋼管で管体が座屈変形を起しても分岐接続部から
のガスの漏出を防止する等、ガス導管の分岐接続を適切
に行うことができる。
装置の一実施例を示す断面図である。
置を示す断面図である。
岐チーズ構造を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 地面に埋設されたガス導管からの枝管分
岐工法で、上下に半割された割スリーブをガス導管に取
付け、該割スリーブ分岐口に枝管分岐金具を接続して枝
管の分岐工事をするガス導管の分岐接続部において、 上下に半割された割スリーブは、管体外周との間にシー
ト状のシール部材を介して接合され、一方のスリーブ本
体には、ガス導管の分岐口に対応して分岐金具の接続口
を気密に接続する差込口部と、差込口部の開口周辺部を
取り囲むようにスリーブ本体の内周面とシール部材との
間に配置されるOリングとを有し、 上記スリーブ本体の内周側に介在されるシール部材は、
中間のゴム層の表裏に該ゴム層より軟らかい軟質のゴム
層を複合した三層構成とし、 上・下割スリーブの締結状態でガス導管の敷設中に、ガ
ス導管の管体が外部要因により変形した際にも、前記シ
ール部材の軟質ゴム層が、スリーブ本体の内周面に形成
したOリングの介在間隙に入り込んで分岐口よりのガス
の流出を遮断する構成としてなることを特徴とするガス
導管の分岐接続部におけるシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6010451A JP2860355B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | ガス導管の分岐接続部におけるシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6010451A JP2860355B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | ガス導管の分岐接続部におけるシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217785A JPH07217785A (ja) | 1995-08-15 |
JP2860355B2 true JP2860355B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=11750514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6010451A Expired - Lifetime JP2860355B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | ガス導管の分岐接続部におけるシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860355B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29801104U1 (de) * | 1998-01-23 | 1998-05-20 | Trw Occupant Restraint Systems Gmbh, 73551 Alfdorf | Gasgenerator |
WO2024029009A1 (ja) * | 2022-08-03 | 2024-02-08 | 日本電信電話株式会社 | 配管挟持器具及び配管挟持方法 |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP6010451A patent/JP2860355B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07217785A (ja) | 1995-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0526675B1 (en) | Diameter-reducing member joint device | |
JP3162992U (ja) | 管継手のガスケット | |
CN100543349C (zh) | 复合管接头及其加工方法 | |
GB2275313A (en) | Pipe repair or jointing collar | |
JP2860355B2 (ja) | ガス導管の分岐接続部におけるシール装置 | |
JP4157198B2 (ja) | 既設管路のフランジ部接合構造 | |
GB2362446A (en) | Securing shell assemblies to pipelines | |
JP2541271Y2 (ja) | 装脱自在な配管継手部の漏洩補修装置 | |
JPH09329102A (ja) | タンクの配管接続装置 | |
JPH1073190A (ja) | 流体管の漏洩防止方法及び装置 | |
JPH10227380A (ja) | フランジ形管継手 | |
JP4152475B2 (ja) | バルブの安全装置及びその製造方法 | |
JP4149036B2 (ja) | 管体フランジ部漏洩補修機構 | |
KR100453450B1 (ko) | 배관에서 누설되는 계통수 밀봉장치 | |
JP2000179781A (ja) | 既設管の外側補修構造及び外側補修工法 | |
JPH09222174A (ja) | 溶接形ボール弁 | |
CN200993289Y (zh) | 复合管接头 | |
CN220268693U (zh) | 一种汽车用管路连接装置 | |
KR101513849B1 (ko) | 배관 연결부 밀봉 구조 | |
US20230279983A1 (en) | Repair joint device and method of assembling the same | |
KR20180000828U (ko) | 수밀 성능이 향상된 단관 플랜지붙이 관 구조 | |
CN219954499U (zh) | 一种管道防泄漏封边结构 | |
JP2011256939A (ja) | 管用分岐継手 | |
KR200346310Y1 (ko) | 핫테이핑용 배관 마감구조 | |
KR101180284B1 (ko) | 용접형 절연볼밸브 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |